伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
陽気なギャングシリーズの2作目
前作とは違い4人の銀行強盗各々の短編かは始まり最後は一つの物語に収束する長編物語!
個性あふれる4人の日常を覗き見しているようで大満足でした!!響野さんの深そうで深くない話や雑学に何度も笑わされツッコみたくなりました。
序盤の些細な会話に出てくる物や小ネタが終盤に意味を持ってくるところが読んでいて気持ちいいです!
次の作品が今の所最新作ということでこの世界観を堪能できなくなると考えると悲しいですが3作目噛み締めながら読みたいと思います!
p.s. 記憶が無くなりそうなほどお酒を飲む時はパエリアがマストアイテムらしいですよ(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼い娘を殺した犯人への復讐を誓う夫婦と、音楽を愛する死神・千葉との7日間の犯人追跡劇。
相変わらずピントのズレている千葉(本人は至って真面目なつもり)と極限の精神状態の夫妻との会話は絶妙に噛み合わず、その様子が微笑ましくもあり、シリアスな場面が続く作中の重さを軽減してくれる。
読みながらどうしても夫妻に肩入れしてしまっていたので、犯人の『見送り』には落胆と絶望を感じてしまったけど、ある意味『可』の方が救いがなかったというか…落とし所としては納得のいく結末で安心。
人間はいずれ死ぬわけだけど、自分はどう生きたいか、どうやって生きてどう死んでいくのか…死生観について考えさせられる深い内容の作品 -
Posted by ブクログ
ネタバレ父親が4人?!
その設定だけでも興味深い。
個性豊かな4人の父親たちが
誰もが愛らしく見えてくる。
由紀夫のなんでもそつ無くこなすところや
達観した空気感も、父親たちの影響だねぇ。と
なんだかとても微笑ましい。
「鬱陶しい」と言う由紀夫からは
父親たちへの愛を感じるし
4人の父親たちの由紀夫への愛も
とてつもなく大きい。
母親が全然出てこないのが
むしろポイント高いかも。
あぁ
鱒二のお父さんもいいんだよなぁ。
まさにタイトル通り「オー!ファーザー」
家族の温かいお話しと
ちょっと有り得ない事件の伏線回収
楽しく読めましたり
多恵子はちょっと鬱陶しい(笑)
-
Posted by ブクログ
ネタバレ世界は主人公が繋ぐリレーのようなもの
DAY1 河原崎が主人公の1日
河原崎が塚本と喫茶店で待ち合わせる
河原崎がスケッチブックに『力』と書く
河原崎が塚本に神の解体の誘いを持ち掛けられる
塚本が行方不明者を解体
高橋がテレビで「私は生きている」と言う
河原崎が塚本を絞殺
DAY2 黒澤が主人公の1日
黒澤が塚本の死体を運び出す河原崎と出会う
黒澤が河原崎の落とした塚本のくじを拾う
黒澤がスケッチブックに『夜』と書く
黒澤が強盗の誘いを断る
黒澤が黒猫の死体に手をかざす
黒澤が船木のマンションから20万を盗む
河原崎が拳銃老夫婦と出会い、バラバラ死体を見られる
黒澤が拳銃老夫婦と出会い -
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんの作品は、貫井徳郎さんや薬丸岳さんの作品と違って初っ端からグイグイ引き込まれる感覚は無いのですが読み進めていく内にいつの間にか沼の真ん中に腰まで浸かっちゃっているという感覚です。前置きが長くなってしまいましたが、今回の作品はシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、出会い系サイトの仕様変更といったもので今迄受けてきた仕事と比べわりかし楽な仕事と思いきや、自分の前にこの仕事を担当していた上司の五反田正臣は突如失踪。。。不明な点が多すぎる仕事に対し、渡辺は発注者に問い合わせる為に電話しても繋がらないし、コンタクトを取ろうとした事を上司に叱られる始末。渡辺はこのプロジェクトの謎を
-
Posted by ブクログ
ネタバレ伊坂作品にしては心重たい部分が長くて疲れる本だった。
平和警察とは名ばかりの一般市民に対して魔女狩りを行う世の中に対して、ちょっとした正義感から立ち上がる1人の青年を描いた物語。
揉み消された平和警察の横暴を始めとして伏線の散りばめ方と回収のスマートさは伊坂幸太郎健在と言ったところ。
真壁鵠太郎という敵側に置いておくには些か魅力的すぎるキャラクターが最終的には黒幕の1人であるあたりは伏線で裏切りを重ねながらも大事なところは押さえているな、という感じ。
まさかタイトルが「不満があってもこの世で生きていくしかないよね、まさか火星にでも住むつもり?」みたいなニュアンスとは思わなかったけど。