伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 砂漠

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    もっと和気あいあいとした、学生の群像劇かと思ったら、序盤で鳥井が大怪我したり、意外と人生のハードモードもありつつ、でも学生の青臭さもあって、不思議な文章だった。面白かった。
    ただ西嶋には色々イライラさせられた。自分が理屈っぽい方なせいもあるかなぁ。「お前はまた余計なことを!!!」って何度も思ってしまった。小説なのに。

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    2026年07月05日
  • AX アックス

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    恐れていたのは奥さんじゃなかったんだね、三宅さん。
    奥さんには幸せで笑顔でいて欲しい。
    自分はいいお父さんでありたい。
    ただそれだけを念じて生きていたのね。
    ちゃんとそうなってるよ。
    あなたのフェアの精神が、回り回って克巳を守ってるから、安心して。

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    2026年07月04日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

     珠玉のアンソロジー。まさに物語のプレゼントだった。このアンソロジーを「プレゼント」と名付けた方はきっと天才である。
    「新潮文庫の100冊」の50年分の願いがぎゅっと詰まっているように思った。多くの人に物語よ届け、という切なる願いが⋯

    [ウッドペッカー荘事件]
    「名探偵・白河ヨフネ」シリーズ、読んでみたいなぁ。そんな風に呑気に構えていると、想像の遙か先をいくオチにやられた。
     見事な伏線。その鮮やかな回収。なんて贅沢な短編なのだろうと思った。これだから、伊坂幸太郎作品はやめられないのだ。

    [二つの宇宙]
     江國香織さんの作品は初めて読んだ。
     恋愛小説でもあり、家族小説でもある。今まで読ん

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    2026年07月23日
  • 死神の浮力

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    面白かった。死神シリーズの第二弾。予定通り死なせるか否か、を1週間調査するため、その対象に張り付く死神の千葉さん。
    担当した人間は、1人娘を殺害され復讐を企てている夫婦の旦那さんの方。
    人間を装って近づくものの、夫婦の復讐作戦に巻き込まれ協力、、もするし、捕まって怪我をしたり。。。憎めないキャラで次回のシリーズも期待!

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    2026年07月04日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    文庫化したのをきっかけに父に誕生日プレゼントとして買ってもらって読み始めた。

    やっぱり伊坂幸太郎先生のワードセンスや、人間のやり取りが面白くて大好き。

    「人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる」というニーチェの言葉がすごく心に残って、そんな幸福が私にはいま訪れているかも知れないと思うと人生って素晴らしいかもと浸る時間も多かった。

    ロシアンブルとアメショーの凸凹コンビというか相性がいいような悪いようなタッグが好きだった。
    本の中の世界と現実の世界が交わるような、いや、全部本の中だけど、なんというか不思議な感覚になったりし

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    2026年07月04日
  • AX アックス

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    凄腕の殺し屋が家庭を持ち、妻に怯えながら日々を過ごすコミカルなお話。
    クライマックスの、物語が交錯して盛り上がっていく展開には痺れた。
    人を簡単に殺せるほどの腕の持ち主なのに、妻の機嫌を取るために神経を張り巡らしている兜の気持ちはあまりわからないが、父親として家庭を守りたいというその生き様は素晴らしいと思った。

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    2026年07月04日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ページを進めるごとに、首相殺害の犯人に仕立て上げられた逃亡者に没入し、自分はこのまま、どうなるのだろうかと、必死になって読みました。会話や描写の主が誰かが丁寧に書かれているので、混乱せずに読むことができました。

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    2026年07月04日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    最終章一番の衝撃のところは「なるほど、そこでそのキャラ、そのエピソードを出してくるか!」という感じで驚きましたし、涙腺にグッとくるものもありました。

    連作短編なことを踏まえると、伊坂幸太郎ファンとしては伏線回収の量がちょっと物足りないところもありましたが、やりすぎてない分1話1話のストーリーを楽しめるかなと思います。

    重すぎず軽すぎず、大人が日常でちょっとずつ読み進めるのに向いてる作品だと感じました!

