伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ラッシュライフ

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    緊迫した状況のなかで交わされる、頓狂な会話が可笑しいw

    ところどころ、『オーデュボンの祈り』や『チルドレン』を匂わせる言葉もあり、同じ世界線で起きている出来事であると思わせる。伊坂ワールドのなかにある、いくつものアトラクションのひとつを楽しんでいるようだ。

    異常な世界が展開されているが、どこにでもある日常のように自然な結びを迎えていくような……。

    読み終わった途端に再読したくなる書き方は見事としか云いようがない。

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    2026年06月12日
  • サブマリン

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    ネタバレ

    陣内はやはりかっこいい。短編じゃなくて長編だった。鴨居については残念なことになってるのが少し悲しい。不良少年が更生しておしまい!って話じゃないところが伊坂幸太郎っぽい気がする。最後も希望があっていい。小山田俊がいいキャラしてた。結構すき。
    それにしても陣内が漫画描き上げさせるのめっちゃかっこいい。約束忘れてないところもめっちゃかっこいい。

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    2026年06月12日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    友人に面白いよと勧められて読んだ。
    白兎事件とはなんぞや。と思いながら冒頭を読み、目まぐるしく変わる登場人物の語りを読み、次々と訪れる展開を乗り越え、気がつけば完全に術中にハマっていた。いつの間にかすっかり騙され、現れた真相に視点を据え、様々な登場人物たちの人生に起こる、いろいろなことやよんどころなき事情を知り、物語は結末にいたる。
    まるで落語か戯曲を観ているかのようだった(あまりどちらも嗜んでいないのだが)。
    これが、伊坂マジックだと言うのか…とても鮮やかで素晴らしかった。

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    2026年06月12日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    特殊能力を持った4人のギャング仲間のお話。
    絶対に人の嘘を見抜ける成瀬、演説大好きな響野、秒単位で正確な体内時計を持っている雪子、スリの名人の久遠。

    響野の奥さんの祥子、雪子の息子の慎一も頼もしかった。

    特に久遠が好き。
    まっすぐな感じがする。銀行強盗だけどね。
    許せないもののワースト3を語ることで、慎一を助けに行こうと、響野を説得したシーンはおもしろくもあり、さすがだった!

    後半のドキドキハラハラ展開も最高だった。
    もちろん続編も読みたい。


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    2026年06月11日
  • オー!ファーザー

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    4人の父親がいる高校生男子。ん?な設定もこの父親達がかっこよーい♡頭のよい父、喧嘩強い父、ギャンブルの強い父、女性にもてる父、この父の全てを受け継ぎ学んでいくとこんな高校生になるのねー。トラブルをほっておけず色んな事件に巻き込まれてしまう優しい主人公。ピンチには父が必ず助けてくれる♡

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    2026年06月11日
  • シーソーモンスター

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    かなり感情移入して楽しみながら読むことができた。
    現実離れしたストーリーは好まないが、山と海の嫁姑問題だったり現実にもある問題を提示して、将来の現世にありそうな問題でスピンモンスターで取りあげられていたり面白かった

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    2026年06月11日
  • オー!ファーザー

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    ネタバレ

    終わりに向けてどんどん盛り上がって面白かった。
    それぞれ個性があって魅力的な父親達に愛され守られている由紀夫くん、素敵な男の子に育ってる。
    どのキャラも良い。

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    2026年06月10日
  • 首折り男のための協奏曲

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    まさに伊坂ワールドという感じでこういうのを読みたかった、と嬉しくなりました。
    こういう薄く繋がってる短編集が大好物です。

    「月曜日から逃げろ」の仕組みに気付いたときは震えました。思わず読み返してしまいましたね。

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    2026年06月09日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    重厚ではないけれど、サクッと読めてふわっと心が軽くなる。
    大きなみんなも小さなみんなも、今福島のどこかで幸せにやっているだろうか。

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    2026年06月09日
  • シーソーモンスター

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    冷戦時代の米ソ対立と嫁姑バトルという、大小二つの対立を同列に描いた表題作「シーソーモンスター」がとにかく面白かった。相容れないようで、実は相性が良いのでは?と思わせる嫁姑のやりとりは、伊坂作品らしいウィットに富んだ会話劇で魅了される。一方、2作目の「スピンモンスター」では、人工知能が情報操作で主人公たちを追い詰め、東京を東西に分断する壁の建設が進んでいく様子は現実とリンクしてなんだか不気味。

