伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごい好きだった。春が2階から落ちてきたの始まりは有名だから知っていたけれど、内容は全く知らず、有名だし読んでみよう〜の気持ちで読んだ。
春のセリフがいちいち好きで、兄弟のやり取りはずっと読んでいたい心地良さだった。
レイプ、そこから生まれた子供、放火、殺人、キーワードだけでいうと重くていい気分になる話とは到底思えないけれど、読後のこの気持ち、というか読んでる間ずっと、本当に重力がない気分。イズミが望んだ通り、重力はなくなり、春が幸せに生きられますようにとただ願う気持ち。
「兄貴も気をつけたほうがいい。まっすぐに行こうと思えば思うほど、道を逸れるものだからね。生きていくのと一緒だよ。まっす -
Posted by ブクログ
「できるだけフェアでいろ」
「善は急げと、いうか急ぐのが善だからな」
「そっちの餅も絵に終わった」
「やれるだけのことはやりなさい。それでだめなら、しょうがないんだから」
今回も名言多いなー!
でも、「最終的に行き着くのは魚肉ソーセージなんだ」が個人的にはベスト!!
超一流の殺し屋であり、超がつくほどの恐妻家である兜。そんな彼が家族と生活を守るため、文房具の営業と殺し屋という二刀流で立ち向かっていく。
冒頭に蜜柑と檸檬が出てくるのも嬉しい本作。
やっぱり、殺し屋シリーズは最後だなー。
本作の見所はなんといっても妻に怯える兜の日常とそれをフォローしてくれる息子の克巳との関係。
妻の一挙手 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ3冊目!
今回ばかり人の入れ替わりが少なくて、兜視点でずーっと語られる、っていう違いがあるのも良い。
あとやっぱ伏線の張り方がすごくいい!わ〜って声出る笑!
【印象に残った台詞】
「感情って相殺されないんですよね」
「どういう意味ですか」
「いいこともあるから、不満を帳消しにできるかと言ったら、そうじゃなくて。プラスマイナスで計算はできないというか」
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「死は恐ろしいものですよ。何もかも消えます。お父さんも例外ではありませんよ」
「そんなことはないです」「父がこの世で一番怖いのは」
「何ですか」
「母ですから」
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「君のお父さんは」
「何 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ2冊目!やっぱり最高!
トーマス大好きな檸檬が個人的にはお気に入り♩
王子は『死神の浮力』の本城くらい嫌な奴だった( ・᷅-・᷄ )
人の入れ替わるタイミングがよくて、どんどん読み進められる〜!!
【印象に残った台詞】
「でも、トーマス君はいいこと言うんだぜ」
「何て」
「『記録なんて壊されるためにあるのさ!』」
「相手の記録を勝手に壊したやつが口にする言葉じゃないな。そこまで、心の琴線に触れる触れない台詞も珍しい」
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「いいか、ダックはこう言った。『僕には考えつきません!』とな。そりゃそうだ。そんな気の利いた悪口、そうそう思いつくわけがねえんだよ」
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Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに伊坂幸太郎ワールドへ入国。
やはりこの作者のワードセンスはずば抜けていると思う。
話の本筋とは関係のないところで、感心したりハッとさせられる掛け合いが度々ある。
本作は主人公兜が殺し屋兼会社員兼恐妻家として
かっこよかったり、なさけなかったりの日常がコミカルに綴られている。
冒頭読み始めは同じ父親として、憤りにも似た、もっと堂々としろよ!貴方はすごい人だよ!
と思わずにはいられなかった。
異常なまでに妻を恐れ、気を遣っている様子は息苦しくも感じた。
それでも読んでいるうちにそれは苦痛ではなく、そういう形の幸せなのだと感じさせた(そうでなくてはきっと読後感はもっと妻に対して嫌なイメ -
Posted by ブクログ
引きこもり青年との面談を頼まれた青年と会社のミスを調べる会社員などを中心に繰り広げられる物語。狭い地域で起きている事なのに精神的スケールが大きかった。
漫画なら分かりやすそうな展開や表現が多く、よく文章化できるなーと感心してしまう。あとがき見たら漫画とリンクする作品のようなので納得。
いつもの怒涛の回収も素晴らしい。
これって、もしかしたら未来や過去は変えられるという話なのでは?とか思うとむやみに希望がわく。
伊坂幸太郎作品ではモヤモヤシリーズと言われる時期のものだそうですが、私にはかなりスッキリと刺さりました。
ただ、語り手目線が変わるのと同時に口調も変わるので、読みにくいと思う人はいるかも