伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「あるキング」4
著者 伊坂幸太郎
出版 徳間書店
p9より引用
“ さて、そのような仙醍キングスであるか
ら、仙醍市に住むからといって、誰もが仙醍
キングスのファンとはならない。むしろ地元
の汚点、と憎んでいる者も少なくなかっ
た。が、それでもファンはいる。地味な昆虫
や味の薄い香辛料にも、どんなものにもファ
ンはいるものなのだ。”
目次より抜粋引用
“〇歳
三歳
十歳
十二歳
十三歳”
一人の天才の生涯を描いた、現代ファンタ
ジー長編小説。同社刊行作加筆修正文庫版。
地方の万年Bクラスプロ野球球団に、その
チームにはもったいない程の能力を持つ選手
が在籍していた。 -
Posted by ブクログ
クールでどこか奇妙な死神・千葉の物語の第二弾。
前作『死神の精度』は連作短編集という形だったが、今作はがっつりの長編。
小学生の娘・菜摘を殺された山野辺遼と美樹夫妻は、
犯人である本城への復讐心に燃えていた。
そんな二人の前に現れた謎の男・千葉。
彼は遼の死を判定するために訪れた死神だった。
行動を共にする千葉と夫婦が駆け巡る想像を絶する七日間。
設定が重い。山野辺夫婦の体験した出来事が辛すぎて
読んでいて心が抉られる。が、そこに颯爽と現れる千葉。
この存在がとても大きかった。何でかわからないがホッとできるのである。
むしろホッとできる度合いは前作よりも濃度が濃い。
だが前作のようなどこ