伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ珠玉のアンソロジー。まさに物語のプレゼントだった。このアンソロジーを「プレゼント」と名付けた方はきっと天才である。
「新潮文庫の100冊」の50年分の願いがぎゅっと詰まっているように思った。多くの人に物語よ届け、という切なる願いが⋯
[ウッドペッカー荘事件]
「名探偵・白河ヨフネ」シリーズ、読んでみたいなぁ。そんな風に呑気に構えていると、想像の遙か先をいくオチにやられた。
見事な伏線。その鮮やかな回収。なんて贅沢な短編なのだろうと思った。これだから、伊坂幸太郎作品はやめられないんだ。
[二つの宇宙]
江國香織さんの作品は初めて読んだ。
恋愛小説でもあり、家族小説でもある。今まで読ん -
Posted by ブクログ
文庫化したのをきっかけに父に誕生日プレゼントとして買ってもらって読み始めた。
やっぱり伊坂幸太郎先生のワードセンスや、人間のやり取りが面白くて大好き。
「人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる」というニーチェの言葉がすごく心に残って、そんな幸福が私にはいま訪れているかも知れないと思うと人生って素晴らしいかもと浸る時間も多かった。
ロシアンブルとアメショーの凸凹コンビというか相性がいいような悪いようなタッグが好きだった。
本の中の世界と現実の世界が交わるような、いや、全部本の中だけど、なんというか不思議な感覚になったりし -
Posted by ブクログ
結婚直後の妊娠と夫の転勤。それを機に激変した夫からの暴言・暴力に耐えかね、主人公の量子は夫を殺害してしまう。途方に暮れる彼女の前に大学の後輩・桂凍朗が現れたことで、物語は予想もつかない方向へ動き出す。
本作は、脳に貼りつく謎の存在「ジャバウォック」や、見知らぬ若い夫婦の謎、桂を追う一行の動向、そして元歌手のマネージャー・斗真の章と量子の章が交互に織りなす多層的な構成が魅力だ。終盤、散りばめられた伏線が一気につながっていく怒涛の回収劇は、いかにも伊坂さんらしく非常に面白かった。
特に印象的だったのは、作中に登場する**「水槽の中の脳」**という哲学的な問いかけだ。「自分が現実だと思っている世