伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • SOSの猿

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    ネタバレ

    やっぱ伊坂幸太郎はおもしろい。人の話、猿の話最後は全てがつながる。孫悟空がちょいちょい…どころではなく、ほぼ孫悟空の話。
    引きこもりの少年、堅物の五十嵐さん、アカペラコンビニのひと。結局は孫悟空。

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    2024年11月06日
  • 仙台ぐらし

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    エッセイは苦手。だからフィクションを交えたエッセイもどきにすると豪語した作者がギブアップして、結局自分の身の回りのことを書くという、何周してるんだ?の一冊。

    それにしても心配性で地震を恐れていたと思ったら・・・。
    『クジラアタマの王様』でウィルスを書いたと思ったら・・・。
    作者はこれからネガティブなことが書けなくなってしまうのではないか?予知能力が高過ぎて

    どうも読みながら朝井リョウが頭に浮かんでしまっていかんいかん。

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    2024年11月06日
  • PK 新装版

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    ネタバレ

    元は別々の短編であったものを、再編して一つの緩やかな流れを共有する物語とした、と解説を読み、腑に落ちた。「密使」でのSF的なストーリーの繋げ方は個人的にはちょっと違和感あるものの、個人の持つ勇気というか決意、のようなものは通底しているし。
    伊坂先生の作品はまだそれほど読んでいないのだが、「魔王」や、中村文則先生の本は、時々、個人の意志を押しつぶし、ないしは、ほんの少しだけ曲げて、誰かや何かの都合の良いように変えようとする力が書かれているように思う。
    無力な、あるいはほとんど無力な個人が、それでもなお、と決意する事が勇気であるなら、それを見た人が、誰が一人でも、自分も決意しよう、と思うのなら。世

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    2024年09月16日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    五人の女性との別れ話と、それにまつわる出来事。
    五人目の女性との別れの際、「パンになりたかった」の話を回収する流れ、サイボーグのマネージャーも涙したこと、それを表現ではなく繭美の会話から伝わるのもよかった。
    繭美も最初は怪物扱いで最後まで怪物だったが、最後に救おうとする姿もよかった。

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    2024年09月10日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    すっごい昔に微かに読んだ気がするから、再読か?
    主人公が『あのバス』で連れて行かれる前に、監視役の繭美と共に、五股をかけている彼女たちにさよならを告げにいく。
    一人目はいちご狩りで出会ったあかり。ジャンボラーメンを一彦が食べ切ったら別れる事に。しかし、一彦は隣でジャンボラーメンに苦戦してる男を助太刀したため、自分は食べれない。でも、あかりは一彦の優しさを再認識し、一彦の幸福のために別れる。
    二人目はシングルマザーのりさ子。当て逃げ犯を見つけようとしたり、クリスマスプレゼントをあげたり、りさ子の幸せを考える一彦。
    三人目はロープで泥棒みたいな事が好きなユミ。ユミの友達の家が強盗に襲われた時に一緒

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    2024年09月02日
  • 魔王 JUVENILE REMIX 10

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    伊坂幸太郎原作の「魔王」をコミック化。
    「グラスホッパー」の殺し屋たちも登場して、伊坂ファンにはたまらない漫画でした!

    原作の内容をあまり覚えていないけど、漫画オリジナルのストーリーになっていて、原作ももう一度読みたくなった。
    個人的には殺し屋たちのイメージが具現化して嬉しかった。

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    2024年08月30日
  • 仙台ぐらし

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    私が仙台に住む前の仙台の話だったため、当時を想像しながら読むのを楽しめた

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    僕の人生は永遠に、心配事が尽きないのだろうか?心配だ。

    この地震でへこたれるために、今まで生きてきたわけではないのだ

    人が、住み着いた場所を離れるのは、何か大事なものをぴりぴり引き裂くようなものじゃないか
    丁寧にうまくやらないと、シールは綺麗に剥がれないんだ。慎重に。どれだけの覚悟がいると思ってるんだ

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    2024年08月19日
  • SOSの猿

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    ネタバレ

    2009年の伊坂幸太郎氏の作品。

    2000年初頭の奇想天外なエンタメ作品を彷彿とさせる先の読めない作品でした。

    相変わらずの軽妙な語り口、個性的なキャラ、そして想像もつかない結末。

    ってか、悪魔祓い、株の誤発注、西遊記、これらの要素が絡むエンタメ作品って、想像できますか!?

