伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登場人物の軽妙なテンポの掛け合いが、初期の伊坂幸太郎の独特の「間」を感じさせる。
久しぶりに、伊坂幸太郎の作品を読んだが、こんなに読点が多かったっけ、となった。個人的には登場人物の思考のスピード感を反映しているようで、悪い違和感はなかった。
他に気になった点でいうと、似通った表現が多くなっている気がした。しかし、気持ちの悪いほどではなく、物語のリズムが良くなっていたり、対比のように感じたりする効果もあった。
感性的な文でありつつも、無駄な部分が削ぎ落とされていた。それにより、少しの違和感も放ったらかしにされず、最後に綺麗に伏線回収される気持ちの良い作品だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議な話で、わたしはオーデュボンの祈り、この話が伊坂さんの作品の中で1番好きなんだけれど、久しぶりに読んだらさ、涙がぽろぽろこぼれて止まらなくなった。
案山子が、生まれるところ。世界は変えられないけど、自分の成すべきことをやる、その覚悟が凄まじくて、涙がぽろぽろ出てきたよ。島を閉鎖する、その動き、今の日本につながるような気がして。
別に西洋の人達が嫌いな訳でもないけれど、自分たちの文化がなくなってしまうようで、こわいんだよな。
西欧文化にかぶれて、この島の本質を失ってしまうことを恐れていただけだ。桜の花や、穏やかな言葉や、美しい水田、そういったものが滅びてしまうのが恐いのだ。
禄二郎のこと -
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第5部に入る時、読み終えるのがもったいなく次の日に回した。そして読み終えた後、読みこぼしをしないよう2周目読み返す。
人間最大の武器「習慣」と「信頼」
その通りだね、森田くん
ある日突然、首相暗殺の容疑者になるなんて、ありえないテーマに、正直言って期待薄の読み始め。時系列と一人称の変化にも対応できず???
途中でそういうことか!とイラストの意味に気付く。
青柳くんと「信頼」で繋がる人々の人間性が、なんと気持ちのいいことか。伊坂さんありがとう。窮地だけど、読んでいて救われる思い。青柳くんの「よくできました」人柄と生き方なんだろうなあ。その頃の樋口さんには、物足りない何か・・・大学生の恋愛っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議なタイトルに惹かれ、読んでみました。
伊坂さんの作品はこちらが初めてです。
点と点が繋がっていく展開がとても面白く、なにより兄弟や家族の絆に最後はとても感動しました。
放火事件の犯人については、ヒントが散りばめられていたのでなんとなく推測できました。夏子の話や睡眠薬など何気ない思い出や会話が、後に繋がって思い起こされていく感じが不思議でとても面白かったです。
睡眠薬でなぜか、泉水が自殺するんじゃないかと勘違いもしましたが、まさか飲まされる方になるとは…。最後のお父さんのセリフなんかは大号泣で、何でもない言葉だけどすごく愛が伝わりました。
伊坂さんの他の作品もぜひ読んでみたいです!