伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ガソリン生活

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    この家族も微笑ましいし、なんと言っても車同士が会話してるっていうのがとても愛らしい。ご近所の細見先生や安田夫人、みんな気持ちのいい人達で(玉田だってそう)それぞれに「最高!」と言いたくなる。エピローグも泣かせる。あまり出番はなかったけど、黒ニコが好き。

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    2025年04月03日
  • 死神の浮力

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    たぶん1番好きな作品、前作「死神の精度」の続編。死神の視点から見る人間という生き物と価値観にハッとさせられ、ちょっとズレたやりとりにクスッと笑える。読後はしばらく雨と音楽が恋しくなる。

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    2025年03月30日
  • 死神の浮力

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    千葉さん、緊迫の場面でそらに和む。
    とても良き。
    寿命還元キャンペーンがまさかあのような結末になろうとは思いもせず、溜飲が下がった。
    有り得そうもない展開ばかりだけど、千葉さん主人公だし、アトラクション並みのスピード感なのでエンタメ小説としてとても楽しめた。
    伏線回収が少し緩いかなと感じたが、あとがきを読み納得。

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    2025年03月27日
  • 残り全部バケーション

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    最高!!伊坂ワールド全開。登場人物誰も憎めないし、愛着しかない。伏線回収が気持ち良すぎた。溝口と岡田の残り全部バケーションになりますように。伊坂氏の作品9作目にして一番好き。

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    2025年03月15日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    伊坂先生の本を読んだら毎回書いているのでいい加減自分でも飽きてきているが、とにかく間違いなく面白い。
    クジラアタマの王様とはいったいどういう意味なのかが最初から気になっていたが物語を読み進めてもなかなか分からず。分かった時には胃の腑に落ちました。確かにです。
    主人公の岸を取り巻く登場人物の魅力は言わずもがなで、世の中の理不尽もぶっ飛ばしてくれたのがとってもスッキリでした。

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    2025年03月11日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    伏線の多い作品で面白いです。
    『フィッシュストーリー』は、時を超えて話が繋がっていくストーリーは個人的に大好きです。
    『ポテチ』早々に想像できたストーリーだが「間違えてもらって、かえってよかったかも」涙の理由がわからなかったけど、読み返して感動。

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    2025年03月08日
  • 残り全部バケーション

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    ネタバレ

    好きな小説が増えた。
    裏稼業の溝口と岡田の年の差コンビ、最高。2人のやり取りにもう少し浸りたかった。

    近頃、わたし自身…人生の残りをぜんぶバケーションにして、バカンスに出掛けてもいいのでは?と思いはじめてきている。しかし労働者でいたい気持ちもあるので、ブレーキ踏まずに自然に前に進むようにしていくしかないのかな、と。”今はまだ”と、秘める野心はそのままに。

    推せる!と思った岡田が早々と退場してしまって…寂しくなったけど、ブログのくだりが出てきたら「これは……!!!」と興奮してしまった。

    伊坂幸太郎節炸裂!奇想天外な出来事に「どうなるの?」とハラハラして次のページ見ちゃおうか?いや、ダメだ!

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    2025年03月02日
  • オー!ファーザー

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    4人の父を持つ(!?)男子高校生の物語。タイプの異なる父親たちですが、全員が主人公を大切に思っています。常日頃より各父(??)からの愛情表現に振り回され気味の主人公のヤレヤレ&ため息顔が目に浮かぶ。トラブル発生!母は何者?まさかこれも伏線!?最後まで伊坂ワールドを楽しめます!

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    2025年02月28日
  • 残り全部バケーション

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    この小説を読もうと思ったのは、タイトルが気楽な感じがしてさっと読めると思ったから。勝手な想像で、主人公がイヤな仕事に一区切りつけて、残りの時間をバケーションみたいに気楽に過ごす、そんな内容をイメージしていた。

    でも、読んでみるとぜんぜん違った!
    とにかくあり得ない設定から始まる。男が悪い稼業から足を洗う条件として、適当な携帯番号にメールをして、友達になれたら足を洗えるという、ほぼ100%不可能な条件だった。
    ところが、そのメールを受けた中年男性は、離婚することになった家族最後の日だった。こともあろうか、そのメールにOKの返事をして、ストーリーは始まっていく•••。

    「なんじゃこりゃあ!!」

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    2025年02月23日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    洒落で、純で、笑える、そんな感じが良い。こんな別れがあるなら、ある意味素敵だね。五話目の、子供の頃パンになる夢の伏線回収には、うるっときた。伊坂幸太郎はクセになるね!

