伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2009年の伊坂幸太郎氏の作品。
2000年初頭の奇想天外なエンタメ作品を彷彿とさせる先の読めない作品でした。
相変わらずの軽妙な語り口、個性的なキャラ、そして想像もつかない結末。
ってか、悪魔祓い、株の誤発注、西遊記、これらの要素が絡むエンタメ作品って、想像できますか!?
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特長的なのは二つのストーリーが次第に交錯してゆくところ。
一つ目の話は、イタリア公認の悪魔祓いの「エクソシスト」遠藤二郎の話。
かつて憧れだった近所の「辺見の姉さん」の子の眞人の引きこもりにつき、この「姉さん」から相談に乗ってほしいと依頼を受けたもの。
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もう一つの話は、ロジック・因果を突き詰め -
購入済み
不思議さ
全体を通じて「不思議さ」を感じた。対立の設定がある中で作者のストーリー展開があり、またユーモアもあり、それらの化学反応、相乗効果を感じたのかもしれない。
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Posted by ブクログ
“Fair is foul, and foul is fair.”
仙醍キングスという弱小野球チームに現れる「あるキング」。
彼の人生と、彼を取り巻く人間たちの人生とが絡み合う、劇的でない、でもドラマチックな物語。
連載→単行本→文庫本と改訂を重ねているあたりに、伊坂幸太郎の職人気質をすごく感じる。笑
文庫版は「わかりやすく」することを考えていたようで、だから私が理解できそうな(あくまで出来"そう"な笑)描かれ方だったのかもしれない。
きちんとマクベスを読んでいればもっと3人の魔女の描写など楽しく読めたかもしれないけれど、それでも巧妙に物語に歴史的な作品が練り込まれて -
Posted by ブクログ
小学生の頃の回想短編集。◆逆ソクラテス。先入観をひっくり返せ。僕はそう思わない。転校生、安斎くんの思い出。◆スローではない。最終的には威張らないやつが勝つ。未来で笑っている村田さん。◆非オプティマス。私にいい考えがある。トランスフォーマー司令官の言葉。世を忍ぶ仮の姿の久保先生。福生と騎士人の関係。◆アンスポーツマンライク。バスケの残りの1分間のことを永遠という。ファールされたチームはフリースローのあとリスタートできる。◆逆ワシントン。桜を切ったワシントンが正直者だったから許された話。あれは作り話なのか。ラストのシーン、伊坂幸太郎は優しい。
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Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんの著書は哲学的な表現が多いような気がします。
この本が出版されたのは2005年だと思いますが、日本の政治や政治家に対するアンチテーゼがテーマのように感じました。途中に次のような一文があります。
『聞こえのいいことばかりを口にし、何も決定せず、何も断言せず、憲法をはじめとする法律を恣意的に解釈し、国民を騙すかのようにずるずると、任期を務めていく政治家の無責任さ...』
今に始まったことではないですが、何か令和の政治家の有様を予言していたのではないかとさえ思いました。
主人公には自分が念じた言葉を相手が口に出す超能力を持っていましたが、伊坂幸太郎さんも未来がわかる超能力を持