伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • チルドレン

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    ネタバレ

    とっても良かったです。陣内くん、魅力的な人物でした。口が悪くてぶっきらぼうな上に、無鉄砲で破天荒。だけど芯が通っていて、繊細な音楽を奏でる男。一度関わってしまうと惹き付けられてしまうような魅力があるキャラクターでした。私も彼の音楽を聞いてみたくなりました!
    一つ一つのお話も完成度が高くて、面白かったです。全体を通して読んだ後は、なんだかドラマの最終話を見終わった時のような満足感がありました。
    伊坂さんの物話に出てくるセリフには、何歳になってもハッとさせられることがあります。今回の陣内くんのセリフもそうでした。「俺たちは奇跡を起こすんだ」あそこであんな風に言ってのけてしまうのは、矢張りどうしたってカッコイイものですね。

    面白かったです!

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    2026年09月19日
  • シーソーモンスター

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    中央公論新社の企画から生まれた中編2編
    シーソーモンスターとスピンモンスター…
    昭和が終わる末期のバブル期と近未来のお話…組織の人間である嫁と姑の軋轢を書いたお話とそれから60年後くらいのお話とつながりがあり、特にスピンモンスターはお得意のゴールデンスランパーのような時間のない中で怒涛のようなスピード感がドキドキ感を助長する…

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    2026年09月18日
  • サブマリン

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    チルドレンの続編みたいな感じなのかな。
    面白かった。深いし、考えさせられる。
    古田新太さん、北村匠海くんあたりで実写化してほしい。

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    2026年09月17日
  • ラッシュライフ

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    何も読もうか迷った時は安定の伊坂幸太郎作品。
    良い!!疾走感が!

    やっぱり続きをすぐ読みたくなる小説を読みたい。
    伊坂幸太郎作品は全部そう。

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    2026年09月17日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    こいつらが何すんだろうってワクワク、強盗中に起きたトラブルからのハラハラ、最後の展開も含めて90分の映画を観てるような物語

    でもオレの方が上手くやれるってだけで公務員が銀行強盗するのはよくないと思いました

    0
    2026年09月17日
  • グラスホッパー

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    ネタバレ

    妻を会社社長の息子に轢き殺され復讐のためにその会社に入った鈴木、目を見ただけで人を自殺に向かわせる殺し屋の鯨、子供も女性も分け隔てなく殺すことに躊躇のない蝉、とそれぞれの視点で進むお話です。
    人を殺すことを仕事にしてるなんてまともじゃないと思いますが、彼らもちゃんと罪悪感があったんです。
    幻覚幻聴として自分が殺した人間が出てきてみたり、自分は自由を雇用主に奪われているんだと思いつつ、雇用主が死んだと知れば、一気にこれまで殺した罪の重さを実感し、雇用主の存在に依存して罪悪感をごまかしていたのかな、という弱い部分も見せてくれます。
    社長息子を車に轢き殺させた押し屋の槿ですが、蝉の運転する車から鈴木を助けた後の彼の言動の描写に、私はスパダリ感を感じてドキドキしてしまいました。
    そんな人の奥さんカタギじゃないな、と思っていたら、まあなんと、そもそも家族じゃなかった〜。奥さんも子供たちも劇団の人でした。
    そしてまた子供たちが可愛い。癒しです。きっと深い事情があって劇団にいるのでしょうね。
    最後のシーン、まさか鈴木、または子供たちが、列車に押されたりしないよね?とドキドキしながら読みました。
    え?押されてないよね?

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    2026年09月17日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    割と好きかも!!
    私は、殺し屋モノより、これとか重力ピエロとかの方が好きかな。と思ってたんだけど、あとがき読むと伊坂幸太郎的には恋愛ものは苦手というかこそばゆいというか、って感じなのね!でもこのほのぼのというか、ほっこり温かい雰囲気良い。
    短編集だけど連作短編で、登場人物とか世界観が繋がっていく感じが読んでいて楽しかった。

    映画、多部ちゃんと春馬さまなんだよねー、めっちゃ観たくなった!4年に一度、とか5年に一度、って作品にも関連したキーワードだったんだ!

