伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ペッパーズ・ゴースト

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    面白かった。

    久しぶりに伊坂幸太郎さんの小説を読んだけど、「これぞ伊坂幸太郎」と思える構成だった。

    色々な視点からの話があり、それが繋がっていく。登場人物たちが出会うまでは「早く出会って」と思える内容で凄く面白かった。

    出会った後も疾走感のある内容でよかった。
    一人ひとりのキャラクター性も立っていて、それぞれのその後が知りたくなった。

    でも今回一番良いなと思ったのは「ペッパーズゴースト」というタイトル。最後まで読んだとき、このタイトルの深さを思い知らされて、思わず「すごい」と唸った。
    ずっと持っておきたくなる1冊だった。

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    2026年05月23日
  • 砂漠

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    最初、あらすじを読んで大学生活かぁ…となんとなく敬遠して積読してた小説であるが…
    読んでみると春の章からすでに彼らと同じ大学生活を送っているような感覚に陥る…凄く良い…
    伊坂さんの小説で自分が好きな部分は何気ない日常の妙、会話の面白さにあるのかなと…それが最初から最後まで続いているという…
    今回は西嶋がクセはあるが味のあるキャラクターとして登場おり、〜なんですよ…の口調が特徴であるが最後にはみんなが彼の事を好きになると思う…
    西嶋は去勢を張ったような格言を本作でいくつも言っているのだがその格言よりも『笑ってる東堂の隣にいるのは僕じゃないと嫌だと思ったんですよ…』とか『友達には恵まれたと思うんで

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    2026年05月23日
  • 残り全部バケーション

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    めちゃめちゃ好きです。スタートから、書き下ろしの最後まで。それぞれの人間味が濃いから、どれを読んでも生き生きとしていて。最高でした。

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    2026年05月21日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    優しくなれました。スパイ。失恋をし就活、そして結婚。宝くじが当たり、寄付する。様々な人のストーリーを言葉を通じながら感じると心が優しくなり、3度、いやそれ以上に心が上向きになれたような気がします。異世界の扉という御伽話のようなところからシンプルでワクワクするストーリーに楽しんで読むことができたように思います。それぞれの曲も聴いてみて改めて読んでみると違った感覚を感じれるのではないかという未知への昂揚感で一杯です!

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    2026年05月20日
  • ラッシュライフ

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    ずっと気になって、たくさん積読をためて、初めて読んだ作家さん。
    雰囲気は暗いけどとても読みざわりのよい文。
    後半からの疾走感。
    ほんとうに綺麗に終わった。清々しい。


    「消えた魂を探して、風の流れていく方向を確認してしまう」
    こういうの好き

    この方、さすが。
    全部読みたい。

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    2026年05月17日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    怒涛の後半!!期待を裏切らない面白さ。
    伊坂幸太郎はやはり凄い……!

    白兎事件。
    仙台のとある一家で起こる、人質立てこもり事件を軸に巻き起こるドタバタ劇!
     新妻を人質に取られ、渋々犯行に及んだ立てこもり犯、立てこもり事件に巻き込まれた空き巣、交渉を試みる警察。たくさんの情報が複雑に交錯しながらも、後半でまとまり一気に物語の真相へと迫る!

     誘拐グループ、立てこもり、空き巣、レ・ミゼラブル、オリオン座などの要素が多々あるのにも関わらず、しっかり一つに集約されていて読みやすい。
     時系列がどう繋がって行くのか、始めは戸惑いつつも読んでいくにつれて、ユーモアある説明が入るおかげで理解しながら楽

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    2026年05月17日
  • チルドレン

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    なんだろう
    どこか少しずっと可笑しみもあって、
    奇跡ってあるかもという気持ちになった!

    登場人物もそれぞれが浮かび上がってくるような、個性が光っていていいなと思う

    思いがけない方向から
    心に届くような言葉も散りばめられていて、
    新鮮な感覚になることができた

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    2026年05月16日
  • サブマリン

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    陣内シリーズ2作目。交通事故の加害者と被害者の問題と少年犯罪、と『チルドレン』より重いテーマを扱っているのに陣内さんは良くも悪くも変わらなくてそれがこの作品の癒しポイント?にもなっていた気がする。白黒はっきり付けられない、やるせなさが残る結末。だけど、誰か見ていてくれる、気にかけていてくれる人がいることは凄く幸せで救いがあることなのだと気付かされた。

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    2026年05月15日
  • チルドレン

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    久しぶりに再読。傍迷惑な人なのに何故か憎めない、かっこ悪いのにかっこいい。無茶苦茶言っているようで、実は筋が通っている…不思議な矛盾を抱えた主人公の陣内さんのキャラクターがとても魅力的。担当する子ども達すらも自分のペースに巻き込みんで振り回しつつ、なんだかんだ解決に導いている陣内さんは凄い人なのかも?周りが振り回されながらも、一緒に銀行強盗に巻 き込まれたり、 彼の失恋に付き合ったり。 そんな彼 が子供を導いたりする姿もコミカルで、読んでいて楽しい。 『 チルド レン』と『イン』のお話が好きだった

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    2026年05月15日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    二つの世界がつながっていて、戦いの結果が双方の世界に反映されるという“伊坂ワールド”全開のストーリーです。
    しかも新型コロナウィルスが蔓延する前にこの内容って、もはや予言書なのではと思ってしまいました。
    内容も構成も面白く、一気に読み終えてしまいました。

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    2026年05月14日
  • チルドレン

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    ひとに流されない正義を持つ陣内好きだなー
    近くにいると迷惑だなって思うこともあるけど、巡り巡って人のためになっているところもある

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    2026年05月14日
  • 楽園の楽園

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    伊坂幸太郎さん、デビュー25周年記念描き下ろし短編。短いながらも面白かった。

    AI「天軸」暴走の謎に迫る、3人の選ばれし者。
    あの古典のキャラクターや設定のオマージュがテンポ感を良くしている。

    ディストピア小説とも言えるが、「神話」とか「神託」寄りにも解釈できる。
    ヒトという生き物について、そして、この世界の理について考えさせられた。

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    2026年05月10日
  • 火星に住むつもりかい?

