伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • サブマリン

    Posted by ブクログ

    チルドレンの続編。

    チルドレンがおもしろかったので、読む前からとても楽しみだったサブマリン。

    読み終わるのがもったいなくて、最初はゆっくり1行1行味わいながら読んでいたけれど、結局は一気に読んでしまう。

    少年犯罪が題材とは思えない明るさで安心して読める。いつもふざけてばかりに見えるけれど、きちんと大事なことを少年たちにも読者にも教えてくれる陣内さん。

    陣内さんの名言が多すぎて、チルドレンのときよりさらに陣内さんのファンになった。

    最後に若林青年にかかってきた電話、期待しちゃうよね。
    少年たちの穏やかな未来を願いたい。

    0
    2025年08月28日
  • ラッシュライフ

    Posted by ブクログ

    これぞ伊坂幸太郎って感じ。
    バラバラなストーリーが、のちのち絡み合う。
    もう絡み合うのは、読書前から分かっていて、この展開をどう組み合わせてくれるかを楽しみに読む状態。まさに個々の話(具材)を上手く調理する料理人の様相。

    ワイン片手に、「へー、これとこれを上手く混ぜて、こんな料理になるんですね。素晴らしい!」とシェフに対して最大級の誉め言葉を述べる状況でした。

    ワインも飲まないし、シェフに褒め言葉を投げかけたこともないですが・・・ええ。

    取りあえず、好きです、この感じ。

    0
    2025年08月27日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    ここ最近で一番読んで良かった小説。
    陣内の人柄とか思考回路を生み出せることに感動すらしてしまう。
    温かい気持ちになりたい人に全力でオススメしたい。
    あー!読み終わったのが寂しい!笑

    0
    2025年08月26日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    相変わらずの4人の掛け合いが楽しかった
    一気に3部読んでしまったので寂しくなるな〜

    人生はグローブアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ

    0
    2025年08月26日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    伊坂さんのギャングシリーズ三作目!
    読み手に楽しんでもらうことに集中したというこのシリーズはとにかく読んでいて笑いが止まらりません。
    嘘を見抜くことができる成瀬、止まることのない演説を繰り出す喫茶店マスター響野、スリの天才動物好きの久遠、コンマ単位での体内時計を持つシングルマザー雪子。
    雪子の息子慎一が大学生になっていたり、何でも屋の田中が実家を出ていたりと、時間の変化とともにキャラクターの状況も変わっている点など、シリーズものとしての醍醐味を感じました。
    銀行強盗をした4人でしたが、逃げ際に警備員の警防により手を負傷してしまう久遠。
    その怪我した手を、厚顔無恥の悪徳記者の火尻は見逃すことなく

    0
    2025年08月24日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ん???
    この本を読んだ人は
    ついこの一言が出てくるはず

    失礼かもしれないけど
    そこまで期待せずに読んだ作品
    めちゃくちゃ面白かった!

    私の悪い癖で
    最初のまとまりの無い登場人物たちの話で
    やや飽きかけていたものの
    途中からのスピード感
    一気に読み終えました

    犯罪者(たち)なのに応援したくなる
    不思議な物語
    犯人に好意を寄せてしまうあれなのでしょうか

    0
    2025年08月21日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

    匿名

    購入済み

    マイクロ

    読み進めていったら、マイクロってそういうことか!とわかって、ほぼ一気に読んでしまいました。
    途中に入る歌詞も沁みます。

    #ハッピー #深い #笑える

    0
    2025年08月19日
  • サブマリン

    Posted by ブクログ

    陣内が相変わらずで、でもきちんと(?)大人になっているところが胸にじんわり来た。
    懐かしい人達も登場するので、チルドレンを読んでからの方がお勧め。
    武藤くんとのやり取りがクスッと笑えてとてもいい。

    0
    2025年08月17日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最高におもしろい!
    チープだがそのままの感想。
    最初は意味不明な挿絵。
    夫婦や会社の人間とのやりとり。
    立ち向かう主人公の普通感。
    伊坂ワールド全開だ。
    物語の構想は、個人的に村上春樹のねじまき鳥クロニクルを彷彿させる。
    本当におもしろかった!

    0
    2025年08月17日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すごい緻密に作られてる、すごすぎる。視点がコロコロ変わるけど語りが入るので困惑しないし、時系列もバラバラだけど最終的にはかっちりハマって、きちんと終着してる。おもしろかった。

    0
    2025年08月13日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    あと3年で小惑星が衝突する、そういった中、仙台の「ヒルズタウン」という団地に住む人間を主人公にした短編集。
    パニックに陥り自殺してしまったり、暴漢たちに殺されたりして家族を失い残された人々や、
    これから命を育む者、いつも通りの毎日を過ごす者。。。
    実に色々な人々がいて、ああ、本当にこういうことが起こったら私はどうするだろうか、と考えたり。
    (きっと儚んで自殺してしまうかな)

