こんな人物が身近に現れたら、彼/彼女は死神かもしれません──(1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前と同じ(3)会話の受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない。1週間の調査の後、死神は対象者の死に「可」「否」の判断を下し、「可」ならば翌8日目に死は実行される。ただし、病死や自殺は除外。まれに死神を感じる人間がいる。──クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生。金城武主演で映画化された原作です!
Posted by ブクログ 2023年05月08日
初めて読んだ伊坂幸太郎さんの本。
死神が出てくる非現実的な話なのだが、どこかありそうな気がして一気に物語に引き込まれた。短編で構成されているけれど、最後の方で物語がつながっていたりもしてとても面白かった。すごく私のタイプのお話で伊坂幸太郎さんの本にハマるきっかけになった一冊!!
また読みたいな。
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Posted by ブクログ 2023年05月05日
久しぶりに伊坂幸太郎作品を拝読。
最初の方は展開が早かったり説明が多かったりであまり好き系ではないのかも、と思っていたが読み進めていくうちにどんどん好きになっていった…。凄すぎる( ; ; )
登場人物それぞれが「死」に対する考えも違うし、「死」に近づく状況も違う。担当される者の周りの人間の「死...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月03日
生真面目で、比喩表現がわからず言葉を文字通りに受け取る千葉さん。
無機質だけど、どこか温かみのある千葉さん。
「人間が作ったもので一番素晴らしいのはミュージックで、もっとも醜いのは、渋滞だ」な千葉さん。
「死神」からは連想できないような千葉さんの性格が面白い。
最後の章「死神対老女」を読むと、おっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月02日
不慮の事故や事件で亡くなる(かもしれない)人に近づいて調査をし、その死が実行されるかどうかの判断を下す死神
その死神目線で対象者6人について語られる形式の連作短編集
伊坂さんの頭の中では、死神もサンタクロースと同じように一人の人間じゃなく、組織的に活動しているんだなと思った
対象人物をリスト化した...続きを読む
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