伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ネタバレ

    安定の面白さだった。伊坂作品のシリーズものは前作をあまり意識しすぎず見れる点が良い。新鮮さがある。でも陽気なギャングシリーズは不変さがより愛着が湧く気がする。皆んなが求めている4人のたわいもない会話を聞きたいんだろう。敵対する人物の遥か上をいく作戦、緻密に計算された伏線が絡み合いスピード感があってこのシリーズにしか摂取できない栄養がある。いつにも増して役に立たなかった響野が大好きだ。あのポジティブさ、鈍感さは見習いたい。9年越しの三作品目だったらしいが、最近見始めた自分はラッキーだった。四作品目がもう待ち遠しい。

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    2026年03月21日
  • グラスホッパー

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    さすが伊坂幸太郎!途中ダレることもなく最後までハラハラで読む手が止められなかった。これから私はシジミを見るたびに蝉を思い出すんだろうな。

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    2026年03月20日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    交わらないんだけどすぐ近くで起きてる物語。
    あの人が幸せだったらいいな、て思える話。
    伊坂幸太郎って、ありえないような偶然とか、へんてこな状況とか、よく書いてる気がするんだけど、登場人物はそれを自然なものとして受け入れてる感じがして、びっくりはしてるんだろうけど、なんか素敵ね、まあ、そんなこともあるんじゃない?世界は広いんだし。て、そんな空気がする。世界は素敵なことで溢れてるのかもしれない。と、ポジティブに感じさせてくれる。

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    2026年03月20日
  • 残り全部バケーション

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    長編小説の次はテンポが良くてスピード感が心地良い作品を、ということで伊坂幸太郎の「残り全部バケーション」。
    一作一作が短編なのにちゃんとどこかで重なる世界線にさすがだなぁと舌を巻いてしまう。
    まさかの離婚寸前、離散直前の一家との話からよもやこんな結末になろうとは。。

    というか本を閉じてから気づいたけど、カバー作品田中達也さんでは?!?!
    青山美智子さんの作品から意識するようになったけど何気に田中達也さんの作品って色んなところでお目にかかれてすごく嬉しい。

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    2026年03月20日
  • 首折り男のための協奏曲

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    物騒なタイトルの割に、なにか社会全体を揺るがすような大きなことが起こる訳でもない。それぞれの主人公達の日常と繋がっているのか繋がっていないのかわからないようなところで「首折り」が起こる。

    現実もそんなものかもしれない。幸せなことも悲しいことも、毎日どこか遠くで起きていて、自分の人生に影響を不思議に及ぼしたり及ぼさなかったりする。

    それぞれの短編がゆるやかに繋がっていて、伊坂幸太郎ワールドっていう感じ。楽しみながら読めた。

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    2026年03月18日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    4人のキャラクターが今回もしっかり生きてて面白かったです。伏線もうまい具合に散りばめらてて、読みながら予測できたのもよかったです。

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    2026年03月18日
  • 火星に住むつもりかい?

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    ネタバレ

    巡るめく登場人物の登場と死にめっちゃ戸惑いましたが、必死に読み進め、終盤はページをめくるのがもったいなくなりました。キャッチーなタイトルは作中で端役が言うだけで(あっけなく死んで茫然とした)、そもそもが誤訳であるとは、おもしろいと思いました。実際、目の前で処刑なんて行われたら私たちは娯楽として消費できるのか。私はネガティブなので、「もし自分だったら」「冤罪だったら」と怖くなりそうです。内容も展開もおもしろかったです。

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    2026年03月17日
  • ラッシュライフ

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    まるで啓発本を1冊読んだみたいな感じになる。

    いろんな人が、とにかくいろんなことがあって
    それを読者の私が上から見守っている
    そこにいる人たちは、自分たちのことでいっぱいなんだけど、神様のように上から見下ろしている私には全てお見通しで

    伊坂坂幸太郎が詰まりに詰まった1冊

    人とつながる事は、苦手な私だけど
    でも、
    こんなふうに楽しいことも悲しいことも、実はなんだかんだで
    人とつながってたらいいな

    あと
    人生って何が起こるか分からない

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    2026年03月17日
  • オーデュボンの祈り

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    未来を知るカカシ、嘘しか言わない画家、動くことのできない女店主、理由になっていないといって撃ち殺す男、百年以上も人との交流がない離れ島で起こる様々な出来事。何とも不思議な世界が伊坂幸太郎ワールド。以前に初期の作品を読んだ時にはあまりに非現実的な、シュールな世界の面白さがよくわからなかったかもしれない。このところ連続で殺し屋シリーズや学生時代物を読んだ後でここに戻ってきたら、意外にもハマっていった感がある。
    この土地には何か欠けているものがある、それはリアリティだろうと思って読み進めていったが、そんなことは当たり前で、話はもっと単純だけど複雑な色々な関係性を持って、と感想を書こうと思っても混乱す

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    2026年03月17日
  • オーデュボンの祈り

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    伊坂幸太郎ってすごいな
    簡単に異世界を信じさせてくれる
    読んでいる間、伊藤と同じスピードで島のことを好きになったし変だと思っていたことを心地よく感じた

