伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • シーソーモンスター

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    冷戦時代の米ソ対立と嫁姑バトルという、大小二つの対立を同列に描いた表題作「シーソーモンスター」がとにかく面白かった。相容れないようで、実は相性が良いのでは?と思わせる嫁姑のやりとりは、伊坂作品らしいウィットに富んだ会話劇で魅了される。一方、2作目の「スピンモンスター」では、人工知能が情報操作で主人公たちを追い詰め、東京を東西に分断する壁の建設が進んでいく様子は現実とリンクしてなんだか不気味。

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    2026年06月09日
  • オー!ファーザー

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    人は自分が信じたいと思っている事を信じる。

    で、

    結局は自分が悲劇に遭わなければいいと、思っている。

    たしかにそうだよね、
    生きてるうちは必ず自分は大丈夫とか、なんで自分だけこんな目あうんだとか思う事があると思うんだよね。
    なるべく悲しい思いはしたくないんだけど、自分が幸せな時でも誰かは悲しい思いをしてるわけで。

    だけど必ず自分の親だけは知らないところで必ず守ってくれるんだよな。

    気配りとユーモアを大事に生きていこ。

    そうすれば少しでも悲しい出来事が減っていく気がする。

    それにしても毎回見事なカタルシスに繋げるなぁ。

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    2026年06月08日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    久しぶりすぎてシリーズの内容あんまり覚えてなかったけど、読み始めたら「あ〜そうそう、そうだった」すぐに物語に入り込めるのですごいと思う

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    2026年06月08日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    久々に読ませていただいた陽気なギャングシリーズ。後半のたたみかける伏線回収が気持ちいいし、前半の散りばめられた言葉に無駄がない。読み終わった後にすっきり気持ちいい読後感が味わえる。

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    2026年06月07日
  • 砂漠

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    大学生活は「人生の夏休み」と形容されるように、あまり責任を伴うこともなく、それぞれがあまり意味のないことに時間を費やし、無駄な時間を過ごしているように思える。傍から見れば、馬鹿馬鹿しいし、なぜそんなことに熱中しているのだ、と鼻で笑われるようなことをしているかもしれない。でも、意味のないことに無駄な時間を費やせるって最高じゃないか、と思う。

    本書の中では、東北の国立大学に通う苗字に方位がついている4人+1が恋愛や麻雀、ボウリング、「プレシデントマン」探し、空き巣犯探し、超能力対決などやはりあまり将来に活きるわけでもない、意味のないことに興じている様子が描かれる。でも彼らはすごく生き生きしている

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    2026年06月07日
  • 楽園の楽園

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    とても短い作品でしたが、挿絵がキレイで世界観は過去も未来も色々な時代が混ぜこぜになっていました。これから、人類はどうなっていくんだろうなと、考える先にこの楽園であれば、何かいいなと思います。

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    2026年06月07日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    死神シリーズ第2弾。死なないってのに、そういう決着の仕方か!とうなりました。これ以上言えないけど…。山野辺夫妻の哀しさは、それで報われますよね…。千葉の超能力?にも笑いました。死神は何でもありなんですね。

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    2026年06月07日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    オリオン座のうんちくから白兎事件への発展で内容を思い出しやすい作品、途中登場人物が多く頭がこんがらがるかと思いきやすんなりと理解でき終始楽しく読み進められた、オリオオリオと意味もなく呟いてみたくなる。

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    2026年06月05日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    星野一彦は五股かけてるといっても、彼女たちへの別れの行脚を一緒にたどっていると、これを五股というのかなと思えてくるから不思議だ。いいヤツだ。

    誰かとの関係の終わりにきちんと別れを告げることができて、さよならの瞬間に自分を追いかけようとしてくれる人がいるなんて、幸せ者だね。

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    2026年06月05日
  • ガソリン生活

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     どこかで何かが見ていて、知らない世界がきっとある。自動車、自転車、人間だけでなく彩りのある世界がいくつも重なって我々は生きている。

