伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 逆ソクラテス

    面白かった。
    伊坂先生の作品の中では珍しい感じの方なんだろうか。
    物騒な事件もほぼないし、読んでてさわやかな気持ちになれた。インタビューもおもしろかったな。
  • 残り全部バケーション
    おもしろいです。会話は深く透明です。岡田さん魅力ありますね。表題作品が特に好きです。
    もう一度、読みたいと思います。
  • 魔王 新装版
     安藤vs犬養のファンタジー満載小説かと思ったら、安藤兄弟を中心とした文学作品という感じだった。

     とても面白かった。

     大きな波こそ無いが、気がつけば巻き込まれている感じが今作の内容とマッチしていた。
     何気ない日常が伏線になっていて、みなまで言わずに匂わせて終わるところも、考察しがいがあって...続きを読む
  • アイネクライネナハトムジーク
    短編集だと思ってたら全部の話が少しずつ繋がってて伏線回収がすごくて本当に面白かった。
    萌音ちゃんに感謝。
    伊坂幸太郎さんの本をもっと読んでみたいと思った。
    登場人物みんないい人でよかった。
    映画見たい。

    2023.9.7
  • アヒルと鴨のコインロッカー
    十数年前に映画見た勢いで読んで、文庫を手に入れたので再読。ホント、マジックみたいな物語。ゴールデンスランバーも自分の中では最高の物語だが、何故か伊坂幸太郎の作品を全部は読む気にならないのはなぜか?
  • モダンタイムス(上) 新装版
    続きが気になりすぎて一気読み!三人集まれば文殊の知恵、ハンドルネームが5の人のところは展開が読めなくてつい面白い!って叫んだ。会話もテンポが良いし、内容もセンスがある。暴力シーンはめちゃくちゃ怖かった…(^^;)
  • 火星に住むつもりかい?
    架空の日本(仙台)が舞台のディストピア小説(なのでカテゴリはSFとした)。
    一般市民にバレちゃいけない権力を振るうという構図は、伊坂さん作品にちょくちょく出てくる。この作品ではディストピア感を前面に出して「嫌なら火星にでも住むしかない」と脅される。

    権力って有形無形の大勢の支持があって成立するもの...続きを読む
  • ガソリン生活
    めっちゃ好きすこれ

    伊坂作品の中ではかなり地味めなやつだけど読み終わったあと自分の車に話しかけてしまったよ

    ミステリー度低めでも自分の生活に変化を与えてくれた大切な作品になった

    最近玉虫色のデミオ見ないなー
  • モダンタイムス(下) 新装版
    単行本は2010年に読んでいる。
    小説は少し書き換えがある。

    13年振りの再読で、かなり久しぶり。

    そんな前の小説なのか?っていうほど、未来の設定だとは言え、現代に通じている。

    伊坂幸太郎さんの小説を読むと、タイミングがよく合うので恐ろしく感じることもある。

    最近、伊坂幸太郎さんの小説を再読...続きを読む
  • 陽気なギャングの日常と襲撃
    最強の四人組ふたたび
    前作から連続して読んでしまったので、同窓会でやっと再会したみたいな懐かしさはないけど
    その分前作の記憶がしっかり残ってるというおいしさがある

    面白がってるだけなのかお人好しなのか
    そもそも本業であるはずの強盗の場面はほんの少しで、タイトル通りの"日常"に張られた伏線から事件に...続きを読む
  • 夜の国のクーパー
    結構長編の小説だけど世界観に引き込まれて一気に読んでしまった^^
    構成がめちゃめちゃいい
    最初の何気ない設定だと思ってたことが最後になってまさかの展開で面白かった
    猫目線の問題と人間目線の問題がそれぞれ進んでいくのがいいと思った
  • モダンタイムス(下) 新装版
    文庫化にあたり、ある事件の真相について変更があったそうだが、最初に出た方は読んでいない。人生は要約できない。削ぎ落とされたところが大事。物事なんて見る角度を変えれば、何が正しいのかなんて分かんなくなっちゃう。小説で世界なんて変えられねえ。届くかも。どこかの誰か、一人。名言がてんこ盛りで、心に響く。ま...続きを読む
  • モダンタイムス(上) 新装版
    やはり『魔王』の続編で、先にそちらを読んでおいて正解。めくれたスカートを直す、の意味も『魔王』を読んだらわかる。『ゴールデンスランバー』を思わせる記述もあると思ったら、ほぼ同時に書き上げた作品だったとか。情報操作で罪を着せられるとか似ているところもある。あと上下巻を左右に並べたときに、どちらを右、左...続きを読む
  • 首折り男のための協奏曲
    伊坂さんの描く合コンってこんなに面白いんだ。


    伊坂さんシリーズで出てくる首折男、そこにまつわる色々な物語。

    暗い結末かと思いきや、ほっこりする話がたくさんありました。
    中でも好きなのは、合コンの会。一人ひとりの思惑を感じながら楽しみつつ、その裏で事件の真相にはらはらしながら、元恋人との会話も楽...続きを読む
  • 陽気なギャングの日常と襲撃
    再読
    以前読んだ時は作者のことよく知らず、面白いけどこれはミステリーなのか?ってなった。今回、本作が伊坂幸太郎の天才振りを存分に味わえる作品ってことがわかった。あとがきも、解説にもうなった。

    初読20/8/21
  • 陽気なギャングは三つ数えろ
    これでシリーズ3作を全部読破。どれを読んでも面白い。銀行強盗犯なのに「悪党感」が全く滲み出ないところが相変わらずイイね。「普通のお仕事ですよ」と錯覚してしまいそうだ( ˙꒳​˙)

    響野に対する仲間の一言で、所々クスッと笑わせてくれるのもイイ。仲が良いのか悪いのか分からない、ちょうど良い距離感が見て...続きを読む
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)
    短編集ですからねー、どれが良かったかってのを書きたくなるのが人情ってやつです。てことで1番良かったのは…フィッシュストーリーです。 流石、タイトルにするだけあって納得感あります。凄く面白いです。コレだけでも2冊買う価値あります(やってしまいました^^;)
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)
    長らく積読していた久々の伊坂さんの作品です。
    ①動物のエンジン
    ②サクリファイス
    ③フィッシュストーリー
    ④ポテチ
    という短編4作品で構成されています。
    ②と④には共通の人物で空き巣兼探偵の黒沢さんが登場し微妙に繋がっています。他2作は全く関連性はないと思われます。ただ伊坂さんが仙台在住ということも...続きを読む
  • 砂漠

    帰る場所

    大学生の時以来、10年ぶりに再読した。10年という歳月が過ぎ、人生における沢山のイベントを経験した。再読によって感じたのは"砂漠"は変わらないという事。また戻って来ようと思う。
  • キャプテンサンダーボルト 下
    上下巻の下巻って割と好き。「一冊の長編の後半」ではなく、「上下巻の下巻」が。上巻で登場人物の掘り下げが完了していて、尚且つ展開も盛り上げている状態で、初速の勢いがいいのが下巻。
    上巻も面白かったが、下巻はそのまま疾走感を保ったまま走りきった感じでさらに良かった。
    とは言え、伊坂作品の中では中の下くら...続きを読む