伊坂幸太郎のレビュー一覧
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未来を知るカカシ、嘘しか言わない画家、動くことのできない女店主、理由になっていないといって撃ち殺す男、百年以上も人との交流がない離れ島で起こる様々な出来事。何とも不思議な世界が伊坂幸太郎ワールド。以前に初期の作品を読んだ時にはあまりに非現実的な、シュールな世界の面白さがよくわからなかったかもしれない。このところ連続で殺し屋シリーズや学生時代物を読んだ後でここに戻ってきたら、意外にもハマっていった感がある。
この土地には何か欠けているものがある、それはリアリティだろうと思って読み進めていったが、そんなことは当たり前で、話はもっと単純だけど複雑な色々な関係性を持って、と感想を書こうと思っても混乱す -
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ネタバレ“ここで逃げてしまった人生を、もう一度! と思えるだろうか。”
“「すべての『そうだった』を『わたしたちはそう望んだ』に変えたかったんです」”
決して、「全ページ楽しくて愛おしい」とは言えない。全ページめっちゃ大変。でもその分とてもおもしろかった。特に後半、繋がったあたりからはイッキ読み。二人が現れて、ついテンションが上がった。境界線がだんだん曖昧になり、いよいよふたつの物語が絡み合ったと思ったら、別れを惜しむ間もなく、すっと離れ離れに(これがペッパーズ・ゴースト?)。初めて出会う構成にわくわくした。別れの後の、余韻がずるい。
「ニーチェ」「ツァラトゥストラ」はなんとなく聞いたことがあ -
Posted by ブクログ
■殺し屋シリーズ第1作(2004年7月)書き下ろし
元教師(鈴木)が妻の復讐をするため悪徳会社に潜入する。復讐相手が目の前で呆気なく殺し屋に消され、跡を追う。謎の殺し屋"押し屋"の情報を隠すことで立場が危うくなる鈴木。拉致された鈴木から情報を得るために殺し屋が集まってくる。
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■マリアビートルを再読後、鈴木って殺し屋だったけか?…とグラスホッパー再読。
鈴木は普通の民間人だった。
妻殺しの復讐のために不運に振り回された人。
改めて、槿の不穏さが独特でいいな。
押し屋、自殺屋と事故に見せられる殺し屋ばかりでは交わらない(話が展 -
Posted by ブクログ
登場人物たちはいかにも伊坂さんらしさ満開の仙台の人々。ちょっと変だけどユーラスな人たちで一捻りある感じ。この世界では3年後には今近づいている宇宙からの天体によって人類滅亡が確定的な世の中。だからそれがわかった2年前からは大変な騒ぎになってかなりディストピア化したのだが、どうやらその騒ぎも収まりつつある、それでも結構治安の悪い日常という設定。
最初はまぁゆったり読んでいたんですけど、出てくる登場人物の友達設定の家族が自分にはとても印象的だった。その友人には不治の病の娘がいる。親が何かの関係で亡くなったらとか、先に死ぬ娘を思うと辛い状況だったのだが、人類がいっぺんに滅ぶのなら、家族全員で同時に死ね