伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • あるキング

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    野球好きな両親から生まれた王求。天才の数奇な人生を描く。淡々と話が進むが、マクベスの引用により謎めいた部分があったが、なぜか非常に印象深い作品であった。

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    2024年09月21日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    とにかく繭美がすきすぎる!!
    何度読んでも飽きないし、全てのエピソードを残さず好きになれる今までで1番好きな本!!
    個人的に1番好きなのはエピ1とエピ4とエピ5。
    出だしでラーメン出てくるの衝撃すぎるし、星野さんクズだなって思っても嫌いになれない。

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    2024年09月14日
  • 首折り男のための協奏曲

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    すべて完全に繋がっているのかと思いきや、そうではなかったり。
    要所要所に登場する人物同士は糸のように絡み合い、どこかで繋がっている。
    時空の歪み、自分によく似た人間…わからないままのこともある。

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    2024年09月07日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    印象に残っているワード
    ・人は大きな目的のために生きているわけではない、小さな目的のために生きてるんだ。
    ・情報が拡散されたこの社会で、どの情報が正しく、何が間違っているのかが、はっきりしない。ただ、少なくとも、妻と自分のささやかな場所と時間は損なわれないはず。

    この情報社会で、人は、何が正しくて、何が間違っている、ということを、自分の関係のないことまで首を突っ込み、ジャッジしている。匿名であることを逆手に、SNSでの誹謗中傷も増えている。
    仕事は細分化され、仕事だから、という理由で悪いことも平気でする人が世の中にはごまんといる。良心がない、と表現されていた。
    一方で、日本の社会人は、病ん

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    2024年09月01日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    青柳くんたいへんよくできました

    知り合いにすすめられて軽い気持ちで読んで、
    続きが気になりすぎて止まらなくて、
    結局一日で読んでしまった

    得体のしれない権力との戦い、というか一方的にやられて、次から次に罠にはめられてしまう。

    自分にそっくりに整形された偽物、近づいてくる怪しい女性、自分には覚えがないのに、店でコイツが暴れてた、と証言してくる人や、問答無用でショットガンを撃ってくる警察、、、

    読んでるうちに、かなり前から、主人公が犯人に仕立て上げられる準備がされていたことがだんだんわかってくる。

    今の時代、情報操作なんて簡単にできてしまうんだとすごく怖くなった。
    これからは、受け手の私達が、流れてくる情報をそのまま受け

    #スカッとする #泣ける #切ない

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    2024年08月22日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    星野のような性格の人は自分の身の回りにはおらず、星野という人物に興味を持ちながら読むことができた。別れを告げるという同じ目的の話が続のに読み飽きない!

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    2024年08月09日
  • 火星に住むつもりかい?

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    タイトルからは想像出来ないお話。
    正義について考えさせられる1冊。
    ちゃんと伏線回収して、伊坂幸太郎の話は安心して読める。面白かった。

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    2024年08月03日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    面白すぎる 2つの場面が交互に語られるから、共通部分を探しながら読むのだけど。思いっきり裏切られる。ユーガトとフーゴを読んだあとだったので、ハッピーエンドを期待してたけど。作者らしい。読んでて面白いように裏切られる。

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    2025年12月02日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    本屋さんで買ってもらった1冊!
    本当は別の読みたかったけど、予算オーバーしそうだったから文庫本で我慢、、、

    伊坂幸太郎作品にしては今まで読んだものよりちょっと違った感覚だったなΣ('◉⌓◉’)
    今まではミステリーでこことここが繋がるんだ!って発見が面白かったけど今回はちょっと不思議なお話だったな\(//∇//)\

    不思議な感覚もだけど星野くん、、、
    五股ってすごいな( ゚д゚)
    一度に五人の全然タイプも性格も違う女性と付き合うとは( ・∇・)
    確かにそういう人もいるけれど、、、

    そして自分がいなくなるからってちゃんと五人の女性とお別れする誠実さがあるならちゃんと一人の人と付き合

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    2024年06月11日
  • 魔王 新装版

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    伊坂さんの洞察力すごっ!ってなった作品。
    アンソロジーとか描いてくれないかなあってくらい。
    漫画版魔王とかモダンタイムスとかも今度買いたいな

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    2024年06月10日
  • PK 新装版

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    『PK』『超人』『密使』の3作からなる一冊。共通して流れる幾つかのキーワードやテーマ。ん?え?あぁ?と何度もページを行き来しながらもそれが苦にならない面白さに静かに興奮しながら一気読み。見えない力で誰かに何かを試されてる。抗うか呑み込まれるか。そんな時って確かにある、かも。

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    2024年06月02日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    上下巻まとめての感想

    また時が経ったら読み返したい出会えて良かった一冊。
    上巻は特に怒涛の展開で、あっという間に読んでしまった。途中、なかなか残虐なシーンがあり、そこは読むのが辛かった。井坂好太郎には笑いました。
    心に残ったワードは「楽観とは、真の精神的勇気だ。」ほんとついつまらないことを心配して気を揉んでしまう性格なので、このワードを心に留めておきたい。