    駐輪場のシール取り締まりが面白かった。

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    2026年09月17日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    ないんだろうけどありそうで良かった。表紙も可愛いし。門倉課長が好きかな。「報連相はしろでなくやりやすい環境にしなさい」。猪苗代湖に行ったら何かありそう。

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    2026年09月17日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    猪苗代湖を舞台に繰り広げられる、現代版おとぎ話。
    アメリカに越して来て、初めてゆっくり読んだ物語。
    クスクス笑える世界観を楽しめる心の余裕が出来て、ほっとした。
    また新作を読み続けたい。

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    2026年09月17日
  • グラスホッパー

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    ネタバレ

    最後の描写については色々な考察があるみたいだけど、私は日常に戻る暗示ではないかと感じた。
    続編のマリアビートルも是非読みたい。

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    2026年09月16日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    テンポよく話が進んで、分厚さの割にすぐ読み終わった。推理小説ではないので、展開が読めてしまいそうなところもあったが、十分に楽しめた。

    0
    2026年09月16日
  • マリアビートル

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    王子にイライラしすぎて王子が喋ってるページを飛ばしたい衝動に駆られるレベルだった。
    各登場人物の持つ情報がカチカチと繋がってハマっていく過程が爽快で、最終的に1番かっこいい形で幕を閉じたので読後感がよい。

    0
    2026年09月16日
  • 仙台ぐらし

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    仙台へ旅行するにあたり、仙台関連の本をと思い手に取った。以前読んだ「重力ピエロ」の作者だということぐらいしか、彼に関する情報はなかったので、タイトルから仙台出身なのかと思ったが違った。
    前半と後半で、その様相が全然違った。前半は仙台をあまり感じられず、後半は仙台を大いに感じられた。と、すごく陳腐な言い方だが、ひと言でまとめると以上である。そもそもこの本を手に取ったのは、仙台についてちょっと知りたいと思ったからである。だから上記の感想なのである。
    でも、本書を読んで一番感じたのは、エッセイっていいなということ。著者によると、虚実混ざっているようだが、大体が事実とのこと。その緩い内容や、心配性で優しい彼の文章を読んでいると、なんだかこちらまで優しい気持ちになり、癒される。ここのところ、小説やエッセイの類は(大好きだけれど)全然読んでいなかった。が、充足感を味わえた。
    後半は、東日本大震災当時の話が書かれている。仙台は他の被災地に比べ、被害が少なかったけれども、それでも多くの影響を受けた。仙台に居た彼だからこその視点が、新たな気付きをくれた。
    とても謙虚で、気さくでユーモラスな彼の人柄を知ることも出来た。特に、映画の原作者である自分を、野球部を作った高校球児に例えているあたりは、謙虚さの塊だと思った。彼が例えた高校球児と映画の原作者の例えは、「そうじゃないだろ!」と突っ込みたくなるほど、次元の違う話に思えた。言いたいことも分かるのだけれど(笑)
    そんな著者と、仙台の喫茶店でばったりと遭遇しないかな。

    最後に小説も収録されていて、お得感満載。

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    2026年09月16日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    最初の30ページくらい訳もわからず進んでいって、日常的な不思議な住人河崎とのだらだらとしたストーリーが続いていくのかなと思って一瞬読むのをやめそうになった。でも、次の琴美の章が始まって、どんどん物語のスピードも上がっていって面白くなっていった。
    気付いたら最後まで夢中で読んでた。
    ペット殺しの犯人、それに狙われる琴美、書店を強盗したいという風変わりな隣人の河崎。
    主人公も読者も何が何だかわからないまま巻き込まれていって、どんどん話が繋がっていく感じがとてもよかった。
    特に河崎がドルジだったのにはびっくりした。
    でも、その正体の違いは大きくストーリーに影響を与えないかもなと思った。

