伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシェイクスピアやべーブルースの言葉から、あらゆる事柄の二面性について考えさせられる作品。
野球少年である王求の一生とともに進むストーリーは、目覚ましい活躍とは裏腹に理不尽の連続で、不器用ながらに立ち向かう王求を応援せずにはいられない。ただただ野球が好きな少年が理不尽にその機会を奪われる。野球がしたいだけなのに。
高校で普通に野球ができていたら、プロ野球人生を全うできていたら、どんな選手になっていただろうか。南雲氏のようになっていたのだろうか。
次のキングこそ真っ当な野球人生を送れることを祈らずにはいられない。
面白いストーリーに加え、両親や津田氏、謎の魔女など要所に散りばめられたコミカルなやり取りがこれまたいいアクセントになり、どの章も楽しめる贅沢な一冊です。
綺麗は穢い、穢いは綺麗↔︎fair is foul,foul is fair.
諦めない人は負かすことはできない↔︎死ぬまで不死身だ -
購入済み
数か月にわたってちびちび読んでて今日やっと読了~!!殺し屋まみれの新幹線なのにどこかシュールで気が抜けてるのが伊坂ワールド。マリアビートル、ふむふむそういうことか~ってなった
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!!!!
アリのコロニーやナチスドイツの話など、
我々にも「システムの細分化は良心をなくす、
そして諸悪の根源は存在しない」
ということは馴染み深いんだ、と受け入れられた。
それと同時に
そんなシステム主軸の世界は無味乾燥だなぁと思っていたところで終盤、
「大きな目的で生きてるんじゃない。
もったい小さな目的で生きてるんだ。」
ハッとしました笑
ど真ん中正解でなかったとしても、
圧倒的カタルシス…!
そして主人公が最終的に国家やシステムに立ち向かわず、妻と愛し合って暮らしていくのも
斬新でそれ以上にリアルだなと思いました。
なんにせよ
直前の妻の「愛してる」や岡本猛との会話などもあり
とてもいい読後感でした!!
魔王含めてまたいつか読み返したいですねー
(にしても佳代子強すぎませんか笑)
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購入済み
四人の天才?たちの銀行強盗が思わぬ方向に。犯罪ではあるのだが、できるだけ周りの迷惑にならないように仲間内で相談してスマート?な犯罪を目指している所が面白い。
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購入済み
面白かった!!
少し長かったけど、、、、
首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。 -
Posted by ブクログ
印象に残っているワード
・人は大きな目的のために生きているわけではない、小さな目的のために生きてるんだ。
・情報が拡散されたこの社会で、どの情報が正しく、何が間違っているのかが、はっきりしない。ただ、少なくとも、妻と自分のささやかな場所と時間は損なわれないはず。
この情報社会で、人は、何が正しくて、何が間違っている、ということを、自分の関係のないことまで首を突っ込み、ジャッジしている。匿名であることを逆手に、SNSでの誹謗中傷も増えている。
仕事は細分化され、仕事だから、という理由で悪いことも平気でする人が世の中にはごまんといる。良心がない、と表現されていた。
一方で、日本の社会人は、病んでしまい、自殺をする人も多いと聞く(他国に比べると)。社会の歯車の一員でしかないんだから、そこまで思い悩むこともないかもしれない、代わりはいくらでもいる、つまりは仕事としてやっているので、そこまで悩まず、嫌ならやめれば良い、その人の心があるうちに。そういうことも示唆している気もした。
「そうなっている」社会の仕組みに、どう抗っていくか、面白かったけど、一方で考えさせられる小説だったと思う。
情報に振り回されず、正しいと思えるものを信じ、妻とのささやかな時間を大切にしていきたい。