伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 残り全部バケーション

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    のどかな題名からは想像しづらい、当たり屋や誘拐等を生業とする裏社会を舞台にした物語。悪党ばかりなのに会話が軽妙で、なぜか少し温かい読後感。
    散らばっていた伏線が最後に綺麗に回収される、さすが伊坂幸太郎作品だなぁと思う一冊でした。

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    2026年02月23日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    少年野球、戦隊ヒーローものにお宝という子供時代にワクワクさせてくれたあんなものやこんなものが大人の世界に再び蘇る大人の冒険譚。大人の世界のヒーローは鮮やかに敵を倒せる訳でも綺麗事ばかりって訳にもいかないけれど、主人公コンビの絆や情の厚さはやっぱりヒーローの名にふさわしいかっこよさ。さらに思わず泣きそうだったボーナストラックを読めたのも幸せ2割増だった。
    解説佐々木さんの「伊坂小説の作中人物たちは、それぞれの仕方で『正義は、たとえ勝てなかったとしても、けっして負けない』と言いたいように見える」がすごくストンとおちた。

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    2026年06月04日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    ちょっとアンタたち、お金より命の方が大事でしょ!!というまっとうなツッコミはさておき、伊坂さん安定のおもしろさ!というか、共著のはずなのに伊坂さんの作品としか思えないのだけど。もしかしたら阿部さんも伊坂さんと作風が似ているのかしら?
    川上未映子さんの旦那さん、芥川賞作家のアベちゃんという認識しかなかったので、これを機に何か読んでみようかな。

    途中で一息つけるところが、前編後編にわかれている本のいいところ。
    なんとなく仮説を立ててみたので、いろんな伏線がどうつながるのか、ワクワクしながら後編へ!

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    2026年06月13日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    シリーズ2作目。再読。タイトル通り例の4人の日常を描いた短編のつもりが結局長編に軌道修正したそうで、やはりちょっと違和感はある。あるけどやっぱり面白い

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    2026年02月18日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    相葉と井ノ原の凸凹コンビが最後の最後までずっとおもしろかったです。ボーナストラックがとてもいいので、文庫本おすすめです。

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    2026年02月17日
  • サブマリン

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    前回が単行本で今回が文庫本で再読にあたる。陣内がかっこいいことしか覚えていなかった。陣内がやっぱりかっこよかった。

    破天荒な言動でむちゃくちゃなキャラクターでありながら、まっすぐこどもたちのことを見て真剣に考えている。言動はむちゃくちゃだけど。

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    2026年02月17日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    「いや、向こうも気にしてくれた可能性はある」

    猪苗代湖を舞台に小さな物語が生まれる。伊坂ワールド全開、ナノSF。
    伊坂幸太郎のこの雰囲気大好き。ミステリ疲れを癒してくれる。
    これを毎年のリーフレットで、リアルタイムで追えた人羨ましい。

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    2026年06月19日
  • オー!ファーザー

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    かなりコメディな伊坂

    読みやすくわかりやすくライトな感じで楽しめる。
    教室と自宅の行き来をベースに事件に巻き込まれる王道的・漫画的な感じはとっつきやすく要所要所イメージがしやすいのでサッと読める。
    親っていいよなと適当に思いながら読む。

    起承転結の結にあたる部分はいまいちパッとせず、終盤も緊張感というかメリハリが少なくだらっと読んで終わった。作者の手癖??的な趣向を強く感じちゃったな。(それはそれで好きだけど……)
    続編あるなら納得できるけどそうではないのでなんか雑な終わり方にみえてしまう。
    風呂敷畳みきれてないのでもう少し補完欲しいなと思いました。

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    2026年02月12日
  • 死神の精度

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    サクッと読めるのに、いちいち少し感情が動く。
    物語に関係ないのだけれど、恋愛で死神の、「靴入れの上に乗っていた花瓶は横向きに倒れ、水がこぼれ、滴が垂れ、小さな溜まりを作っていた。外に降る雨を真似るかのような、垂れ方だ。」っていうこの2文、なぜかすごく好き。

    死神の視点で見ると、人間の世界、なんか無駄が多くて愛おしいかも。
    私の人生の下流の方も、悪くないといいな。

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    2026年02月11日
  • サブマリン

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    『加害少年たちの中身と独走家裁調査官』
    ・陣内の隠すことなく少年と接する姿勢・態度
    ・不安・孤独・疑いを持つ各人の心情

    久しぶりに伊坂幸太郎を読んでホッコリした
    そしてこの作品が続編だったとは…普通に楽しんで読めました

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    2026年02月11日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    ネタバレ

    銀行強盗なのですが、愛すべきメンバーで、実害がない分応援態勢で読んだ。ガンバレ四人組 
    伊阪さんの作品は「死神の精度」もそうだが、ピリッと気の利いた反面、とぼけたところもある面白い短編集も好きだ。
    読後の安心感と、お得感がある。
    文章(会話)もおしゃれで、ウイットもユーモアも、テンポもキレもいい。
    スピード感も緊張感もある。
    深刻な世界観を様々な形にくるんで、時々は幻想的な風景に紛らせて作り上げてくれる。
    好き度マッハな作家に入れている。