    「文庫版あとがき」で文庫化にあたって改訂されていたことが書かれていました。機会があれば、改訂前も読んでみたい。

    「魔王」を読んでなくても楽しめるけど、読んだ方がより一層面白い。そういえば、魔王では「死神の精度」の千葉さんが出てきたんで

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    2024年05月11日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    がまくら市という架空の町を舞台に、様々な事件に遭遇する作品集です。
    5つのお話が収録されておりますが、どれもとても興味深い内容でした。

    1.弓投げの崖を見てはいけない
    5年目の結婚記念日のプレゼントを買いに行った帰りに若者たちの不注意で事故に遭い、しかも証拠を消す為に殺そうとするなんて…。
    犯人たちへの憤りとともに、このお話に一気に引き込まれました。
    しかし登場人物のうち3人が物を持ったまま走る描写があり、最後に車で跳ねられた人物の手に持っていたものが飛んでいくシーンがありましたが、具体的に誰かは書かれておらず…。
    結末を読者に委ねる展開はあまり好きではなかったのですが、あとがきを読んでびっ

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    2024年05月09日
  • マリアビートル

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    ネタバレ

    うわ〜〜!うわ〜!!すごいわくわくしながら頁をめくった1冊だった!
    前作『グラスホッパー』もさすが伊坂幸太郎な1冊だったけど今作はもうなんかレベちにおもしろかった…(相変わらずの語彙力)
    続編めちゃめちゃおもしろ〜!となったのは中山七里の御子柴弁護士シリーズ以来。
    殺し屋シリーズ、シリーズものとは言うものの登場人物は被らないと思ってたら『グラスホッパー』で登場した押し屋の『槿』と『鈴木先生』もふんわり良い感じに登場してて、読んでなくても問題ないけど、前作読んでる勢を嬉しくてさせるくらいの量で出できてまんまと嬉しかった。

    殺し屋たちだからクズが出てきたり緊迫する場面や残酷な描写もあるのに、そこ

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    2025年09月29日
  • 魔王 新装版

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    えー!伊坂幸太郎さんっ!面白すぎるっ!やられたー!!って個人的に衝撃でした。これまでに伊坂さんの作品、何作か読んでましたが、今ひとつハマりきれずだったので、今回もさほど期待せずに読み始めたのですが、どっぷりハマりました。ほんと幅広い作風をお持ちなのですね。
    今回の作品はなんか哲学的で小難しい雰囲気がとても好みでした。村上春樹さんが好きな方はこの作品結構お好きなのでは?と思いました。
    続編も読んでみたい。

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    2024年04月23日
  • クリスマスを探偵と

    匿名

    購入済み

    毎年読みたい

    心の治安が良くなる

    #アツい

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    2024年04月20日
  • 首折り男のための協奏曲

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    どのエピソードも好きだけれど、
    『人間らしく』の「この腰巾着が」という窪田の発言と、神様は隣の部屋で仕事をしているという考え方、『合コンの話』の佐藤さん、がとくにお気に入り。
    『月曜日から逃げろ』は、お洒落だなぁ。
    チャップリンの『給料日』も観てみよう。

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    2024年04月14日
  • 魔王 新装版

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    伊坂幸太郎ワールドにまたもや引き込まれた。
    伊坂さんの書く会話のやり取りは、頭のよいツッコミやそう返すかと思うような面白さがあり本当に大好き。
    ムッソリーニ、ファシズム、についてあまり考えたこともなかったけどこの本を読んで、みんなが同じ考え方や行動を起こすことってある意味怖いし、いいことならしてもいいとも限らないなと思った。
    みんなどこが他責で、「命令されたから」「仕事だから」で物事を成して自分で選択することをしてないだけなんだろうなと思った。
    私もきっとそうで。流されて流されて生きてきたなと過去を振り返るきっかけになった。
    ムッソリーニのように、何かを変えたり大きな力を発揮することは出来ない

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    2024年04月12日
  • アイネクライネナハトムジーク

    ベリーベリーストロング!


    駅前でアンケート調査するサラリーマン、妻に出て行かれた上司、声しか知らない相手に恋する美容師など
    様々な人間達の間で起こる少し不思議な(運命的な)物語。


    斉藤和義のベリーベリーストロング~アイネクライネ~を聴いていたら
    作詞:斉藤和義 伊坂幸太郎
    あれ!?となりこの本に巡り合いました。

    伊坂幸太郎作品はこの作品で三作目。
    さり気ない各短編の繋がりに最後の見事な伏線回収。
    伊坂幸太郎らしい物語の締め方で胸にティンパニーが鳴り響きました♪


    #ハッピー

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    2024年03月22日
  • エール!(3)

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    働く女性の生活の一部を切り取った短編アンソロジー

    女性視点で描かれる各小説から、働く女性の悩み、苦しみ、喜びを感じ取ることができ、不覚にも「クール」で涙した。
    他にも、伊坂幸太郎さんの書いた短編は短いながらも伏線が貼られており、読んでいて点と点がつながる心地よさを感じることができた。

    エール3作を通して、「働くこと」「社会とつながること」の二つについて考えるきっかけを得れたと思う。今までは社会の歯車というマイナスイメージを持っていた会社員も、見方を変えれば誰かを喜ばせる素敵な仕事のように感じた。
    社会人になったのちも、誰かを喜ばせる仕事をしたいし、その喜ばせれるかも知れない機会を「面倒だか

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    2024年03月06日