伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    「陽気なギャング」というタイトルの軽やかさに油断していると、その緻密なストーリー構成に度肝を抜かれます。4人の個性豊かなメンバーが織りなす何気ない日常、そして誰かとの何気ない会話。そのすべてが伏線となって、後半の「襲撃」へと繋がっていくカタルシスは圧巻です。バラバラだった点と線が、ラストに向けて一本の美しい道に繋がる瞬間の快感!これぞ伊坂ワールドの真髄、最高に面白い一冊でした。

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    2026年03月27日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    上下巻まとめての感想

    また時が経ったら読み返したい出会えて良かった一冊。
    上巻は特に怒涛の展開で、あっという間に読んでしまった。途中、なかなか残虐なシーンがあり、そこは読むのが辛かった。井坂好太郎には笑いました。
    心に残ったワードは「楽観とは、真の精神的勇気だ。」ほんとついつまらないことを心配して気を揉んでしまう性格なので、このワードを心に留めておきたい。

    「文庫版あとがき」で文庫化にあたって改訂されていたことが書かれていました。機会があれば、改訂前も読んでみたい。

    「魔王」を読んでなくても楽しめるけど、読んだ方がより一層面白い。そういえば、魔王では「死神の精度」の千葉さんが出てきたんで

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    2024年05月11日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    がまくら市という架空の町を舞台に、様々な事件に遭遇する作品集です。
    5つのお話が収録されておりますが、どれもとても興味深い内容でした。

    1.弓投げの崖を見てはいけない
    5年目の結婚記念日のプレゼントを買いに行った帰りに若者たちの不注意で事故に遭い、しかも証拠を消す為に殺そうとするなんて…。
    犯人たちへの憤りとともに、このお話に一気に引き込まれました。
    しかし登場人物のうち3人が物を持ったまま走る描写があり、最後に車で跳ねられた人物の手に持っていたものが飛んでいくシーンがありましたが、具体的に誰かは書かれておらず…。
    結末を読者に委ねる展開はあまり好きではなかったのですが、あとがきを読んでびっ

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    2024年05月09日
  • 魔王 新装版

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    えー!伊坂幸太郎さんっ!面白すぎるっ!やられたー!!って個人的に衝撃でした。これまでに伊坂さんの作品、何作か読んでましたが、今ひとつハマりきれずだったので、今回もさほど期待せずに読み始めたのですが、どっぷりハマりました。ほんと幅広い作風をお持ちなのですね。
    今回の作品はなんか哲学的で小難しい雰囲気がとても好みでした。村上春樹さんが好きな方はこの作品結構お好きなのでは?と思いました。
    続編も読んでみたい。

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    2024年04月23日
  • クリスマスを探偵と

    匿名

    購入済み

    毎年読みたい

    心の治安が良くなる

    #アツい

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    2024年04月20日
  • アイネクライネナハトムジーク

    ベリーベリーストロング!


    駅前でアンケート調査するサラリーマン、妻に出て行かれた上司、声しか知らない相手に恋する美容師など
    様々な人間達の間で起こる少し不思議な(運命的な)物語。


    斉藤和義のベリーベリーストロング~アイネクライネ~を聴いていたら
    作詞:斉藤和義 伊坂幸太郎
    あれ!?となりこの本に巡り合いました。

    伊坂幸太郎作品はこの作品で三作目。
    さり気ない各短編の繋がりに最後の見事な伏線回収。
    伊坂幸太郎らしい物語の締め方で胸にティンパニーが鳴り響きました♪


    #ハッピー

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    2024年03月22日
  • エール!(3)

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    働く女性の生活の一部を切り取った短編アンソロジー

    女性視点で描かれる各小説から、働く女性の悩み、苦しみ、喜びを感じ取ることができ、不覚にも「クール」で涙した。
    他にも、伊坂幸太郎さんの書いた短編は短いながらも伏線が貼られており、読んでいて点と点がつながる心地よさを感じることができた。

    エール3作を通して、「働くこと」「社会とつながること」の二つについて考えるきっかけを得れたと思う。今までは社会の歯車というマイナスイメージを持っていた会社員も、見方を変えれば誰かを喜ばせる素敵な仕事のように感じた。
    社会人になったのちも、誰かを喜ばせる仕事をしたいし、その喜ばせれるかも知れない機会を「面倒だか

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    2024年03月06日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    事実とフィクションを織り交ぜながら話が進んでいくと、本当にあったことなのか?と思ってしまうリアリティさがあって面白かった。私は山形県出身なので、あぁ、あの道かとか、あの場所かと想像できてわくわくしながら読めたのが良かった。

    結局ポンセのちゃんとした名前が分からずじまいだったけど、ポンセなんだよね?きっと笑

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    2024年02月29日
  • あるキング

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    伊坂幸太郎の名前を忘れられなくなったのは、これを読んでからだった。それまで何冊か伊坂幸太郎の本を読んだことはあったけれど、作家名と結びつけて覚えるほどの印象は実のところなかった。

