伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • サブマリン

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    読書備忘録952号。
    ★★★★★。

    チルドレンからの家裁調査官シリーズ!
    (シリーズ続いていないから寂しい)

    陣内、武藤のテッパンコンビによるコミカルな伊坂ワールド。
    彼らが直面するのは少年事件。裁くのではなく再生を目指す。
    一方で少年事件の被害者としては、再生なんて要らん!裁け!償え!という、ある意味、普通の感覚。これは難しすぎるテーマ。

    粗筋備忘はそぐわない作品。
    ストーリー骨子備忘禄で。

    チルドレンから更に時間は過ぎて。
    再び武藤くんは少年事件担当に。
    武藤くんは結婚して、二人の子持ち。
    更に後輩にオモロイ女子、木更津安奈が参戦!

    そして、チルドレンからの盲目の永瀬と優子が非常

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    2025年10月25日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    本作品に限ったことではないが、嘘を見破るという能力は非常に便利だと感じる。本来なら読者に任せられる解釈を「嘘だ」という成瀬の一言で話を一本道にできる。彼や彼らの波に飲まれてしまうような感覚になり、とても面白かった。伊坂氏が描く、嫌味を含んだ極端な言い回しの、登場人物同士の掛け合いがとても好みで、読み進める中で何度もニヤニヤさせられていた。私が何を読んでいるか知らない周りの人には嗤われていたと思う。
    友人からの薦めで読ませていただいたが、読んで良かった。シリーズ作であるとのことなので、自作も読みたい。

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    2025年10月25日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    ネタバレ

    10/20くらいから10/23

    面白かったー!!!手が止まらない!!
    最初のネコジゴの話面白くて、これが本編じゃないんだ〜しょんぼり…ってなってたら!!まさかの!!!

    特異体質な設定から、キャラクターに背景に、散りばめられた要素に…無駄なところがない感じで、とてもよかったな。終わり方もホワイトラビットみたいなモヤモヤ感もなくて、伊坂幸太郎のこと好きになった。かも。

    結局今をどう生きるかだよね〜う〜ん。
    マンクスはかわいい。

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    2025年10月23日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    目に見える拷問的な暴力と「そういうことになっている」システム的な見えない力。いろいろな「力」と意表を突く展開に恐怖し憤り踊らされ···清々しい脱力感!芯の強い女性、読者に委ねる正義や良心の解釈、遊び心とユーモア、伊坂さん大凝縮の大長編!

    単行本の分厚さにビビって上下巻にわかれた文庫なら読めそう、という謎の理由で(あと旅のお供に)今回文庫版を選びましたが、文庫版あとがきによると「文庫化にあたり、大きな変更」がされてるそう。そんなこと言われたら気になるじゃないですか!
    時間を置いて単行本も読むべきです、絶対。笑

    ”人はいつだって、得意なやり方で、世の中とぶつかっていくほかない。そして、得意なや

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    2025年10月20日
  • ロングレンジ

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    伊坂幸太郎先生

    一番、好きな作家さん。やっぱり伊坂幸太郎先生は最高。

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    2025年10月18日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    良い。
    伊坂幸太郎の本領発揮。散りばめられた名言。
    死ぬのは怖いけど怖いことさえわからない。
    今、今日をよりよく生きる。

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    2025年10月18日
  • 死神の精度

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    死神から見た世間を千葉と一緒に覗き見することが出来たような感覚の物語だった。千葉にも、人間味があると言うには少し足りないものがあるけど、好きなもの嫌いなものがはっきりしていてどこか親近感や愛着を沸かせるようなキャラクターだったからこそ作品がより面白くしてくれたんだと思う。加えて一つ一つの物語を追って、最後のお話にたどり着いた時、「あ、そういうこと」ってストンと理解できる伏線の回収がすごく好きだった。劇的じゃないけど、今まで登場してきた登場キャラクター達にまた出会えた気がした。

    この作品、実写映画もあるけどそれもそれなりに原作を遵守した作品だったので、原作の本を読んだあと物足りなかったら実写映

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    2025年10月15日
  • チルドレン

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    ネタバレ

    この物語の最大の魅力は、やはり主人公・陣内の存在に尽きます。彼は、平然と嘘をつき、物事を適当に済ませ、場の空気を読まない言動で周囲を振り回します。しかし、彼の行動は表層的な「不真面目さ」とは裏腹に、結果として周囲の人間の抱える問題を、最も人情味のある形で解決に導きます。
    彼の「適当」な振る舞いは、私たち読者が無意識のうちに囚われている「社会の常識」や「大人の建前」といった、凝り固まった枠組みを揺さぶる力を持っています。彼の言動は、私たち自身が遠慮して言えなかったり、行動に移せなかったりすることを代弁・代行してくれるような、一種の知的で爽快なカタルシスを与えてくれました。

    私が特に感銘を受けた

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    2026年01月19日
  • ガソリン生活

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    ネタバレ

    トイストーリーの車バージョンみたいな世界観で、楽しかった!
    普段クルマを運転する人の方が、より楽しめるように思う。
    車目線の物語を今まで読んだことがなかったけれど、例えば「享、公園行かないほうがいいよ!」と思っても、登場人物の人間たちの行動を止めることができないのは車たちも読者も一緒なので、車たちと同じ目線で読み進めることができて、新鮮だった。

    細見氏のようなかっこいいキャラも出てくるし、謎解き要素もあって飽きずに読めるし、蛙の置物とか予想できなかった伏線が回収されて、やっぱり伊坂幸太郎さんの作品は好きだなと再認識する。

