【感想・ネタバレ】キャプテンサンダーボルト 下のレビュー

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Posted by ブクログ

上下巻の下巻って割と好き。「一冊の長編の後半」ではなく、「上下巻の下巻」が。上巻で登場人物の掘り下げが完了していて、尚且つ展開も盛り上げている状態で、初速の勢いがいいのが下巻。
上巻も面白かったが、下巻はそのまま疾走感を保ったまま走りきった感じでさらに良かった。
とは言え、伊坂作品の中では中の下くらいの感じ。個人的な好みとしては。★3〜4。
と思っていたけど、ラストのボーナストラックが良すぎた。最高の読後感。

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2023年05月31日

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ワクチンや生物兵器など、まさに今!な内容で楽しめた。

伊坂さんの小説は名言が散りばめられてるところが好き。主人公の2人も野球少年時代、言われてたこととか鮮明に覚えていて、それを大人になった今に落とし込んでるとこも良い。

「常識を疑え」これ大事

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2022年10月28日

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面白かった。
上巻、下巻まとめての感想になりますが、序盤の入りが話のノリが悪くてぼちぼちでしたね。後半からは一気読みでしたね。
相葉と井ノ原のキャラが掴めてからが一気になりましたね。大きなストーリーは星4つですが、最後の伏線の回収とエピローグの余韻がすごく良くて星5にしました。ボーナストラックも良かったです。

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2021年03月12日

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面白かったー!
前半の途中からラストまで、一気読み。
ハラハラドキドキに、ミステリー要素ありで面白かった!

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2019年12月01日

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都合よくいきすぎと思いつつ、爽快感がたまらない。ボーナストラックがまたよかった。伊坂幸太郎がもっと好きになりました。

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2019年01月11日

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下巻になって物語はとんでもない方向へ進む。荒唐無稽だし都合が良すぎる気もするが、読んでいて飽きさせない。最後は爽快で、良質なエンターテイメントだった。解説でも触れていたが、結局二人の作者のどちらがどこを書いているのかはわからずじまい。でもそんなことを気にさせない力業だった。最後のボーナストラックにまたほろりとさせられた。二人の作者による渾身の長編大作。相葉が主演のスピンオフ作品を読んでみたい。

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2018年12月19日

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ネタバレ

銀髪の外国人(怪人)から逃れつつ、「あるけどない」村上病の謎を追う。一応ミステリに分類したけど、なんだろう、冒険もの?エンタメ?
ラストの展開はかなり熱い!本当にそんなにうまく行くものか(いくら金庫でも空調くらいあるはず)という気がするが、まぁ面白いからよし。
ダメ押しのボーナストラックがさらによし。男の友情、というより腐れ縁?なんだかんだでお互い大切に思える関係っていいなぁと思う。地味にお互い喜んじゃってるのがまた。

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2018年08月08日

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「伊坂×阿部」
本当にどちらの良さも出ているすっきりまとまったミステリーアドベンチャー的小説。
きれいにまとまったという印象。
後味もよし。落ち着くところに落ち着いた。
映画化すればおもしろいんじゃないか、と単純に思いました。
「相葉×井ノ原」
良いコンビです。
伊坂ファンとしてはまとまりすぎてちょっと物足りないところもあったけど、これはこれでよかったかな。

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2018年05月24日

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とりあえずTEAM NACSで映画化してほしい(笑)。主役の二人が大泉さんと安田さんで、怪人がリーダーで、戸次さんがヒロインの女の子の父親で、音尾さんが最後に出てくる大富豪と映画館の息子の二役くらいで、どうでしょう?

