伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    伊坂ワールドでした〜!
    短編でキリが良いものばかりではないですが、いろんな解釈が出来る終わり方も良い。
    最後のポテチのお話は突き刺さるね。伏線が最高でした。
    ポテチってタイトルも納得。


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    2025年01月03日
  • サブマリン

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    永瀬出てきてくれたの嬉しすぎるな。
    自分のなかで新しい世界の見方が見つかったわけでも、めちゃめちゃ驚くような展開があったわけでもないけれど、チルドレンに続き好きな一冊になった気がします。

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    2024年12月28日
  • サブマリン

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    チルドレンに続き、大好きな陣内さんに会えた。
    大学で心理学を学んでいるため、「少年法は罰するためではなく更生が目的」ということは理解しているつもりだったが、罰ではなく更生が目的ということの難しさに対する理解が欠けていたと気付かされた。
    更生と言っても、そこまでの道のりや介入の仕方は少年によって異なるし、どうなれば更生と言えるのかも定かではない。
    そのような曖昧模糊としたものと対峙し続けなければならない家裁調査官を、陣内さんのような良い意味でも悪い意味でもド直球な人が勤めるというのは、読んでいて非常に面白かった。
    また月日を経て読み返したい。

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    2024年12月26日
  • ガソリン生活

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    満点過ぎる作品でした。

    実際は車同士が人間のように話し合うなんて
    ありえないけどまるで、事実のように
    車たちの特徴を捉えて会話劇を繰り広げる世界を
    違和感なく作れるのは伊坂先生、凄すぎる。

    人間がよく例える言葉 ことわざも車風に
    アレンジされていて嬉しい。

    車たちの会話だけでも、面白いのに
    次々繋がる事件。色んなとこに伏線回収。
    さすが伊坂先生すぎる。キャラがちゃんと
    置いてかれずに1人1人、焦点が当たる回が
    あるのが、良きすぎる。

    享が大人っぽいのは…もしかして
    郁子の旦那さんの生まれ変わりかな…って
    考えたりもしました。(これは私の個人的意見。笑)

    1番好きなのは、エピローグで

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    2024年12月24日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    ネタバレ

    面白かった!!!!!

    アリのコロニーやナチスドイツの話など、
    我々にも「システムの細分化は良心をなくす、
    そして諸悪の根源は存在しない」
    ということは馴染み深いんだ、と受け入れられた。

    それと同時に
    そんなシステム主軸の世界は無味乾燥だなぁと思っていたところで終盤、

    「大きな目的で生きてるんじゃない。
    もったい小さな目的で生きてるんだ。」

    ハッとしました笑
    ど真ん中正解でなかったとしても、
    圧倒的カタルシス…!

    そして主人公が最終的に国家やシステムに立ち向かわず、妻と愛し合って暮らしていくのも
    斬新でそれ以上にリアルだなと思いました。
    なんにせよ
    直前の妻の「愛してる」や岡本猛との会

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    2024年12月19日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    5年ぶりの再読!
    私が読書にハマったきっかけの一冊
    私の中で原点にして頂点!
    5年ぶりでも変わらずに4人はそこにいてくれて、相変わらずのキャラで(同じ本を読んでいるのだから当たり前だが)最高な安心感。
    自分がどんな状況にあっても、どんな環境下にいても、本を開けばいつでも変わらずにそこにいてくれる。それが本の良さだなあと感じた読書時間でした。

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    2024年12月08日
  • ガソリン生活

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    ネタバレ

    強く熱烈に他人に勧めたい、というよりはとにかく自分好みの作品だった。読み終わってからしばらくこの世界から抜け出せなかった。ベースがほっこりながらも人間の芯を食うような作品が、私は大好きなのである。車たちが健気で優しくて、人間み(?)もあってかわいい。主人公デミオの持ち主家族も良識のある真面目で優しい人たちで読みやすい。特に良夫と亨の会話がとても良い。
    伊坂氏の作品では一貫して「渋滞」が悪として描かれるのも、著者本人の渋滞嫌いを感じて面白い。

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    2024年11月30日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    絶体絶命!
    こりゃないだろって手を使ってくる悪質記者。

