伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • あるキング

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    山田王求の野球の王様になる物語…
    シェイクスピア、マクベスが物語に色濃く反映されている。マクベスは悲劇なので山田王求の物語も悲劇であることを認識しながら読み進める。
    王求は野球のセンスは規格外で既に小学校の時にプロの本気速球をホームランにしてしまうという…
    悲劇は
    ①野球を続ける為に人間が命を落としている
    ②愛想が悪く、人間関係に苦慮することを放棄している
    ③優秀な野球選手であること
    両親の育成方針も王求の野球スキルレベルアップに重きを置き、王求自身も他人との協調性に欠ける成長となってしまう…
    天才は天才ゆえの苦痛、生きづらさもあるだろうが人間社会で生きていく為には少なからずの協調性、人間力も不可欠であるということか…
    新潮文庫の完全版もあるが、徳間文庫版が読み易いとの事で

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    2026年07月21日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    意外と評価低い。まあそういうものか。

    個人的には学生時代に読んだのが最初ということもあり、
    なんというか少しエモい気持ちにさせられる。

    伊坂幸太郎らしく、現実世界なんだけどフィクションというか、フィクションとは言い切れないというか。

    今の言葉で言うならば、スピってるの範疇に収まる世界観がたまらなく好きだ。

    運命や万事の繋がりを感じさせる展開が良い。

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    2026年07月20日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    黒澤が好きなキャラクターなので今回出番多くて嬉しかった。
    伏線の魔術師流石です。
    こんな書き方良く思いつくな〜と驚かされました。
    何度も前のページに戻って読むのは伊坂幸太郎作品の醍醐味だと思います。
    これからオリオン座見る度にこの作品思い出しそうです。

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    2026年07月19日
  • 終末のフール

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    短編集でありながら、一話ごとの完成度の高さに引き込まれました。

    涙を誘う作品というよりは、「もし余命が限られていたら」という設定が実生活にも影響し、今ある日常のありがたさを改めて感じました。

    何気ない毎日を大切にしたい、もっと積極的に行動してみようと思わせてくれる一冊!!
    忘れた頃にまた読み返したい。

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    2026年07月19日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    伊坂さんの中篇が四作収録されている作品。
    この作品の前に、伊坂さんの『オー!ファザー』を読んでいたので、『ポテチ』の親子愛にグッときてしまいました。主人公の今村が抱えている悩みが少しずつ明かされていきますが、すべてがわかったとき、『タッチ』や『ポテトチップス』に感動する件がたまらなくなります。(特に若葉が「間違えてもらって、かえって良かったかも」というシーンは震えます)
    『オー!ファザー』でも触れましたが、伊坂さんは血の繋がりに関係ない、親子の愛を色々な角度から描いていて、それはこれからもずっと、変わらずに在り続けものなのだという強いメッセージを感じました。

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    2026年07月19日
  • ラッシュライフ

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    初期の伊坂作品ながら世界観はしっかり伊坂ワールド!
    日常を切り取って、そこにいるいくつかの人物に焦点を当てている感覚。
    今、すれ違った人は泥棒かもしれないし、人生にの岐路に立っているかもしれないとか思ってしまいます!

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    2026年07月18日
  • 死神の精度

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    メモ
    全体を通して、感じる重低音。ドラマティックな派手さはなくて、静かだけれども確かに動いてる流れみたいなのを感じた。死神のせいなのか、雨の描写のせいなのか、バッハのチェロ無伴奏組曲のせいか。何か大きな気付きがあったというよりも、根底にある小さな流れを感じた。
    6つの中では、旅路の話と最後の老女の話が特に好きだった。ミュージックにジャケットに、最後の最後で前の章とのつながりが見えて、懐かしさと寂しさがふわっと込み上げてくる感じ。人間らしくないけど、同時に妙にどこか人間らしさもある死神の千葉さんのキャラクターも相まって。「山なんて走ってりゃぶち当たる」が残ったフレーズ(旅路を死神より)。

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    2026年07月18日
  • オー!ファーザー

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    『父と息子』の関係性を描いた家族小説。
    主人公の由紀夫は、母1人・父4人という特殊な家庭環境に育つ男の子。そんな環境に育ったことが影響しているせいか、由紀夫は大人びていて、飄々としている印象。そんな由紀夫が、友人・鱒二のトラブルに巻き込まれてしまうというお話し。
    4人の父親の愛情に、照れ臭さと鬱陶しさを感じる由紀夫の心情描写がとても瑞々しく、10代ならでは。
    冷静沈着な由紀夫が、トラブルに巻き込まれ命の危険を感じたとき、真っ先に頭に浮かんだのが4人の父親。いかに父親たちに愛されていたのか気付かされる場面にグッときます。
    愛されるということが、どれだけ心強いものか。
    例え血が繋がっていなくても、親と子の関係性の中での愛は、それだけで子どもを強くするものだと感じました。伊坂さんの作品は『家族愛』をテーマとしたものとして、『重力ピエロ』も有名ですが、根底にある愛情に共通するものを感じました。名作だらけの伊坂さん。まだまだ読みたい作品だらけです。

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    2026年07月18日
  • 楽園の楽園

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    お洒落で素敵な装丁で目を引きますが、中身もすごい!と思いました。話は世界全体のことなので、壮大です。

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    2026年07月17日
  • エール!(3)

