伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『豊かな人生』とは?がテーマとなっている作品。
父に自殺され神に憧れる青年、不倫相手と再婚を企む女性カウンセラー、職を失い家族に見捨てられた男。
思想や恋愛、仕事に捉われている登場人物たちのピリピリした人生が描かれる中、諦観している黒澤の視点がとても印象的です。黒澤の「人生については誰もがアマチュアなんだよ」というセリフが、失敗してあたりまえなんだと、間接的に人生の教訓を教えてもらえた気がしました。中でも、豊田という職を失い老犬を拾う男がこの物語の肝で、ラストに描かれる『豊かな人生』とは?の答えが、この人物のセリフにつまっています。個人的には、佐々岡がサイドボードの趣味が悪いと一言放つ場面と、 -
Posted by ブクログ
文庫化したのをきっかけに父に誕生日プレゼントとして買ってもらって読み始めた。
やっぱり伊坂幸太郎先生のワードセンスや、人間のやり取りが面白くて大好き。
「人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる」というニーチェの言葉がすごく心に残って、そんな幸福が私にはいま訪れているかも知れないと思うと人生って素晴らしいかもと浸る時間も多かった。
ロシアンブルとアメショーの凸凹コンビというか相性がいいような悪いようなタッグが好きだった。
本の中の世界と現実の世界が交わるような、いや、全部本の中だけど、なんというか不思議な感覚になったりし