伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず装丁が可愛いのでそれだけで十分です!
伊坂さんの作品ではマイナーな方に分類されるかもしれませんが個人的には好きな一冊です。
タイトルも良いですよね、「残りの人生は全部バケーション」
こんなふうに思って生活していきたいですね。
読み始めは短編集かと思いっていましたが、章で分かれている物語は繋がっており、短編集・長編としても楽しめる1冊でした!
裏稼業コンビ・岡田と溝口が織り成す、ほろ苦くも笑えるストーリー。
強請りや当たり屋もお手の物な2人が、奇妙な条件で縁を結んだ離婚寸前の男と、さらに思いもよらぬ出会いを果たしていきます。
軽妙な会話、予想外の展開、そしてユーモアに溢れる筆致で描かれ -
Posted by ブクログ
確かにディストピアだった。あまりことの重大さを感じさせない登場人物達に若干の恐怖を感じつつ嫌な気持ちを引きずりながら読み進めた。
最初から最後まで飽きる事なく読めた。が、世界の仕組みがどうしても怖すぎる。このストーリーの世界の人達は今の私達とは違う価値観で生きている。似ているようで全く違う。もう別のステージになっている。実際に主人公達と同じ世界の仕組みの中で生きていかなくてはいけなくなったら…もう恐ろし過ぎる。
誰が犯人だとか、どういう手口だったのか、動機は、など全部どうでもいいと思えてしまうくらいこの世界に適当している人々に恐怖を感じた。
そんなことを言っていて、自分も同じ状況下に置かれたら -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセイと小説、対談と色々楽しめた。
最初は伊坂幸太郎を通して現代の仙台の姿を知ることが出来るのでは?と思ったけど、タクシーが多いことくらいしか分からなかった。
まあ「仙台で暮らしている“伊坂幸太郎のくらし”」だと思えばそうなるだろうけど。
少しのことでも心配性な伊坂さん。こんな人があんなに死体がゴロゴロ出てくる話を書くんだな、と思うと少し意外だった。
震災の話は読んでるこちらも辛かったけど、あんなに些細なことにでも心配せずにいられない伊坂さんが、1000年に一度の大災害なんてとうなってしまうんだ、と思ったけど、色々大変そうでも頑張って日常を過ごしている伊坂さんの姿が読めて、何か泣けて -
Posted by ブクログ
ネタバレ
◎残り全部バケーション
犯罪下請けのような仕事をする二人組(溝口・岡田)と、離婚してバラバラになる前の三人家族の話。
ハッピーエンドとはならないはずなのに少し暖かさのある終わり方が伊坂幸太郎さんっぽい。
◎タキオン作戦
昔の溝口・岡田と、父親から暴力を受けている男の子の話。
自己中な父親には他人の意見を受け入れにくいとのことだったが、こんな方法で暴力をやめさせるとは。これまた伊坂幸太郎さんらしい。
◎検問
岡田がいなくなった後の新たなペア溝口・太田と、拉致されている女性の話。
検問を見逃した警察官の意図は他の話で分かるのか…?
◎小さな兵隊
小学生の頃の岡田くんと同級生の僕と弓子先生の -
購入済み
さらっと
久々の新刊書き下ろしで楽しみにしていました
さらっとあっさり数時間で完読。
相変わらずの伏線回収で感心
あんまりエンタメ要素は少なめ
現代社会のトレンド入ってる
星少なめも納得
紙媒体の装本は評判みたいなので本屋さんに
出掛けてみます。