伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ホワイトラビット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    怒涛の後半!!期待を裏切らない面白さ。
    伊坂幸太郎はやはり凄い……!

    白兎事件。
    仙台のとある一家で起こる、人質立てこもり事件を軸に巻き起こるドタバタ劇!
     新妻を人質に取られ、渋々犯行に及んだ立てこもり犯、立てこもり事件に巻き込まれた空き巣、交渉を試みる警察。たくさんの情報が複雑に交錯しながらも、後半でまとまり一気に物語の真相へと迫る!

     誘拐グループ、立てこもり、空き巣、レ・ミゼラブル、オリオン座などの要素が多々あるのにも関わらず、しっかり一つに集約されていて読みやすい。
     時系列がどう繋がって行くのか、始めは戸惑いつつも読んでいくにつれて、ユーモアある説明が入るおかげで理解しながら楽

    0
    2026年05月17日
  • オーデュボンの祈り

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすく、内容がスラスラ入ってくる。登場人物が多いのに個々の役割や存在意義が明確にあって、名前を覚えようとしなくても勝手に頭に入ってくる。ミステリーというジャンルはナゾ→紐解きという構造であり、最初の設定で世界に入り込むのが難しいイメージが個人的にあったが、本作は序盤の空気感からワクワクが止まらず、読むペースはなんら滞ることはなかった。極上のオーデュボンを是非。

    0
    2026年05月16日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    なんだろう
    どこか少しずっと可笑しみもあって、
    奇跡ってあるかもという気持ちになった!

    登場人物もそれぞれが浮かび上がってくるような、個性が光っていていいなと思う

    思いがけない方向から
    心に届くような言葉も散りばめられていて、
    新鮮な感覚になることができた

    0
    2026年05月16日
  • オーデュボンの祈り

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎デビュー作品。伊坂作品、結構読んで好きな作家です。本作品は作家の魅力が溢れている。然しながら他の人の感想を読むとファンタジー要素が合わない人もいらっしゃるようです。そんな方は「殺し屋シリーズ」か「陽気なギャング」か或いは「砂漠」「チルドレン」なども頂きたい。とにかく素晴らしい作家さんなんで是非、二つくらいは読んでから判断して欲しいとファンの1人として考えます。

    0
    2026年05月16日
  • サブマリン

    Posted by ブクログ

    陣内シリーズ2作目。交通事故の加害者と被害者の問題と少年犯罪、と『チルドレン』より重いテーマを扱っているのに陣内さんは良くも悪くも変わらなくてそれがこの作品の癒しポイント?にもなっていた気がする。白黒はっきり付けられない、やるせなさが残る結末。だけど、誰か見ていてくれる、気にかけていてくれる人がいることは凄く幸せで救いがあることなのだと気付かされた。

    0
    2026年05月15日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    久しぶりに再読。傍迷惑な人なのに何故か憎めない、かっこ悪いのにかっこいい。無茶苦茶言っているようで、実は筋が通っている…不思議な矛盾を抱えた主人公の陣内さんのキャラクターがとても魅力的。担当する子ども達すらも自分のペースに巻き込みんで振り回しつつ、なんだかんだ解決に導いている陣内さんは凄い人なのかも?周りが振り回されながらも、一緒に銀行強盗に巻 き込まれたり、 彼の失恋に付き合ったり。 そんな彼 が子供を導いたりする姿もコミカルで、読んでいて楽しい。 『 チルド レン』と『イン』のお話が好きだった

    0
    2026年05月15日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    二つの世界がつながっていて、戦いの結果が双方の世界に反映されるという“伊坂ワールド”全開のストーリーです。
    しかも新型コロナウィルスが蔓延する前にこの内容って、もはや予言書なのではと思ってしまいました。
    内容も構成も面白く、一気に読み終えてしまいました。

    0
    2026年05月14日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    ひとに流されない正義を持つ陣内好きだなー
    近くにいると迷惑だなって思うこともあるけど、巡り巡って人のためになっているところもある

    0
    2026年05月14日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    読み終えた後、切ない気持ちになりました。家族のために蜂を退治したり、ボルダリングジムに通うなど穏やかで幸せな生活を思い出して…

    中盤まで一人の視点で物語が進みます。このシリーズでは珍しいなと思っていたところ、223ページ目のサラッと書いてある一文で衝撃を受けました。

    0
    2026年05月13日
  • アイネクライネナハトムジーク

    Posted by ブクログ

    日常の中の知りえない奇妙で大切な縁を拾っていくお話。つらいこともあるけど、こんな縁があちこち転がってる人生悪くないなと思ったりした。

    0
    2026年05月11日
  • マリアビートル

    Posted by ブクログ

    新幹線の中で繰り広げられる、殺し屋たちの駆け引きと戦いを描いたサスペンス。テンポがとても良く、次の展開が気になってページを捲る手が止まらなかった。登場人物同士の掛け合いや緊張感のある展開も面白く、最後まで一気に楽しめた。読後感もすっきりしていて満足感が高い。『グラスホッパー』を読んだ後だったので、つながりを感じられたのも良かった。

