伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレ伊坂幸太郎さん原作の「魔王」を全く別設定で作り上げた作品です。
メインキャラたちの年齢も職業も変わっています(笑
むしろ「魔王」作品の漫画化ではなく、伊坂さんのいろんな作品からちょこちょことキャラがオールスターのように描かれています。
が、すごいことにそれが全く矛盾を生まず、むしろ面白い!!
1つの作品に仕上がっています。
原作ファンの方でも漫画版は漫画版でハマった!という方が多いほど完成度の高い作品。
主人公は自分をごまかしつづけて差し障りのない人生を送ってきた高校生の安藤。
しかし彼は不意に自分の中にある特殊能力に気づいてしまう。
それは半径数m以内の人に、自分の思った言葉を「言わ -
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加筆がすごい。雑誌連載も読んでるけど、これだけ加筆して連載もそれなりのページ数で雑誌用カラーも描いて全サ用カラーもたくさん描いてて、身体は大丈夫なのかといらん心配をしてしまいます。
話はそろそろ佳境。大藪さんしか見えてない苺原がいつのまにか真相にたどり着いているらしいことに驚きましたが、見よう見真似ですらなくあんなことできる苺原って、Waltzで一番やればできる子かも。
蝉がいろいろ気づく過程が可愛いんですが、これは岩西に調教されてると言われてもしょうがないレベル。蝉の生い立ちからして仕方がない部分もあるけど、殺し屋のイロハだけでなく日常生活のあれこれまで。箸の持ち方を直された蝉が、岩西がいな -
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第1章完、そして第2章の幕開けですね。
安藤・・・わかっちゃいたけどさ、やっぱ悲しくなりました・・・。
もうすこしで、犬養を追い詰められたのに・・・。
くやしくてもう。でも、最後の安藤の安らかな顔はなんともいえなくなりました。
とはいえ、これまでは序章なのかな。
ここからが、主役交代。
兄→弟にこの洪水の流れをせき止める役目が変わります。
潤也、思いのほか、つか安藤とは正反対に、なかなかの根性の据わり様。
銃を向けて、「ごめん、死んでくれ」ですよ。びっくりだわ!
潤也・・・コイツはやばいぞぉ~。
だんだん更におもしろくなってきました!! -
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普段マンガはあまり読まないし
買う程、好きではないのですが
伊坂 幸太郎 × 大須賀 めぐみ の最強コンビ復活!
問答無用で即購入!
と嬉々として何も考えずに手に取りました。
話しは蝉の(簡単な)生い立ちから始まります
岩西との出会い、殺し屋になるまで・・・。
結構ショッキングな、残酷な描写が出てくるので
こう言ったシーンが苦手な私は
最初『ひっ!』と引いてしまいましたが
殺し屋の話しなので、仕方がないだろうし
それでも
『大須賀めぐみ』の絵の良さ、動きには敵いません。
すっかり魅入りました(笑
グラスホッパーから入ると
蝉に対して、違和感を感じるかも。
でもマンガの魔王から入ると
スン -
Posted by ブクログ
1巻、7巻、10巻で登録。異色の少年マンガでした。原作の伊坂氏があとがきで書いている通り、これは純粋に「大須賀めぐみワールド」としておおいに楽しめるものだった。第二章は恐ろしさと狂気が渦巻いていたものの、切なさと爽やかさと愛が残るラスト。
大須賀氏の絵やコマ割りなど、一話ごとに成長している表現力の豊かさには圧倒された。そういうところも含めて、これは私が出会った最初の「考えさせられるマンガ」かもしれない。
私が「自分の人生を生きよう」と思いなおしたきっかけ。
蝉が主人公のスピンオフ、近々購入する予定、楽しみ。
テーマソング:何もないテーブルに/斉藤和義
茜色の夕日/フジファブリック