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    2025年02月23日
  • 777 トリプルセブン

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    殺し屋シリーズ4作目。舞台はホテル。殺し屋と部屋数の多さに混乱するけどスピード感とライトな文体でサクサク読めてしまう。悪い奴ともっと悪い奴の勧善(?)懲悪は殺し屋シリーズの醍醐味ですね。ホテルから出られない不運な天道虫、その実最強なのかも。

    シリーズの醍醐味といえば、殺し屋が今は亡き殺し屋のことを語る時ちょっぴり切なくなるのも、それ。キャラの魅力は大きい。

    〈心に残った言葉〉
    "シュレーディンガーさん、知らなかったんだろうね。猫は観測しなくても、いつだって可愛いってこと"

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    2025年11月28日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    シリーズ第3弾。
    伊坂ワールド、やっぱサイコー!!
    「ギャングシリーズ」は文句なしにおもしろい。
    読むと元気をもらえます。

    銀行強盗の成瀬、久遠、響野、雪子。
    4人の掛け合いや軽妙なトークがめちゃくちゃ好き。
    響野の中身のうっすい適当トークも好きだし、彼らの大胆な作戦と手際には惚れ惚れしてしまう。

    クセの強い愛すべき銀行強盗4人も今回はかなりのピンチ……!?
    これまでの作品とはまた違った緊張感とハラハラ感で楽しめました。個々のキャラクターもストーリーも細部まで全部好きすぎる。

    母に貸したら、
    「こんな面白いの、何でもっと早く教えてくれへんのよ!」
    と、かなりお気に召したようでした。

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    2025年02月15日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    作者自身が好きな音楽や本がたくさん紹介されて(押し付けがましくないから余計気になる)、読みたい本が増えました。エッセイだから人柄も感じられて、やっぱり好きな作家さんだなと改めて感じることができた。

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    2025年02月11日
  • 残り全部バケーション

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    まず、表紙が好き。美味しそう。楽しそう。
    そして、タイトルも好き。ワクワクが詰まっている。
    さらに、冒頭の1行目が爽やかじゃないのも好き。
    最初から面白さ全開。
    各章の見出しの小さいイラストも好き。

    伊坂幸太郎さんの書く会話劇が楽しすぎて、ずっと読んでいたかったけれど読み終わってさみしい。
    名言もたくさんあって、また読み返したいな。

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    2025年02月01日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    短編集かと思ったら、話に繋がりがあり感動しました。またラッシュライフで登場した人物も再登場して、その中で前作で少ししか描かれたかった人物が活躍した話がこれまた最高でした。
    笑いあり、感動ありで伊坂幸太郎さん最高!!

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    2025年01月23日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    警察以外の敵というか、火尻がひたすら恐ろしく、ハラハラ感が過去一強かった。そんなハラハラも楽しいのがこの本ですかね。

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    2025年01月16日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    テンポが良い。
    星野さんの気持ちが常に真っ直ぐであることに真摯さを感じるが、繭美が5股を思い出させてくれる。憎めない無自覚の悪人と、自分のルールを曲げない悪人が、5人の女性に見え見えの嘘で別れを告げていくコミカルながらも切ない話。
    乳癌の結果はきっと良かったんだろうな、バイクにきっとエンジンがかかっただろうな。かからなかったら繭美は自分のルールの範囲ギリギリで他の方法を探してくれるだろうな。

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    2025年01月14日
  • 火星に住むつもりかい?

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    現実的だけど現実的じゃない、ありえなくもない世界の話。
    怖すぎるけどどうなるのか気になって仕方なかった。

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    2025年01月12日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    映画2時間みているような……頭の中で映像化される感覚、の代名詞の小説では?
    いいコンビ。主人公2人の性格が正反対だからこその面白み。ずっとその掛け合いみていたい。

    どん底に落ちても何度だって這い上がれる。チャンスは必ず来るんだ…。



    実際の蔵王と五色沼に行きたくなってきた!

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    2025年01月08日
  • 首折り男のための協奏曲

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    首折り男を中心に紡がれる不穏当な短編集(全然関係ないのもあったけど)不穏当に人がポンポン死ぬことと、心温るストーリーを両立させるのは流石

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    2025年01月07日