    0
    2026年05月11日
  • 楽園の楽園

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎さん、デビュー25周年記念描き下ろし短編。短いながらも面白かった。

    AI「天軸」暴走の謎に迫る、3人の選ばれし者。
    あの古典のキャラクターや設定のオマージュがテンポ感を良くしている。

    ディストピア小説とも言えるが、「神話」とか「神託」寄りにも解釈できる。
    ヒトという生き物について、そして、この世界の理について考えさせられた。

    0
    2026年05月10日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    兜〜!最高な男だった。

    どんな仕事をしていても、家族を思う気持ちがこんなにあればいいなと。愛が深い本だ。

    親子愛!です

    0
    2026年05月07日
  • グラスホッパー

    Posted by ブクログ

    面白すぎて一気読み!
    家事を放り出して読み耽ってしまった…。
    殺し屋シリーズ、第一弾。『AX』が面白かったもんだから、原点に戻ってみた。
    殺し屋モノなのに、ほっこりしたり、笑えたり…シリアスだけじゃないのがいい!

    0
    2026年05月07日
  • 火星に住むつもりかい?

    Posted by ブクログ

    読み終えた今、妙に納得というか、開き直りに似た爽快感と、こうラストを持ってくるのか〜!さすがすぎる〜!という伊坂さんへの尊敬と、色んな気持ちが渦巻いています。振り子の喩え、凄すぎませんか。

    魔女狩り的な世界、伊坂さん自身が「怖い」と仰っていたもの、覚悟して読みました。「死神の浮力」と同様、読み始めは怖くて辛くてやり切れない気持ちでしたが。もしかするとの正義のヒーロー出現か、に期待しながら、あれよあれよという間に物語にのめり込んでしまいました。

    勝手に始まる国家の制度。胡散臭いけど事件を「起こしそう」な危険人物の公開処刑。当然冤罪が疑われる。けれど実際に何百年も続いた魔女狩りの歴史が、この物

    0
    2026年05月10日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チルドレンのこの構成なんか既視感あるなと思っていたら、最近読んだ「#真相をお話しします」に収録されている話が似ていた。親子だと思っていたらそうではなくて、悪い奴が分かったと思ったらもう一人悪い奴がいて。


    収録されている5作の中ではレトリーバーとチルドレンⅡがお気に入り。
    何気ない日常に広がるスリルある展開。盲目の永瀬と接する陣内の普通過ぎる態度。登場人物の魅力たっぷりな伊坂さんの好きなところが詰まった作品。(レトリーバー)

    「俺たちは奇跡を起こすんだ」
    ダメ親父に落胆して飛行を繰り返す少年。妻に浮気されても何もできず、夜の遅いダメ親父。浮気相手と結婚し、娘の親権を譲らないという大学教授。

    0
    2026年05月05日
  • アイネクライネナハトムジーク

    Posted by ブクログ

    こういう短編集でそれぞれの話がほのかにつながってる系の作品めっちゃ好き
    加えて恋愛や運命系の話だったから歴代ベストくらい好みの作品
    出会いをテーマにした物語だけど各編終わり方が良すぎて余韻がすごい
    変にフィクションしてないところも高ポイント

    0
    2026年05月03日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    94点

    面白かった〜。
    短編、中編集で、自由奔放な陣内という男を軸に物語が進んでいく。『砂漠』の西嶋みたいな奴。
    言動が一貫してなかったり身勝手だったりするけど、まっすぐでなんか納得させられるところもあって憎めない男。
    周りが振り回されながらも、 一緒に銀行強盗に巻き込まれたり、彼の失恋に付き合ったり。そんな彼が子供を導いたりする。ほっこりファニーな物語。

    まず最初また銀行強盗?!ってびっくりした。伊坂好きすぎるな。そこに巻き込まれた登場人物たちが不思議な繋がりを作ったり。永瀬がその後にも出てくるとは思わなかった。2章目でさっそく陣内が大人になって家裁調査官になっていてびっくりした。この職

    0
    2026年05月03日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    個人的に良いタイミングで読んだかもしれない。母親と違い父親が出来る事、自身の父親からの影響も踏まえて多くはないし限界感じてた。伊坂先生、ありがとうございます。思い直しました。かっこよく生きます。

    0
    2026年05月02日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    5つの章立てからなる長編ミステリー、読み終わって思わずため息が出る。何というストーリーか。
    AX, BEE, Crayon, EXIT, FINE。何故Dで始まる話がないのか。死 deathを外したという裏メッセージか?そんなことではなかったらしいが、とにかくどういう展開で進むのかを追いかけていきながら、主人公の兜、そしてその妻と息子の幸せを願わずるを得ない。今回の殺し屋ものは単に見事な仕事ぶりを描いていくのではなく、恐妻家でフェアであることを大事にする人情味溢れる仕事人の物語だ。
    冷徹な仲介者の医師、仕事から足を洗いたい家族思いの仕事人、本当に彼らはなんの話をしているのかわかっているのか?と

    0
    2026年05月02日