伊坂幸太郎のレビュー一覧
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さよならジャバウォックを読んで、他にどんなの書いているんだろうと古本屋に寄ったらこれが目に入り面白そうということで手に取ったのですが、個人的に刺さりまくって楽しかったです。
短編ということもあり、すらすら読めたのはもちろん、どこか共感できるところがあるというか、題名にもなっている逆ソクラテスの話は個人的に思う部分がかなりあって、気持ちが入って読んでしまいました。
なかなか小学生が題材になっているものを少ないのでは?と思いつつ、最後まで読んでいたら作者本人からこのジャンルは稀です、この作品を読んで私の他の作品を読もうとしたらギャップありますとおっしゃられていて、確かに、全然違うなと思いつつ、こう -
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陣内がとてもかっこよかったです。
「俺がかっこいいのは当たり前だろ」と陣内に言われそうですが……。
陣内だったらこんなセリフを言うだろうなと、頭の中で再生されてしまうほど、今回もキャラクターが際立っています。
本書では「未成年の犯罪と更生」というテーマが描かれていますが、個性豊かなキャラクターのおかげで難しくなりすぎず、クスッと笑ってしまう場面の中に人間の核心に触れる心理が含まれていて、ハッとさせられました。
また、普段あまり考えることのない「罪の重さ」についても、改めて考えさせられました。
さらに、「ちゃんと仕事をする」の「ちゃんと」は、何に向かっての「ちゃんと」なのかと考えさせられま -
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○本のタイトル『マリアビートル』
○著者名 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
○『殺し屋』シリーズ 2作目!
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○感想
新幹線の中で繰り広げられる緊迫した殺し屋たちの戦いが描かれている。
この物語では、限られた時間の中で次々と起こる予想外の出来事に、目が離せなくなるだろう。
殺し屋たちが行っているミッションは一見簡単に思えるかもしれないが、実際にはさまざまな要素が絡み合い、単純な話ではなくなっていくから面白い。
個性豊かなキャラクターたちにどんどん引き込まれる感覚が気持ちいい。
誰が勝ち、誰が負けるのか。
そして、恐ろしい依頼主から罰や拷問を受けることにな -
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ネタバレあるサラリーマンに始まり、顔も知らない相手と電話友達になった女性、ファミレスでクレームの仲裁をした男性、免許更新のたびに再開するある女性などの様々な人物を6つの短編で描く描く群像劇。
一見関連のない彼らなのに、どこか縁ができて関わりあっていく。
伊坂幸太郎さんの作品はいつもばらばらの登場人物が一つにまとまっていくのが楽しい。
ここで最高の結果が出たらきっとすっきりするんだろうなあと期待するような展開にはならないことが多い。
家を出て行ってしまった妻は帰ってこずに離婚したし、復讐は果たされないし、日本中を沸かす勝利も得られない。
けれど、その人生が失敗なわけではない。
作中では、「自分が正しい -
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ネタバレずっと展開が読めずに、先に進んでいく。ハラハラしながら読めた。青柳はメンタルが強すぎると思う。国家権力並みに強大な敵を前にしながら、逃げ続けるエネルギーがすごい。周りの助けもあってよかった。国家権力並みの存在を敵に回しても助けてくれる友人がたくさんいることに、青柳の人の良さみたいなものが滲み出ている。
最初はもっと小さな敵を想像していた。青柳は逃げながらも真犯人を見つけ出し、最後には冤罪を警察や世間に認めさせてハッピーエンドという結末を想像していた。でもそんな予定調和はなく、飽きさせないストーリーでおもしろかった。結局これらの事件を企んだ黒幕みたいなものはわからないけど、その分想像の余地があっ -
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96点。
めちゃめちゃ良かった!!
キャラクターが良いね。嘘を見抜く、スリ、演説の達人、正確な体内時計、特に最後がやばい。何食べたら思いつくんだという。おしゃべりで良く演説する響野がとても良いね。銀行強盗の現場で演説し始めてまじで楽しかった。臨場感があった。ずっと響野が良かったな。みんなちゃんと活躍してるのが良いね。嘘を見抜く成瀬も頭がキレていて、久遠は若い感じで少し危なっかしさもありつつたくさん盗んでいて偉い。
伊坂はキャラクターと構成の妙だ。あの時のあれだ!!!となるのが本当に楽しい。気づいた時にすごいにやにやしてしまった。中盤少しだれてしまって飽きがきていたので、もう少しコンパクトにで -
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ネタバレやっぱ私は殺人系の本とかが好きだなって思った
繋がってなさそうなのに実は複雑に絡み合ってて、あ〜あの人はこの人に殺されたんだ!とか最後の方のスズメバチの薄気味悪さとか鈴木の肝の座り方とか本当に面白かった
ただなんで殺さないんだろう?って思った場面も多かったかな〜
王子が本当に嫌いすぎてずっと王子が死ぬことだけを望んでたから木村夫妻にボコボコにされたと思うとそこまで描写して欲しかったなとも思う
王子の俺の方が優位だってずっとカーストだけを気にしてる感じが中学生特有だなとか、それを分かった上で淡々と返答する鈴木の教師らしさとか、木村夫妻の何をしても勝てない経験値の差とか、殺し屋の話で現実味ないは