伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
陣内がとてもかっこよかったです。
「俺がかっこいいのは当たり前だろ」と陣内に言われそうですが……。
陣内だったらこんなセリフを言うだろうなと、頭の中で再生されてしまうほど、今回もキャラクターが際立っています。
本書では「未成年の犯罪と更生」というテーマが描かれていますが、個性豊かなキャラクターのおかげで難しくなりすぎず、クスッと笑ってしまう場面の中に人間の核心に触れる心理が含まれていて、ハッとさせられました。
また、普段あまり考えることのない「罪の重さ」についても、改めて考えさせられました。
さらに、「ちゃんと仕事をする」の「ちゃんと」は、何に向かっての「ちゃんと」なのかと考えさせられました。
ときには上司やルールにとらわれず、自分が大切にしたい信念に向かって「ちゃんと仕事をする」という仕事観も大切だと感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱ私は殺人系の本とかが好きだなって思った
繋がってなさそうなのに実は複雑に絡み合ってて、あ〜あの人はこの人に殺されたんだ!とか最後の方のスズメバチの薄気味悪さとか鈴木の肝の座り方とか本当に面白かった
ただなんで殺さないんだろう?って思った場面も多かったかな〜
王子が本当に嫌いすぎてずっと王子が死ぬことだけを望んでたから木村夫妻にボコボコにされたと思うとそこまで描写して欲しかったなとも思う
王子の俺の方が優位だってずっとカーストだけを気にしてる感じが中学生特有だなとか、それを分かった上で淡々と返答する鈴木の教師らしさとか、木村夫妻の何をしても勝てない経験値の差とか、殺し屋の話で現実味ないはずなのに身近な話をされてるかのような気持ちになった
渉が無事って知るまで感情をあまり出さなかった王子はやっぱり凄いし、それまでの微かな変化を読み取ってた七尾はこんな殺し屋だらけの空間を逃げ切れるだけのスキルを持ってたんだなと思う。だからこの2人は最後まで生きていられたんだろうな。王子が木村夫妻にボロボロにされていく瞬間は爽快だったけど。
人を殺しちゃいけない理由って確かに難しいな〜久々にグラスホッパーも読みたくなった -
Posted by ブクログ
五股をかけた星野一彦が一人ずつ別れ話をしていくが、一つ一つの出会いのドラマはどれもめちゃ面白い。だんだん面白くなっていくようで、5話目の女優との話はグッときた。天才的なストーリーテラーの本領発揮。
別れ話についていく繭美の個性的なキャラも最高。自分の辞書には色気も占いも可愛いも努力も無いと。何か言葉も態度もめちゃくちゃだけど、きっと憎めないところがあるんだろうとは思ってたけど、ラストの物語はこいつの気持ちがわかってきて嬉しくなる。
8年ぶりの再読で新装版を手に入れた。前の時は面白さがよくわからなかったのか、読み直してほんと良かった。構成、ストーリー、キャラクター、その組み合わせがとにかく楽しい。帯にこれは最も伊坂幸太郎さんらしい作品であるとのこと、賛成です。この所伊坂作品を続けて読んできてここに至る。ジャズのスタンダード曲は、わくわくドキドキしみじみとさせてくれる傑作小説になった。 -
Posted by ブクログ
読書録「夜の国のクーパー」5
著者 伊坂幸太郎
出版 創元推理文庫
p182より引用
“「誰だって、自分たちより小さいものに
ついては、意識が薄くなるのかもしれない。
開き直るつもりはないんだけれど、だから、
僕たちも君たちのことを深く考えていなかっ
た。ただ、誰だって少なからず、知らない
うちに誰かに迷惑をかけているんじゃない
かな」"
動物にもはっきりとした意識がある世界
を舞台とした、長編ファンタジー小説。
同社刊行作文庫版。
大勢が集まる広場に、敵国の兵士がやっ
て来た。見たこともない道具を持ち、見た
こともない動物を伴って…。
上記の引用は、主人公で語り部的存在で
ある猫のトムが、鼠の代表者と交渉する場面
でのトムの台詞。
自分の行動の、端から端まで意識を配るの
は難しいものなのでしょう。よくある事で
すが、足の小指を何かにぶつけるのも、意識
の外にあるらしいからだとか。知らず知らず
ぶつかっているかも知れないことがあるの
ならば、せめて分かっている範囲では、しっ
かりと気を付けていたいものです。
「ベルセルク」の主人公・ガッツの、“アリ
を踏み潰すのを気にしてたら歩けない"と
いった意味の台詞を思い出す台詞でした。
p331に、敵に対して反抗した街の人に対
しての、度胸と不安と行動についての台詞
がありますが、割と納得できる考えでした。
脳が暇を持て余すと、不安に襲われるそう
なので、体を動かして脳をそちらに使いた
くなるのかもしれません。
中盤に少し冗長というか、読んでいてだ
らけるというか、そのような感覚を覚えま
したが、それらは全て終盤の為。
読み始めたら必ず最後まで、読み進めて欲
しい作品。
考察や予測をあまりせず、物語が語られる
にまかせて読み進めると、より読後が気持ち
良いのではないかと思われます。
勘の良い読者は、途中で色々気付いてしま
うかもしれませんから。
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Posted by ブクログ
『引越し作業が手間すぎる!!』
と思っている合間の息抜きに
ちょっとづつ読み進めました~!
新天地で読破した
記念すべき1冊目です笑
新しい環境で慣れないこともありますが、
本を読みながら少しづつ慣れていけたらなと思います笑
本作は引越しの大変さとは比べ物にならないくらい
重たい過去を背負った双子が主人公
2人は”ある特別な能力”があり、
この能力を活かして
様々な問題に立ち向かっていきます
問題を万事解決!とはいきませんが、
2人の振る舞いや軽いノリのお陰で、
全く悲壮感がなく、
読んでいて独特な感覚になります、、、
2人のように、どんな問題も気楽に取り組めたらいいなと思う次第です