伊坂幸太郎のレビュー一覧
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伊坂氏作品、再読3冊目。
怖かった。一般人が要人の暗殺事件の犯人に仕立て上げられ、その背景にある組織のデカさや、周到な計画性になす術がありません。なぜそうなったのか分からない、対抗しようもない巨大なものから逃げなければならない、暴力にあったり、知り合いにまで被害が出てくる、そんな状況での逃亡劇。その恐怖にはとても耐えられませんね。
日本だけど大統領選があったり、仙台が監視都市になってたり、フィクションなお話だけどリアルに感じて、緊張感のある場面がずっと続きます。
友人の決死の言葉によって逃げ続ける主人公。
学生時代の仲間との交流が、二度と戻れない時代の思い出として描かれ、ポール・マッカー -
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ネタバレ伊坂幸太郎が初めて政治色を出したと言われる魔王に続く、50年後の物語。
上巻では「安藤」というワードが悪事のトリガーとして紹介されつつも詳細は明かされなかったから、下巻で安藤潤也(魔王にて、十分の一イコール一という超能力によって莫大なお金を得た、お金によって勇気を買えると信じた弟)が怪しげな宗教団体の教祖として機能するようになっていた、みたいな展開かと思っちゃった。今考えればこんな展開はないか。
結末はいい意味であっけなかった。「何もなかった。そういうことになっている。」
システム化されたこの世の中で、人間はもっと小さな目的のために生きているというメッセージが伝わった。 -
Posted by ブクログ
夫を殺してしまった量子。
そして学生時代のサークルの友人、桂凍郎と偶然出会う。
これは偶然か、必然か。
あらゆるところにモヤモヤと違和感がある。
時間の流れがおかしい。
「斗真」と「量子」と章が交互に出てきて、ここに何かトリックがあるのかと思いきや、そうでもなく、むしろ逆。
そして、水槽の脳、お世話をしていた近所の子供、息子の翔君、七十才の母親、専業主婦で慣れない土地で子育てをしていただけに、世間を知らない量子。
全部繋がっている。
最初の段階から全て謎は解き明かされていたのに、私も桂凍郎とかいう、胡散臭い名前の彼に騙された!
ただ、桂の意図するところがよくわからず、本当に誰が正義で誰が悪 -
Posted by ブクログ
人生って自分の思い通りにいかないことばっかりだなーって時、立ち止まって読んでみたくなるアンソロジー
■きっと読みたくなるレビュー
新潮文庫の100冊、50周年記念のアンソロジー作品集。
今の文芸界をひっぱっている実力派&人気抜群の作家先生を取りそろえたってだけで凄いすよね。いつでもどなたでもページを開いてもらえる内容なので安心、全て短編で15分から30分程度で読める作品ばかりです。きっと自分に合った作家が見つかること請け合いですよ。
■各作品の簡単レビュー
●ウッドペッカー荘事件/伊坂幸太郎
作家の僕は白河ヨフネを探偵とした小説を書いていた。ヨフネと僕の間にはいろんなエピソードがあって… -
Posted by ブクログ
ネタバレ本の終わりまで長く感じましたが、最後まで読むと驚きがあり、読み終えて良かったと思える本でした。
小説を読みたいなと思って本屋に行き、これまで伊坂幸太郎さんの本を読んだことがなかったのでたまたま目に止まったこの本を買いました。
個人的にかなり分量があるなと感じ、読み切るまでにかなりの期間をかけて読みました。途中でこの先の結末は何なんだろうと読み切るのをやめようかと思いましたが、最終的に読み終えて良かったと感じます。特に構成について驚かされました。自分が思っていた時間軸とは違うことに最後に気付かされ、読み切ったあとに再度思い返すと確かにそう言われればそうかもと感心しました。北村たちの大学4年間を