伊坂幸太郎のレビュー一覧
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クリスマスという特別な日の雰囲気と、少し不思議な出来事が組み合わさっているところが面白いと感じた。探偵が登場するため、事件の謎を解いていく物語なのかと思っていたが、単純なミステリーではなく、人とのつながりや優しさが描かれている作品だと思った。
登場人物たちの会話や出来事がどこかユーモラスでありながら、読み終わった後には温かい気持ちになれるところである。大きな事件が起こるわけではないが、何気ない出来事の中に意味があり、それが最後につながっていく展開が伊坂幸太郎さんらしいと感じた。
クリスマスという「誰かと過ごすこと」や「人とのつながり」を意識しやすい日に物語が設定されていることで、登場人物同 -
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ネタバレただの宅配ドライバーの一般人だった主人公が、首相殺しの犯人にされ、警察から命を狙われる。一か八かのギリギリの逃走劇は主人公の恐怖が伝わり、とてもハラハラした。この作品の魅力の一つはやはり個性豊かな登場人物たちだろう。度々挟まる主人公と大学や仕事の仲間との回想シーンは彼らの人物像を鮮明にし、その後の彼らの行動に説得力を持たせている。また、印象的だったのはマスコミや警察、政府の描き方だ。マスコミは視聴者が喜びそうな情報なら不確実でも流す。容疑者の家族や関係者にも容赦なく取材する。まるで人権がなくなったかのように。主人公の父親の記者たちに発した言葉にはぐっときた。警察もセキュリティポッドによる盗聴や
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装丁の美しさに惹かれて手に取った、伊坂幸太郎さん25周年記念の書き下ろし小説。
「知能は人間だけのものではない」という視点がとても新鮮だった。光や物質を感知したり、危険から身を守ったり、他者を利用して問題を解決したり……植物にも、人間とはまったく違う形の知性があるのだと知ると、面白くもあり、少し怖くもなる。
舞台は、天災や疫病によって人類滅亡の危機に陥った世界。なぜか西遊記を思わせるネーミングである、五十九彦・珊瑚嬢・蝶八塊の3人は、AI「天軸」と「先生」の居場所を目指して旅をする。伊坂さんらしいユーモアのある設定だなと感じた。
物語後半の、「私たち人間はずっと世界が終わりそうだと大騒ぎ -
Posted by ブクログ
「グラスホッパー」、「マリアビートル」、「AX」に続く殺し屋シリーズ。今までの話を読んでなくても楽しめるけど、未読なら「マリアビートル」を読んでから読んだ方が面白いかもしれないです。
今回は出入り口が限られるホテルが舞台。
スピード感ある展開に独特の言い回しが一気に読ませます。相変わらず運の悪い殺し屋の七尾だけど、不運にもすっかり慣れてきてる感があるのも面白い。簡単に人を殺して死体がたくさん出来上がるけど、個性的なキャラたちによって重さを感じません。マクラとモウフのコンビとかネーミングが好き。敵も時代名がついていて登場人物が多いので、若干の読みづらさを感じるけど、スリリングな映画を観ているよ