    ・・・
    特長的なのは二つのストーリーが次第に交錯してゆくところ。

    一つ目の話は、イタリア公認の悪魔祓いの「エクソシスト」遠藤二郎の話。

    かつて憧れだった近所の「辺見の姉さん」の子の眞人の引きこもりにつき、この「姉さん」から相談に乗ってほしいと依頼を受けたもの。

    ・・・
    もう一つの話は、ロジック・因果を突き詰め

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    2024年08月19日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    本の中に、作家としての伊坂幸太郎が出てくるのが面白い。ほんで、デジタル、情報の怖さは、今の世界を映していると思う。


    メモ
    ・人は大体のことを要約しようとするが、人生は要約できない。結婚、出産、離婚、転職などは大体残る、ただ、日頃のつまらない仕事、仕事相手との言い合い、オムツを変えたことなど、どうでも良いことは要約から削がれる。ただ、そういう事柄が実は人生なんだ。そういうのの積み重ねで人生はできている。

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    2024年08月15日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    いつもなら安心して読めるけど、今作の展開は彼らの雲行きが心配…話が進むと、本当にこの人たち今ピンチなんだよね?と思うような掛け合いで、いつもの感じを取り戻した。響野のポンコツぶりが輪をかけて面白い。

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    2024年08月12日
  • シーソーモンスター

    購入済み

    不思議さ

    全体を通じて「不思議さ」を感じた。対立の設定がある中で作者のストーリー展開があり、またユーモアもあり、それらの化学反応、相乗効果を感じたのかもしれない。

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    2024年08月08日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    このシリーズ何が好きかと言えば彼らの自信と余裕っぷりでしょうか。今回は特に久遠がイキイキ。各人で諺?格言?が出てきてそれもまた面白い。話の展開のスピード感、彼らの会話、どれをとっても最高です。

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    2025年10月18日
  • オー!ファーザー

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    父親が4人。そんな奇想天外な設定を、違和感なく読ませてしまう伊坂マジックに脱帽です。物語のスケール自体はコンパクトで、少し物足りなさを感じる部分もありますが、それを補って余りある父親たちのキャラクターが魅力的。バラバラな知恵と技術を結集して息子を救い出す展開は、ワクワクが止まりませんでした。家族の形は一つじゃない、そう思わせてくれる温かな一冊です。

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    2026年03月26日
  • ジャイロスコープ

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    一つひとつの短編が、さりげない「繋がり」を持って響き合う。その構成の妙に、読み進めるほど心が解きほぐされていきました。一見、無関係に見える人々の人生が、実はどこかで誰かを幸せに彩っている。伊坂幸太郎さんが描くその「小さな奇跡」の連鎖に、最後は温かな涙がこぼれそうになりました。読み終えた後、自分の周りの世界も少しだけ優しく見える、そんな魔法のような一冊です。

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    2026年03月26日
  • 魔王 新装版

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    「魔王」はよく分からなかったけど、「呼吸」は面白かった。

    モダンタイムズにつながっているらしい。読んでみたい。

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    2024年07月23日
  • 重力ピエロ

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    「家族は遺伝子だけで決まるのか」という重い問いを、DNAの配列と絡めた緻密な構成で描き出す筆致に圧倒されました。異常者の血を引くという、逃れられない「重力」に翻弄されながらも、軽やかに、そして力強く歩もうとする兄弟の姿。そこに、冷徹なロジックを凌駕する「家族の意志」を感じました。重厚なテーマでありながら、読後には春の光のような救いが残る、唯一無二の傑作です。

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    2026年03月26日
  • 777 トリプルセブン

    ネタバレ 購入済み

    繋がって、そして時は流れる

    本作も面白かったです。
    群像劇の中の伏線が回収されていって、沢山人が殺されるのに、読後感はスッキリ。
    オマケに登場人物の幸せまで祈ってしまいました。
    大好きなシリーズです。

    #スカッとする #笑える #ドキドキハラハラ

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    2024年07月17日
  • マリアビートル

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    映画版の派手な演出も一つの形かもしれませんが、やはり原作の持つ「緻密な駆け引き」には到底及びません。蜜柑と檸檬の軽妙な会話の中に潜むプロの矜持、七尾の不運が引き寄せる奇妙な連鎖、そして何より「王子」という邪悪な存在との息詰まる心理戦。すべての伏線がラストに向かって収束していく流れは、まさに芸術品。原作を読めば読むほど、その構成の素晴らしさに溜息が出ます。

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    2026年03月27日
  • 魔王 新装版

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    「まわりの雰囲気とか、世間体を気にして、やりたいことができない自分はちょっと嫌だ。何のための人生なんだ、って思うよ」集団は危険だからこそ、1人きりで挑む安藤兄弟の姿が刺さった。あと、登場人物それぞれが政治に対して何かしら自分の意見を持ってるのいいなあ。

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    2024年07月06日
  • あるキング

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    “Fair is foul, and foul is fair.”
    仙醍キングスという弱小野球チームに現れる「あるキング」。
    彼の人生と、彼を取り巻く人間たちの人生とが絡み合う、劇的でない、でもドラマチックな物語。


    連載→単行本→文庫本と改訂を重ねているあたりに、伊坂幸太郎の職人気質をすごく感じる。笑
    文庫版は「わかりやすく」することを考えていたようで、だから私が理解できそうな(あくまで出来"そう"な笑)描かれ方だったのかもしれない。

    きちんとマクベスを読んでいればもっと3人の魔女の描写など楽しく読めたかもしれないけれど、それでも巧妙に物語に歴史的な作品が練り込まれて

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    2024年06月29日