伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • AX アックス

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    伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズは正直そこまでハマっていなかったのですが、この『AX』だけは別格で一気に惹き込まれました。中弛みすることもなく、最初から最後までずっと面白かったです。
    その理由は間違いなく、主人公・兜の「妻に対する気持ち」にめちゃくちゃ共感できたから(笑)。
    家で常に妻の顔色を窺い、機嫌を損ねないように必死になる兜の姿が他人事とは思えなくて、読んでいて笑いつつも胸に刺さりました。かといって妻のことが嫌いなわけではなく、不器用だけどちゃんと愛しているんですよね。
    兜の妻のあしらい方は本当上手で、「なるほど、そう対応すればいいのか」と感心させられるのですが、分かっていても実際にはなかなか真似できないのが現実。その絶妙なリアルさがたまりませんでした。
    最強の殺し屋でありながら、家庭では恐妻家というギャップ。兜というキャラクターに感情移入できたからこそ、物語の展開や彼の決断にもより深く心揺さぶられました。

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    2026年09月30日
  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    本当に面白くて、最高の本だった。
    マリアビートルを読んだのがかなり前でうろ覚えだったのが悔やまれるのでまた読み直したい。

    七尾の不運さに初めはイライラしてしまったけど、だんだんそれが癖になってきて、不運さに適応しようとする七尾が大好きになってた。

    世の中を見下してる人間たちが、自分より下だと思っていた人たちに負けるっていうのが本当に良かった。勧善懲悪味がある。
    乾の復讐が成し遂げられた時が特に最高。

    七尾と真莉亜、マクラとモウフ、高良と奏田、そして乾と紙野、推せる二人組が多すぎる。みんなずっと仲良くしててほしい。
    紙野ちゃんは本当に報われてほしい。

    『リンゴはリンゴになればいい』は本当に名言で、自分もそれを肝に銘じて生きていきたい。そうしたら人生が今より少し幸せになりそう。

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    2026年09月30日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    テンポ良く読める。スピード感がまるでアクション映画を劇場で見ている様だ。マリアビートルとそうだったし是非、映画見てないから動画も見てみようと思う。一人息子を持つ私、伊坂幸太郎先生作品で出てくる主人公の親父が大好き。本作の青柳父も報道陣と真っ正面から戦い一歩も引かない。「正義の味方のお前たち、雅春が犯人だと思うなら賭けてみろ」のくだり痺れた。「バスの運転手も料理人も最善の注意を払ってやってるんだ。何故なら他人の人生背負ってるんだからな覚悟を持てよー」でもう脳に全て血液上がったんじゃないかな。重力ピエロの泉水、春の父、マリアビートルの木村父、あー素晴らしい、俺もこんな親父が欲しかった。こんな親父になりたい。

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    2026年09月30日
  • 777 トリプルセブン

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    伊坂幸太郎さんらしく、ストーリー展開の面白さ、登場人物一人ひとりの愛すべき独特なキャラに加え、日々の生活への示唆も随所に埋め込まれていた作品だった。

    他人をよくけなす人は、他人と比べることでしか幸せを測れないから。要は本当の自信がない。他人との比較でしか幸せを感じられないのは実は不幸ということ。

    作中では、世間を下に見て(←これ自体が本当は自信がないことの裏付け)余裕綽々としている人たちに対して、今までの不運な経験から常に最悪を想定して動いている人たちが様々な逆境を乗り越えて、彼らを逆転し、倒していくのは痛快。

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    2026年09月30日
  • 終末のフール

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    こういう退廃的で、どうしようもなくて、受け入れるしかない世界観好きなのかも。
    後半の話になるにつれて惨さが少し露わになるけど、致し方ない、諦観って感覚。
    生き残ってる人たちの飄々とした感性もあり軽めに読めた。
    鋼鉄のウールと天体のヨールが特に好みだった。

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    2026年09月29日
  • さよならジャバウォック

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    どこか初期の伊坂作品を思わせる空気感があり、「『アヒルと鴨のコインロッカー』が好きな人には特におすすめ」という推薦文に納得した。
    2人の視点から交互に描かれる物語がどう結びつくのか、最後まで予想がつかず驚かされた。随所に漂っていた違和感が綺麗に回収されていく構成はさすが。
    理性を失った時に現れる人間の本性が「ジャバウォック」だとしたら、私たちも知らず知らずのうちに頭の中でそれを飼っているのかもしれない。それでも善意を信じたいと思わせてくれるラストの展開と、失われた親子の時間をつなぎ直す「おかえり」の言葉に、心が温かくなった。

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    2026年09月29日
  • 777 トリプルセブン

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    殺し屋シリーズは、読者を物語に引き込んで我に帰る隙を与えない
    中断してもまた読み始めればすぐに意識は件のホテルに戻れる
    二人組はまとめて生かしておくか殺してしまうか
    遺る人を作らないから、エンタメとして切なさを感じさせない