    ストーリーは一つの試合、書いてしまうと陳腐すぎるような理由の一つの死から始まる。その死と同時に誕生した子どもは、宿命づけられたように野球の王になる。周囲に強烈な印象と不気味な予感を与えながら。
    その周囲を取り巻く狂気と、その只中にいながら静かに自分の運命を辿る王求の姿に、どうしてか妙に憧れた。ここまで期待されて、淡々と一つのことだけ見ていられる人生。そういう宿命を作者と物語によって負わされたキャラクター。これだけ書

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    2024年01月01日
  • 仙台ぐらし

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    いつものコーヒーブレイクが100倍
    楽しくなりました。
    ミルクコーラ、どんな味なのか気になる。 
    いつか何処かで
    「見知らぬ知人」の一人になれたらいいな。

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    2023年12月06日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    これまで読んだ伊坂幸太郎さんの作品の中で、最も大作で最も考えさせられる小説に感じた。
    この内容を10数年前に描かれたことに予測能力の素晴らしさを感じる。
    「システム」という主題については考えさせられたとともに、強く共感できる内容であり、今後の人生での考え方の一つとして参考になった。
    主人公の奥さんの生き方は爽快で一途で強靭で、なってみたい人物だった。

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    2023年12月06日
  • ラッシュライフ

    購入済み

    また一冊バイブルが増えた。

    伊坂幸太郎氏の作品は気持ちが沈んでいる時、希望が無くなってしまいそうな時、のような悲しい気持ちの時に読み始めると、気がつけば、私も頑張るかな、って本から顔を上げている。
    ストーリーは決して明るいものでは無いのだが不思議とそうなるのだ。
    殺し屋シリーズを一通り読み終え、これはどんな話しかな、と期待をして読み始めたらいつものテンポの良いストーリーにつられ、4時間程で読み終えた。またも、自分の人生もなんとかできるかな、と前向き気味笑になれる作品だった。
    伊坂幸太郎氏の作品に登場する人達は、殺し屋でさえも何かを背負っていて「死んでくれるなよ」と応援してしまうのだが、あっけなく死んでしまう『良さげな人』

    #切ない #共感する #深い

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    2023年11月16日
  • 仙台ぐらし

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    大好きな作家、伊坂幸太郎さんのエッセイ。
    あんなにハラハラ面白いストーリーを作る作家の普段の顔を見られる気がして、ワクワク読み始めた。

    伊坂さんの作品に度々出てくる、心配性のキャラは伊坂さんがモデルなんだなと知った(笑)

    今度仙台に行ったら、珈琲チェーン店に伊坂さんがいるかもしれない、と探してしまいそう。

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    2023年11月07日
  • 猪苗代湖でまた会う話

    匿名

    購入済み

    あんまり内容はよく分からなかった。
    伊坂さんの本だから買ってみたけど、他になにか内容を理解するために必要な作品とかがあるのかな?
    色々謎が多い作品だったな。

    #シュール

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    2023年11月01日
  • 夜の国のクーパー

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    ネタバレ

    非現実的な世界と現実的な世界が交わる、伊坂さんらしい世界で面白かったです。
    複眼隊長が格好良かったです。

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    2023年10月18日
  • 逆ソクラテス

    匿名

    購入済み

    面白かった。
    伊坂先生の作品の中では珍しい感じの方なんだろうか。
    物騒な事件もほぼないし、読んでてさわやかな気持ちになれた。インタビューもおもしろかったな。

    #深い

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    2023年09月09日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    続きが気になりすぎて一気読み!三人集まれば文殊の知恵、ハンドルネームが5の人のところは展開が読めなくてつい面白い!って叫んだ。会話もテンポが良いし、内容もセンスがある。暴力シーンはめちゃくちゃ怖かった…(^^;)

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    2023年08月25日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    ネタバレ

    単行本は2010年に読んでいる。
    小説は少し書き換えがある。

    13年振りの再読で、かなり久しぶり。

    そんな前の小説なのか?っていうほど、未来の設定だとは言え、現代に通じている。

    伊坂幸太郎さんの小説を読むと、タイミングがよく合うので恐ろしく感じることもある。

    最近、伊坂幸太郎さんの小説を再読し始めたのだけど、時代は繰り返しているのか、でも、未来を予言でもしてるかのように思えてしまう。

    今回、たまたまこの小説を再読したけど、最近強く仕事で思っていたことが書かれている。

    そういうことになっている…というシステム。

    細分化されたことで、よからぬことに加担していても罪の意識が弱い、あるい

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    2023年07月27日
  • 夜の国のクーパー

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    結構長編の小説だけど世界観に引き込まれて一気に読んでしまった^^
    構成がめちゃめちゃいい
    最初の何気ない設定だと思ってたことが最後になってまさかの展開で面白かった
    猫目線の問題と人間目線の問題がそれぞれ進んでいくのがいいと思った

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    2023年07月10日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    文庫化にあたり、ある事件の真相について変更があったそうだが、最初に出た方は読んでいない。人生は要約できない。削ぎ落とされたところが大事。物事なんて見る角度を変えれば、何が正しいのかなんて分かんなくなっちゃう。小説で世界なんて変えられねえ。届くかも。どこかの誰か、一人。名言がてんこ盛りで、心に響く。また、検索することで、自分がどういう人間か情報を与えてしまっているというのが、今のチャットGPTに通じるものがある気がした。

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    2023年07月08日