【感想・ネタバレ】ペッパーズ・ゴーストのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月15日

野球、殺し屋?、特殊能力といった伊坂作品で頻繁に出てくる要素が盛りだくさんで楽しめたが、高校生の頃と違い今は伊坂作品を全部読んでいるわけではないので、他作品とどれぐらい関連しているのかが分からないのがもどかしい。
「考えろ」が口癖のお兄さんがいる男性がちらっと出てきたときは懐かしくなった。

作中人...続きを読む物が自身のことを小説の登場人物のように語ったり、女子学生が書く小説が作中作品として出てきたり、ここからまたどんどん別の作品に派生していきそうな作品。

0

Posted by ブクログ 2024年02月09日

誰かから飛沫感染すると未来が見えちゃう("先行上映")謎の能力を持つ中学校の国語教師の檀先生(男)がその能力と昔のトラウマのせいで次から次へと災難に巻き込まれていく話。

帯に書いてある
【未来を観て人生を取り戻す】
まさにそれ!

猫を虐待して動画配信する「猫を地獄に送る会(...続きを読むネコジゴ)」のメンバーやそれを観て楽しんだり、もっとやれやれとはやしたりする視聴者を捕まえて同じ目に合わせる【ネコジゴハンター】のロシアンブルとアメショーの凸凹コンビがカッコよくて魅力的♡
でもこの二人は檀先生の教え子布藤鞠子の小説の中の人物のはず、、、

だったんだけど、途中から現実とごちゃまぜになってわけわからなくなる。
と同時に
その昔テロで家族を失った遺族がその復讐をするためにテロを企て、それを阻止するために(かなり頼りない)檀先生が奮闘する。
主人公の檀先生はじめ、全キャラクターがホント魅力的でした。

0

Posted by ブクログ 2024年01月20日

あぁ、これは、元を知らない…と手が止まりかけた前半から、後半そうなるんかーい!ってぼやーっとしながら読み進めていたことを大後悔し(いつもそうだ)結局最後は、今回も随分と楽しませてくれてありがとう、と拝むことになる伊坂作品。
本作は随分と読後が爽やかで、細かな部分にもハッとさせられる言葉ありで、『集大...続きを読む成』という言葉がぴったりですね。
伊坂作品で何がいい?と言われた時、迷わずこれを上げたいけども、それは他の作品を知っているからこそだと思う。他の作品が未読ならば、読んだ上で是非本作を楽しんで欲しいなー。より楽しめると思う!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月09日

他人の飛沫感染からその他人の未来を見る「先行上映」という能力者と小説から出てきた猫をいじめるものを対峙する二人組とでテロを止めるという奇想天外なストーリーに驚かせれました。

0

Posted by ブクログ 2023年09月08日

伊坂ワールド!!
知らないだけで、現実ありそうなファンタジー。
少し未来が分かったところで意外と何もできないよねー。どうにもならないことは、どうにもならない!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月20日

伊坂先生の本は初読みでした。
中盤、檀先生の前に
シアンさんとアメショーさんが現れた時には
唖然となりましたが。。。
えええ?っと嬉しくケムに巻かれながら
ぐいぐい引き込まれました。
話の真ん中あたりに「ニーチェ」がいて
「奪われる時には奪われる」
ズシンと来る言葉も
ジャブのように浴びました。

...続きを読む面白かったー。
暫く伊坂先生の本にハマりそうです。

0
購入済み

夢中で読める

2022年10月06日

作者買いです。

読み進める度に「まだ終わらないで」「まだまだ読みたいと思う小説を書くのはこの人だけだと思ってます。

たくさん本を10代の頃に読んだけれどもうこの作者の小説しか読まなくなって早5年…笑

今回のお話も登場人物の各視点から書かれてて読みやすく、やはり初手で各登場人物の性格...続きを読むや外見すらも想像しやすい書き出し。イメージが膨らむから、引き込まれます。いつしか「壇先生のターンはまだか」とか、そういうワクワク感も生まれます。

会話一つ一つが秀逸なのと、ユーモアをふんだんに含んだ言葉選びはワクワクして仕方がないのです。

一気読みもしたいし、けど、ゆっくり読み進められるセクション毎に別れた小説です。

#笑える #ドキドキハラハラ #シュール

0
購入済み

スッキリ

2022年05月27日

伊坂幸太郎さんの作品は、どの作品も最後スッキリした気持ちで読み終えることができます。
悪役なのに親近感が持てる人物を描くのが得意だと感じます。
ペッパーズゴーストも!何度も読み返したい本です。最高でした!

