伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    「フィッシュストーリー」と「ポテチ」は昔映画で観ていた。映画は「フィッシュストーリー」の方が好きだったけど、原作は「ポテチ」の方が心にくるものがあった。

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    2025年09月05日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    うん年ぶりに再読してみた。
    シュールなファンタジー、時の流れが違う感じ。

    名探偵はそのうち自分が原因なのではないかと悩み始めるけど、名探偵がいなくても悲劇は起こるんだ、というようなくだりが、今の自分には刺さる。

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    2025年09月04日
  • サブマリン

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    『ついてない、だとか、やってられるか、だとか言ってもな、途中でやめるわけにはいかねんだ。どう考えても高得点にはならない場合もある。だけどな、できる限り悪くないてを目指すほかないんだよ。』

    『彼のはじめの手牌は良くなかったかもしれない。ただ、その中で、できる限り最高の手を作ろうとした』

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    2025年09月04日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    クライムノベルなのに明るい。
    伏線張りまくりで、終盤次々に回収されて、
    二転三転、一気に物語が進んで爽快だった。

    読み始めから何故か、川瀬七緒さんの賞金稼ぎスリーサムのイメージがつきまとっていた。人数は違うけど男女の混成グループでわちゃわちゃしてる感じが似てると頭のどこかで感じてたかも。

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    2025年09月02日
  • オーデュボンの祈り

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    パズルのピースがなかなか見つからない、けどいつのまにかぴったり全てのピースが当てはまっていた。みたいなすごい不思議な気持ちになりました。
    とても良い作品に出会えて嬉しいです。

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    2025年09月01日
  • サブマリン

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    ネタバレ

    陣内と武藤の掛け合いが、テンポ良くてクスッとしてしまうシーンが多く好きだった。チルドレンの続編だと知らずに、先にこちらを読んでしまったが、読みやすくストーリーとしてもテンポの良さが心地よかったが、少年犯罪をきっかけに「悪」とはについて考えることもできた。
    極悪犯罪者に、目に目をで同じような制裁を与えること自体、犯罪だからダメなことではあるものの、本当に?なんでダメなの?と思ってしまう側面もあって、世の中に怖い事件が山ほどあるからこそ、ルールだから、では終わらせられないよなと思ったりした。

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    2025年09月01日
  • AX アックス

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    知人に勧められ久々に小説を手に取った。
    そして、一気に読破。面白い。

    これだけ先が気になって、朝の忙しい時間にもつい読んでしまうような本に出会ったのは久しぶり。
    この没入感こそ小説の醍醐味。

    内容も、スッキリ終わるので読み終わって心地よかった。他の殺し屋シリーズも買ったので、続けて読んでみようと思う。

    小説って、いい。

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    2025年09月01日
  • チルドレン

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    サブマリンを読むために再読。
    サブマリンに比べるとポップめで、調査官というお仕事を知るための本というよりは、陣内さんの魅力を堪能するための本という感じです笑

    伊坂幸太郎ワールドという感じですし、登場人物も魅力的なのでこの本自体も楽しくはありますが、続編「サブマリン」がオススメなので、サブマリンをより楽しむためにもチルドレン読んで欲しいです!

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    2025年09月01日
  • 終末のフール

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    死を目前とすると生について意識しはじめる。
    生について意識し始めた人たちのそれぞれの生き方が描かれていて、ところどころいいセリフがあるのが刺さる。

    特に二ノ宮くんのみんなが信じたから惑星が落ちることになったんだよって言うところ。世間のみんなが一つの事柄を信じたらそれは事実になるって、確かにそうだなと、

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    2025年09月01日
  • シーソーモンスター

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    ネタバレ

    8人の作家が同じ要素を盛り込む企画の中の一冊で、一応、発起人らしい伊坂作品。ほかの作品も読んでみたくなった。
    シーソーモンスターは、バブル時代末期であることがあまり作品には活かされてない気はするが、楽しく読めました。作者を姑が極悪人であると思い込ませながら(けど、うすうすミスリードされているんだなぁと思いながら)進行するストーリー展開は流石だし、謎解きが楽しみでもある。
    スピンモンスターは、作者が考える近未来が興味深く、充分考えられるディストピアとも思います。シーソーモンスターと通じているところも面白い。最後はバットエンド的な所はあるが作者の作品だもの、きっとこの少し後に劇的展開があるのでは?

