伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 陽気なギャングの日常と襲撃

    Posted by ブクログ

    あぁ、前作から間を空けずに読むべきだった!

    前作と異なる趣の第一章。
    むむむ、展開が読めない…。タイトルの通りギャングたちの“日常”が描かれているのだけれど…、そして少しずつ繋がってはいるのだけれど…。

    どんな結末に繋がっていくのか、ハラハラしながら読みすすめるうち、先が気になって止まらなくなる。残りのページ数見て、本当に解決するのか?!と心配になるも、なるほど、そうきたか。

    前作の感想にも、銀行強盗は褒められた行為じゃない、って書いたけど、今作はボーナストラックも含めて、そんな四人の周りの“日常の”人たちとの関わりも描かれていて、おもしろかった。

    0
    2024年12月12日
  • ジャイロスコープ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    嘘のようなほんとの話で、今年購入したこの文庫本(紙の本)は2015年の初版なのだ。…私はタイムリープを体験してる???

    「if」や「一人では無理がある」「彗星さんたち」そして「後ろの声がうるさい 」、伊坂ワールド真髄のタイムリープ(ワープ)・パラレルワールドを存分に楽しんだ。ときどき「???」があって何度もページを行ったり来たりして…

    伏線回収も真髄なんだけど…(もちろん!伏線回収、スカッとする!好き!)
    だけど、伊坂ワールドの時間と時空が繋がったりするも真髄の1つかな、と。

    0
    2024年12月10日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    意味わからなすぎるのにするする読めた珍しい本
    内容は意味わからない
    村上春樹みを感じる

    夢の世界で戦う、勝ったら現実世界でも勝つ、
    とみせかけてほんとは逆だったりとか
    夢も夢の中ではこっちが現実だったりとか
    書いてても訳わからん

    0
    2025年04月15日
  • ガソリン生活

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    車同士で会話をし、車目線で物語が進んでいく不思議なお話。
    自分たちの意思では進むことも止まることもできないけど、持ち主を心配したり事件に首(?)を突っ込んでみたりととにかくかわいい。

    『ワイパー動いた?』や『開いたボンネットが塞がらない』など車ならではの表現が面白くて何回も見直してしまった。

    ふんわりした流れからいつの間にか不穏な空気に飲まれてしまう伊坂さんの世界観はさすが。
    スピンオフとか続編があれば読んでみたいなー。

    0
    2024年12月06日
  • ジャイロスコープ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雑誌やアンソロジーなどに掲載していた7つの短編による短編集。
    7つのお話のほとんどが実験的な内容になっていてとてもおもしろかった。特に時間の叙述トリック的な構成が多く、そういう展開が個人的に好きなのですごく嬉しかった。
    一つ一つのお話につながりはないのだが、最後の書き下ろし小説が短編同士の繋がりを感じさせられた。最後のインタビューで作者自身も触れているが、わかりやすくこの短編集を表しているようで良かった。

    0
    2024年12月04日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

    Posted by ブクログ

    ふふっどころか声が出そうなくらい面白いです。
    一人一人のキャラが本当に魅力的で、強盗メンバーから敵の誘拐犯までみんな好き

    格言なのか名言なのか分からないが、ところどころでハッとさせれる場面もちらほら、、
    またこのメンバーに会いたい、みんなでわちゃわちゃ好きかって会話しているところがもう恋しいです

    0
    2024年12月04日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    4人組強盗の個性が面白く、伊坂さんの軽快なテンポでスイスイ読めました。
    ストーリー的にもまずまずで、シリーズ三作まとめて好評価です。

    0
    2024年12月03日
  • 火星に住むつもりかい?

    Posted by ブクログ

    斬新なストーリー、こういうの大好き!
    集団心理や洗脳、思い込み、1番怖いのは人間....。
    「磁石のようにS極とN極があることで均衡を保ち、安定するもの」という表現に納得。
    魔女狩りって本当に本当の意味で怖い。

    0
    2024年11月23日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    シリーズ三作目ということで購入。ギャングたちの軽快なやりとりが心地よい。本職?の銀行強盗は冒頭だけで、ちょっとした事がきっかけで別の思惑にまきこまれていくようなお話でした。最初は「あれ、ちょっとしたことかな?」という出来事がどんどんことが大きくなっていって、ギャングたちも少しあたふたし始めて。コミカルな感じがとても好きです(特に響野さん)。相変わらず話のつながりが素敵で、とっても読みやすい一冊でした。

    0
    2024年11月18日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

    Posted by ブクログ

    もうすぐどこかへ連れ去られる運命の男性が、五股している女性たちに、一人一人と丁寧に別れを伝えに行くショートストーリーです。
    とにかくキャラクターが魅力的。
    ブッチャーに例えられている女性も何故か魅力的に見えてくる。
    楽しんでいるうちに一気読みしてしまいました。