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    原田マハさんの話が好きだったなぁ。そうだよね、そうだよなぁと思わされ。
    あと、伊坂幸太郎さんのもよかった。不思議だけど、現実味がある感じ。森谷明子さんのもよかった。向き不向きを考えるなど。
    あと日明 恩さんのは、どこはかとなくズートピアを思い出しました。
    山本幸久さんのは、展開が読めるなぁと思ったのと、こんなことは起きないだろうな〜と悲観してしまった。
    吉永南央さん、嫌いじゃないはずなんだけど全然しっくり来ず。親近感もわかず。

    原田マハさんの短編の中で今回の話が一番しっくりきたので、星は4。

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    2026年07月17日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    悪いニュースばかりで、ささやかな小さなニュースの件が印象的でした。いろんな人の思い、電車の中のカメムシがズボンにとまっててそれをティッシュで取る少年。

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    2026年07月16日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    大きな動物と闘う夢を共有する製菓会社のサラリーマン岸、都議会議員の池野内、アイドルのヒジリ。
    夢で動物に勝つと現実のトラブルが解決するという繋がりに気付くが、現実では新型鳥インフルエンザに感染した岸の娘、ヒジリがピンチ、池野内は襲撃にあって昏睡状態。
    岸は夢の中でハシビロコウ(別名クジラアタマ)に勝てるのか…
    「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救う方を選べ」が国や組織の上層部に浸透したらいいなぁ笑

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    2026年07月16日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    伊坂は安心して読めるのが良い。適度なサスペンス、クライムと主人公(達)目線の心理描写・独白の重層で、生の意味や社会の空隙について触れるような仕掛け。
    寓話風であるので、私小説風の文学が嫌いな人たちにも届くようになっているし。

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    2026年07月16日
  • ラッシュライフ

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    伊坂幸太郎初めて読んだけど面白かった。
    違う人物たちの断片的なシーンがきれいに繋がっていくのが見事。
    泥棒のキャラがミステリアスでユーモアもあってすごく好きだった。

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    2026年07月15日
  • 残り全部バケーション

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    溝口と岡田をメインとした物語。
    5つの短編から繋がるストーリーであるが、今回はテンション高めで日常会話からクスッと笑えるものまも多く楽しめた…
    特に小さな兵隊のくだりがツボで問題児と答え児なんて伊坂さんらしいな…と

    終わりはバイバイブラックバードのような終わり方で読後余韻のまた違った形として、小説的に溝口が愛すべき人であった事に重きを置いた事にもそれはそれで良いのでは…

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    2026年07月16日
  • 終末のフール

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    ネタバレ

    8編の連作群像劇。隕石が落ちて8年後に世界が終わると宣告されて5年が過ぎ、なんとなく世間が小康状態の時点の、悟りを開いた様な日常がリアル。表題の「終末のフール」に始まり、「太陽のシール」「籠城のビール」…と続くタイトルがハライチのネタみたい笑。特に好きなお話は「冬眠のガール」「演劇のオール」かな。キャラは「週末のフール」の静江さんと「天体のヨール」の二ノ宮が好き。
    「鋼鉄のウール」で苗場さんの「あなたの今の生き方は、あとどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」のセリフに痺れた。かっこいい。
    それにしても、今作も仙台が舞台。伊坂さんてば本当に故郷が大好きなのね笑。
    連作群像劇とはいえ、普段、短編集は世界観にのめり込みづらくてあまり好きではないけど、伊坂さんの連作短編はいつもなんかいいんだよなー。ちゃんとひとつの世界に居られる感覚。

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    2026年07月13日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    人物の視点が変わったり、時系列が戻ったりするので、あのときのあの人はこの人だったのねとか、あのときのあれはそういうことだったのかと、答え合わせのような感覚で読めて面白かった。文章の書き方が、少しクセがあって、好き嫌いが別れそうだが、私は好きだった。どんでん返しもありつつ、ちゃんと全ての伏線を回収して終わったので面白かった。登場人物も愛着が湧くような人たちだった。他の伊坂幸太郎作品も読みたいと思った。

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    2026年07月13日
  • SOSの猿

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    不思議な本だった。
    途中、視点が変わるし猿は出てくるし、なんだろ、この話は。。と思いながら読んでましたが、最後に全て回収されて驚いた。
    西遊記が私自身好きってこともあるけど、登場人物も少しコミカルで読んでて楽しかった。

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    2026年07月12日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    2026.43

    読んでみたかった伊坂作品
    25周年特別カバーが可愛くて買ったpart2
    (part1はキャプテンサンダーボルト)

    読み終わるとこの特別カバーのデザインが
    物語にぴったりで改めてとても良いです

    レミゼラブル読んだことないけど
    この構成が面白すぎて
    レミゼラブルも読みたくなっちゃった

    伊坂さんの作品本当に面白いよ〜〜〜〜
    ぐっと物語に入り込んで
    あっというまに読み終わってしまう
    ページをめくる手が止まらなくなる

    ホワイトラビットも大満足の作品だった

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    2026年07月12日
  • サブマリン

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    家庭裁判所調査官である主人公とその上司である陣内の、法を犯した少年の救済の物語。ある意味主人公である陣内が面白く、特に主人公との掛け合いのユーモアが最高です。扱っている内容が殺人を犯した少年についてだけにユーモアがなければしんどいとも思います。ジャス奏者のチャールズ・ミンガス、ローランド・カークのエピソードを交えた伊坂節も絶妙です。終盤での若林少年達の心を動かす陣内の行動に涙。
    解説を見て関連作品があることを知ったが既に読んでいました。つまり全く忘れていました(汗)再読します。

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    2026年07月11日