伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ラッシュライフ
    めちゃくちゃ面白かった〜!

    初期の伊坂作品をほぼ読めてなかったので、刊行順に読んでいってます。
    この作品は2作目!

    2作目にしてこのクォリティなのか〜!
    凄い、、天才的すぎる、、

    5つの視点で語られる群像劇。
    伊坂さんのこのパターンめっちゃ好き♪

    ▫︎ お金で買えない物はないという拝...続きを読む
  • チルドレン
    傍若無人で身勝手、周りに迷惑しかかけない男ー陣内と、その周りの人達に起こった出来事の数々をまとめた短編集。周囲の人達による視点で描かれているため、いろんな視点から陣内を楽しむことができます。

    伊坂幸太郎さんが好きなのですが、チルドレン&サブマリンはまだ読んだことがないなぁと思い、手に取ってみました...続きを読む
  • マイクロスパイ・アンサンブル
    ザ伊坂幸太郎ワールド。
    マイクロな世界のスパイと現実世界の絡み合い。
    不倫相手のマグカップで黒光Gを捕獲する所、最高。

    「プライドって何なんでしょうか
    そう訊ねた時の、エージェントハルトの答えが頭の中で蘇る。
    プライド?そんなの、ただの言葉だろ。プとラとイとド」
    エージェントハルトさん。この言葉を...続きを読む
  • 死神の精度
    遅かれ早かれ自分も周りの人も必ず死にます。
    その時期を知らないからいつも死を棚に上げて、大切なことを後回しにして、日々を過ごしています。
    自分の人生を生きるか、時間に流されるかは死を意識しているかどうかだと感じました。
    最後に「そうだったのか」ってなる瞬間があり、すごく楽しめました。続編の死神の浮力...続きを読む
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    4.7

    主人公の根気と運の良さにあっぱれ!
    視点が短いスパンで切り替わるのでテンポよく読めた。
    ラストシーンの描写がすごくお洒落で、読後感も最高だった。
  • チルドレン
    陣内さんの屁理屈はすごい。なぜか納得させられる。一人でもこういう人が周りにいればそりゃ楽しくなるだろうな。
  • フーガはユーガ
    フーガとユーガは双子の兄弟。誕生日に起こる入れ替わり、いわゆる「アレ」が現実離れした小説らしさを演出していて、物語のカギにもなっています。優我の発言には嘘や脚色が混ざってる、がこんなにも予想不可能な結末を導くとは思ってもいませんでした。大どんでん返しの構成にはあらためてあっぱれの一言です笑。

    支配...続きを読む
  • エール!(3)
    働く女性の生活の一部を切り取った短編アンソロジー

    女性視点で描かれる各小説から、働く女性の悩み、苦しみ、喜びを感じ取ることができ、不覚にも「クール」で涙した。
    他にも、伊坂幸太郎さんの書いた短編は短いながらも伏線が貼られており、読んでいて点と点がつながる心地よさを感じることができた。

    エール3作...続きを読む
  • マリアビートル
    久々の読書で読めるかな、、となりつつもさくさく読み進められるところがさすが伊坂さんの作品だなと思いました!
    簡単な言い方にはなってしまうけど、少年マンガを読んでるかのようなテンポ感なのが良かった!

    どの方の感想にも書いてあるけれど本当に王子にずーーーーーっとモヤモヤされっぱなしでした!
    天道虫はい...続きを読む
  • グラスホッパー
    【2024年49冊目】
    いやー見事、見事な作品でした。一回読んだことあったのですが、すっかり忘れていたので新鮮な気持ちで読みました。面白かったー!!

    まずもって、こんなにも殺し屋に感情移入してしまう作品があるでしょうか。鯨、蝉、槿に、岩西。世間一般から一ミリ足りとも白の要素がなく、真っ黒な彼らの人...続きを読む
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    1番好きな作品。
    中学生くらいの時に読んで2回見返している。

    ずっとワクワクが止まらないが、なんといっても好きなのは最後の手紙とスタンプのシーン。また読みたい。
  • 砂漠
    とても面白かった。
    何気ない日常も、思い出の中でキラキラ輝いているものだと感じた。
    登場人物みんな個性が立っていて、色々な経験を通して性格や考え方がほんの少し変わっていくことが、素敵だと感じた。
    学生のときに読んでおくとより良いと思う、とおすすめされた理由がわかった。
  • フーガはユーガ
    風我と優我は双子。
    過酷な環境下で育ち、なぜか1年の中の1日だけ
    不思議な力を使うことができる。

    決して避けては通れない数々の不遇は
    望んでもいないのに突如として現れ、
    それらに対して精一杯戦い続ける2人は、
    どこからどう見てもヒーローでした。
  • チルドレン
    短編集ならではの読みやすさ、伏線回収の面白みがあって、何よりも人の暖かさが胸を打つ。
    家裁調査官の仕事、視覚障害者の世界が新鮮で興味深い。
    妻が夫への愚痴を言い放つことを「攻撃的な念仏」と表現してるの良かった。
  • ホワイトラビット(新潮文庫)
    伊坂ワールドとはまさしくこれ!といった感じだった。最後にかけて徐々に真相が分かっていくのが本当に爽快で面白かった。他の積読も早く読みたい。
  • 死神の精度
     本作は、個人的に伊坂作品のかなり上位に食い込む大好物・絶品でした! この頃の伊坂さん、ギャング、殺し屋、死神‥と、ほぼ同時期にシリーズ第1作を世に出し、凄いの一語です。次々と湧き出るその豊かな才能は、まさに「打ち出の小槌」ならぬ「打ち出の伊坂」ですね。

     主人公の死神・千葉が情報部の命を受け、人...続きを読む
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    2024.3.2

    全体4章のうち、最初はそこまで面白みを感じず読んでいたが、3章から手に汗にぎる怒涛の展開で一気に引き込まれた。
    終盤になっても真犯人が見つかる目処が全く立ってないのでどうやって話をまとめるのかと思っていたが、結局真犯人や事件の真相については触れないで終わったのが新鮮だった。
    解説...続きを読む
  • 陽気なギャングが地球を回す
    とても面白かった!考えずに読めスラスラ読める名作!
    こんなところで!見たいな伏線回収もあり、この先が気になり読み続けたくなる話!
    優秀な成瀬さん、場を盛り上げる響野さん、愛される後輩久遠くん、冷静沈着な雪子さん、4人のタイプが違う強盗集団!次の強盗話も出たらみたい作品でした!
  • 砂漠
    大学生中に読めて良かった作品の一つ。
    僕もいつか"砂漠"に出たら、今を懐かしむ気持ちにきっとなると思う。
    そんな青春を送ってみたいと思った。
    まだ猶予は残されている。

    人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    めっちゃ面白かった。
    こんな理不尽なことが起きてもいいのかと物語にのめりこんでいた。
    ちょっした癖や行動で青柳はこんな事しないとかつての仲間たちが思い、手助けする描写がすごくよかった。