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    読み終えた今、妙に納得というか、開き直りに似た爽快感と、こうラストを持ってくるのか〜!さすがすぎる〜!という伊坂さんへの尊敬と、色んな気持ちが渦巻いています。振り子の喩え、凄すぎませんか。

    魔女狩り的な世界、伊坂さん自身が「怖い」と仰っていたもの、覚悟して読みました。「死神の浮力」と同様、読み始めは怖くて辛くてやり切れない気持ちでしたが。もしかするとの正義のヒーロー出現か、に期待しながら、あれよあれよという間に物語にのめり込んでしまいました。

    勝手に始まる国家の制度。胡散臭いけど事件を「起こしそう」な危険人物の公開処刑。当然冤罪が疑われる。けれど実際に何百年も続いた魔女狩りの歴史が、この物

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    2026年05月10日
  • チルドレン

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    ネタバレ

    チルドレンのこの構成なんか既視感あるなと思っていたら、最近読んだ「#真相をお話しします」に収録されている話が似ていた。親子だと思っていたらそうではなくて、悪い奴が分かったと思ったらもう一人悪い奴がいて。


    収録されている5作の中ではレトリーバーとチルドレンⅡがお気に入り。
    何気ない日常に広がるスリルある展開。盲目の永瀬と接する陣内の普通過ぎる態度。登場人物の魅力たっぷりな伊坂さんの好きなところが詰まった作品。(レトリーバー)

    「俺たちは奇跡を起こすんだ」
    ダメ親父に落胆して飛行を繰り返す少年。妻に浮気されても何もできず、夜の遅いダメ親父。浮気相手と結婚し、娘の親権を譲らないという大学教授。

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    2026年05月05日
  • チルドレン

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    ネタバレ

    94点

    面白かった〜。
    短編、中編集で、自由奔放な陣内という男を軸に物語が進んでいく。『砂漠』の西嶋みたいな奴。
    言動が一貫してなかったり身勝手だったりするけど、まっすぐでなんか納得させられるところもあって憎めない男。
    周りが振り回されながらも、 一緒に銀行強盗に巻き込まれたり、彼の失恋に付き合ったり。そんな彼が子供を導いたりする。ほっこりファニーな物語。

    まず最初また銀行強盗?!ってびっくりした。伊坂好きすぎるな。そこに巻き込まれた登場人物たちが不思議な繋がりを作ったり。永瀬がその後にも出てくるとは思わなかった。2章目でさっそく陣内が大人になって家裁調査官になっていてびっくりした。この職

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    2026年05月03日
  • オー!ファーザー

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    コメディ映画みたいな本作。
    けっこう物騒なことがあっても、
    なんとかなっちゃうよねーみたいな、いい意味での適当感が伊坂さんの小説にはあって、
    安心して読めるから好き。

    章のイラストでどの父親の話かわかるようになっている。
    4人の父親は、みんなそれぞれの得意分野があって、
    息子を愛してくれて、全力で守ってくれて、頼もしい。
    息子の友達のことも助けようとしてくれるのも良かった。

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    2026年05月01日
  • フーガはユーガ

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    フーガ"と"ユーガ ではなく フーガ"は"ユーガ なのが納得

    伏線と構成の巧妙さ、非日常と日常の混ざり方。

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    2026年04月24日
  • 砂漠

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    大学生時代に出会えて本当に良かった!と思った作品。高校生でも社会人でもない大学生の時に!もちろん今読んでも面白いとは思うけど自分の生活とは違くてあの時は楽しかったなぁ、純粋だったなぁ、とか思っちゃいそう。すごく好きな作品のひとつになった。

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    2026年04月24日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    伊坂幸太郎らしい洒落た地の文と軽快な会話が気持ちよく読み進められた。
    今日び珍しいくらいに真面目な、けれど自身の持つ特殊な能力を持て余している悩める中学教師の檀先生を中心にしてあちこちから問題が集まり絡まってきて、まさに芋づるという感じなのに、その問題が綺麗に纏っていくのが流石だなあと思う。
    ネコジゴハンターのふたりが関わってくるのが、彼らが「こちら」に来たのか、「こちら」の世界が「あちら」に行ったのか。まるで『はてしない物語』のような不思議な感覚になるのに、彼らの存在があまりに馴染みすぎていて彼らが去った後に彼らのモノローグがないことが却って不思議に思うほどだった。
    とても面白かった。
    ネコ

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    2026年04月22日
  • フーガはユーガ

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    ここまで嫌なことが続いても結局典型的な「めでたしめでたし」で終われないのが寂しくて胸がムズムズする。
    優我より結構元気な風我と、それと上手くバランスが取れた優我の絶対的な信頼とお互いを尊重してる関係性が格好良かった…

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    2026年04月21日