伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    登場人物の軽妙なテンポの掛け合いが、初期の伊坂幸太郎の独特の「間」を感じさせる。
    久しぶりに、伊坂幸太郎の作品を読んだが、こんなに読点が多かったっけ、となった。個人的には登場人物の思考のスピード感を反映しているようで、悪い違和感はなかった。
    他に気になった点でいうと、似通った表現が多くなっている気がした。しかし、気持ちの悪いほどではなく、物語のリズムが良くなっていたり、対比のように感じたりする効果もあった。
    感性的な文でありつつも、無駄な部分が削ぎ落とされていた。それにより、少しの違和感も放ったらかしにされず、最後に綺麗に伏線回収される気持ちの良い作品だった。

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    2026年06月23日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    不思議な話で、わたしはオーデュボンの祈り、この話が伊坂さんの作品の中で1番好きなんだけれど、久しぶりに読んだらさ、涙がぽろぽろこぼれて止まらなくなった。
    案山子が、生まれるところ。世界は変えられないけど、自分の成すべきことをやる、その覚悟が凄まじくて、涙がぽろぽろ出てきたよ。島を閉鎖する、その動き、今の日本につながるような気がして。
    別に西洋の人達が嫌いな訳でもないけれど、自分たちの文化がなくなってしまうようで、こわいんだよな。

    西欧文化にかぶれて、この島の本質を失ってしまうことを恐れていただけだ。桜の花や、穏やかな言葉や、美しい水田、そういったものが滅びてしまうのが恐いのだ。
    禄二郎のこと

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    2026年06月22日
  • サブマリン

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    チルドレンの続きにあたる小説

    前回は陣内という気持ちのいい男の物語だったが、本作のほうが少年犯罪にフォーカスした話のように感じた。
    犯罪は犯罪。けれどその裏には無数の「でも、」があるかもしれない。未来がある少年だからこそ、その「でも、」が重くのしかかる。
    陣内の爽快なキャラがやはりいい。『ほら、できたじゃねぇか』大人になってそう言えることのカッコ良さ。

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    2026年06月22日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    伝説的作品。初トライ。面白かった。椎名の父の容体が気になるが、この物語はドルジと琴美と河崎の物語なので、ここまででいいのだ。

    椎名は引越してきて、隣の103号室に挨拶に行ったら、河崎に本屋さんへの強盗に誘われる。広辞苑が欲しいらしい。

    車が猫を撥ねて行ってしまったので、公園でブータン人のドルジと埋めてあげる。と、ペット殺しをしていると思しき三人の若者に襲われて逃げる。

    本屋強盗に誘われた翌日、僕はバスに乗る。痴漢がいたが、コワモテのお兄さんで、僕は助けを求められたがみぬふりをしてしまう。葱をもったオバさんが助ける。

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    2026年06月21日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    第5部に入る時、読み終えるのがもったいなく次の日に回した。そして読み終えた後、読みこぼしをしないよう2周目読み返す。

    人間最大の武器「習慣」と「信頼」
    その通りだね、森田くん

    ある日突然、首相暗殺の容疑者になるなんて、ありえないテーマに、正直言って期待薄の読み始め。時系列と一人称の変化にも対応できず???
    途中でそういうことか!とイラストの意味に気付く。

    青柳くんと「信頼」で繋がる人々の人間性が、なんと気持ちのいいことか。伊坂さんありがとう。窮地だけど、読んでいて救われる思い。青柳くんの「よくできました」人柄と生き方なんだろうなあ。その頃の樋口さんには、物足りない何か・・・大学生の恋愛っ

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    2026年06月21日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    面白かった〜!最後、驚きの場面が2箇所あって、声出た!これだから伊坂幸太郎さんは面白い!
    読後がとても爽やかで暖かい気持ちになれた。

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    2026年06月21日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    「よくできました」「痴漢は死ね」「小さくまとまるなよ」とか印象的な言葉がつながって最後に青柳が逃げて生きていることがいろんな人に伝わる描写がとても良かった。ハラハラしながらとても納得感があり楽しく読めた。

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    2026年06月21日
  • 砂漠

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    よくあるけれど、特別で、ちょっと変わった大学生活に自分も潜り込めた気がした。
    大学生の時のことを思い出した時に読みたくなる本。(あと、友達と麻雀がしたい時)

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    2026年06月20日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    日々をなんとなく過ごしていても、何かに突き動かされて走り続けていても、大きな壁にぶつかって挫けそうになっていても、世界は回り続ける。

    こじつけだし、ホラ話だし、それでも人は巡り巡って、今も世界を回し続けていると思う。
    未来を向いて一歩ずつ歩いていける気がする。そんな小さいけど大事な勇気をくれた本です。