    私の愛車は作中に出てこなかったけれど、それでもこの本を読んだら車への

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    2025年10月13日
  • 終末のフール

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    世界があと3年で終わることが決まっているとき、果たして自分は生き方を変えるだろうか。自分は今、あと何年生きられると思って生きているのだろうか。「滅びの前のシャングリラ」と設定こそ似通っているが、また別の感想が得られて面白かった。締め切りがあった方が仕事が捗るように、たとえ短くても残りの寿命を知っていた方が太い人生を生きられるのかもしれない。あと3年しかなくても、穏やかに着々と自分の食べたいものを食べて、会いたい人に会って、行きたいところに行って、高いところに登って最後を迎えることができれば、割と良い走馬灯が見られそう。

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    2025年10月11日
  • 砂漠

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    砂漠というタイトルが良い。
    北村視点の話だけど、北村が特別優しいわけではないし、自分のことを語りたがらないのも良かった。4年間の回想が断片的なのも、気づいたら周りの人間が変化しているのもリアル。
    西嶋のような人と大学で会えて友達になれたら、最高だと思う。
    「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」
    この言葉が物語の最初の方で出てくるのが、後々聞いてくるし身に染みてくる。
    そして物語の最後に、
    「あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ」
    という学長の言葉が出てくるのも良い。
    明日も砂漠で、砂漠に慣れすぎないよう

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    2025年10月09日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    もう伊坂幸太郎大好きになりますね。なぜ今まで、読んでなかったのかが不思議なくらい面白い。
    作品の群像劇、出てくるキャラクター、そして所々センスの溢れるセリフ達、どれを取っても一級品です。
    特に好きなセリフは泥棒黒澤の言った
    「人生については誰もがアマチュアなんだよ。」
    「誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけないがない。」
    このセリフはとても心に響いた。
    それぞれの登場人物は異なる人生を歩んでいるのだが、順風満帆に進むのではなく、計画は頓挫し、挫折しながら進んでいく。彼らが人生のプロフェッショナルであるなら、ミスなく進んでいくはずだが、そうではない。
    そして、何事も金さえあれ

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    2025年10月06日
  • アイネクライネナハトムジーク (下)

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    巻末の伊坂先生の言葉

    伊坂先生ってやっぱりすごいです。この方の日本語には文章には、どういうわけか人の涙腺を緩める力があるんです。
    1ページにすとんと収まる後書きだけで、私が上巻で感じたこと全部当てられててびっくりしたし、優しい内容に感動するしで・・・感情が溢れるんですよ。

    #ほのぼの #感動する

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    2025年10月05日
  • ラッシュライフ

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    奥田英朗の『最悪』を彷彿とさせる別々の人生を歩んでいた人物たちが交錯する最高の物語だった。1ページ目の1枚の絵が初めはどう意味を持つのか分からなかったが、物語の節々に登場し最後には物語全体がこの絵の構成になってるように感じ絵画と文学がリンクするような不思議な感覚だった。

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    2025年10月04日
  • チルドレン

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    最初にサブマリンを読んでしまい失敗したかなと思ったけど、それはそれで答え合わせのようですごく楽しく読めました。

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    2025年10月03日
  • オーデュボンの祈り

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    伊坂幸太郎の最高傑作。

    未来を知っているカカシは何故殺されたのか?という謎に迫るミステリー。それに加えて、登場人物の価値観によりもたらされる寓話的要素が作品に奥深さを生んでいる。

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    2025年10月02日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    別の作家さんが同じ街を舞台に書き下ろす短編集なんて
    ワクワクしかなかった!
    個人的には、ホントスカと大黒天が特に好きだった!
    全部面白かったけれど。

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    2025年10月01日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    「陽気なギャング」シリーズの第3弾。4人組ギャングが見事に銀行強盗をする。この小説は、軽快でスリルがあり想像できない面白さがある。

    銀行強盗をしてからストーリーが動いていく。週刊誌記者との接触で銀行強盗がバレてしまう。しかし、その週刊誌記者に復讐をするグループと週刊誌記者の借金の取り立て屋が絡んできて、まったく予測不可能なストーリーを展開する。

    今度こそ、ギャング4人組は銀行強盗の正体がバレて捕まってしまうのかと思ってしまった。週刊誌記者に記事にされる可能性が出てきて絶体絶命になる。エンディングに向かっての描写は、スリルとエンタメ性が重なり合って唸らされた。

    この作品は登場人物が優れてい

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    2025年09月27日
  • 砂漠

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    ネタバレ

    青春小説だと聞いて読みましたが、伊坂幸太郎でした。

    ストーリー展開や登場人物のセリフが相変わらず軽快でクセがある。
    アヒルと鴨みたいなどんでん返し。よりは伏線回収が多めかな。ゴールデンスランバーよりは強くない。

    『モラトリアムの贅沢さ』を主軸にしているのが、考えなくても率直に伝わってくる。なんか展開は早いのにスローなんだよね。イメージでここまで変わるんだなと思い知らされた。

    構成について、登場人物の情報を詳細に書いた。と本人は語るが、その効果はあまり感じなかったかなぁ。ただ『重力ピエロ』と比べるとキャラの設定にブレがなくなった気はする。だから現実感が消えない。

    『重力ピエロ』はどこか遠

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    2025年09月26日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    いろいろな話が最後に収束していくのが本当に面白い!
    そうだったのか!と思う瞬間がたまらない。
    そして泥棒黒澤さんの初登場作品。
    やっぱりいい味出してる、かっこいいよ黒沢さんは。

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    2025年10月10日