    各章のタイトルも韻を踏んでてさすが。

    平穏無事な今に感謝。

    そしてこういう事態に陥ったら人間って本当にこうなりそうで怖い。

    0
    2025年08月11日
  • ガソリン生活

    Posted by ブクログ

    次々と起こる物騒な事件にいじめ、モラハラ。なのになんだこの平和な感じ。それもこれも車同士のイキイキしたお喋りと人への愛着心に癒されてしまうから?車の目線を介した独特の展開も面白くて読む速度はどんどん加速。本当に楽しい読書時間でした。

    "僕は言葉に詰まった。これが俗に言う、「開いたボンネットが塞がらない」という感覚だろうか。"

    この手の格言シリーズや電車崇拝などのアイディアは伊坂さんらしくほんと上手いなぁとニヤつきました。
    そして、私の愛車は私のことどんな風に思ってるのか、想像するだけで楽しくなります。

    0
    2025年08月06日
  • オー!ファーザー

    Posted by ブクログ

    これが伊坂のはじまり、、、。このドキドキ感はこの頃からあったんだなあ、天才なのかぁ。
    家族っていいよなぁ

    0
    2025年08月06日
  • 砂漠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名作。前向きになれる好きな小説です。
    構成が分かった上で読みなおしましたが、やはり面白い。
    主要登場人物5人が全員個性があり魅力的で、特に西嶋は一度読んだら忘れられない良いキャラ。

    学生時代を懐かしむのはいいけど、あの頃に戻りたいとおもってはいけないという最後のメッセージは大人になるほど刺さる。

    0
    2025年08月10日
  • モダンタイムス(下) 新装版

    Posted by ブクログ

    魔王、呼吸の続編。一気読みしてしまった。SEの描写がすごいリアル(私、同業)だと思ったら、伊坂幸太郎も元SEなのね。

    0
    2025年08月03日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    家裁調査官のお仕事話を絡めつつ後輩や友人が語る屁理屈と断言と奇行満載の陣内エピソードの数々。先に続編「サブマリン」で陣内の人柄やお仕事スタイルを知っていたからこそ楽しめた感もあり、この順で読むのもオススメかも。

    解説によると伊坂さん曰く「短編集のふりをした長編小説」とのこと。最早それこそが伊坂作品のスタイルと言うか。日常系であるこの作品も、各話の繋がりと伏線回収がお見事だしユーモアに溢れていて気持ちいい。大好き。

    放っておけない愛され人間陣内さんの1番の名言はこれでした。
    "いいか、これだけは言っておくけどな、俺は生まれてこの方、ダサかったことなんて一度もないんだよ"

    0
    2025年08月01日
  • グラスホッパー

    Posted by ブクログ

    本作は「殺し屋シリーズ」の第1作目にあたります。鯨、蝉、槿という3人の個性的な殺し屋が暗躍する世界を描いた物語。 妻を交通事故で失った元高校教師・鈴木は、加害者とされる寺原への復讐を果たすため、寺原の会社に契約社員として潜入します。 しかしその会社も寺原自身もろくでもなく、各方面から恨みを買っていました。 そして寺原は、鈴木の目の前で交通事故によって死亡。 その瞬間に鈴木が目にした出来事をきっかけに、彼と殺し屋たちの運命が動き出していきます。伊坂さんの描く世界観やキャラクターはいつも魅力的で、この殺し屋たちも例外ではありません。 殺し屋なのにどこか憎めず、殺しの方法にもユーモアがあっ

    0
    2025年11月27日
  • 死神の浮力

    Posted by ブクログ

    死神第二弾で今度は長編小説で期待して読みました。とても面白かった。
    山岸の言動行動は人間の感覚からはかなり乖離していて達観しているように感じた。これは今の現代人に取り入れる所も沢山あると思う。所々で引用される著名人の名言もチョイスが良かった。犯人本城のサイコパス度には読んでいて不快感を感じたが最後には最高の復讐を果たし気持ちの良い終わり方で読後感は最高だった。
    伏線回収もしっかりしており読み応え抜群。死神の精度から読むことをお勧めする。

    0
    2025年07月17日
  • 残り全部バケーション

    Posted by ブクログ

    やっぱり伊坂幸太郎は面白い。
    普通に考えれば悪人だが伊坂幸太郎にかかればこの悪人も魅力のある人物に描かれている。
    続きが気になるので是非続きを書いて欲しい。

    0
    2025年07月15日
  • 砂漠

    Posted by ブクログ

    初めて伊坂幸太郎さんの作品を読みました。
    5人の大学生の一風変わった大学生活の話でしたが、一方で親しみやすい登場人物とそれぞれの生活が面白かった。
    西嶋のキャラクターがとても癖があり好きになりました。学生時代にこんな友達がいたらまた違う人生を歩んでいたのではないかという気持ちになりました。

    0
    2025年07月15日