伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった。
物語よりも、文章そのものが。
いやストーリーも、ちゃんと面白いのだが。
話は淡々と進んでいく。
本当の後半にかけ徐々に盛り上がりを見せるが、内容の割にはハラハラドキドキという感じは、全体的に乏しい。平坦である。
しかしずっと楽しめて読めたのは、ウィットの効いた文章やキャラクター達のおかげだ。
内容は少し難しかったりとんでもない内容が書かれているのに、掛け合いのセリフや心理描写に何度もクスッとさせられた。
悪い登場人物以外、全員好きになるから不思議だ。
初、伊坂幸太郎。
ただ競馬の話題から読んでみただけなのだが(競馬は全くやらないのに)、
ハマるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
劇的な出会いを待つ会社員、美容師、ボクシングのチャンピオンなど、とにかく多彩な登場人物が織りなす10年の物語。
短編集でありながら、まるで長い時間を経た「大河小説」を読んでいるかのようなスケール感があり、読みながら頭の中に相関図を描きたくなるほど、それぞれの人生が密接に入り組んでいる。ネット上にある相関図を見ても分かりにくいくらい、この物語のつながりは濃厚だ。
この作品の醍醐味は、なんといっても「あの時のあの人が、ココに!」という鮮やかな驚きにある。作者が仕掛けたその伏線が回収されるたびに、物語のエネルギーに圧倒される。特に、あの10ラウンド目のラウンドボーイ。「やってくれた」と、思わず胸が -
Posted by ブクログ
思い込みや、思い込まされているということに気づき、覆していく子どもたちが描かれている読み応えのある短編集
「人間の先入観は侮れないんだよ。人は、自分の判断が正しい、と信じたいみたいだし」
「自分が正しいと信じている。ものごとを決めつけて、それをみんなにも押しつけようとしているんだ。わざとなのか、無意識なのかわからないけれど。」
知らず知らず決めつける
自分はそんなつもりないのに
ああ、自分にもあるなぁと思いちょっと反省した
自分の正しさから一歩離れて、客観的な視点をもちたい
決めつけずに、もしかしてそうじゃないかもしれないと考えてみようと、考えるきっかけとなった