    あとは、この話は決してハッピーエンドではなかった。河崎はなぜ犯人を懲らしめる計画を立てたのに実行する前に死んでしまったのか、ドルジはあのまま自主するのか、どうしてダックスを返しにきた女性がペットショップで店員をしているのか、色々わからないこと、ぼやかされていることもあって、気になった。

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    2026年09月15日
  • フーガはユーガ

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    ネタバレ

    双子の兄弟の闘いの物語。父との闘い、愛する人を虐げる者たちとの闘い、そして、因縁の相手との闘い。二人は様々な邪悪に対して、二人だけが持っている能力で挑んでいく。二人の正義はどこからくるのだろうか?

    少し切ない終わり方だが、気持ちはすっとしているようだった。2人1組なのだから、それでいいのだろうと思った。

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    2026年09月15日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    伊坂氏作品、再読3冊目。

    怖かった。一般人が要人の暗殺事件の犯人に仕立て上げられ、その背景にある組織のデカさや、周到な計画性になす術がありません。なぜそうなったのか分からない、対抗しようもない巨大なものから逃げなければならない、暴力にあったり、知り合いにまで被害が出てくる、そんな状況での逃亡劇。その恐怖にはとても耐えられませんね。

    日本だけど大統領選があったり、仙台が監視都市になってたり、フィクションなお話だけどリアルに感じて、緊張感のある場面がずっと続きます。

    友人の決死の言葉によって逃げ続ける主人公。
    学生時代の仲間との交流が、二度と戻れない時代の思い出として描かれ、ポール・マッカートニーさながらあの頃に戻りたいという想いもまた、仲間がなんとかしてくれるか?と、うっすらと希望を醸す気がしてました。

    大人になって社会に出て、大小はあるにしろ、みんなにっちもさっちも行かない状況になることもあって、そんなときやっぱりあの頃に戻りたいなあ、って思ったりしますよね。読んでて改めて戻ってみたいなあと思いました。

    また、組織や権力の言いなりに職務を遂行する人たちが皆、無表情でつまらなそうにしてる描写が印象的でした。
    自分の仕事で生じる影響に覚悟を持つ。仕事との向き合い方にも改めて振り返りました。

    戻れなくても、これからも楽しいことがあるだろし、そう、自分の仕事で関係するみんなに対し責任感と覚悟を持って、ポジティブに頑張っていきたいです。

    一般人と言ったけど、主人公は過去の出来事で少々有名になったことがあり、そのことで目をつけられたとすると、有名になるのも良し悪しです。

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    2026年09月15日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    こんな分厚い本読めるかななんて不安も木っ端微塵に吹っ飛ばされる。先の見えない緊張感と不安感、最後はめちゃくちゃ粋なオチ。面白かった。

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    2026年09月15日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    このシリーズ本当に大好きになった。読みやすいのに飽きずにどんどん面白さが増していく。響野の口の回り方ぜひ見習いたい。

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    2026年09月15日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎が初めて政治色を出したと言われる魔王に続く、50年後の物語。
    上巻では「安藤」というワードが悪事のトリガーとして紹介されつつも詳細は明かされなかったから、下巻で安藤潤也(魔王にて、十分の一イコール一という超能力によって莫大なお金を得た、お金によって勇気を買えると信じた弟)が怪しげな宗教団体の教祖として機能するようになっていた、みたいな展開かと思っちゃった。今考えればこんな展開はないか。

    結末はいい意味であっけなかった。「何もなかった。そういうことになっている。」
    システム化されたこの世の中で、人間はもっと小さな目的のために生きているというメッセージが伝わった。

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    2026年09月15日
  • 砂漠

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    大学3年の今、読めて良かったなと もっと前に読んでたら現在の進路選択とか変わってたかも
    夏の衝撃な事件とかあったけど起伏はボリュームの割に少なくキャラも限定的な中で進んでいったので止まることなく読み進めていけた読んだあと思わず今までの大学の道程を振り返ってしまった
    このくらい濃密な日々にしていきたいと再認識した

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    2026年09月14日