伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • あるキング

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    ネタバレ

    シェイクスピアやべーブルースの言葉から、あらゆる事柄の二面性について考えさせられる作品。

    野球少年である王求の一生とともに進むストーリーは、目覚ましい活躍とは裏腹に理不尽の連続で、不器用ながらに立ち向かう王求を応援せずにはいられない。ただただ野球が好きな少年が理不尽にその機会を奪われる。野球がしたいだけなのに。

    高校で普通に野球ができていたら、プロ野球人生を全うできていたら、どんな選手になっていただろうか。南雲氏のようになっていたのだろうか。

    次のキングこそ真っ当な野球人生を送れることを祈らずにはいられない。

    面白いストーリーに加え、両親や津田氏、謎の魔女など要所に散りばめられたコミカルなやり取りがこれまたいいアクセントになり、どの章も楽しめる贅沢な一冊です。

    綺麗は穢い、穢いは綺麗↔︎fair is foul,foul is fair.
    諦めない人は負かすことはできない↔︎死ぬまで不死身だ

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    2025年04月29日
  • マリアビートル

    QM

    購入済み

    数か月にわたってちびちび読んでて今日やっと読了~!!殺し屋まみれの新幹線なのにどこかシュールで気が抜けてるのが伊坂ワールド。マリアビートル、ふむふむそういうことか~ってなった

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    2025年04月24日
  • 夜の国のクーパー

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    伊坂さんが書く人物は、みんな人間味が溢れててとても好きです。『何でも出来すぎ』の主人公ではない点にとても親近感が湧いて、物語に引き込まれます。
    今回もとても面白かったです。

    0
    2025年04月20日
  • 魔王 新装版

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    え、むりむり悲しいんだけど…
    でもすごく好みで、読後のモヤモヤはありつつとにかく伊坂作品に出てくる男性はいいなぁって思ってしまう。恋してきます

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    2025年04月19日
  • 魔王 新装版

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    伊坂幸太郎の作品は初めて読んだけれど面白い。他の作品も世界観が同じらしいので読んでみたい。あんまり夜更かししないでね。消灯ですよ。

    0
    2025年04月16日
  • 夜の国のクーパー

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    これまで読んできた伊坂さんの本で比べると、
    導入が長く、ワンダーランドのような奇妙な雰囲気に包まれた内容ゆえに普段より没入できないな、なんて思いながら1/2程度まで読み進めてました。
    が、
    いやいやいやいや
    面白すぎるでしょう。。
    怒涛の後半戦。
    布石が素晴らしいし、これを頭で練り上げるって本当に作家さんって創造主、神様です。
    国や身体の大きさといった「大小」が一貫して
    テーマであったのも面白かったです。

    伊坂さんの本は
    伏線回収の秀逸さはもちろん、
    言葉の端々に共感や学びがある。
    楽しい読書体験を有難うございましたーー!

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    2026年05月17日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    5股をしていた主人公が付き合っていた女性たちと1人ずつ別れ話をしに行くお話。(ブッチャーみたいな女性と一緒に)
    出会う頃のエピソード、別れ話のあと少しストーリーが展開される。
    読書目線では繭美といる時間が長かったので、彼がどのように女性の心を開くのかという部分を見せられたように感じました。
    5話の女優女編がお気に入りです。

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    2025年04月05日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    夢の世界と現実の世界が交互に絡み合う、臨場感と爽快感のある展開。
    驚くのはこれがコロナ禍前の本だということ。
    物事を観察し人間を想像する力に長けてるからこそ、物書きができるんやろうな。純粋な物語評価じゃなくて申し訳ない。

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    2025年12月31日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    一見、独立した短編が集まっているだけかと思いきや、読み進めるうちに点と点が線で結ばれ、一つの大きなうねりとなって押し寄せてきます。この構成の美しさには、ただただ脱帽。笑いの中に潜む伏線が、最後には震えるほどの感動に変わる。伊坂幸太郎さんにしか描けない、計算し尽くされた「奇跡」を体験できる最高の一冊でした。

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    2026年03月26日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    テンポが良い。
    星野さんの気持ちが常に真っ直ぐであることに真摯さを感じるが、繭美が5股を思い出させてくれる。憎めない無自覚の悪人と、自分のルールを曲げない悪人が、5人の女性に見え見えの嘘で別れを告げていくコミカルながらも切ない話。
    乳癌の結果はきっと良かったんだろうな、バイクにきっとエンジンがかかっただろうな。かからなかったら繭美は自分のルールの範囲ギリギリで他の方法を探してくれるだろうな。

    0
    2025年01月14日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    ネタバレ

    面白かった!!!!!

