伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレ銀行強盗集団の久遠、成瀬、響野、雪子は、ひょんなことからハイエナ記者の火尻に彼らの正体を気付かれる。弱みを握られた久遠たちは火尻の借金を帳消しにするために、奮闘する。シリーズ三作目。
個性的なキャラクターがテンポのいい会話を繰り広げ、トラブルに巻き込まれながらも、物騒な事件を見事に解決する。読者が求める伊坂さんらしさがふんだんに詰まった、伊坂作品の中でも大好きなシリーズ。
約10年ぶりに再読したけど本当に4人の会話が魅力的で引き込まれる。
特に、響野は事件への貢献度は低いものの、「個性的なキャラクター」「テンポのいい会話」という意味では、澱みなく言葉を紡ぐ演説の達人の彼がもっとも重要な人物 -
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旅行で泊まった仙台のホテルに実写映画の俳優スタッフが一ヶ月ほど泊まっていた。と知り読み始めた。
最初はなかなか本題から外れたり、遺伝子関係の聞き慣れない単語が出たりと読むスピードが遅かったが、終盤にかけて一気に面白くなった。
放火犯については予想出来ていたけど、その中身は予想出来てなかった。
自分が父親の立場だったら、産もう。と言えるだろうか…
俺は器の小さい人間だから言えない気がする。実際に自分がその立場にならないと分からないけど。
春や兄の立場だったら…と考えた
気に入ったフレーズは父親の人柄を表しているようだ。
↓
人生あまり長くないんだから、あまり深いことまで考えない方がいいよ。
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「ロマンはどこだ」
4人の男女が銀行強盗を繰り広げるお話。
普通に犯罪ですが、なんとも楽しそうでまったく重さを感じさせず、なんなら応援しちゃうくらい。
エンタメ小説です。
相手の嘘が分かる成瀬。公務員。37才。リーダー。
離婚歴あり。自閉症の息子がいる。
喫茶店の店主、響野。演説の達人。
成瀬とは高校の同級生。
スリの天才、久遠。20才。
動物と自然を愛する。
秒単位の正確な体内時計を持つ、雪子。
シングルマザー。中学生の息子がいる。
4人の視点で切り替わり、お話が進んでいきます。
あらすじは紹介にある通りですが、ピンチに陥っても深刻さがあまり感じられないというか、まぁ大丈夫だろう -
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ネタバレ伊坂幸太郎さんの短編集。
書き下ろしの「後ろの声がうるさい」はラストに掲載されているが、ここに本書短編の一つ「浜田青年ホントスカ」に出てくる稲垣という人物が登場する。
他の短編でも稲垣は相談屋を営んでいるのだが、他の短編で起きたバスジャック事件の発生に間接的に絡んでおり、思わず“お前が原因かよ”と呟いてしまった。
しかしながら、何事も発想の転換が必要である。
短編「if」の主人公的存在である山本は、二十年前に発生したバスジャック事件において勇敢な行動を取れなかったことを悔やみ続けていた。
稲垣の間接的後押し(?)によって再び発生したバスジャック事件において、山本は他の乗客と共に犯人を取り押さえ -
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伊坂幸太郎のデビュー作であると聞いて読んだが、既に著者の世界観が確立されていて驚いた。閉ざされた島で「未来が見える」カカシを中心に物語が展開される。あらすじのこの部分だけを切り取ると子供向けの物語のように感じる。しかし、これこそが伊坂幸太郎の独自の世界観であり、このシュール(超現実感)は他の作家では感じることのないものだった。
物語に散りばめられた伏線(伏線に感じられないものも)が終盤にしっかりと回収される。一見、関係性の見つからない大小様々な出来事がラストに繋がっていき、とても気持ちよかった。
物語を読みながら、あれこれ自分で推理してみたのだが、ラストの展開は当てられなかった。構成が綺麗