伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
○本のタイトル『グラスホッパー』
○著者名 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
○『殺し屋』シリーズ 1作目!
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○感想
復讐を誓う元教師の鈴木を主人公に、自殺を強要する鯨(クジラ)とナイフの達人・蝉(セミ)の視点で進んでいく。
初めの部分では、それぞれの殺し屋の仕事の様子が細かく描かれ、容赦ない残酷さの中に精神的な恐怖が漂っている。
殺し屋は依頼された仕事を感情に惑わされずに冷静にこなし、ターゲットに対して恨みや私情を持たない。
その結果、仕事に関連する感情が気にならず、重くのしかかることがない。
こうした要素のおかげで、ストーリーをスムーズかつ快適に楽し -
Posted by ブクログ
息子へ)
本屋大賞にどっぷりはまり中。これが、5作目か6作目?過去受賞作品のだいたい半分を読んだ。
これまたおもしろい。純粋に理屈抜きでおもしろい。
総理大臣の暗殺の犯人に仕立てられ、逃げる主人公。
逃げる逃げる。
助ける仲間。
かかわる人がヤラレル。
真犯人なんて、どうでもいい。
逃げろ!!!!
この作品、時間の進め方に驚いた。事件の日、事件から30年後、再び事件の日、そして事件から3ヵ月後。事件中も、昔話がテンポよく挿入されて、、、。
普通なら、訳が分からなくなるところを、お見事!
さすがは、本屋大賞。まだまだ楽しみたい。
君が本を読むころには、20作品ぐらいになっている。
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Posted by ブクログ
ネタバレゴールデンスランパーは国家の巨大な物語の中に個人が飲み込まれる恐ろしさを描いている。
現実で起こる確率は低いかもしれないが、「なきにしもあらず」と思わせるリアルさがあり、そこに強い恐ろしさを感じた。
この作品の怖さはそれだけじゃなく、
真実よりも作られた物語の方が強く、一度レッテルを貼られたら剥がすことができない、怖さ。
そんな中で、青柳は逃げ続け、顔を変え、生き延びた。
社会的にはすべてを失ったとも言える。
それでも、完全に負けたわけではないと感じた。
特に印象に残り、読書中鳥肌が立ったのが、
両親と元恋人とのやり取り。
両親への郵便、習字半紙に書かれた「痴漢は死ね」という言葉と、
元 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長かった!ほんと長かった!でもずっとおもしろかった。こんなに長いのに、メインは2日間?とかの話なのびっくり。
おもしろい書き方だった。事件の前後とか傍観者からの視点の章があって、そのあと事件。でも青柳が生きててくれてうれしい。ただ、敵に回ってしまったものが大きすぎるし、原因もわからないし、こわい。ただ生き延びたから、逃げ切れたから、勝ちだなと思う。信じてくれてた人たちに、ちゃんと生きてるよってサインが送れたの素敵。ちゃんと受け取れてるのも素敵。映画見てみたいな気分。
映画化されてるけど、長編モノの映画化って短縮せざるを得なくて悲しくなることがほとんどだから、見ないほうがいいのかなあ。 -
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五股をかけた星野一彦が一人ずつ別れ話をしていくが、一つ一つの出会いのドラマはどれもめちゃ面白い。だんだん面白くなっていくようで、5話目の女優との話はグッときた。天才的なストーリーテラーの本領発揮。
別れ話についていく繭美の個性的なキャラも最高。自分の辞書には色気も占いも可愛いも努力も無いと。何か言葉も態度もめちゃくちゃだけど、きっと憎めないところがあるんだろうとは思ってたけど、ラストの物語はこいつの気持ちがわかってきて嬉しくなる。
8年ぶりの再読で新装版を手に入れた。前の時は面白さがよくわからなかったのか、読み直してほんと良かった。構成、ストーリー、キャラクター、その組み合わせがとにかく楽しい -
Posted by ブクログ
読書録「夜の国のクーパー」5
著者 伊坂幸太郎
出版 創元推理文庫
p182より引用
“「誰だって、自分たちより小さいものに
ついては、意識が薄くなるのかもしれない。
開き直るつもりはないんだけれど、だから、
僕たちも君たちのことを深く考えていなかっ
た。ただ、誰だって少なからず、知らない
うちに誰かに迷惑をかけているんじゃない
かな」"
動物にもはっきりとした意識がある世界
を舞台とした、長編ファンタジー小説。
同社刊行作文庫版。
大勢が集まる広場に、敵国の兵士がやっ
て来た。見たこともない道具を持ち、見た
こともない動物を伴って…。
上記の引用は、主人公で語り部的存