伊坂幸太郎のレビュー一覧
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伊坂幸太郎・阿部和重『キャプテンサンダーボルト』
借金返済のため、一攫千金を狙う相葉時之。山形のホテルで手違いから、テロリストから追われる身となる。
絶対絶命の中、旧友・井ノ原悠と出会う。
蔵王の御釜を発生源とする『村上病』。
第二次世界大戦中、東京大空襲の日に蔵王に墜落したとされるB29。
御釜でのロケを敢行し、公開直前に公開中止となった『劇場版 鳴神戦隊サンダーボルト』。
そして、御釜の『五色沼の水』を狙うテロリスト。
テロリストからの逃走を続ける相葉と井ノ原。
それぞれがつながり始める…
真相が明らかに…
伊坂幸太郎と阿部和重の合作。
伊坂幸太郎らしいといえば、伊坂幸太郎らしい -
Posted by ブクログ
伊坂さんの小説を読むと、私が普段生きている中でぼんやりと、でも確かに思ったり感じたことを登場人物が台詞の中で言っていたりする。その台詞を読んで初めて私はこう思っていたんだ。思いたかったんだと気付かされる。他者の文章を、言葉を読み進める中で自分の内側を発見するような不思議な気持ちになる。
決して突飛なことでもないし、言ってしまえば誰もが思う事なのかもしれない些細なフレーズが、私をはっとさせる。そんなページに出会えた時私もあの伊坂さんと同じ感覚を持っている部分があるのか...こう考えるのは私だけじゃなく誰しもが考える事なのかもしれない...とワクワクと安心をくれる。
星って死ぬんだなあ。と最近初め -
Posted by ブクログ
今後サスペンス小説のおすすめを聞かれたら自信を持ってモダンタイムスと答えるだろう。
それくらい終始ハラハラドキドキの連続だった。
上下巻合わせて700ページ超という長編小説だったが退屈することなく最後まで読むことができた。
上巻で散りばめられた安藤商会や株式会社ゴッシユの正体、播磨崎中学校事件の真相や検索の仕組みなどありとあらゆる伏線がどんどんと回収されていき、読み進める手が止まらなかった。
中でもホテルで緒方と兎の男と対峙する場面がドキドキした。
もうダメかと思う度に超能力が解放したり思わぬ人物が助けに来たりと胸熱な展開に何度歓喜したことか。
SEとしてPC上のシステムを制作する渡辺 -
Posted by ブクログ
動物園のエンジン、サクリファイス、フィッシュストーリー、ポテチの4篇を収録。いつもながら、タイトルからは全く内容がわからない。読んだ後でも何だこれ。そういうところも伊坂幸太郎ワールド。人を喰ったような話の展開、とぼけているのか、天然なのか、意味不明な行動をする登場人物も他編と繋がりがあるのも、もうすっかり伊坂ワールドにハマっている自分には楽しい。
煙に巻かれたような、翻弄されているような、登場人物たちだけでなく、読者も一緒にフワフワできるのが楽しいのか。黒澤は今回も活躍するけど。ロックバンドでメジャーで夢見る話、作家で賞を取れたらいいなとか思って書いたのかしら。仙台の野球チームはどう思っている