ホントにすぐにでも映画化できそうなエンターテインメント小説で、そういう作品に対する評価は単純に面白いか面白くないかの二択でいいと思う。で、伊坂幸太郎さんと阿部和重さんのタッグなんだから面白くないわけない。

普段の作風はまったく違う(と思っています)二人が合作したらこんな風になるんだと、そういう単純な驚きもある作品でした。

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2018年05月03日

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子供の頃に野球を通して学んだことは全て役に立たというセリフが良かった。
最近のコスパやタイバを重視して、 何でも安易な成果を求める風潮より、意味も分からずに一生懸命何かに打ち込んだ時代の方が好きだな。

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2024年03月02日

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スリル感、スピード感抜群の映像的なストーリー

小学生以来の悪ガキコンビ
高校時代の過去の出来事をキッカケに、決定的に関係が疎遠になっていた
ひょんな事から再び出会った二人が、世界を巻き込むような壮大な事件に巻き込まれる

お互いに色々な事情で抱えた借金
公開中止になった特撮映画
ゴシキヌマの水を求める謎の組織と銀髪の男
村上病の謎
戦時中のB29の不可解な墜落
テロ組織


相葉時之と井ノ原悠という名前は、解説でも語られているけど、明らかにアイドルグループを意識してるよな

二人の性格も真面目と不真面目、熱血とクール、猪突猛進と冷静沈着と対象的だけど
特撮ヒーローものの「鳴神戦隊サンダーボルト」に思い入れがあるという共通点

ターミネーターの如く執拗に、そしてタフに追いかけてくる銀髪の男

謎の美女 桃沢瞳
色仕掛けを武器に男から情報を引き出しつつ、彼女も何らかの事情を抱えていそうな雰囲気

それにしても、冒頭の一文「ガイノイド脂肪に注目しろ!」のインパクトよ
この文章はどっちの思惑なんですかね?
伊坂さんっぽくはあるけど……


戦後に発生した架空の病気「村上病」の謎
新型コロナウイルスのパンデミック前にこの物語が書かれていたんだなぁ
架空の物語ではあるけど、所々に人々の反応の答え合わせがされた気がする

国が推奨するワクチン接種
それに反発する人
ワクチンのリスクとベネフィットの比較

所々の設定に物語上の都合のよいファンタジー要素があるけど、実際にバイオテロを起いたら大変な事になるというのが実感できる

ラストの展開ですけど、あそこの気密性ってどうなんですかね?
確か人が閉じ込められたときのために通気孔があるようなものですけど
ま、その辺のツッコミは野暮ですね

色々と手こずらせたり、いい場面で活躍したりした犬のポンセ(仮称)
助っ人外国人で巨人の選手ではなかったというヒント
名前が何かの伏線や前フリかと思ったけど違ったな

下巻のボーナストラックでも登場してるし、やはりマスコット的な立ち位置なんだろうなぁ



物語としてはバディものにあたるけど、その執筆背景が何よりのバディものになっているというね

阿部和重と伊坂幸太郎が打ち合わせして、お互いに担当する章を決め
さらに出来上がった文章にまたお互いにガンガン手を入れてくという制作方法らしい
お互いに手の入っていない部分はないとの事

阿部和重さんの著作は一作も読んでないし、伊坂幸太郎は何作か読んだ程度だけど、設定や言い回しの所々から伊坂幸太郎っぽさは感じる

世の中に、こんな制作スタイルで出版された作品って他にあるのかな?
こんな特徴というだけでもこの作品に価値があると思える

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2024年01月25日

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蔵王に墜落したB29、公開中止になった幻の映画、迫りくる冷酷非情な破壊者…。世界を救うために、2人は走る。

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2023年04月20日

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ネタバレ

こんな大人になってるなんて思わなかった。
よく思う。すごく思う。だから相葉も井ノ原も現状は違えど、同じようなことを思っているところに共感した。
あとは単純に友達欲しいな〜と思った。
小学校のときなんて何もしなくても友達ができたのに。
相葉が井ノ原にしたことを不器用ながらずっと悔いていたこと、井ノ原の奥さんのエピソードほっこりした。環境がかわって、時間が経って、それでもまた懐かしい友人と巡り会えたらいいなとしみじみ思った。