    0
    2024年11月17日
  • 逆ソクラテス

    購入済み

    短編集

    シンプルだけどもグッと刺さる言葉があるのが伊坂さんの本の好きなところ。楽しく一気に読むことができました。

    0
    2024年11月14日
  • 魔王 新装版

    Posted by ブクログ

    千葉さん出てきてめちゃくちゃ嬉しかった〜!!
    モダンタイムス読んだ後に魔王を読んだ。どっちも読まないとこの本の良さわかんないよ

    0
    2024年11月11日
  • SOSの猿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱ伊坂幸太郎はおもしろい。人の話、猿の話最後は全てがつながる。孫悟空がちょいちょい…どころではなく、ほぼ孫悟空の話。
    引きこもりの少年、堅物の五十嵐さん、アカペラコンビニのひと。結局は孫悟空。

    0
    2024年11月06日
  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    エッセイは苦手。だからフィクションを交えたエッセイもどきにすると豪語した作者がギブアップして、結局自分の身の回りのことを書くという、何周してるんだ?の一冊。

    それにしても心配性で地震を恐れていたと思ったら・・・。
    『クジラアタマの王様』でウィルスを書いたと思ったら・・・。
    作者はこれからネガティブなことが書けなくなってしまうのではないか?予知能力が高過ぎて

    どうも読みながら朝井リョウが頭に浮かんでしまっていかんいかん。

    0
    2024年11月06日
  • 火星に住むつもりかい?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平和警察という名の実質魔女狩りが行われるようになった世界。危険人物と疑われると取調べという名目の拷問が行われ、実際に危険人物かどうかは問題ではなくなる。

    長いのと、前半は特に登場人物が多すぎる!笑
    伊坂幸太郎さんあるあるなのかもしれないが、登場人物が多くて伏線のようにさらっと出てくる。
    元々の設定自体が警察という正義であるはずの機関が悪のようになっているいやーな設定なので、もはや誰がやられたときにスカッとすればいいのか(笑)
    終盤は伊坂幸太郎さんらしく鮮やかな伏線回収。
    スッキリ終わることができ、個人的に好きなキャラだった真壁さんが生きてたので良かった。

    P.S.当時20歳のぼくりりによる

    0
    2024年11月04日
  • マリアビートル

    Posted by ブクログ

    場面は新幹線で相当緊迫した状況が想像される中、彼らのユーモア溢れる会話によって何だかホッとしてしまう。特に今作は檸檬のキャラが立ちすぎ。トーマスの解説シーンはギャップ萌え。伊坂作品の真骨頂。

    0
    2025年10月18日
  • ガソリン生活

    Posted by ブクログ

    車好きにはたまらない一冊。
    最初の方は世界観や設定がつかめず読み進めるのが困難だったが、三分の一を越したあたりで急展開!おもしろすぎて声に出して笑うシーンもあれば、夢中になって何時間も読み続けてしまうストーリー性もあり最高です

    0
    2024年10月29日
  • 魔王 新装版

    Posted by ブクログ

    伏線回収!事件解決!という感じではなく読者に委ねる部分が多いなと感じる小説だが、20年前の本とは思えないほど現代に似た情勢を舞台にしている。逆にこの20年日本が何も変わっていないとも取れるが。
    「きっと今、ここで、日本の憲法の事を気にしている人なんて、一人もいないんだろうな」
    解説にもあるように、マクロな視点で見れば歴史は必ず動くし、大きな流れを持っているが、一個人の人生においては周りの事に精一杯であることも事実だ。そこを繋ぐのが唯一投票というシステムなのかもしれない。初めての投票を前に、たまたまピッタリなテーマの本を読めて良かった。

    0
    2024年10月25日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    悪徳記者の火尻とひょんなことからギャングの一人久遠は知り合う。その直後からギャングたちの周りではトラブルが頻発する。後手に回り追い詰められるギャング一味。しかしそれでも最後は敵を蹴散らす、痛快コメディ。

    0
    2024年10月19日
  • ガソリン生活

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    望月家の緑のデミオ、通称「緑デミ」の車視点で語られながら物語が進んでいくという斬新なお話。

    車視点故に、登場人物達が車に乗っているか近くに居るときじゃないと会話が聞き取れないところが最初もどかしく感じましたが、そこは隣人ならぬ隣車のザッパや、他の車達との世間話で情報を集めて話を繋げていくところがより面白さに拍車をかけています。

    車好きや車に詳しい人でなくても、どこか天然が入った可愛らしい緑デミと、こちらもどこか癖のある望月家家族のテンポの良い会話できっと楽しめる1冊だと思います。

    私が購入した中古文庫本は初回限定だったらしく、カバー裏面に書き下ろし番外編〈ガソリンスタンド〉が収録されてい

    0
    2024年10月19日