    やっぱりどんでん返しが気持ちいいいい
    劣勢でピンチ!と思いながらも、いつ立場逆転するのか楽しみにページをめくっていた。

    本当に大好きなシリーズ!
    このシリーズ題名のどこかに 1 2 3 と数字が入ってたんだ、気づかなかった〜

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    2024年11月23日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ギャングシリーズの3作目。
    銀行強盗をする各々特殊な特性を持った4人のギャングのやり取りが軽妙で面白い。
    今回はスリの天才久遠のちょっとしたミス(怪我)から厄介な記者に勘付かれてしまい……。
    伊坂さんらしい、場面(視点)が変わるたびに少しずつ張られていた伏線が回収されていって、思わぬ形に収束されていく感じが、読後感を良くするのかな。
    誰もが携帯のカメラで撮影出来てしまう時代。成瀬さんも言っていたけど、彼らはもう銀行強盗なんて出来なくなってしまうのだろうか。
    ま、犯罪なんだけど笑

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    2024年11月20日
  • 陽気なギャングが地球を回す

    QM

    購入済み

    四人の天才?たちの銀行強盗が思わぬ方向に。犯罪ではあるのだが、できるだけ周りの迷惑にならないように仲間内で相談してスマート?な犯罪を目指している所が面白い。

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    2024年10月29日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    まだ、下巻を読んでいないのであまり語らない。
    その上でだけど、ワクワク感と不穏感がすごい押し寄せてくる。
    最後の小説の中の小説、という構造にも
    もはや現実に帰ってこれないのではと思うほど
    恐ろしくのめり込んだ。
    早く下巻のページをめくりたい。
    (あと今回難読漢字が多いのは気のせい?笑笑)

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    2024年10月16日
  • ガソリン生活

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     作者は風呂敷の畳み方が上手だと感じました。「吾輩は猫である」を現代に落し込んだ設定かと思われますが、表情豊かな車たち、また、別物の事件が後ほどリンクしているような結末は、パズルがぴたりとはまったかのような爽快感がありました。
     自分の車も大事にしよう、そう思える一冊です。

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    2024年10月12日
  • 777 トリプルセブン

    匿名

    購入済み

    マリアビートルなどこの世界観が好きで、また読める!と、嬉しかったです。
    懐かしい人達の名前も出てきて、おしや、レモン、ミカン、思い出したら少し寂しくもなりました。
    残酷な人達だけど憎めない、そんな登場人物が多いです。どんでん返しもあって、人ってほんとわからない。つくづく思いました。

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    2024年10月10日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    堪らなく俺の好み。フィッシュストーリーの中で最も好きな話はやはりフィッシュストーリー。あれは泣ける。そしてポテチの流れは定番だが濃いキャラで個性を出すという手法がとても良い。

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    2024年10月09日
  • SOSの猿

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    この作品も大好きになりました。

    なんだか奇妙なお話なのですが、胸に残るフレーズがたくさんあって、毎度のことながら、伊坂幸太郎さんの優しさ溢れる作品になっていたような気がします。


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    2024年10月07日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

    QM

    購入済み

    面白かった!!
    少し長かったけど、、、、

    首相爆殺の濡れ衣を着させられ、巨大権力に追われる青柳雅春の逃走劇。物語の中で様々な人に助けられ、危うい所を脱する場面にハラハラドキドキさせられた。ラストの生存をみんなに知らせるシーンが良かった。あとがきにある「風呂敷を広げたまま」の構造がとても素晴らしい。映画化されたのも頷ける作品。

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    2024年10月01日
  • オー!ファーザー

    QM

    購入済み

    4人の父を持つ主人公、実写版のキャストもキャラが合いすぎてて最高、いつか見てみたい。
    伊坂幸太郎作品はこれが初めてだけど読みやすくて好き。

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    2024年10月01日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    ひょっとしたら再読じゃないだろうかとドキドキしながら読み始めたけど初読でした。
    成瀬はあの方法で賭け事をしたら連戦連勝で、強盗なんかする必要ないのにとか考えてしまいました。
    陽気なギャング達も三作目で強盗することに手詰まり観があるので、第四作は書かれるのかな?と要らぬ心配をしていましたが、こちらが心配すればするほど
    「そんなの藁の中から藁を探すようなものだ」と伊坂さんはハードルを超えてくるんだろうな。
    だからこれを読むわけないと思うけど、めっちゃ心配してます。
    ね?もう四作目は無理でしょ?ね?ね?

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    2024年10月01日
  • AX アックス

    QM

    ネタバレ 購入済み

    かぶとの家族愛がすごくて、、、シリアスな内容なはずなのに妙にほんわかしたのを覚えてる。
    亡くなってしまったのは衝撃だった

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    2024年09月25日
  • ガソリン生活

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    望月家の緑デミオの目線の話。随所に散りばめられた自動車ジョークが面白くてワイパー動きまくり。亨くんよかったなぁ。登場者(車)の会話がテンポよく面白いのだが、車がしゃべっていると思うとそれが増す。

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    2024年09月21日