伊坂幸太郎のレビュー一覧
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凄いなぁ〜!凝ったストーリーに圧倒されました。
文庫本裏のあらすじに、バラバラ死体とか書かれていて、怖くて今の今まで読まなかったのですが、大好きな伊坂さんの本なのでやっと手に取りました。
怖い部分もありましたが、それ以上に内容も構成も面白くて、すぐにでも読み返したくなるような作品でした。登場人物の視点もあちこち入り組んでいて、さらに「今どこ?いつ?」って何度も思ったので。まさにエッシャーの騙し絵に迷い込んだみたい。豊田と老犬の絆には涙してしまうし。こんな本が書けるなんて凄すぎます。
本筋から逸れますが…
先に読んでいたホワイトラビットで出てきた黒澤さんがいる!と一人で大興奮。さらに、ん?この -
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎の新刊。
今回のテーマは人間の本質は暴力性なのか、本来の姿はどうなのか。
今の現実は本当に自分が見ている世界なのか。
はたまた脳が魅せている幻想に過ぎないのか。
脳に取り憑くジャバウォック。
ジャバウォックはウイルス?寄生虫?みたいなもので、それに取り憑かれると脳みそのリミッターが外されてより暴力性が高まる。
そんなジャバウォックにまつわる話。
読み進めていくと、あれ?というような、場面と場面が繋がらないところが出てきたりして、やはりそれが最後に回収されていた。
ネタはおお、というか確かにそう言われたら謎が解ける感じ。
伊坂幸太郎が書いてるから当たり前なんだけど、伊坂ぽい寓話 -
Posted by ブクログ
【ヒトの残虐性を根絶できるか】
息子のために、長年夫からの言葉の暴力に耐えてきた主人公・量子。限界を迎えた彼女は、ついに夫を殺害してしまう。
呆然とする量子の前に大学時代の後輩・桂凍朗が現れ、彼の手を借り、遺体は山中へと埋められる。その後、気を失った量子を救ったのは、破魔矢と絵馬という二人の若者だった。
彼らは「ジャバウォック」を使い、何かを企む桂凍朗を追っているという。
ジャバウォックとは何か。桂凍朗の目的はどこにあるのか。量子は愛する息子のもとへ戻ることができるのか——。
やがて物語はもう一つの視点へと広がる。
過去の失言で炎上し引退した歌手・伊藤北斎。そのマネージャーである斗真も -
Posted by ブクログ
ネタバレ「陣内」を中心に幾つもの短編物語が進んでいくお話だった。短編によって主人公が違う中でも、それぞれの物語りで、その時間軸の「陣内」が物語を作っていく流れが面白かった。伊坂幸太郎のいつ間にか伏線回収が全部終わっていく手法が読んでいて楽しかったです!チルドレンとチルドレンⅡの最後の結末が急展開で面白かった。人を見てる時は一面しか見えてないこともたくさんあるのかもと思った。別の面を見たら相手の印象が変わることって案外簡単なことなのかもと感じた。伊坂幸太郎作品を見るたびに、決めつけや固定概念で物事の判断をしたくない。今見てるのは相手の一面だけなのかもしれない、という視点を持ちたいと思わせてもらえた作品だ
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Posted by ブクログ
ネタバレだいぶ前に読んだものの再読。ほぼ覚えていなかったので新鮮に読めました。伏線だらけでとても面白かった。
ブータン人は周囲の人と動物の幸せを祈るというのは良いなぁと思った
河崎は死と隣り合わせで最終的には死んだけど、ドルジと琴美とは生き生きと交流していて、死に瀕しても好きな人たちとかけがえのない交流を普段通りの自分のままでするというのは良い生き方だなと思いました
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「生きるのを楽しむコツは二つだけ」
河崎が軽快に言った。
「クラクションを鳴らさないことと、細かいことを気にしないこと」
「滅茶苦茶だ」
「世の中は滅茶苦茶」河崎は心から嘆き悲しむかのようでもあった。
「そうだろう?」