伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • グラスホッパー

    Posted by ブクログ

    プロの殺し屋が3人。確実に仕事をこなしていくので次々と死人が出る。小気味いいくらいのテンポの良さだ。殺し屋のプライドか、人の殺しは気に入らないのか、それぞれ対決へと向かう。そしてまさかの展開。それこそ芝居がかっている。
    どぎつい場面も何のその、一気に読んでしまうほど面白かった。現実感のないシュールな場面もありつつ、ドラマチックで東京のどこかにある景色の中で恐ろしい場面が展開していく。いい奴はいないのに極悪非道な奴らも魅力的。ミステリーではないし、クライムノベルというやつか。
    このところ読んでいた伊坂幸太郎作品が割といい人ばかりだったが、殺し屋が暴れ回る話は伊坂ワールドのメインストリームか。遅れ

    0
    2026年02月20日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二人の主人公で話が進んでいく。
    一人は松嶋くん。彼女に振られた社会人一年生。
    もう一人はエージェント・ハルトに拾われた少年。後にキミ君となる。
    ちょっとだけ、ハルトも主人公っぽいところがあるけれど、全体的にはキミ君と松嶋君かな。

    日渡早紀「ぼくの地球を守って」という漫画がある。その中に出てくる宇宙人の身体のサイズが人の指くらいのサイズ、というのを思い出した。キミ君の世界の人は多分小さい。蝉にのり、ウスバカゲロウに乗る。昆虫を乗り物として使う。
    音楽イベント用の冊子に綴られた短篇。なかなか独特な話だと思う。

    そこまでひねった話ではなかったけれど、伊坂さんお得意の「繋がり」を考えるのには良い。

    0
    2026年02月20日
  • ペッパーズ・ゴースト

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい。ネコジゴハンターの会話も面白く緊張感があるシーンなのにふざけている様子もあり愉快な2人だなと感じた。最後の最後に題名の意味がわかってスッキリ!!

    0
    2026年02月20日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    ひたすら陣内。最高すぎる。
    元気が出る。陣内のトリコになった。本人が無自覚なところがあるのもまたいい。最初の銀行強盗の話が一番好きだった。

    0
    2026年02月20日
  • 逆ソクラテス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱり賢い少年が出てくる話は好きだなと思った。この作品が好きだった人には森見登美彦さんの「ペンギンハイウェイ」をお勧めします!
    伊坂幸太郎さんの作品を初めて読んだが、とても読みやすい文章だったので、他の作品も読んでみたいと思った。
    印象に残った言葉は、
    「自分はそうは思わない」と心の中で思う
    という言葉だ。少年かっこいい✨

    0
    2026年02月19日
  • 重力ピエロ

    Posted by ブクログ

    伊坂作品は、勧善懲悪とは、果たして?と考えさせられる作品が多いように思う。今回も、犯罪であるが良いことであったと正当化してしまう読者が多いと思う。
    ミステリのようでいて究極の家族愛を描いていて、ホームコメディのように楽しめた。わかりやすく散りばめられた伏線が少しずつ回収され、だらだらと続いた会話のように思えたものも、エンディングに向けたスパイスに変化する。やや長編だが、読み飛ばさず一つひとつ丁寧に読むことをお勧めしたい。

    0
    2026年02月19日
  • さよならジャバウォック

    Posted by ブクログ

    流れに乗ることで展開を予想させる部分と、それらを裏切ってくる部分の両方があり、読んでいて面白い展開だった。

    0
    2026年02月19日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    異なる2つのストーリーが、最後には見事に繋がる!
    登場人物(動物)も、それぞれに意味があったことにも感服した。

    「現在」の主人公、椎名は大学入学のため一人暮らしを始める。引っ越してすぐにアパートの隣人・河崎から「一緒に本屋を襲わないか」と誘われ意味不明。そしてなぜか共犯となる。

    「2年前」の主人公、琴美は動物好きで、ブータン人のドルジ(見た目は日本人)と同居している。交通事故にあった猫の死体を埋葬するため公園の立入禁止区画へ入ると、世間を騒がせているペット殺しと想われる3人と遭遇。それから目をつけられてしまい、今後が心配。

    現在と2年前のストーリーが交互に進んでいき、途中から共通の人物が

    0
    2026年02月19日
  • さよならジャバウォック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妻が夫を殺してしまった、と言う衝撃の場面から始まり、ミステリなのか、と思いきや、SF のような展開になってゆく。
    いつものように、語り口は面白く、一気に読み通せる。
    何故、伊坂の文章は読みやすいのか。
    最近は、微に入り細を穿つ心理描写がもてはやされているようだが、伊坂の文章にはそれがない。それでも、感情移入が出来てしまう不思議な力がある。博識なこともあろうし、音楽の造詣も深いことが分かる。
    登場人物のさりげない台詞の中に、普遍的で哲学的な真理までも含蓄される、と言うと大げさか。
    子供は宝、などと大上段から言われてしまうと、読んでいる方が照れてしまうが、そうならない物語にしてしまう。
    他人と過去