0

Posted by ブクログ 2024年03月04日

伊坂幸太郎盛り合わせ作品!と言いたくなるような、伊坂ワールドいっぱいのお話でした。
それぞれの視点から進んでいく話が少しずつ絡み合い、やがて大きな一つの事件へと繋がっていく。
ちょっと不思議な能力を持つ主人公や、物騒だけど憎めない2人組、怪しげなサークルメンバー…などなど。
個性豊かな面々が思い思い...続きを読むに動き回っていく様は、一体どこに着地するのかハラハラドキドキが止まりませんでした。
最後に気になっていた登場人物のその後を、少しだけ垣間見る事が出来てホッとしました。
その1エピソードを読めただけで、とても余韻のある素敵な読後感になりました。

0

Posted by ブクログ 2024年03月02日

やっぱさすが安心と信頼の伊坂幸太郎!面白かった!
伊坂ワールド満載です!“得意パターンの全部乗せ”と伊坂さんご自身の発言記事を目にしましたが、ほんとその通り!
長編ですが中だるみなく読めました。主人公の国語教師がいつの間にか事件に巻き込まれ…
憎めないキャラがいて…
お得意の特別な能力発動…
読み終...続きを読むわりたくないけど、先が気になるから読み進めた作品でした!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月21日

ようやく読んだわー。せっかくの伊坂幸太郎なのに、久々のがっつり長編でちょっと手が止まってしまっていた。でも読み始めたらやっぱ面白い。ネコジゴハンターのロシアンブルとアメショーがほんとに素敵。かっちょいい。ほんと伊坂さんの今回は殺し屋じゃないけど、こういう系の人達はなんてかっちょいいんだ。私はそんなに...続きを読む猫好きではないので、シアンさんからは嫌われそうだけど。最後、シアンさんが生きててほんとに良かった。

0

Posted by ブクログ 2024年02月15日

ネコジゴハンターかっこいい。

なんとなく、ふわふわした内容とミステリーの兼ね合いが伊坂幸太郎らしくて非常に好きな所。

詰めて詰めてのミステリーではなく、かといってあまりにもかけ離れて過ぎているわけでもなく。
その間のどっちにも触れれる、中間にいる心地よさが読んでいてある。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月01日

最近伊坂さんばっかりだけどやっぱりすきだな〜。決して軽いテーマではなかったけれど、現実と虚構が交錯するストーリー、メタ発言などわくわくしてしまった。正反対な性格のコンビに弱い…ニーチェの永劫回帰、勉強してみようかな。

0

Posted by ブクログ 2024年01月07日

星4にしたけど、3.5ぐらいが正直なところかな。
初めは時々出てくるネコジゴパートが意味が分からず割と読んでて苦痛だったんだけど、物語と混じってきてからは面白くなった!

壇先生の無害な正直者な感じが良かった。

今回の小説で好きなフレーズ。
これが生きるってことだったのか。よし、もう一度!
確かに...続きを読む繰り返される人生を良しもう一度って思えるのは少しの良いこと(幸せ)なのかもしれないな。
ニーチェには全然詳しくないが少し気になりました。

0

Posted by ブクログ 2023年12月14日

久々に伊坂幸太郎作品を読みました。
想像通り、期待通りのおもしろい作品でした。長編でしたが飽くことなく読み終わりました。

設定が面白かったです。
物語の中なのか、リアルなのか。
ファンタジーなのかハードボイルドなのか。
ごちゃごちゃした設定なのにストーリーにすっと入れ読みやすかったので、さすがだな...続きを読むぁと…。

個人的には細かい点でどうなったの?って気になる点は残ってるのですが、残酷な描写がない事と事件があっても犯人に明るさが漂ってて、読後感が悪くない点が伊坂作品の好きなとこでもあります。

