伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ラッシュライフ
    最初は色んな登場人物がいて、それぞれの人物の様々な場面での出来事が描かれている。そのそれぞれの場面は最終的に繋がっていて、『あぁ〜、そうゆーことかぁ。』と最後には納得でき、スッキリと読み終えられる本。
    今までにない新しい本で、とても楽しかった。
  • あるキング
    伊坂幸太郎の名前を忘れられなくなったのは、これを読んでからだった。それまで何冊か伊坂幸太郎の本を読んだことはあったけれど、作家名と結びつけて覚えるほどの印象は実のところなかった。

    ストーリーは一つの試合、書いてしまうと陳腐すぎるような理由の一つの死から始まる。その死と同時に誕生した子どもは、宿命づ...続きを読む
  • オー!ファーザー
    バクチ好きの鷹、本好きの大学教授悟、体育会系中学校教師の勲、バー経営の女好き葵。
    高ニの由紀夫には父親が4人もいて、母親と父親4人と由紀夫の6人で暮らしている。

    伊坂氏の描く家族のお話はどこか風変わりで、現実には有り得ないんじゃないかと思いつつも、嫌みがこれっぽちもなくて面白い。

    中間試験期間に...続きを読む
  • 残り全部バケーション
    裏家業コンビの岡田と溝口。それに関わる短編集。
    短編集ながら、絶妙に作用しあっている。

    ・よみたい本がない人
    ・読書を楽しみたい人
    におすすめ。

    個人的には良作でした。
    本としてよくできています。最後まで読み終えた後の一瞬の衝撃と良作に出会えた満足感でほくほくしました。
  • 終末のフール
    3年後に死ぬとした自分は何をするだろうか。

    死の宣告をされたときの人の心理の移り変わり
    拒否、怒り、取引、抑鬱、受容。
  • 終末のフール
    3年後に小惑星の衝突で全世界が滅亡するなんて考えただけでも怖くて、でも妙にリアリティもあって読み終わった後も、しばらく恐怖の波に飲み込まれていました。

    でも、この本は絶望だけではなく、
    残された人生を前向きに全力で生きている人達から、
    後悔しない生き方や、絶望の中でも希望を見出してなんとか生きてい...続きを読む
  • チルドレン
    おもしろかった★
    友人に薦める★
    脇役が次の主人公になる系★
    スラスラ読めた★
    また読みたい★

    主人公が変わっていくタイプ好きです。
    世界が繋がってる感じ好きです。

    大人が子供の事を思いやっている感じも好き。
  • 火星に住むつもりかい?
    登場人物の思惑がぶつかり物語が思わぬ方向に行きます。意外な人物が‥やるせない気持ちがありますが、どんでん返しが面白い本でした。
  • 死神の浮力
    本城の末路が良かった。
    先に行って怖くないことを確かめてくるという山野辺さんの父親のセリフも良かった。
  • 火星に住むつもりかい?
    平和警察が崩壊してもまた次の体制へと変わり同じような悲劇が起こるかもしれないし、悪は根絶できないんだろうなと。
    でも、
    最初に比べて2回目に出てくる
    「火星に住むつもりかい?」というフレーズは何だかあたたかく優しいように感じた。
  • 死神の浮力
    『死神の精度』を読んだので、本書に進む。今回は長編。ベストセラー作家・山野辺の娘がサイコパス・本城に殺害され、その復讐に燃える山野辺に死神・千葉が1週間の調査に訪れるという悲劇的な設定。なのだが、異化効果のおかげで読者は楽しく読めるのが、この小説の良いところ。憎々しさMaxの本城にも別の死神の調査が...続きを読む
  • モダンタイムス(下) 新装版
    これまで読んだ伊坂幸太郎さんの作品の中で、最も大作で最も考えさせられる小説に感じた。
    この内容を10数年前に描かれたことに予測能力の素晴らしさを感じる。
    「システム」という主題については考えさせられたとともに、強く共感できる内容であり、今後の人生での考え方の一つとして参考になった。
    主人公の奥さんの...続きを読む
  • 仙台ぐらし
    いつものコーヒーブレイクが100倍
    楽しくなりました。
    ミルクコーラ、どんな味なのか気になる。 
    いつか何処かで
    「見知らぬ知人」の一人になれたらいいな。
  • 777 トリプルセブン

    伊坂ワールド満載

    テントウムシが登場する殺し屋シリーズ。話のテンポと言い回しが爽快。スイスイ読んでしまう。読了感の後味が良いのは、まだに伊坂ワールド。話は怖い内容のはずが、おかしくな場面が刷り込まれている。でも映像化は怖いかも‥。とってもお勧めです。
  • サブマリン
    善とか悪とかひとことでは決められないことが多いけれど、
    優しい世界で生きたいなぁと思いました。


    伊坂作品を連続で読むと、見たことあるミュージシャンの名前が出てきて嬉しくなります。
  • オー!ファーザー
    2023/11/25→2023/11/28

    職場の先輩に勧められて
    伊坂幸太郎ワールド全開で面白かったです
    伊坂シリーズでもかなり上位
    由紀夫みたいな高校生いいなぁ
  • 陽気なギャングの日常と襲撃
    前回に引き続き、今作もかなりおもしろかった!! 『海には逃がしたのと同じだけのよい魚がいる。』のショートストーリーもすごく良かった!!
    話しのテンポもいいし、広辞苑の内容もクスッと笑わせてくれますね(^^)
    確か続きが出てたから次も読んでみたい!!
  • 陽気なギャングは三つ数えろ
    伊坂幸太郎の中でもこの作品は登場人物の会話がメチャクチャ面白いので好き
    結末がちょっとあっさりしているかな
    悪役がすっげぇムカつく(褒め言葉)
  • ラッシュライフ

    また一冊バイブルが増えた。

    伊坂幸太郎氏の作品は気持ちが沈んでいる時、希望が無くなってしまいそうな時、のような悲しい気持ちの時に読み始めると、気がつけば、私も頑張るかな、って本から顔を上げている。
    ストーリーは決して明るいものでは無いのだが不思議とそうなるのだ。
    殺し屋シリーズを一通り読み終え、これはどんな話しかな、と期待をし...続きを読む
  • 死神の浮力
    陳腐なハッピーエンドだって現実にそんなことがあったらすごいこと!
    人間はその日ひ摘んで日々を楽しむことしかできない、なぜならいつか死ぬからだ。

    娘を殺害された夫婦と、サイコパス殺人犯との戦い。
    内容はとても暗い話だけど。
    死神の千葉さんが登場することで、
    あまり暗くなりすぎず、読めました。

    ラス...続きを読む