伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
タイトルに騙された!SFじゃないのか、、、
いや、デストピアものの近未来的なSFだった。
舞台は、平和警察という公安と特高を混ぜて、そこから倫理観や道徳観を差し引いた様な組織が跋扈する世界。彼らにかかれば、どんな無実な人間も危険人物にされてしまう。そして、あるのは処刑という未来のみ。そんな世界で唯一の対抗するツナギのヒーローと平和警察の攻防を描いた話。
いやー、これは伊坂作品のなかでも異色じゃない?
いつものユーモラスな感じは身を潜め、漂う暗鬱な空気感。平和警察に睨まれたら本当に終わってしまうという恐怖感が、もし自分や周りの人がそうなってしまったらどうしようと怯えながら読む事ができた。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は長編、たった1週間の話なのに、意外にぶ厚い…
冒頭は辛い事件のせいか、読むのがしんどく、千葉が出てくるまでは、なかなか進まなかった。
ただ前回未消化だった部分もあったので、放り出さず読み進んだ。
千葉が登場すると、お馴染みのボケのようで、なんだか笑ってしまう。
まるでコメディの冒頭シーンを見ているようだ。
山野辺夫妻は復讐心に燃え、煮え繰り返っているのに、ただ仕事をしているだけと言う千葉に、ぼんやりと癒されていったと思う。
山野辺夫妻は元が善人なのだろう、全く復讐には向いていなく、千葉がいなければ、全ての罠に引っかかり、まんまと返り討ちにあっていただろう。
それにしても、千葉が参勤交代に -
Posted by ブクログ
ネタバレ結婚後に態度が豹変した夫から、とうとう激しい暴力を振るわれ、身を守るために反撃し、殺してしまった量子。そこに突然現れ、「大丈夫ですから。万事うまくいきます」という大学時代の後輩・凍朗と共に山に死体を運んだあと意識を失う。量子は、意識を取り戻した時にいた若い夫婦と一緒に凍朗を探し始める。夫婦は、凍朗が、生き物の脳に取り憑いて行動を制御できなくさせるジャバウォックを利用しようとしているので、止めるのを手伝ってほしいという。量子は、二人の話に混乱しつつ行動を共にするが、こちらもどういうこと?とずっとモヤモヤしながら、量子の違和感の理由を求めながら、なんとか読み進め…最後にようやくそういうことだったの