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2021年06月11日

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ネタバレ

3.5
村上病、米軍機、テロ、サンダーレッド赤木の濡れ衣と陰謀、国家の陰謀など様々な伏線が徐々に明らかになり面白い。厚生省の官僚である桃沢の父へ想い、相葉の母親への想い、井ノ原の家族への想いなどの描写もよい。伊坂っぽく正義が描かれている感じでなかなかよい。井ノ原と相葉の因縁も伏線回収され、妻への出会いのきっかけ。村上病、筒井、島田など名称に作家が使われているよう。戦争をやりたがるのは、たいてい、戦場でひどい目に遭ったことがない奴ら。

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2021年05月07日

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阿部和重の作品は読んだことがないので全編において伊坂幸太郎色が強いです。解説にはかなり綿密に話し合って執筆しているとのことなのですが、阿部作品を読めばわかるのかもしれませんね。
伊坂作品っぽく伏線の回収や巻き込まれる主人公たち、謎の組織によるテロ、サンダーボルトにまつわる映画と架空の戦隊ものを取り込みつつ展開されるストーリーはさすがです。
途中、アメリカ軍によるB29による章が挿入されていますが、中だるみするので不要と感じました。
銀行の地下金庫に閉じ込めるくらいでウイルスは拡散しないのかな?

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2021年01月05日

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伊坂幸太郎と阿部和重の合作。

著者が2人いるパターンは珍しい気が、、どこをどう分担?協力?しているのか自体気になるところだが、ところとごろ伊坂らしくない部分(いい意味で)があるのは阿部和重も加わっているからだろう。そういった意味ではこれもまた味が違っていてとても良い。

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2020年03月20日

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ネタバレ

前半に比べて、ドキドキハラハラがあって、
タイムリミットのシーンはこっちまで心臓バクバク。
銀髪の怪人の最期はまさかだったなー。
その後の2人がなんとも微笑ましかった。

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2019年09月09日

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全体として読みやすかったです。
特にクライマックスにかけて、
謎が少しずつ明かされていくときのワクワク感はありました。
内容的に難しすぎる所も少なく、
楽しく読める一冊でした。

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2019年07月28日

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阿部和重、伊坂幸太郎両氏の合作。伊坂さんの作品はいくつか読んだけれど、何かから逃亡する?話が多い気が…w この作品も映画ターミネーターの敵キャラ?(名前なんだっけ)みたいな奴にずっと追われてるし。相葉と井ノ原が出会ってからの展開がもう怒涛で読んでてホント楽しかった^^ 伏線もキレイに回収され、大満足!!星四つ半。

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2019年02月20日

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ネタバレ

阿部さんの作品を読んだことがないので、どの辺りが阿部さんっぽいかとかは全く分からず。伊坂作品しか読んだことがない私からしたら、全体的に伊坂さんぽさ溢れてました。伊坂さんの文章の軽快さが好きなので、読み心地に違和感を感じたとこが、阿部さん担当だったのかなとも思ったり。

他の方のレビューにもありますが、国家権力と戦う男2人の友情、セクシーなヒロイン、アクションと、映画化したら画になるのだろうなという作品です。ポンセまで再現するのは難しいかなぁ。笑

これの後にフーガはユーガ読みましたが、ちょっと無鉄砲で元気なキャラと、温厚ながらも芯に熱いものを持ってるキャラの組み合わせが重なりました。

ボーナストラックにはほんとにほっこり。こういうのが文庫化の楽しみでもありますね。機会があれば阿部さんの作品も読んでみたいです。

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2019年01月07日

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上下巻を一気読み。犬のポンセが大活躍。文庫版についてくるボーナストラックも良い。伏線と国家レベルの危機、昔観た戦隊ヒーロー、これに音楽が加われば浦沢直樹作品っぽい。

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2018年12月11日

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ノンストップで読んでしまう話の進み具合!結末までのもっていきかた!更に結末カッコいい!最後だけ何度もページを戻して読み返し感動!
最高に面白かったです!

