伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ伊坂幸太郎ファンの友人からのおすすめで読みました!
まだ幼い双子の主人公が父親からの暴力を受けるシーンからはじまります。読むのキツイかな...と思ったら年に一度双子が入れ代わるというミラクルが発覚して、重くなりすぎずに読み進められました。
双子の父以外にさまざまな形の暴力が出てくるのですが、暴力を振るう側の狂気、受ける側の心の中がフィクションとはいえすごくリアルでした。
読み終える頃には風我と優我の性格の違いがはっきり分かるほど、思い入れを感じました。
難しい言葉はなくともすらすらと読みすすめられるのに、心にずっしりと残る伊坂幸太郎さんの表現力が素晴らしかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初の100ページぐらいまではページがなかなか進まず離脱しようかと思ったけど、友人から「伊坂幸太郎がおもしろいのはここからだよ」と言われとりあえず読み進めることに。その後は言葉通り100ページ目ぐらいから600ページ以降はとにかく無我夢中で、気づいたら物語が終わってた。それぐらい後半戦の疾走感はすごかった...。
映像以外の媒体からこんなに臨場感が伝わるってすごいことだと改めて思う。文字で入ってくる情報だけでここまで心臓がバクバクさせられるなんて..そしてあんなに読書の世界に浸れて別世界に行けたことが久しぶりで気持ちよかった(浸ってる道中はハラハラしすぎてしんどいくらいだったけど)
あと -
Posted by ブクログ
ネタバレ銀行強盗集団の久遠、成瀬、響野、雪子は、ひょんなことからハイエナ記者の火尻に彼らの正体を気付かれる。弱みを握られた久遠たちは火尻の借金を帳消しにするために、奮闘する。シリーズ三作目。
個性的なキャラクターがテンポのいい会話を繰り広げ、トラブルに巻き込まれながらも、物騒な事件を見事に解決する。読者が求める伊坂さんらしさがふんだんに詰まった、伊坂作品の中でも大好きなシリーズ。
約10年ぶりに再読したけど本当に4人の会話が魅力的で引き込まれる。
特に、響野は事件への貢献度は低いものの、「個性的なキャラクター」「テンポのいい会話」という意味では、澱みなく言葉を紡ぐ演説の達人の彼がもっとも重要な人物