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    2025年08月31日
  • フーガはユーガ

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    小説では初めての伊坂作品。
    残酷な描写があり、暗くて重い話で正直キツかったけど…双子の乾いた感じの語り口調が、ユーモアに溢れ少し軽減くしてくれた感はある。
    そして後半のクライマックスにかけてはハラハラドキドキが止まらず前のめりで読んでしまった。散りばめられた伏線のピースが次々とはまっていく様は圧巻!
    ただなぁ…やはり読後感は寂しさが残った…。

    この作品、きっと映像化にも向いていると思う。

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    2025年08月31日
  • 死神の精度

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    人が亡くなるのに最後には心が温かくなる不思議な作品。死に対しての捉え方がちょっと変わる。自分の死が死神によって決められていると思うと、いろんなことが仕方ないと思えるというか。
    まだ死神は来て欲しくないけれど、いつか現れるような時期がきたら、最後の章のおばあさんのように、死をそっと受け入れられるような人生を送りたい。

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    2025年08月31日
  • オーデュボンの祈り

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    ★★★★☆伊坂幸太郎のデビュー作。外界から遮断されている荻島、喋るカカシ優午、拳銃で人を殺す桜、外界と島を行き来できる轟、嘘しか言わない元画家、サイコパス城山。島に欠けているものとは。他にはない不思議な世界感に引き込まれた。

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    2025年08月30日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    良かった〜〜
    伊坂幸太郎は長編ばかり読んでいて、短編は初めて読んだけどエッセンスがギュッと詰まっていて、より印象に残った気がする。
    フィッシュストーリーは、不思議な曲が繋ぐ運命の物語。ピタゴラスイッチのような爽快感。時系列がバラバラだったが、これくらいならスッと理解もできて気持ち良い。橘さん、あのあと瀬川さんから両親の出会いと曲のこと聞けたかな?聞いてて欲しいな。
    ポテチも良かった。
    尾崎のホームランで救われたのかな?お母さんはもちろんその事実は知らないわけで…
    でもあれかも。プロ野球選手って生まれつきなるもんじゃなくて、プロ野球選手に育てる親の努力も必要だろうから、あんま深く悩むなよって言っ

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    2025年08月29日
  • オー!ファーザー

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    色濃いキャラクターがこれでもか!って出てくるのに、誰一人かすむことなく最後まで駆け抜ける作品でさすがの伊坂作品!!!

    父親が四人いるという突拍子もない設定の中、物語が日常→非日常へと展開していくのは見事!
    あとがきにもあった「伊坂第一期最後の作品」に相応しい作品だった!!

    物語の中で個性的なキャラクターたちが自在に動き回ってるような印象で、個人的には葵さんが好き!
    いつも伊坂作品は映像化したらどんな俳優さんが合うかなぁーと想像しながら読むのが好きで、今回もたっぷり妄想しながら読めました

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    2025年08月29日
  • チルドレン

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    久しぶりに読み返した。好きなシリーズ。
    日常に少しユーモアがプラスされると、なんだかすごく楽しそうに感じる。

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    2025年08月29日
  • フーガはユーガ

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    ネタバレ

    タイトルのフーガとユーガは双子で、大変な子供時代を過ごしていた。そして大きくなったふたりは道は分かれるが、ふたりで大きなことをしようとする。思ったより悲惨な内容なんだけど、結末もハッピーエンドとは言えないけど、何か落ち着いた感じで読めた。タイトルの通り、フーガはユーガだったからなのかも知れない。

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    2025年08月28日
  • マリアビートル

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    ネタバレ

    新幹線という狭く速い舞台で繰り広げられる、
    息が詰まるような疾走感のある傑作!

    登場人物に魅力、色がありすぎます。
    単に好感というだけでなく、嫌悪や苛立ちといった負の面も刺激するような人々。

    王子の狡猾さと悪運の強さには、驚きました。
    “拳銃の暴発”や“秘密の暗号”といった、伏線を全て掻い潜るとは思っていなかった、、笑

    だからこそ木村祖父母の素性が明かされ、木村教師に諭されていく終盤は少々の高揚がありました。

    結局死んだのは、、5、6人ですか。
    ほんで殺し屋オールスターみたいでしたね笑

    ちなみに解説で書いてあった「悪魔に立ち向かう勇気」とは誰のことを指しているんだろう。
    孫を守ろうと

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    2025年08月28日
  • 終末のフール

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    人々が一通りパニックになりきった後の落ち着いた時間を過ごす人達それぞれの想いと生き方、周りとの接し方。
    小惑星が降ってくるまであと3年、続く日々と小惑星へのカウントダウン、降ってこないかもしれないの期待を抱きながら生きるのはどんな気持ちか。


    自分は終末どんな感じになるだろうと想像しつつ、なんて事ない今が大事なんだなと思えた

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    2025年08月28日
  • 仙台ぐらし

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    伊坂幸太郎さんのエッセイ。
    仙台ぐらしという題名だけど、
    仙台という県を大きく取り上げるよりも
    伊坂さんの内面的な感情を少し触れることが
    できる本だとおもいました。
    そして、伊坂さんの飾らない人柄にも
    すごく魅力を感じました。

    最近エッセイを読んで感じるのは、
    そんなに面白い人に話せるような日常、
    そうそうないよ〜です。
    もっとアンテナ高く生きていたら普段の日常に
    面白いことを見つけられるのかな〜

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    2025年08月26日