    楽しいという「面白い」もあるが、これには文章や内容、設定人物が興味深いという面白要素が多分にある。
    主人公たちは実際ならアウトロー。泥棒だから。それも銀

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    2026年02月09日
  • 死神の浮力

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    人間は必ず死ぬ
    自分も愛する人も
    怖くてしょうがないから、
    その事を考えずにその日を摘む。
    死ねないことも怖い。
    死んでも周りの世界に違いを及ぼさないけれど
    周りの人の心には残っていて生きている

    千葉のキャラがよくてコミカルな話に見えるけど、中身は結構重い話。

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    2026年02月08日
  • サブマリン

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    陣内と武藤の小君良い掛け合いや伊坂幸太郎らしい伏線回収も魅力的だが、何より少年犯罪というテーマをジャズと掛け合わせて作品に昇華したことに感激した。非行少年たちの多くは皆それぞれの境遇に「ひどいこと」があり、時としてそれは犯罪として牙を剥くこともあれば、音楽で観客を宇宙まで連れていくことにもなりうる。
    家裁調査官という仕事は常に答えのない問いと向き合っていかねばならないが、陣内ならきっとその奔放な振る舞いと先入観のなさで少年少女と真摯に向きあい、奇跡を起こしていくのだろう。

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    2026年02月08日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    最後の数ページのために読んだ甲斐があったなって思える
    人情とか、人の心ってやっぱり柔らかくてだけど気まぐれで純情だよねってことを改めて教えてくれた気がする、これまで読んできた元カノたちが結局ただの額縁だったのがとってもよかった
    繭美がこれまで黒く塗りつぶしてきた(塗りつぶさなければならなかった)経験たちが、人生という名の辞書が星野一彦と出会ったことでまっさらになるのがいい
    繭美にとって一彦は最後の光だったんだろうな

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    2026年02月07日
  • フーガはユーガ

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    ネタバレ

    全体的には重めの話題。読むなら元気のあるときに読みたい。

    どっちにも生きてて欲しかったよ( ; ; )
    すごいよ、すごいけど2人とも幸せになってほしかった…

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    2026年02月05日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    社会で働く人の理不尽さを感じつつ読みました。
    部長には腹が立ってしょうがなかった!

    度々怒る事件ではヒヤヒヤと緊張感が走り、引き込まれました。

    面白かったです!

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    2026年02月04日
  • 死神の精度

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    初めての伊坂幸太郎作品。
    変な文体の癖もなく読みやすい。
    この作品は、主人公の置かれた状況の切迫感、そして、主人公は死神である以上決して死なないという安心感の矛盾が興味深い。他の作品ではなかなか味わえないアンビバレンスがある。
    私はミステリー小説が苦手なのだが、それは読み進めるほど結末に期待を膨らませしまい、その期待を超えるオチに出会えることが少ないからである。しかし、この作品はストーリーが短いため、適度な期待とそれ相応の結末があり、自分にとって心地よい読後感となった。

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    2026年02月04日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    平凡な主人公が、首相暗殺という身に覚えのない罪を着せられ、暴力も辞さない追手から必死に逃げ続ける物語である。

    主人公には、日常的に連絡を取り合う友人や恋人がいるわけではない。それでも多くの人が彼を助ける。その姿を見て、たとえ孤独を感じる瞬間があったとしても、信頼してくれる人や手を差し伸べてくれる人はきっといるのだろうと感じ、どこか安心した。

    また、この作品に登場する人物たちは、それぞれ独特な考え方や癖を持っている。それらは決して立派なものではないが、周囲に受け入れられ、その人らしさになっている。だからこそ、自分自身も無理に完璧を目指さなくてもいいのかもしれない。意外と周りの人は、自分の癖や

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    2026年08月10日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    10年ぶりに読んだ
    印象的なシーンは変わらずで、久遠の「犬派か猫派か」の問いはやっぱりかっこいい
    響野と雪子ではなく、響野と久遠ではなく響野と成瀬が長年の付き合いなのが読んでいてよくわかる
    いつか自分が強盗に遭っても恐怖に怯えてる中、この本を思い出して一瞬だけ愉快な気持ちになれるかもしれない

    サブマリンで出てきたお店の「天々」が今回も出てきて嬉しかった

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    2026年02月04日
  • 死神の浮力

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    オーディブルで。前作を読んでから間が
    空きすぎたのも良くなかった。
    伊坂さんは、淡々とふざけている感じがしますね。
    ゴールデンスランバー、グラスホッパーやマリアビートルの方が好き。
    ドラマになればと、思ったら、前作は映画化された。

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    2026年02月03日