    0
    2026年02月19日
  • マリアビートル

    Posted by ブクログ

    ページ数は多かったが展開のスピード感からかあっという間に読み終えた。やはり何でも自分の思い通りになると思ったら痛い目に遭う。

    0
    2026年02月19日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。再読。タイトル通り例の4人の日常を描いた短編のつもりが結局長編に軌道修正したそうで、やはりちょっと違和感はある。あるけどやっぱり面白い

    0
    2026年02月18日
  • ペッパーズ・ゴースト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりの伊坂幸太郎作品。読みやすいったらありゃしない。
    現実視点と作中作が交わっていく部分はは想像もついた部分があれど、それでも先が気になるそんな作品

    予知能力に、クラッカーボールで戦う不思議な二人組に、カンフーが強い女性などなどエンタメ色満載に最後まで面白く、それでいて考えさせられる部分もありいい作品でした。

    ニーチェ読んでみよう

    0
    2026年02月17日
  • 逆ソクラテス

    Posted by ブクログ

    小学生の頃ってこうだったなぁと、とても懐かしい思いにさせてくれる小説だった。
    足の速さが他人からの評価を決定したり、休み時間や放課後の時間を待ち遠しく思ってたり。
    先生を馬鹿にしてる生意気な生徒や、気の強い子に負けて自分の意見をなかなか言えない子。

    世の中のことをまだ何も知らなくて、使える語彙も少ない。けれどその中で見える、学校の景色は小学生特有のものがある。
    大人なのに、それを繊細に精密に描き出す伊坂さんは本当にすごい。

    周りの大人の言うことが「絶対」と思いがちな小学生に、読んでもらいたい作品。

    0
    2026年02月17日
  • さよならジャバウォック

    Posted by ブクログ

    そうきたか〜が最後まで読んでの感想。
    所々にある伏線が回収されていたのでスッキリしました。

    我思うゆえに、我ありの意味が初めて腹落ちできました。

    本筋とは関係ないけど、北斎さんの
    「真面目過ぎる人間は他人も巻き込もうとする。そうなると怖い」と言ったフレーズが心にささった。
    自分の正しさを押し付けちゃダメなんですよね。
    でもそういう節が自分にもある。気をつけよ〜

    0
    2026年02月17日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    殺し屋シリーズ第三弾です。
    グラスホッパー、マリアビートルと少しテイストが異なりますが、十分面白エキスが滲み出ています。
    著者の良いところを凝縮した一冊なので、誰でも楽しめると思います。

    0
    2026年02月17日
  • キャプテンサンダーボルト 下

    Posted by ブクログ

    相葉と井ノ原の凸凹コンビが最後の最後までずっとおもしろかったです。ボーナストラックがとてもいいので、文庫本おすすめです。

    0
    2026年02月17日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    終盤、このままじゃ終われない、、!と思っていたので、最後にしっかり回収してくれて伊坂さん本当にありがとうの気持ちです。
    こんなに立派な父親になれる兜が、なぜ殺し屋という非情な世界に身を置かねばならなかったのだろうかと考えてしまいますが、この二面性あってこその物語、あってこその兜という人間なんだろうなぁ

    0
    2026年02月17日
  • サブマリン

    Posted by ブクログ

    前回が単行本で今回が文庫本で再読にあたる。陣内がかっこいいことしか覚えていなかった。陣内がやっぱりかっこよかった。

    破天荒な言動でむちゃくちゃなキャラクターでありながら、まっすぐこどもたちのことを見て真剣に考えている。言動はむちゃくちゃだけど。

    0
    2026年02月17日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    様々な人の視点から物語が語られ、それらが交差していくような作品は今までに読んだことがあったがその中でも特にその交わいかたが秀逸で驚かされた。
    自分が青柳の立場だったらと考えると恐ろしいが、そうなったときどんな手を打つことができるのだろうがか。青柳の行動力とそれを支える人たちとの絆に特に心を打たれた。

    0
    2026年02月16日
  • さよならジャバウォック

    Posted by ブクログ

    一見関わり合いの無さそうな量子と斗真の二人の目線で語られる。次第に物語が収束していく疾走感と、今までぼんやりとしていた事実が明らかになる気持ちよさ。
    人の感情や本性が明らかになる「ジャバウォック」。
    「悪魔付き」のほうがよっぽど幸せだった、という言葉にしみじみうなずいてしまうな…
    伊坂幸太郎さん、久しぶりに読んだけど小さな伏線回収もしっかりしていて最後まで一気に読めました。

    0
    2026年02月17日