伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先が気になるストーリー展開と、
気が急いた私をサポートするかのような文章の読みやすさ。
本に振り回されたい時におすすめ。
今回も本当に楽しかったです。
押し屋という殺しの職業を中心に巡る世界を
鈴木、鯨、蝉の3人の視点を通してのぞく物語。
ストーリーだけではなく、
自分の普段靄にかかっている思考を言語化してくれるのもこの本の魅力でした。
「世の中の不幸の大半は誰かが高をくくっていたことが原因」
殺し屋の世界なので、わかる、と言ってはベクトルが違うかもしれないけど、身に覚えがある。
自分の未来の不幸は高をくくってしまう。
他人の未来については予報も警報も出せるのに。
雑記
今回読むのは2回目。
ふとしたキーワードが
後でひょっこり重要な役割として出てくるから
気をつけてたのに、まんまと伏線回収に鳥肌が。
悔しい一方で振り回されてる快感も感じる。。
そして
最後の描写がなんとも気になる。。
鈴木も幻覚を見ている、、ってことですよね?どこからが現実なのか。
もう一回読まなければ。
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Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんの著書は哲学的な表現が多いような気がします。
この本が出版されたのは2005年だと思いますが、日本の政治や政治家に対するアンチテーゼがテーマのように感じました。途中に次のような一文があります。
『聞こえのいいことばかりを口にし、何も決定せず、何も断言せず、憲法をはじめとする法律を恣意的に解釈し、国民を騙すかのようにずるずると、任期を務めていく政治家の無責任さ...』
今に始まったことではないですが、何か令和の政治家の有様を予言していたのではないかとさえ思いました。
主人公には自分が念じた言葉を相手が口に出す超能力を持っていましたが、伊坂幸太郎さんも未来がわかる超能力を持っているのかもしれませんね。
物語の随所に宮沢賢治さんの詩も出てきますが、それに触発されたのか「注文の多い料理店」を本棚に追加しました。夏までには読むぞ! -
Posted by ブクログ
スリル感、スピード感抜群の映像的なストーリー
小学生以来の悪ガキコンビ
高校時代の過去の出来事をキッカケに、決定的に関係が疎遠になっていた
ひょんな事から再び出会った二人が、世界を巻き込むような壮大な事件に巻き込まれる
お互いに色々な事情で抱えた借金
公開中止になった特撮映画
ゴシキヌマの水を求める謎の組織と銀髪の男
村上病の謎
戦時中のB29の不可解な墜落
テロ組織
相葉時之と井ノ原悠という名前は、解説でも語られているけど、明らかにアイドルグループを意識してるよな
二人の性格も真面目と不真面目、熱血とクール、猪突猛進と冷静沈着と対象的だけど
特撮ヒーローものの「鳴神戦隊サンダーボルト」に思い入れがあるという共通点
ターミネーターの如く執拗に、そしてタフに追いかけてくる銀髪の男
謎の美女 桃沢瞳
色仕掛けを武器に男から情報を引き出しつつ、彼女も何らかの事情を抱えていそうな雰囲気
それにしても、冒頭の一文「ガイノイド脂肪に注目しろ!」のインパクトよ
この文章はどっちの思惑なんですかね?
伊坂さんっぽくはあるけど……
戦後に発生した架空の病気「村上病」の謎
新型コロナウイルスのパンデミック前にこの物語が書かれていたんだなぁ
架空の物語ではあるけど、所々に人々の反応の答え合わせがされた気がする
国が推奨するワクチン接種
それに反発する人
ワクチンのリスクとベネフィットの比較
所々の設定に物語上の都合のよいファンタジー要素があるけど、実際にバイオテロを起いたら大変な事になるというのが実感できる
ラストの展開ですけど、あそこの気密性ってどうなんですかね?
確か人が閉じ込められたときのために通気孔があるようなものですけど
ま、その辺のツッコミは野暮ですね
色々と手こずらせたり、いい場面で活躍したりした犬のポンセ(仮称)
助っ人外国人で巨人の選手ではなかったというヒント
名前が何かの伏線や前フリかと思ったけど違ったな
下巻のボーナストラックでも登場してるし、やはりマスコット的な立ち位置なんだろうなぁ
物語としてはバディものにあたるけど、その執筆背景が何よりのバディものになっているというね
阿部和重と伊坂幸太郎が打ち合わせして、お互いに担当する章を決め
さらに出来上がった文章にまたお互いにガンガン手を入れてくという制作方法らしい
お互いに手の入っていない部分はないとの事
阿部和重さんの著作は一作も読んでないし、伊坂幸太郎は何作か読んだ程度だけど、設定や言い回しの所々から伊坂幸太郎っぽさは感じる
世の中に、こんな制作スタイルで出版された作品って他にあるのかな?
こんな特徴というだけでもこの作品に価値があると思える -
Posted by ブクログ
二人の作家が織りなすノンストップエンタメ
小学生以来の悪ガキコンビ
蔵王の御釜の水を求める謎の組織と異様に強い銀髪の男
戦後に発生した「村上病」の謎
東京大空襲の日に東北方面で墜落した三機のB29
詳細な感想は下巻を読み終わってから
阿部和重と伊坂幸太郎の合作らしい
阿部和重さんの著作は未読なので何とも言えないけど、伊坂さんのは何作か読んだ事があるので、所々に漂うそれっぽさは感じる
どうやって書いたんでしょうね?
江國香織さんと辻仁成さんのように、それぞれ別の人物のパートを書いているわけでもない
木皿泉のように、二人でプロットを相談し、どちらかが主導して書いて、もう片方がバトンタッチして加筆修正して、とか?
うーん、二人の文章を読み込んでいるわけではないので、よくわからん