0

Posted by ブクログ 2023年12月09日

伊坂幸太郎さんの作品にしては、いまひとつ盛り上がりに欠けた作品だったというのが正直な感想。
それでもキャラは好感がもてるし、工夫があるし詠みやすい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月17日

先行上映なんてファンタジーを投入しているので、劇中劇に見せかけて現実と虚構を織り交ぜる。
ネゴジゴハンターのアメショーの言うように、メタ認知的世界観で小説の中の登場人物と見せかけて、それを読んでいる読者も実は…と頭をよぎる。
ニーチェのツァラトゥストラは読んだことないけど、理念をちょい齧りであれもこ...続きを読むれも詰め込んだ贅沢盛りな小説。

0

Posted by ブクログ 2023年10月13日

中学生が書いた小説と現実が段々と一体化するような展開や、飛沫感染で未来が見えてしまう特殊能力のある教師など、なかなかユニーク。
ニーチェにもちょっと興味が湧いた。

正直に真面目に行儀良く生きてきても報われる世の中じゃない、みたいなサークルメンバーの話は何か共感してしまうところがある。だから好き勝手...続きを読む生きた方がいいと。現実には「好き勝手」も程度問題だけど…

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月06日

ネコジゴハンターと中学校教師の壇先生。
それぞれ別の世界の話だと思いきや…。
二つの世界が交わるところから、展開が早くなり面白さも加速します。
最初から最後まで伊坂さんらしさ満載で面白かったです。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月24日

最初に登場人物表が付いていて、これは登場人物多めの難解なストーリーか⁈と構えて読み始めたら、なんと途中でその意味がわかるという。
あーやっぱり好きだ伊坂幸太郎。

パンデミック真っ最中の書き下ろし。
飛沫感染で不思議な能力が引き起こる設定に笑ってしまった。

メタフィクション。
生徒の描いた物語が現...続きを読む実とリンクしていくところ、その中の2人が小説の登場人物だと自覚していて自分はそこで書かれている事をやっているだけと思っているところが面白い。成海彪子との会話でも、読者のために説明させられてるみたいだと言わせているあたり、私自身がフワフワと宙に浮いた気分になる。私の中にも何者かに弄ばれながら生かされてる感じがあるので、妙にしっくりした。

全編を通して「永遠回帰」がテーマ。
ツァラトゥストラ読まねば。

0

Posted by ブクログ 2023年09月14日

ペッパーズ・ゴーストとは、映像の特殊技術のことだそうだが、途中まで読み進めて、タイトルの解説だと分かる。

冒頭から、現実と誰かが書いた小説のストーリーが交錯し、小説の中のキャラクターが、突然現実に現れた!と思ったら…
一気読みした一冊

0
購入済み

伊坂流SFストーリー

2022年01月31日

よくこんなに面白く惹かれる設定や人物を思い浮かぶなと、伊坂さん作品を読むたびに感心します。

読んでる人の心を見透かして作られたような
文章のトリック?は
またやられた!といつも楽しませてもらってます。

読みやすくてあっという間に読み終えてしまいました。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月04日

 相変わらずタイトルからは内容が想像できない、伊坂幸太郎さんの新刊が届けられた。ある意味、コロナ禍らしいというか何というか。

 主人公(?)の中学国語教師は、ある条件下で他人の「明日」が少しだけ見える特殊能力を持つ。予知能力としては心許ないが、見えてしまった以上放っておけないのがお約束。伊坂作品ら...続きを読むしく、事件に巻き込まれていく。

 そんな彼は、生徒から自作の小説原稿を渡され、困っていた。小説内の二人組は、ある条件に合う人物を襲撃していた。もちろん二人組の行為は犯罪だが、狙われる連中にも反吐が出るし胸糞が悪くなる。興味深い「作中作」ではあるが…。

 飛んで火に入る夏の虫的にあっさり拉致され監禁される教師に、ちょっと呆れるが、彼を救い出してくれたのは…。少々解釈に困りつつ、まあ伊坂作品だし、とにかく読み進める。これは伏線なのか? 最後に回収されるのか?

