伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ伊坂幸太郎は好きでよく読むけどこれは特に好きだった。
喋るカカシとかいうファンタジーな存在、変な島民たち、それらを変だと思いつつ順応していく主人公、すごく刺さった。現実には絶対にないのに、もしかしたらどこかにはこういう島があるのかも…と思わされた。
ちゃんとミステリーの部分もあって面白かったし、何よりキャラクターが良かった。
島に足りないものが何か、がわかったときの日比野の嬉しそうな様子で何故か泣いてしまった。日比野には幸せでいて欲しいと思った。
あと好きなのは、城山が島に着いて最初に民家を訪ねるシーン。それが桜の家だとわかった瞬間、こいつ踏むぞ、と思ったし、そのための花の種だったんだと気 -
Posted by ブクログ
それぞれの短編の結末が心をスカッと、あるいはじーんとさせてくれる。それぞれの子供の未来には心がほっこりさせられて、宣伝通り、爽快な読後感がある。短編も全く世界が乖離しているわけでも、子供達が皆同じ時代を生きているわけでもなく、つながりを考察するのもなかなか楽しい。とてもよい作品。
逆ソクラテス:野球。犯罪者の息子。大人の先入観に立ち向かう、子供たちの姿が爽快な読後感を生んでくれる。「先入観は敵」、「僕は、そうは、思わない」響く言葉を得られた。
スロウではない(磯憲):リレー。いじめっこの変貌。いじめに関する自分の中の先入観にハッとさせられる。そんな世界線もあるのかと思い知らされた。
非オプテ -
Posted by ブクログ
ネタバレ兜は怖い奥さんを怒らせないよう、何故そこまで気を遣っているのか。
何故、自分の気持ちを押し殺してでも家族の仲の良さを最優先しようとしていたのか。
エピローグを読み終わって、その理由が全てが分かった気がしました。
この先何も良いことがないと信じていた兜に対して、突然あたたかい言葉をかけ光を照らしてくれた、かつての奥さん。
そんな女性と出会ってしまったら、愛しい子供が生まれてきてくれたら、何が何でも家族を守りたいと思えるのだろう。
途中、克己から「親父は人生をやり直せるとしたら、おふくろとは結婚しないでしょ」と尋ねられたあとの兜の返答にじんわりと涙が出てきました。
また読み返そう。
絶対絶命の大