伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • アヒルと鴨のコインロッカー
    個人的おすすめNo.1

    ごく平凡な大学生活を送るハズだった主人公が、アパートの隣人とその不思議な仲間たちの物語に巻き込まれていくストーリー。

    2人の目線で交互に進んでいく展開。交互に訪れるのんびり感と緊迫感の緩急が巧みで、どんどん引き込まれていった。

    主人公が発する感情や言葉の比喩がとにかくお...続きを読む
  • マイクロスパイ・アンサンブル
    ビンゴは正解が一つじゃないのがいいですよね。
    時間とヒトの気分はコントロール不能になった。
    でもそれ以外は。
    プライドがなんだ。
    プとラとイとドだ!
    土下座をして申し訳ございませんでした、と土下座する門倉課長。
    湖があるんだから。
    全部寄付したから。
    大概のことはまた元に戻る。やり直せるんだからな。...続きを読む
  • ラッシュライフ
    全く関わらなそうな人物たちの5つの視点の物語が同時に進行していく。
    それぞれが何か大きなものを抱え生きている。
    そんな中登場人物たちによる少しの関わりから、やがて大きな変化が訪れ5つの視点が混ざり合う。

    読み始めのときから、みんなが関わるのかなあと予想はしていたが想像をはるかに超える伏線の数々にも...続きを読む
  • AX アックス
    面白かった。好き。
    大絶賛の感想を書かねばならない。

    槿が仕事してない。
    克巳にボウガン刺しといた方が面白いのに。

    ボルダリングで急に三宅さん。

    この手のキャラの人は、
    看板に書かれた文言に引き寄せられてボルダリングジムには通わない。

    あの手の場所は、
    壁を登ると称し欲求不満の男女がどうにか...続きを読む
  • AX アックス
    医者がそれほどまでに隠したかった秘密はなんだろうと思ったけど、兜だって知らなかったわけだし、読者が知る必要もないなと思った。
    コミカルな会話と最後のシーンがお気に入り。
  • AX アックス


    "カマキリの斧を甘く見てるなよ"
    "いつか、がつんと"

    「凄腕の殺し屋だが恐妻家」の兜の物語
    伊坂さんの殺し屋シリーズの中でも、殺し屋の面以外の日常が絡んだ場面や家族との会話が多く、その分兜に感情移入しやすかった。
    もちろん戦闘シーンもあって安定の面白さ!

    奥さん攻略ノート、キッズパ...続きを読む
  • 魔王 新装版
    えー!伊坂幸太郎さんっ!面白すぎるっ!やられたー!!って個人的に衝撃でした。これまでに伊坂さんの作品、何作か読んでましたが、今ひとつハマりきれずだったので、今回もさほど期待せずに読み始めたのですが、どっぷりハマりました。ほんと幅広い作風をお持ちなのですね。
    今回の作品はなんか哲学的で小難しい雰囲気が...続きを読む
  • ラッシュライフ
    伊坂幸太郎作品の中でも特に好きかも。技巧のスタイリッシュさと文学的な美しさのバランスが良かった。
    「感情を持って、記憶を操作する。嘘を吐いて、人を出しぬいたり、名誉を欲したりする。ジャズも演奏する」p.223
  • ホワイトラビット(新潮文庫)
    すごく面白かった。
    読書初心者の自分にも読みやすい文面でどんどん引き込まれていった。
    読み終わった後はスッキリ、思わず誰かに話したくなる展開でした。
  • 砂漠
    今まで読んだ伊坂幸太郎さんの作品で1番好きです!!主要メンバーの5人がそれぞれ魅力的で、とても引き込まれました。
    鳥井を元気づけようとして西嶋の起こした行動には感動しました。
  • 重力ピエロ
    伊坂幸太郎先生の作品で一番はじめに読んだのがこれ。最初にして最高の作品に出会ってしまった気がしてる。映画の方も見てみたいと思った。
  • クリスマスを探偵と

    毎年読みたい

    心の治安が良くなる
  • オーデュボンの祈り
    読んだきっかけが、本屋さんが、この作品のかかしが他の伊坂幸太郎さんの作品に登場してくる。と教えてくれて面白そうと思ったからでした。どうゆう風にリンクしてくるのか楽しみながら他の伊坂さん作品を楽しみたいです。
  • グラスホッパー
    男心をくすぐる設定、世界観に没入できた。一見非現実的なように思えるが、実は自分の知らないところでこういう闇があるのではないかと思わせる作品だった。それも登場人物の感情描写だとか馴染みのある地名だとかが随所随所に散りばめられてるからではないだろうか。
    伊坂幸太郎らしいどんでん返しもありつつその他の部分...続きを読む
  • 砂漠
    面白い。今月から社会人なので余計沁みた。

    なんかこう、色んなことがあったけど最終的に意味のあるエピソードだけ持ってきたみたいな演出が良い。生活を感じられる。
  • 終末のフール
    本屋さんで何読もうか物色中にこのタイトルどっかで見たな( ・∇・)
    うーん?何だったかな?
    あ!ネトフリになんか同じタイトルがあったぞ(゚∀゚)
    、、、ということで購入\(//∇//)\

    本の帯にもネトフリで実写ドラマ化って書いてあった( ゚д゚)
    時間があったら実写も見てみようっと!

    世界が終...続きを読む
  • アヒルと鴨のコインロッカー
    この本は大学時代に読んだと思うが、一度手放してしまってもう一度再読。忘れてしまっている部分が多数あり、あの頃から20年ほど経ち読んでみると人生経験も増えたせいか味わい深いものがあった。
    何度か読んでいるのに、最後の方まで違和感に気づくことなく読み進めていた。例え方や、会話に筆者の素晴らしい思想という...続きを読む
  • オーデュボンの祈り
    主人公である伊藤さんの感性がすごく良い

    彼の感性を通して描写されることで、荻島がより不思議な魅力ある場所になっているのだと思いました。

    優午の「たんぼぽの花が咲くのに価値がなくても、あの花の無邪気な可愛らしさに変わりはありません。人の価値はないでしょうが、それはそれでむきになることもないでしょう...続きを読む
  • 逆ソクラテス
    職場の人がみんな20〜30歳離れているので、同意を求められた時に断れなかったり、自分の意見を言いづらいことが多い。そんな時は安斎が教えてくれたように、「僕はそうは思わない」と自分を見失わずにいたいと思った。
    ずっと文庫本になるのを待ってて、やっと読めた!
  • ホワイトラビット(新潮文庫)
    どうなるんだろうとわくわくしながらあっという間に読み進めていた。最後繋がっていくのが面白かった。

    ・俺たちは、ルールを破る奴は許せないんだ。せっかく自分たちが我慢して、ルールに従っているのに、何でおまえは我慢しないんだ、そのせいで秩序が壊れてしまう、と感じるようにできている。影響の小さいルール破り...続きを読む