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    2026年06月09日
  • オー!ファーザー

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    人は自分が信じたいと思っている事を信じる。

    で、

    結局は自分が悲劇に遭わなければいいと、思っている。

    たしかにそうだよね、
    生きてるうちは必ず自分は大丈夫とか、なんで自分だけこんな目あうんだとか思う事があると思うんだよね。
    なるべく悲しい思いはしたくないんだけど、自分が幸せな時でも誰かは悲しい思いをしてるわけで。

    だけど必ず自分の親だけは知らないところで必ず守ってくれるんだよな。

    気配りとユーモアを大事に生きていこ。

    そうすれば少しでも悲しい出来事が減っていく気がする。

    それにしても毎回見事なカタルシスに繋げるなぁ。

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    2026年06月08日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    久しぶりすぎてシリーズの内容あんまり覚えてなかったけど、読み始めたら「あ〜そうそう、そうだった」すぐに物語に入り込めるのですごいと思う

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    2026年06月08日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    久々に読ませていただいた陽気なギャングシリーズ。後半のたたみかける伏線回収が気持ちいいし、前半の散りばめられた言葉に無駄がない。読み終わった後にすっきり気持ちいい読後感が味わえる。

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    2026年06月07日
  • 砂漠

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    大学生活は「人生の夏休み」と形容されるように、あまり責任を伴うこともなく、それぞれがあまり意味のないことに時間を費やし、無駄な時間を過ごしているように思える。傍から見れば、馬鹿馬鹿しいし、なぜそんなことに熱中しているのだ、と鼻で笑われるようなことをしているかもしれない。でも、意味のないことに無駄な時間を費やせるって最高じゃないか、と思う。

    本書の中では、東北の国立大学に通う苗字に方位がついている4人+1が恋愛や麻雀、ボウリング、「プレシデントマン」探し、空き巣犯探し、超能力対決などやはりあまり将来に活きるわけでもない、意味のないことに興じている様子が描かれる。でも彼らはすごく生き生きしている

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    2026年06月07日
  • 楽園の楽園

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    とても短い作品でしたが、挿絵がキレイで世界観は過去も未来も色々な時代が混ぜこぜになっていました。これから、人類はどうなっていくんだろうなと、考える先にこの楽園であれば、何かいいなと思います。

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    2026年06月07日
  • 逆ソクラテス

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    『逆ソクラテス』は小学生たちを中心に描いた短編集だが、子どもたちの発想や会話はどこか大人びている。知識も豊富で、考え方も鋭い。あとがきによれば、伊坂幸太郎自身が「小学生だからといって表現の幅を狭めたくなかった」と考えていたそうで、その意図がよく伝わってくる。

    特に表題作『逆ソクラテス』に登場する安斎のようなキャラクターは印象的だった。「先入観こそが悪である」という考え方を軸に、大人たちの思い込みや偏見に子どもたちが挑んでいく。その姿には子どもらしい無邪気さと痛快さがある。

    子どもは大人ほど言語化できなくても、「この人は何かおかしい」「あまり良いことをしていない」といった違和感を敏感に察知し

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    2026年06月07日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    死神シリーズ第2弾。死なないってのに、そういう決着の仕方か!とうなりました。これ以上言えないけど…。山野辺夫妻の哀しさは、それで報われますよね…。千葉の超能力?にも笑いました。死神は何でもありなんですね。

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    2026年06月07日
  • マリアビートル

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    ネタバレ

    テンポ良くて面白かった!
    あー木村立って!!王子やっちゃって!とか、蜜柑と檸檬そんなあっさり!?とか、一人で忙しくツッコミながら読んでました。
    じぃじとばぁばがカッコよくて最後全部持って行った感じ。最後しか出てないのにこの小説で一番カッコよかった。

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    2026年06月06日
  • グラスホッパー

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    「777」が文庫化される前にと再読。
    場面場面で、頭の中に流れる色が変わる小説。メインが変わるからそりゃ当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないけど、真っ黒から、雲の中から差し込む一本の光のような色まで、様々あるんだから、面白いに決まってる。
    孝次郎が、1番推しかな。殺し屋じゃないけど。

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    2026年06月05日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    オリオン座のうんちくから白兎事件への発展で内容を思い出しやすい作品、途中登場人物が多く頭がこんがらがるかと思いきやすんなりと理解でき終始楽しく読み進められた、オリオオリオと意味もなく呟いてみたくなる。

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    2026年06月05日