伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10年以上ぶりに再読。
大好きな伊坂さんの原点にして頂点と言える作品。
読み直してみて、本作への思い入れは思い出補正も多分にあることが判明し、少し寂しい思いをするなどしつつ。
それでも存分に楽しめました。
「地図に載ってない閉ざされた島で、喋る案山子殺人の謎を追う」
という本作のあらすじだけを見ると、子供向けファンタジーのような感じがして避けられがちのように思います。
実際、幾度となく周囲に熱烈推薦してきましたが
「リアリティなさすぎて…(苦笑)」
みたいな反応をされることが多かったです。
忸怩たる思いです。もっと布教する力が欲しい。
自分が本作を初めて読んだのは10代で、鮮烈な衝撃を -
Posted by ブクログ
改めて、伊坂幸太郎好きだなって思った。
他の本は、設定や登場人物に現実味がないと、うまく入り込めないのだが、彼の本は絶妙に全部現実味がない。
それでも、今生きてるこの世界ではなく、伊坂ワールドとしてしっくり受け入れられちゃうから不思議だ。贔屓だと思う。
でも、読後はいつもの現実の世界がちょっと優しくなった気がするし、人の発言や自分の発言に凄く気が止まるようになる。
悩みはしっかりあるのに楽観的な感覚が性に合ってるのかもしれない。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」がいいね。
そうそう、関係ないけど、どの本にも毎回ボ -
Posted by ブクログ
高校〜大学生くらいの頃、伊坂幸太郎さんにめちゃくちゃハマり、著作を片っ端から読んでいた記憶があります。
あれから十数年…。最近は伊坂さんの作品を手に取ることは少なくなりましたが、今年の5月に「ジュウリョクピエロ」という馬がG1レースで勝利した(初めて女性騎手がG1をとった)という話題を聞き、なんだか伊坂さんの初期の作品が急に読みたくなりました。
本作に関しては、映画版もすごく好きだった(瑛太がハマり役すぎる)し、物語のカラクリもばっちり覚えています。
結末を知っているからこそ分かる伏線や伊坂作品でしか味わえないシュールな面白さ、独特の台詞回しや会話の掛け合いが非常に楽しかったです。
私は新 -
Posted by ブクログ
ネタバレ独特な才能をもった4人が銀行強盗をする物語。
と思いきや、そのお金を奪われる。そして奪い返しにいく。文で表すとずいぶんボリュームの多い内容だと思うが、そこまで複雑に語られていないため読みやすい。
また、作中にそれぞれの子供を大切に思う気持ちが丁寧にそして幾度と描かれているのが印象的である。また最後の怒涛の伏線回収にクスッとしてしまう。フラッシュが焚かれないフィルムカメラがこうも役に立つとは。警官の制服が3着あると言ったセリフはこの3人のためだったのか。不思議な車はこう使うのか。あぁそうだ訓練があったんだ。
さくっと読めてしまう物語であった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ友人でも恋人でも同僚でも家族でも、今ある縁も新しい出会いも大事にすること。
それは回りまわって何か面白いものに繋がっていくのだな…一期一会でも。
ミステリでない人間ドラマもなんだか爽やかで面白かったです。
「この人が誰のお嬢さんか知ってて仰ってるんですか?なんて命知らずな…」みたいな戦法が脈々と受け継がれていて笑いました。
登場人物が多くて、でもこの人はこの人の…!と入り乱れ関わり合っていく関係に「伊坂さんコレコレ〜!」と思いながら読みました。
連作短編集さすが。ちゃんと「あの人か」と思い至れる。
時系列バラバラなのに途中で気付かされるのにも、やられた!という気持ちになれます。
ラストも