伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
非現実的な内容のはずなのに、現実を予感させる内容
4人の強盗は特殊能力を有しているが、その度合いが絶妙だと感じた。空を飛んだり、透明人間になったりする能力ではなく、五感を基盤とした拡張能力であるため、非現実的とは断定できない内容である。だからこそ、ワクワクする展開が続き最後まで楽しめた。
また、伊坂幸太郎の凄さを再確認させられた。伏線回収の秀逸さ、心残りを一切排除した完成度、全てにおいて素晴らしいと思った。最初の成瀬と久遠の会話がラストで回収される。綺麗な構成だと思った。
久遠のキャラクターが、物語のクッション的な役割を担っていた。人間よりも動物の命を大切にし、人間の腹黒さを嫌っている。強盗 -
Posted by ブクログ
突飛な言動ばかりだけど愛おしくなってくる陣内という人物。人間として魅力的だよなぁ。
武藤は現実的なキャラクターだから、主人公として読者と一緒に悩んだり感じたりしてストーリーが進むから読みやすい。武藤と一緒になって「陣内さん変わってるなぁ」と翻弄されながらも憎めない。
若林青年には苦しくても頑張ってほしいなと鼓舞の気持ちでいっぱいになったし、棚岡少年には若林のように立ち上がっていけるといいなと応援したい想い。小山田くんはその能力を善の方向に役立てる方法があると素敵!
この本に出会えて、極悪人の犯人ってのはそうそう存在しなくて、たまたま良くない方向につまづいてしまった人も多いのかもしれないと考える