 詳しくは書けないが、登場人物たちには重い背景があった。自分が同じ立場だったら、どこに怒りをぶつければよいのか。「奴」に法的責任を問うのは困難だとしても、気持ちはわからなくはない。いくらでもしんどい内容にできたはず。

 伊坂作品の一ファンとして、伊坂作品が軽妙一辺倒ではないことは承知している。むしろ重いことも少なくない。力を抜くところは抜くバランスの妙で、ページをめくる手が止まらなくなる。本作もまた、伊坂作品の真骨頂と言えるだろう。

 クライマックスに向かうスピード感はさすがであり、伊坂作品を読む楽しみを今回も堪能できたが、驚きよりは安定感を感じたのが正直なところである。もちろんハイレベルな安定感であるが、東野圭吾さん並に期待レベルは上がってしまう。

 理系人間の自分には、あの辺りのネタに意味があるのか、よくわからなかった。自分が読むことはないだろう。それにしても、最後のくだりは何かの伏線なのか? 中途半端な予知能力者の再登場はあるのだろうか。

0
購入済み

相変わらずの疾走感

2021年10月09日

登場人物が多いが、伊坂ワールドに飲み込まれ、映画を観ているように、苦痛なく一気読み。ニーチェの入門編でも読み返してみようかな。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月14日

オーディブルにて。
途中物語が追えなくなったけど、伊坂幸太郎の物語はやっぱ安定して読みやすくて面白い。
個性的なキャラクターが出てくるのもいいね。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月12日

テロ事件により家族を失った人達があるきっかけで繋がり、新たなテロ事件を起こすというストーリー。そこに実在するのかしないのかイマイチ曖昧なロシアンブルとアメショーが猫を虐待した人物を懲らしめるというストーリーも加わります。そして、主人公は飛沫感染で未来が見える超能力者…。
このハチャメチャがうまい具合...続きを読むにミックスされて、さらにニーチェの深い深い考えも合わさって、読み終わった今私はこの小説を理解できているかどうか自信はありません。でも、伊坂幸太郎の小説はとても面白い。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月14日

どうでもよい人生なら最後に「やったぜ」を残すために行動を起こす。自分が選びとったかのように。それは伝わった。主人公が読んでいた小説から登場人物が出てきたような演出は面白かった。

0

Posted by ブクログ 2023年12月02日

そこそこ面白かったけれど、ストーリーに意外性はなく、少し残念でした。
他の作品との関わりは相変わらずあって、本著の他書を読んでいる人はニヤニヤできるのではないでしょうか。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月13日

伊坂先生特有の読後感はそれほどなかったが、いつも通り愛着のわくキャラクターが絡みに絡み合ったストーリーはとても良かった。
先行上映とネコジゴハンターはとても思い付く設定ではなかったので最後まで楽しく読めた。
それにしてもサークルの人たちは辛そうだったけど、最後の救いで報われたかなって思えた。

0

Posted by ブクログ 2023年11月07日

伊坂幸太郎らしさが良く出ているなと感じる反面、もう少しダイナミックな伏線とその回収を期待してしまっており、少し物足りなさ残りました。

0

Posted by ブクログ 2023年10月11日

仮想世界と現実、未来を観ることのできる能力、なとなど。伊坂さんのこのタイプの本はワクワク。
厚さの割にはグイグイ進んだ。

0

Posted by ブクログ 2023年10月11日

伊坂さん特有の名言や斬新な物の見方が今回は感じられなかったな。
ロシアンブルとアメショーがもうちょっと魅力的だったらな。
ニーチェを読んでみたいとは思えなかった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月04日

伊坂節・伊坂ワールド全開で面白かった。
ニーチェに興味がわいた。
ツァラトゥストラかー、読んでみようかな。
難しそうだけど。。
ロシアンブルとアメショーのコンビは最高だった!
でもラスト手前で姿を消してしまいモヤモヤ。。
二人はどうなったんだろ。野口のことはいいの……?

0

Posted by ブクログ 2023年09月12日

久しぶりに伊坂幸太郎の本を読み終えました。

どうつながるか予測不明な別の物語、物語の中の物語、人以外の一人称といえば良いのか分かりませんが、伊坂ワールドを堪能出来ました。

登場人物の背景については、自分としては軽く流してしまう感じであった為、☆3の評価にしました。

0

「小説」ランキング