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    2026年09月28日
  • AX アックス

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    ネタバレ

    妻に尻に敷かれているよくある平和な家族だけど兜にとっては妻が一番怖い存在で笑えた。兜は家ではピリピリしてるかもしれないけど見ているこっちは微笑ましいって感じ
    克己のことを医師が気にしているシーンはちょっと怖かった。

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    2026年09月28日
  • 死神の浮力

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    『死神の精度』で伊坂幸太郎さんワールドにハマり
    楽しみにしていた『死神の浮力』

    始めは???千葉さんなかなか出てこないし、なんのこっちゃなスタートだったけど。

    読み進めていくうちに千葉さんの言動にも楽しませてもらい、
    山野辺さんとお父さんのやりとりを通して
    『死』について考えさせられたりと、
    スラスラと読み進められた。

    最後まで千葉さんは千葉さんで良かったと思う。
    続編が楽しみだ!

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    2026年09月28日
  • 砂漠

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    起承転結というより、少し色んな体験をした大学生の日常を覗き見している感じ。
    ひとりひとりのキャラクターがすごく立っていて読んでいて楽しかった。西嶋が東堂のキャバクラに行くお話が好き。最後の莞爾が実はお前たち5人組が羨ましかったみたいなニュアンスの話を卒業式でしているのがまさに学生の心の中って感じで青春を感じられた。

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    2026年09月28日
  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    777の意味が後半にわかってつながった。こんなにばたばた人が死ぬの、、?ってもはや笑えてきちゃうけど、ほんとにユーモアたっぷりでホラー味強いのにふって笑いながら読める本。

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    2026年09月27日
  • 777 トリプルセブン

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    作品紹介から派手なドンパチものを想像していたが、思っていたよりも展開や駆け引きが楽しめる作品だった。次々と起こる出来事にハラハラしながら、先の展開が気になって一気に読み終えた。登場人物も個性的で、それぞれの思惑が交錯していくのも面白かった。

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    2026年09月27日
  • 死神の精度

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    死神の視点から人間の世界を見るので、非日常的な感覚になる。態度の甘さと味の甘さが分からなかったり、ステーキを死んだ牛と呼んだりするのが可笑しい。これから歳を重ねると考え方が凝り固まりそうだが、他人のものの見方や人以外がどうものごとを捉えるのか、気にしてみようと思う。

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    2026年09月27日
  • AX アックス

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    ネタバレ

    流石伊坂幸太郎。話の持って行き方が上手くてサクサクと読み進めることができる。

    主人公の「兜」が殺し屋としてかなり強いのに人間味満載なのがギャップで良い。
    物語の主が家族愛で、殺し屋の話なのに身近に感じられる。
    殺し屋として葛藤しつつも仕事を成功させ、家に帰ったら恐妻家で尻に敷かれ、息子を気にかけて時には頭を悩ませる姿が丁寧に描かれているから、それが要因なのかもしれない。
    家族愛が主であるとは言え、きちんと殺し屋の仕事が書かれているので、カッコよいし、「兜」の有能さが引き立っていてそこも満足感を得られる。

    「殺し屋×恐妻家」
    パッと見違和感のあるこのタッグがこの作品の面白さで魅力である。

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    2026年09月27日
  • オーデュボンの祈り

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    不思議な設定で最初は読み切れるか不安だったが、とても面白かった。全ての登場人物に意味があり、繋がっている。

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    2026年09月27日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    だいっすきな本
    あぁ私たち読者も、ただのモブだったんだ
    彼らの生活をのぞいているだけのただの第三者で、彼らの日々をいつのまにか愛しく、かけがえのないものと思っていたんだと、最後には哀しくて切なくて、余韻がすごい

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    2026年09月26日
  • AX アックス

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    「殺し屋シリーズ」を初めて読みました。裏社会では超一流の殺し屋、家では妻の機嫌を最優先する恐妻家、という対比がシュール笑 家族愛に満ちていて温かい気持ちになりました。

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    2026年09月26日
  • グラスホッパー

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    ポップながらも、登場人物の死生観や力強く生きる姿が鮮明に描かれている伊坂幸太郎らしさ全開の1冊だった。
    鯨の‪‪‪‪”‬人は本当は死にたがっている‪”‬という言葉は印象に残った。

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    2026年09月26日
  • 砂漠

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    若くて甘酸っぱくて
    残酷さも爽やかさも、
    色んな青を見させてもらいました。

    青から連想される水、潤いと真逆の砂漠。

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    2026年09月26日
  • グラスホッパー

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    三人の殺し屋、それぞれの思惑が交錯する物語。 淡々としている中にも命のやり取りを匂わせる緊張感があり、会話の端々には伊坂先生らしいユーモアが。久々の伊坂ワールドを堪能できました。次作 マリアビートル も人気作品なので楽しみです。

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    2026年09月25日