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    2026年07月04日
  • 残り全部バケーション

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     いろんな話が絡み合い、時に示唆的な言動もありながら、物語は繋がっていく。友達を作るのはなかなか難しい。

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    2026年07月03日
  • オーデュボンの祈り

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     ファンタジーのように不思議な登場人物が登場する一方で、現実社会で実在する事件のように悪意の塊でしかない人間も登場する。この狭間で揺れる感覚が不思議と面白い。
     物事がだんだんと結びついていく感覚はやはりさすがの伊坂幸太郎作品。「この島に欠けてるものは何か?」また忘れた頃に読みたい。

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    2026年07月02日
  • AX アックス

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    殺し屋シリーズはハズレがない。
    殺しの場面より、家庭の場面の方が多かった。というより家庭の話の方が印象に残っている。
    主人公の性格は家と外では違った。外では非情な殺し屋。家では妻に頭が上がらない気弱な夫。矛盾しているようで両立しているところに人間味があった。
    息子が父親を助けているところに親子愛を感じた。時と場所で家族間の関係が変わっていく。
    主人公が妻の機嫌を悪くしない方法を考える場面が多かった。それは苦痛だったと思う。けど楽しんでいるようにも見えた。殺し屋の仕事をしているときに比べて、まだ感情があるように見えた。息子と妻の存在が、彼の暗い人生を支えているように感じられた。

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    2026年07月02日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    実は初めて読む伊坂幸太郎氏作品でした!

    恋愛短編集ということで、彼の作風としては少し異端なものということでしたが、温かくて前向きな気持ちになる素敵な作品と感じました。

    どの登場人物も、不器用でままならないこともあるけれど、それでも皆幸せに暮らしていて、どうかこのままずっと幸せでいてほしい、と静かに願いながら読み終えました。

    ままならないままでもちゃんと幸せ。
    静かにエールを送ってくれる作品です。

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    2026年07月01日
  • グラスホッパー

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    疾走感っていう言葉がぴったり 気づいたらいろんなところが繋がっててうわあああ!っていう気持ちのまま最後まで読み切った たのし!!

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    2026年07月01日
  • 死神の精度

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    明日死ぬとしたら、生き方がかわるのか?
    今の生き方は、どれぐらい生きるつもりの生き方なのか

    それでも、頑張れるかどうかなんじゃないかな

    努力は大事だけど、どんなに頑張っても「持ってる人と持ってない人」がいる訳で。

    目的を持って命をすり減らして生きていけば、また川の上流のスタート地点に立てるのではないだろうか

    それとも穏やかな下流も悪くないと思いながら生きていくのもいいじゃないか。

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    2026年06月30日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    社会風刺系ホラー。首相が暗殺されてその濡れ衣を着せられるのが、何の変哲もない一般市民の青柳君。青柳君はともすれば私である可能性もあって、終始うすら寒い。あんな強引な犯罪者扱いがあるもんかと思うけどありえなくもないんだろうな…。敵の正体は明らかにされず。面白いのに後味が悪いのは、青柳君の友人が何人も殺されてしまうこと、青柳君自身も整形し違う人生を選ぶ結末になるせい、かな。「花火を見てる今、別のところで同じ花火を見てる昔の友達は、自分と同じことを考えたりしてるものだ」って轟さんのセリフが温かい。

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    2026年06月30日
  • 残り全部バケーション

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    バラバラに見えたエピソードが鮮やかに繋がっていく構成は、さすが伊坂先生、本当に面白いです!軽妙な会話劇の中に伏線がちりばめられ、読後感も爽快。登場人物たちのその後をもっと見たくなる大満足の一冊。

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    2026年06月30日
  • ラッシュライフ

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    人生がリレーだったらいいと思わないか?ってフレーズが印象的だった。実際につなぐと言う題名の絵はあるのかな。素晴らしい群青劇で、読後感もすごくいい。1日で読み終わってしまった

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    2026年06月29日
  • フーガはユーガ

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    伊坂らしい地味な能力を活用して問題を乗り越えるストーリー。ただ最後は単純なハッピーエンドではなく少し切ない余韻を残した終わり方。
    暴力シーンも多く重めの内容だから苦手な人も多いかも。

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    2026年06月29日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    2026.40

    伊坂幸太郎新潮文庫25周年の特別カバーがすごく可愛くて買ったのだけど、元々のデザインだったら手に取ってないのでデザインの偉大さを感じた。

    この会話の感じ、脳内で映画になる感じ、伊坂幸太郎さんの小説が大好きだった学生時代を思い出す。そして久しぶりに読んでもやっぱり好きだ。。。面白かった。そして時折出てくる現実世界への批判的な台詞が大好き。
    阿部和重さんの作品は読んだことがないのだけど、これを機に読んでみたい。



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    P191 「昔からのインフルエンザで、年間、千人の死者が出たとニュースになっても誰も注目しないが、新型インフルエンザが出て、一人でも亡くなれば、

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    2026年06月29日
  • 楽園の楽園

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    人類の現状に対して、壮大ながらもどこかあり得る話だと感じてしまう。ストーリーを求める話は納得。伊坂さんもストーリを通じで、警鐘を鳴らしてるのだと思う。分かりやすいように。過去作品でも結構未来をあてているので、見えているのでは??笑

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    2026年06月28日