伊坂幸太郎のレビュー一覧
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購入済み
旬な話題と
変わらず軽快な文面の著者たる
久々の小説でした
やり投げとバスケットの旬な話も入り
最後は怒涛の伏線回収
やっぱり小説はエンターテイメントと
再認識させられました
もちろんほろっとした涙もあり。 -
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死神の千葉、彼が仕事の時は雨が降る。彼の仕事は上から指定された人間の死の判定。選択肢は「可」「見送り」の2択、その判断を下すための7日間。全6話からなる短編集。
「死神の制度」:藤木一恵・家電メーカーの苦情係に勤めるOL。パッとしない彼女だが、時々ハッとするような声を出す。謎のカスハラ+ストーカー男はなぜ彼女に固執するのか、それが分かるとすっきりする。千葉が仕事に私情をバリバリ入れたのがいい。
「死神と藤田」:藤田・昔かたぎのヤクザの幹部。藤田は義理と人情のあるザ・昔のヤクザで舎弟の阿久津が慕うのも分かるし惚れてまうやろな人だ。千葉が最期まで見たいと予定を変更した、死神の心までも動かした男。
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Posted by ブクログ
ネタバレ○シーソーモンスター
面白かった!どうしても対立してしまう嫁姑が、どちらにも属さない夫を助けるために一時的に協力し、最終的にはお互いに丁度良い距離で共存を選んだ素晴らしい物語でした!
○スピンモンスター
シーソーモンスターよりも苛烈な対立をしている二人追う・追われる展開が大変面白かったです...。
裏で手を引く者の手強さが所々の描写から理解できるのがとてもゾッとしました!
初めて伊坂幸太郎さんの著書を拝読しましたが、伊坂さん自身の人格が素敵なんだろうな、と感じられる本でした...!あとがきもとても素敵で、螺旋シリーズの他作品を読みたいと思いました! -
Posted by ブクログ
読書備忘録952号。
★★★★★。
チルドレンからの家裁調査官シリーズ!
(シリーズ続いていないから寂しい)
陣内、武藤のテッパンコンビによるコミカルな伊坂ワールド。
彼らが直面するのは少年事件。裁くのではなく再生を目指す。
一方で少年事件の被害者としては、再生なんて要らん!裁け!償え!という、ある意味、普通の感覚。これは難しすぎるテーマ。
粗筋備忘はそぐわない作品。
ストーリー骨子備忘禄で。
チルドレンから更に時間は過ぎて。
再び武藤くんは少年事件担当に。
武藤くんは結婚して、二人の子持ち。
更に後輩にオモロイ女子、木更津安奈が参戦!
そして、チルドレンからの盲目の永瀬と優子が非常 -
Posted by ブクログ
目に見える拷問的な暴力と「そういうことになっている」システム的な見えない力。いろいろな「力」と意表を突く展開に恐怖し憤り踊らされ···清々しい脱力感!芯の強い女性、読者に委ねる正義や良心の解釈、遊び心とユーモア、伊坂さん大凝縮の大長編!
単行本の分厚さにビビって上下巻にわかれた文庫なら読めそう、という謎の理由で(あと旅のお供に)今回文庫版を選びましたが、文庫版あとがきによると「文庫化にあたり、大きな変更」がされてるそう。そんなこと言われたら気になるじゃないですか!
時間を置いて単行本も読むべきです、絶対。笑
”人はいつだって、得意なやり方で、世の中とぶつかっていくほかない。そして、得意なや -
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死神から見た世間を千葉と一緒に覗き見することが出来たような感覚の物語だった。千葉にも、人間味があると言うには少し足りないものがあるけど、好きなもの嫌いなものがはっきりしていてどこか親近感や愛着を沸かせるようなキャラクターだったからこそ作品がより面白くしてくれたんだと思う。加えて一つ一つの物語を追って、最後のお話にたどり着いた時、「あ、そういうこと」ってストンと理解できる伏線の回収がすごく好きだった。劇的じゃないけど、今まで登場してきた登場キャラクター達にまた出会えた気がした。
この作品、実写映画もあるけどそれもそれなりに原作を遵守した作品だったので、原作の本を読んだあと物足りなかったら実写映 -
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ネタバレこの物語の最大の魅力は、やはり主人公・陣内の存在に尽きます。彼は、平然と嘘をつき、物事を適当に済ませ、場の空気を読まない言動で周囲を振り回します。しかし、彼の行動は表層的な「不真面目さ」とは裏腹に、結果として周囲の人間の抱える問題を、最も人情味のある形で解決に導きます。
彼の「適当」な振る舞いは、私たち読者が無意識のうちに囚われている「社会の常識」や「大人の建前」といった、凝り固まった枠組みを揺さぶる力を持っています。彼の言動は、私たち自身が遠慮して言えなかったり、行動に移せなかったりすることを代弁・代行してくれるような、一種の知的で爽快なカタルシスを与えてくれました。
私が特に感銘を受けた -
Posted by ブクログ
ネタバレトイストーリーの車バージョンみたいな世界観で、楽しかった!
普段クルマを運転する人の方が、より楽しめるように思う。
車目線の物語を今まで読んだことがなかったけれど、例えば「享、公園行かないほうがいいよ!」と思っても、登場人物の人間たちの行動を止めることができないのは車たちも読者も一緒なので、車たちと同じ目線で読み進めることができて、新鮮だった。
細見氏のようなかっこいいキャラも出てくるし、謎解き要素もあって飽きずに読めるし、蛙の置物とか予想できなかった伏線が回収されて、やっぱり伊坂幸太郎さんの作品は好きだなと再認識する。
私の愛車は作中に出てこなかったけれど、それでもこの本を読んだら車への -
購入済み
巻末の伊坂先生の言葉
伊坂先生ってやっぱりすごいです。この方の日本語には文章には、どういうわけか人の涙腺を緩める力があるんです。
1ページにすとんと収まる後書きだけで、私が上巻で感じたこと全部当てられててびっくりしたし、優しい内容に感動するしで・・・感情が溢れるんですよ。