    この島の人達からちゃんと、温もりと繋がりを感じる気持ちの良い話だった

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    2026年03月15日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    表題作を含む中短編集。久しぶりの再読。

    過去の伊坂作品に出てくる人だったり言葉だったりが所々に潜んでいて、往年の伊坂ファンは思わずニヤついてしまいそう。

    表題作の『フィッシュストーリー』も良かったけど、個人的には『ポテチ』が好き。今村がいい奴すぎて、それに負けず劣らず黒澤がかっこよすぎて、めっちゃ泣いてしまった。弱いんですよ、スポーツものって。

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    2026年03月14日
  • あるキング

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    伊坂幸太郎さんぽくない本。
    登場人物間の会話の面白さとかそういったのも全てが伊坂さんぽくない。
    だけど普通に面白かった。
    なんだろな…
    絵本を読んでるような感じというか…
    うまく言えないけど笑

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    2026年03月13日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    ネタバレ

    “ここで逃げてしまった人生を、もう一度! と思えるだろうか。”

    “「すべての『そうだった』を『わたしたちはそう望んだ』に変えたかったんです」”

     決して、「全ページ楽しくて愛おしい」とは言えない。全ページめっちゃ大変。でもその分とてもおもしろかった。特に後半、繋がったあたりからはイッキ読み。二人が現れて、ついテンションが上がった。境界線がだんだん曖昧になり、いよいよふたつの物語が絡み合ったと思ったら、別れを惜しむ間もなく、すっと離れ離れに(これがペッパーズ・ゴースト?)。初めて出会う構成にわくわくした。別れの後の、余韻がずるい。

    「ニーチェ」「ツァラトゥストラ」はなんとなく聞いたことがあ

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    2026年03月12日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    ファンタジー、SFが好きなのでとても刺さった。

    感染症が流行り、AIのせいで天変地異が起きているとされる近未来なのに、この物語はなぜか原始的だ。
    AIの暴走を止めるために、写真の手かがりを元に自然の深い場所に3人は向かわされる。

    そんな原始的な地こそが本来の地球の姿で人間は邪魔者だ。大いなる意志にそう告げられるような話の展開は神秘的で面白かった。

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    2026年03月11日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    時系列も登場人物もバラバラなのにわかりやすくておもしろいってすごいなあと思う

    キャラクターの持つ強さに惹かれる
    京子もあんまり憎めない、谷崎潤一郎の本に出てくる女みたいに勝気だった

    何であの外国人は好きな日本語を書かせてたんだろう、なんで無色とかかせたんだろう

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    2026年03月10日
  • ガソリン生活

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    車目線のお話というのが新鮮でした。
    小学生とは思えぬ鋭い亨の言動を楽しませてもらいました。伊坂さんの作品からは、いつも意外性というか物事は一面だけ見ていてはいけないということを学ばされます。

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    2026年03月10日
  • グラスホッパー

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    ■殺し屋シリーズ第1作(2004年7月)書き下ろし

    元教師(鈴木)が妻の復讐をするため悪徳会社に潜入する。復讐相手が目の前で呆気なく殺し屋に消され、跡を追う。謎の殺し屋"押し屋"の情報を隠すことで立場が危うくなる鈴木。拉致された鈴木から情報を得るために殺し屋が集まってくる。

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    ■マリアビートルを再読後、鈴木って殺し屋だったけか?…とグラスホッパー再読。

    鈴木は普通の民間人だった。
    妻殺しの復讐のために不運に振り回された人。
    改めて、槿の不穏さが独特でいいな。
    押し屋、自殺屋と事故に見せられる殺し屋ばかりでは交わらない(話が展

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    2026年03月10日
  • フーガはユーガ

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    久しぶりに伊坂幸太郎さんの本を読んで、伊坂ワールドにはまる。
    双子って子供の頃憧れだったんだけど、こんな能力があったら不便な反面2人の絆がより深くなるだろうな、とまた憧れが増してしまった。

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    2026年03月10日
  • 終末のフール

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    登場人物たちはいかにも伊坂さんらしさ満開の仙台の人々。ちょっと変だけどユーラスな人たちで一捻りある感じ。この世界では3年後には今近づいている宇宙からの天体によって人類滅亡が確定的な世の中。だからそれがわかった2年前からは大変な騒ぎになってかなりディストピア化したのだが、どうやらその騒ぎも収まりつつある、それでも結構治安の悪い日常という設定。
    最初はまぁゆったり読んでいたんですけど、出てくる登場人物の友達設定の家族が自分にはとても印象的だった。その友人には不治の病の娘がいる。親が何かの関係で亡くなったらとか、先に死ぬ娘を思うと辛い状況だったのだが、人類がいっぺんに滅ぶのなら、家族全員で同時に死ね

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    2026年03月09日
  • 死神の精度

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    ネタバレ

    再読。
    所々繋がりのある短編集。
    個人的にヤクザの話と最後のおばあさんの話が好きです。
    おばあさんの話は「え、人間じゃないことそんな素直に受け止めるんだ」と「あ、そこに繋がるんだ」の驚き。
    結末がないのが想像を駆り立てられる、、
    やっぱり伊坂さんの本は何回読んでも面白い!

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    2026年03月09日