伊坂幸太郎のレビュー一覧
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まさか「殺し屋」シリーズでこんなにも感動したり勇気を貰ったり、深い考察を余儀なくさせられるなんて思いもしませんでした。
心が疲れた時に伊坂さんのユーモアとエンタメ性溢れる作品が大好きで手に取ります。
こちらは10年以上ぶりに再読。
殺し屋の話なんだけど、子供にも読ませたいと思うようなテーマがしっかりとあって。
王子のキャラクター、怖いですよね怖すぎます。でも悪とは人の心に住みつくもので、集団が決める“正解“が非常に曖昧で脆いものだと本当に考えさせられます。
それから王子も話していたルワンダの虐殺の話、作り話であってほしいと思うくらい恐ろしいけど事実なんですよね。戦争もいつの時代も終わりませ -
Posted by ブクログ
一冊目にグラスホッパーを読み、二冊目にAXを読んだ。グラスホッパーとAXは世界線が繋がっているため共通の登場人物が話に出てくることもあり、旧友の名前を久しぶりに聞いて昔の青い記憶が蘇るような楽しさがあった。つまり、グラスホッパーやもう一つの殺し屋シリーズの作品はこのAXをより面白く読むための材料集めのようなものであると感じた。
AXの内容に関しては、家庭を持ちながらも殺し屋としての仕事をこなす父がどちらの面でも悩みながら生活をしていく姿が描かれており、世の中父のリアルな悩みに感じられる部分が多々見受けられ共感を大いにできるのではないだろうか。
私はこの作品を通して家族の温かみを再確認し、改めて -
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凶暴なやつや嫌な奴は出てくるけど、全体的な感想としては暖かくて可愛い世界観。
キャラがみんな良かった。亨が鋭い。緑デミが可愛い。
車同士の会話の可愛さ、廃車になることの恐怖。
人間からみて車を家族だと思うかどうかは人それぞれだけど、車からみた人間は家族としてみているように感じた。
車は一緒にいろんなところへ行ったり、内装外装を自分好みに変えたり、愛着が湧く。いろんな思い出を共有している。車を買ったばかりだから感情移入し過ぎた。
車視点で描かれるから、事件の内容は、車に乗っている時に話した情報を集めていくことで、全貌を知ることができる仕掛け。
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Posted by ブクログ
「できるだけフェアでいろ」
「善は急げと、いうか急ぐのが善だからな」
「そっちの餅も絵に終わった」
「やれるだけのことはやりなさい。それでだめなら、しょうがないんだから」
今回も名言多いなー!
でも、「最終的に行き着くのは魚肉ソーセージなんだ」が個人的にはベスト!!
超一流の殺し屋であり、超がつくほどの恐妻家である兜。そんな彼が家族と生活を守るため、文房具の営業と殺し屋という二刀流で立ち向かっていく。
冒頭に蜜柑と檸檬が出てくるのも嬉しい本作。
やっぱり、殺し屋シリーズは最後だなー。
本作の見所はなんといっても妻に怯える兜の日常とそれをフォローしてくれる息子の克巳との関係。
妻の一挙手 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ3冊目!
今回ばかり人の入れ替わりが少なくて、兜視点でずーっと語られる、っていう違いがあるのも良い。
あとやっぱ伏線の張り方がすごくいい!わ〜って声出る笑!
【印象に残った台詞】
「感情って相殺されないんですよね」
「どういう意味ですか」
「いいこともあるから、不満を帳消しにできるかと言ったら、そうじゃなくて。プラスマイナスで計算はできないというか」
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「死は恐ろしいものですよ。何もかも消えます。お父さんも例外ではありませんよ」
「そんなことはないです」「父がこの世で一番怖いのは」
「何ですか」
「母ですから」
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「君のお父さんは」
「何 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ2冊目!やっぱり最高!
トーマス大好きな檸檬が個人的にはお気に入り♩
王子は『死神の浮力』の本城くらい嫌な奴だった( ・᷅-・᷄ )
人の入れ替わるタイミングがよくて、どんどん読み進められる〜!!
【印象に残った台詞】
「でも、トーマス君はいいこと言うんだぜ」
「何て」
「『記録なんて壊されるためにあるのさ!』」
「相手の記録を勝手に壊したやつが口にする言葉じゃないな。そこまで、心の琴線に触れる触れない台詞も珍しい」
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「いいか、ダックはこう言った。『僕には考えつきません!』とな。そりゃそうだ。そんな気の利いた悪口、そうそう思いつくわけがねえんだよ」
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