     いろいろな世界が交錯するのは面白い。例えば自販機が何か考えていたら?目撃していたら?全ての歴史は、その側面だけを見ているかもしれない。

     車に思い入れがあるならば、ついつい自宅の車にも声をかけてしまうだろう。そんな日常への気づきがある。

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    2026年06月05日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    伊坂幸太郎が作る奇跡はとてもいい。
    そんな世界もあるかもしれないと信じて生きる方が楽しそう。自分が選んだ行動がどこかで誰かを救ってたらいいな。

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    2026年06月05日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    人生の「いろいろ」の中には本当に色々あるんだろうな。
    今までも色々あったけど、ここからさらに色々あるんだろうな。

    そのいろいろも時間が進まないとわからない。
    なくしてからその存在の大切さに気づくんだよね。

    ベテルギウスもとっくに無くなってるかもしれないよ?
    でもそれが本当かどうかわかるのは数百年後かもしれないし、もしかしたら明日かもしれない。

    結局は実際に体験しないとわからないんだ、なんだか人生って面白いね。

    はい、死にました、までは自分の人生を楽しも。

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    2026年06月04日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    伊坂さんらしい作品。視点が書き手と登場人物と行き来する。ミスリードというかまんまとはめられた感w
    泥棒と詐欺師と人殺しと警察と…。後味悪いことは全くない。終わり方も伊坂さんらしい。

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    2026年06月04日
  • シーソーモンスター

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    螺旋プロジェクト。複数の作家が共通ルールをきめて年表の中で歴史を書く。
    その中の一つの作品。
    ルールの中で
    海族山族対立、共通のキャラクター、共通のシーン。
    本作は昭和後期嫁姑問題、
    近未来での事故の遺族同士の話。
    人工知能の暴走など、伊坂ワールドとテーマがいい具合に混ざってた。

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    2026年06月03日
  • 砂漠

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    「砂漠に雪を降らす」
    西嶋という個性的なキャラクターのセリフだが、たまに共感できるセリフがあったりして面白かった。
    人生って砂漠に放り出されたみたいに、何が正しいなんてわからないし、チェックポイントとか何か指標になるものなんてないから宗教とか攻略本とかに頼ったりするのかなとも思った。「でも結局どうすればいいんだろうって頭掻きむしって、悩みながら生きていくしかない」って言葉が心に残こりました。

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    2026年06月04日
  • 砂漠

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    いつまでも読んでいたいような作品。
    登場人物それぞれに個性があり、中にはぶっ飛んだような特技や特徴を持っている人物もいるものの日本のどこかでは本当にこんな人々がいそうだなと思わせてくれるような物語。

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    2026年06月03日
  • チルドレン

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    サブマリンと繋がってるって知らずに読んで、若かりし日の陣内が出てきて、勝手にテンションあがった!
    チルドレンという言葉についての解釈は、自分の大学自体を客観視されてるようで、痛々しかった、、「子供ってのは集まると違う生き物になる」
    この解釈は、今後の子育てなどにも生きそう

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    2026年06月02日
  • サブマリン

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    陣内の態度も言葉も、最後の行動も、全部が不器用で、でも意味があって本当に惹きつけられた
    少年法の曖昧さや、家庭裁判所の在り方など、社会的な意義も考えることができる小説。
    本当に面白かったし、弁護士なりたての友達に勧めた一冊!

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    2026年06月02日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった!!
    折尾が黒澤やん…!!てなる瞬間めちゃくちゃワクワクした。皆様そろそろお気付きであろう、とかいうわざとらしいナレーションも楽しくなるよね。
    黒澤が取りに行った紙ってどんなこと書いてたんやろ、お前これを取りに戻ったのか?アホなのか!?て言われよったけど、内容明かされんやったよな、気になる。
    ポップな感じで進むけどちゃんと綿子ちゃんがボコボコにされてるし、稲田がしっかり悪者なギャップも良かったな。

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    2026年06月02日
  • ジャイロスコープ

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    「浜田青年ホントスカ」と「一人では無理がある」と「彗星さんたち」がよかった。

    「彗星さんたち」の市川君の想像物語、いいなぁ。鶴田さんを想って他の登場人物たちと同じようにしんみり。
    パウエル国務長官の台詞があまりにもかっこいいので思わず検索してしまった。

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    2026年06月01日