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2018年10月07日

Posted by ブクログ

「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重 伊坂幸太郎)を読んだ。
二回目。
前回読んだ時は何やら文句垂れましたが、今回は楽しく読みました。
考えてみたら、阿部和重さんの本はこれ以外は2冊しか読んでなくて、しかもちゃんと読んだ気がしていない。
ここにも私にとっての未知の領域があるのだな。

「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重 伊坂幸太郎)[電子書籍版]を読んだ。何がどうなってお二人がこれを書くことになったのかという事は存じあげないし、どういう形で創作して行ったのかも知らないのだけれど、なんだか相乗効果みたいなものが感じられなかったというのが正直な感想です。

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2018年07月05日

Posted by ブクログ

テンポよく一気に読めた。
エンタメ性が強く、キャラクターの濃さでストーリーの弱さを補完してる印象。
機会があれば、阿部和重さんの本も読んでみたい。

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2018年05月09日

Posted by ブクログ

面白いは面白いけど、もしかしてお互いの良さがちょっとずつ消えている感じでは…?阿部和重の単著を読んだことないのではっきりしたことは言えないけど、伊坂幸太郎の良いところは薄まってしまってるような。テイストはふんだんに感じるけど。
あとあまりにもご都合展開大団円という印象が拭えず、(私が読んだ他の伊坂作品もそういうものはあったのかもしれないけど、あまり気になったことはなかった)そのあたりの大衆小説とそんなに変わらないような。たしかに、「ヒーロー物」をモチーフにしているからこそご都合主義であってもみんな幸せになりましたという結末なのは分かるけど。もう一捻り欲しかった。(欲張り)

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

恥ずかしながら、これまで阿部和重さんを存じ上げなかったけれど、また一つ小気味いい本と作家さんに出会うことができた。伊坂さんとの共作との事だけど、どこまでか伊坂さんでどこに阿部さんのテーストがあるか意識することなく、ワクワクする気持ちのまま読み終えさせていただいた。 キーワードが沢山ありながら、相葉君と井ノ原君の逃走の間にその一つ一つが解き明かされいく流れがとてもいい。彼らコンビに、物言わぬはずのポンセ(?)もなかなかいい味とリズムを加えてる。(o^^o)

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2023年04月29日

Posted by ブクログ

友人のすすめで読んでみた。

共感や教訓はないけど、興奮はある。
全体的に浅く、思索をめぐらせたくなるような深みは感じなかったが、最初から最後まで飽きさせずに読ませるテンポの良さはさすが。

作中の固有名詞が著名な作家などを意識して書かれていることは気になるポイントだったが、個人的にはディズニーランドで隠れミッキーを見つける程度の面白みでしかなかった。なんか深い意味とかあるのかな。

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2019年04月30日

Posted by ブクログ

謎の疫病『村上病』に端を発した陰謀に巻き込まれた悪友コンビ。すべての伏線が収束するクライマックスの下巻。
世界は陰謀に溢れている説に従えば、すべての出来事は茶番劇である。今日のニュースも後で振り返れば、陰謀の成立の為かもしれない。登場人物にそれぞれモデルがあるようだが、では桃沢瞳は誰なのかと考えると、これは伊坂・阿部コンビの陰謀か。

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2019年02月13日

Posted by ブクログ

謎の病気「村上病」、テロ、雷神サンダーボルトの劇場版上映中止、B29墜落の謎。
様々な謎の中で進行する バディ物のストーリー。
なかなか楽しめました。

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2018年08月16日

Posted by ブクログ

映画を文字起こしした様に場面が眼に浮かぶ。
映像化を希望。配役をあれこれ想像して楽しめる。
伊坂ファンとしてはストレートな展開過ぎてちょっと残念。

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2018年07月11日

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