    アリのコロニーやナチスドイツの話など、
    我々にも「システムの細分化は良心をなくす、
    そして諸悪の根源は存在しない」
    ということは馴染み深いんだ、と受け入れられた。

    それと同時に
    そんなシステム主軸の世界は無味乾燥だなぁと思っていたところで終盤、

    「大きな目的で生きてるんじゃない。
    もったい小さな目的で生きてるんだ。」

    ハッとしました笑
    ど真ん中正解でなかったとしても、
    圧倒的カタルシス…!

    そして主人公が最終的に国家やシステムに立ち向かわず、妻と愛し合って暮らしていくのも
    斬新でそれ以上にリアルだなと思いました。
    なんにせよ
    直前の妻の「愛してる」や岡本猛との会話などもあり
    とてもいい読後感でした!!

    魔王含めてまたいつか読み返したいですねー
    (にしても佳代子強すぎませんか笑)

    0
    2024年12月19日
  • 陽気なギャングが地球を回す

    QM

    購入済み

    四人の天才?たちの銀行強盗が思わぬ方向に。犯罪ではあるのだが、できるだけ周りの迷惑にならないように仲間内で相談してスマート?な犯罪を目指している所が面白い。

    0
    2024年10月29日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    まだ、下巻を読んでいないのであまり語らない。
    その上でだけど、ワクワク感と不穏感がすごい押し寄せてくる。
    最後の小説の中の小説、という構造にも
    もはや現実に帰ってこれないのではと思うほど
    恐ろしくのめり込んだ。
    早く下巻のページをめくりたい。
    (あと今回難読漢字が多いのは気のせい?笑笑)

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    2024年10月16日
  • SOSの猿

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    この作品も大好きになりました。

    なんだか奇妙なお話なのですが、胸に残るフレーズがたくさんあって、毎度のことながら、伊坂幸太郎さんの優しさ溢れる作品になっていたような気がします。


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    2024年10月07日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

    QM

    購入済み

    面白かった!!
    少し長かったけど、、、、

    首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。

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    2024年10月01日
  • オー!ファーザー

    QM

    購入済み

    4人の父を持つ主人公、実写版のキャストもキャラが合いすぎてて最高、いつか見てみたい。
    伊坂幸太郎作品はこれが初めてだけど読みやすくて好き。

    0
    2024年10月01日
  • AX アックス

    QM

    ネタバレ 購入済み

    かぶとの家族愛がすごくて、、、シリアスな内容なはずなのに妙にほんわかしたのを覚えてる。
    亡くなってしまったのは衝撃だった

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    2024年09月25日
  • ガソリン生活

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    望月家の緑デミオの目線の話。随所に散りばめられた自動車ジョークが面白くてワイパー動きまくり。亨くんよかったなぁ。登場者(車)の会話がテンポよく面白いのだが、車がしゃべっていると思うとそれが増す。

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    2024年09月21日
  • あるキング

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    野球好きな両親から生まれた王求。天才の数奇な人生を描く。淡々と話が進むが、マクベスの引用により謎めいた部分があったが、なぜか非常に印象深い作品であった。

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    2024年09月21日
  • モダンタイムス(下) 新装版

    Posted by ブクログ


    印象に残っているワード
    ・人は大きな目的のために生きているわけではない、小さな目的のために生きてるんだ。
    ・情報が拡散されたこの社会で、どの情報が正しく、何が間違っているのかが、はっきりしない。ただ、少なくとも、妻と自分のささやかな場所と時間は損なわれないはず。

    この情報社会で、人は、何が正しくて、何が間違っている、ということを、自分の関係のないことまで首を突っ込み、ジャッジしている。匿名であることを逆手に、SNSでの誹謗中傷も増えている。
    仕事は細分化され、仕事だから、という理由で悪いことも平気でする人が世の中にはごまんといる。良心がない、と表現されていた。
    一方で、日本の社会人は、病んでしまい、自殺をする人も多いと聞く(他国に比べると)。社会の歯車の一員でしかないんだから、そこまで思い悩むこともないかもしれない、代わりはいくらでもいる、つまりは仕事としてやっているので、そこまで悩まず、嫌ならやめれば良い、その人の心があるうちに。そういうことも示唆している気もした。

    「そうなっている」社会の仕組みに、どう抗っていくか、面白かったけど、一方で考えさせられる小説だったと思う。
    情報に振り回されず、正しいと思えるものを信じ、妻とのささやかな時間を大切にしていきたい。

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    2024年09月01日