伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
またまた長期間、読書をさぼってしまった・・・
何キッカケだったか、三省堂の小説コーナーに行ったら、なんと!
伊坂幸太郎の殺し屋シリーズが出ているではないか!
それは『777』であった。『マリアビートル』の次なのかな?自分の知らぬ間に、他にも出ているかもしれん、と調べてたらやっぱり出ていた。それが本作。
期待を裏切らぬ安定の面白さ!特段、伊坂幸太郎推しというわけではないのだが、このシリーズは傑作過ぎる!
ひさかたぶりの読書も捗る捗る。とにかく先が気になっちゃうので。殺し屋ごとのハンコのマークも健在。今回の主役は「兜」、まあ強い。普通に強い。殺し屋シリーズの登場人物の中でも最高ランクに強いのではなかろうか。恐妻家で愛する妻と息子がいる設定もこれまたいい。
最後までワクワクしながら読んじゃいました。
さあ、次は『777』!楽しみ! -
Posted by ブクログ
ネタバレあー面白かった!これぞ伊坂作品、という手法がてんこ盛りに詰め込まれた大作。「伊坂ワールド第一期」の最終作と言われてるみたいですね。主人公の由紀夫は、母親が奔放だったために父親が4人同居するという稀有な家に育ち、なのに意外とグレてなくてなんなら達観している男子高校生。設定がもうユニークで最高。父4人はキャラが四者四様でみんなカッコいい笑。私は博識で冷静沈着な悟さんが好き!あと女好きでスマートな葵さんのことも、作中の女性たちの例に漏れずやっぱり好き笑。クイズ番組から手旗信号送るシーンはもはや伝説。
私はやはりこのタイプの時系列で粛々と進んでいく長編が好きだなー。「一方その頃」みたいにして章ごとに行ったり来たりするタイプの長編(て手法に名前はあるのかな)もいいけど、章が変わるたびに一旦あらすじを思い出す作業が入るので、世界にどっぷりハマれないので少し苦手みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ信頼できない語り手:
小説や映画などで、語り手の主観や記憶違い、あるいは悪意などによって、語られる内容の真実性が歪められ、読者や観客をミスリードする表現手法(叙述トリック)のこと。(ウィキペディアより)
伊坂さんの小説の魅力はこれの逆にあると思う。
主人公が受け手として誠実であるだけでなく、この人となら一緒にこの物語を旅してもいいな、案内人を任せられるな、と感じられる。
どんな状況に直面しても受け止めようとし、自分の気持ちやなすべきことについて考えることを止めない。
この物語の「伊藤」しかり、殺し屋シリーズの「天道虫」しかり。
まさに“心から信頼できる”語り手。
その分私たちは気を散らすことなく物語の“問い”に向き合い、贅沢な読書体験ができる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!分厚い本で読み切るのに時間かかるかなと思いきや、続きが気になる衝動からかなり早く読み切ってしまった。
新幹線内での出来事だけでこの一冊にまとめられるのは凄い。勿論ただの新幹線ではなく、事件が起こりまくりの新幹線だけど。
以下、思い切りネタバレ。
七尾は順番が逆だけど999で読んでいたので、相変わらず好感が持てたし毎回の不運に遭遇する際にクスッとしつつも、機転がめちゃくちゃ効くのは見ていて爽快だった。最後も無事に生還できて良かった(まあ分かってはいたけど)
檸檬と蜜柑は2人とも息が合っていてキャラ的にもかなり好きだった。檸檬がずっと機関車トーマスの話をしていてバカっぽいにも関わらず、最後は王子が怪しいということに気付いて殺そうとしたので、「やっちまえ!!!!」と思って興奮したが、結局まさかの七尾が仕込んだ睡眠薬でやられてしまう、、泣 個人的にはこのシーンが一番ショックだった。檸檬は好きだったし王子に対してはめちゃくちゃイライラしていたので、、笑 それも伊坂幸太郎の狙いなのかも。
王子は書くまでもなく常時イライラさせられていた。こんな子供はこの世にいてほしくない。最後の結末の詳細は書かずに読者にお任せ、というスタイルだったが、個人的には最後苦しめられて殺されるところまで見たかった気持ちもある。笑
木村は一般的にはクズ人間だけど、ちゃんと息子想いで良い父親だったと思う。最終的に生還していたのも良かった。そして両親が強くて本当に良かった。
このように感想として書くことができるほど個々のキャラクターがしっかりとしており、とても読み応えのある一冊だった。
実はグラスホッパーをまだ読めていないので、今後読むことが楽しみ。
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Posted by ブクログ
とてもとても面白かった。
伊坂幸太郎さんの作品は多数読んできたが、傑作と名高い本書は何故か読まずにいたところ、満を辞して読ませていただきました。
主人公の青柳を軸に、学生時代の様々な友人達の視点を交えながら物語が交差して進んでいく。
伊坂幸太郎さんらしさのある文体で、どこかコミカルに、それでいて緊迫する描写ではドキドキしながら最後まで読み進められた。
青柳視点では直接見えてはこないが、かつての友人と新たに出会う人々の助けを感じ取りつつ逃走劇を描いて行く。
自分的には終わり方はとても満足のいく形だったかと思う。
岩崎、樋口、ヒデ、森田…etc登場人物みんな好きです。