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    2026年06月20日
  • 逆ソクラテス

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    初 伊坂幸太郎さんでした
    短編ごとのお話が最終話でまとまった
    すっきりした内容で面白く読みました

    最終話のクリーニング店の噺は『おばあちゃんの気持ち わかる!わかる!』とつぶやきながら読みました

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    2026年06月19日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    ネタバレ

    これ、好き!!
    人の名前があまり覚えられない私には少し、人がごちゃごちゃする面もあったけど、何より楽しい!!
    うん、楽しい!途中からの伏線回収の気持ちよさも半端ない!うん、楽しい!好きだなこの本

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    2026年06月19日
  • 逆ソクラテス

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    読みやすかったです。
    小学生の子供たちが主人公で5つのお話に分かれます。
    1つ1つが大人でも教訓になる小説です。

    この本は現代人にぴったりだと思いました。考える力、変化する力、集団で生きる力、誠実さ、あの作品の登場人物たちはいろんな力を持っている(持ち始めた)と思います。生成AIで変化の激しい時代に現代に生きる私たちが必要な力を彼らは備えている、そういう風に読みました。学校では教えてくれないこと、それが現代社会に生きる必要な力かもしれないですね。

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    2026年06月20日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    壇先生の平凡だけど正義感が強い、そしてとんでもない能力を持ってるけどいろいろ面倒な要素が多いっていうのが物語に大きな魅力を与えていたと思います。ロシアンブルも結構好き。

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    2026年06月19日
  • 重力ピエロ

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    ネタバレ

    不思議なタイトルに惹かれ、読んでみました。
    伊坂さんの作品はこちらが初めてです。

    点と点が繋がっていく展開がとても面白く、なにより兄弟や家族の絆に最後はとても感動しました。

    放火事件の犯人については、ヒントが散りばめられていたのでなんとなく推測できました。夏子の話や睡眠薬など何気ない思い出や会話が、後に繋がって思い起こされていく感じが不思議でとても面白かったです。
    睡眠薬でなぜか、泉水が自殺するんじゃないかと勘違いもしましたが、まさか飲まされる方になるとは…。最後のお父さんのセリフなんかは大号泣で、何でもない言葉だけどすごく愛が伝わりました。

    伊坂さんの他の作品もぜひ読んでみたいです!

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    2026年06月18日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    2026 2冊目
    厚めの小説だったしスキマ時間にしか読めなくて時間がかかったけど、読破できた。中2か3の時に1度読んでて、最近読書をはじめたから持っている本を読み返そうと思って読んだ。当時と比べて成長したこともあって「あれこんなに面白かったっけ」って思うことが多々あった。現在から学生時代へ繋がる描写がすごい好き。その学生時代の描写が後々の伏線となるのも面白い。そして座右の銘にしてもいいなって思うくらい好きな言葉が「人間の最大の武器は習慣と信頼」っていう言葉。まじでその通りだと思う。
    満足ですありがとう。

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    2026年06月18日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    めちゃくちゃ面白くて、なんで伊坂幸太郎の本ってこんな面白いんだろうって思いながら読んでた!
    伊坂幸太郎の小説を読んでると、なんというか、純粋に「楽しむための読書」みたいな感覚になれて、とても好き

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    2026年06月17日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    大どんでん返しが多すぎる。
    伊坂幸太郎さんの作品のそういうところが好きで今度こそ見抜いてやるって思考巡らしながら読んでたのにまんまと騙されてまた中毒です、、
    時系列と登場人物、語り手の移り変わりの設定がすごい。

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    2026年06月17日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    人への被害よりも動物への被害の方がリアルに感じられるのか、最初は読んでいて結構しんどかった。

    何かの犯罪被害を受けている人の心情や行動の描き方がリアルだなと思った。
    私は幸い事件に巻き込まれたことがないから、琴美の取る行動に共感ができず、なんならイライラもさせられたけど、読み進めるうちに、
    これがリアルなのかも知れない
    自分だってこうなる可能性が大いにある
    と思わされた。
    琴美に対する印象が最初と最後でちょっとだけ変わった。

    ブータン行ってみたい。

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    2026年06月17日
  • オー!ファーザー

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    おそらく伊坂作品の中で一番のお気に入りかもしれません。この作品よりもずっと以前に読んだ「イローナ…」が好きだったこともあるかもしれない。

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    2026年06月17日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    面白かった。現在と過去が交互に書かれて、少しずつ近づいている感じが夢中になる。
    そしてやっぱり、今回の作品も登場人物の魅力がすごい。

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    2026年06月16日