【感想・ネタバレ】夜の国のクーパーのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月18日

非現実的な世界と現実的な世界が交わる、伊坂さんらしい世界で面白かったです。
複眼隊長が格好良かったです。

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Posted by ブクログ 2023年07月10日

結構長編の小説だけど世界観に引き込まれて一気に読んでしまった^^
構成がめちゃめちゃいい
最初の何気ない設定だと思ってたことが最後になってまさかの展開で面白かった
猫目線の問題と人間目線の問題がそれぞれ進んでいくのがいいと思った

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Posted by ブクログ 2022年09月25日

ただの、妻に浮気された、情けない男が、目覚めると、見覚えのない土地の草むらで、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっている。胸の上には、灰色の猫が座っていて、

「ぼくの住む国では、ばたばたといろんなことが起きた」

と、摩訶不思議な物語を語り始めるから驚きが頭を突き抜けた。そう、これは「猫と戦争」そして...続きを読む「世界の秘密」についてのお話。

「疑うのをやめて、信じてみるのも一つのやり方だ」

デビュー作「オーデュボンの祈り」に似た世界観。「オーデュボンの祈り」がすきなぼくにはドストライク。

舞台はとある国。長らく続いていた戦争に敗戦し、街から平穏な日常が奪われてしまう。

いや、どうなっちゃうのよ。この先。ってかクーパーってなんなのよ。クーパーって。気になる展開。相も変わらず、テンポ良くて、読みやすい。徐々に明らかになっていく真相。伏線回収が秀逸。唸る。

決して交わることのない国同士の争い。お互いに意識を変えなければ関係は平行線のまま。ほんのわずかでも相手に寄り添おうと向きを変えれば、二つの線はいずれ、どこかで交わるかもしれない。

また、伊坂さんの作品から大事なことを学んだ気がする。摩訶不思議なお話ですが、きっと、みなさん楽しく読めると思います。興味があれぜひ、手に取ってみてくださいね。

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Posted by ブクログ 2022年08月26日

面白かった!
伊坂さんの作品で、ここまで現代社会を外れた異世界?ファンタジー?なのは珍しいかなと思います。

敗戦国を支配しにきた兵隊と、これからどんな酷い状況になるのか分からない住人たち。
ピリピリとした緊張感のある中で、いくつかの事件が起こり…

最後の展開は、予想できたようなビックリなような…...続きを読む!?
欲を言えば、もう少しビックリ展開やアハ体験があるとより満足感あったと思いますが、ストーリーは一貫して楽しく一気に読み終えられたので、星5です◎

やや勧善懲悪的な結末で、読み終えてみるとそこまで無双逃げしている悪人もおらず、後味は悪くない一冊です。

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Posted by ブクログ 2022年07月01日

「まあ、僕たち猫には、家というものはないから、どこに帰るか曖昧ではあるけれど、それでも出かけたら帰ってこようとするものだよ」

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Posted by ブクログ 2022年06月28日

めっちゃお気に入りの伊坂作品です(^^)
猫好きなので、猫が語り手なのはニヤニヤしてしまいました。
まとまりがあって、伏線回収も感動的。
素晴らしい作品でした。これだから伊坂幸太郎はやめられません(^^)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月10日

海で遭難し、目を覚ましたらと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られていた「僕」と、灰色の猫の「トム」君の、戦争になった自国と隣の鉄国と、杉のおばけ?の「クーパー」と、鼠と猫の対話のお話。

猫と鼠の関係が、人間の関係にヒントになっている。
クーパーの真実の謎も、面白い。というか、そもそもの設定が不思議...続きを読むで、世界観がつかめないのが、またいい感じ。
トム君のキャラクターが好き。猫目線。
何度も驚きがあって面白い。特にサイズの仕掛けは、視線がガラリと変わる体験ができて面白かった 。

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

異国の戦争と語り継がれる伝説、猫とネズミの対話。ファンタジーとしてのおもしろさにのめり込んでいたら、なんとこれは「世界の秘密」の前章に過ぎなかった。
無条件に信じてしまうことの危うさを感じる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月19日

猫が好きなので、猫がしゃべるという設定に惹かれて買った一冊。
大きな国と小さな国、猫とネズミ、人とクーパー。
巨大な力を前に持たざる者たちはどう振る舞うのか、寄り添って歩んでいける道はないのか、そんな事を考えさせられる内容だった。
支配下に置かれている民が集まって反逆したり、(元)臣下が国王を殺害し...続きを読むたり、ネズミが猫を罠にかけたり、「窮鼠猫を噛む」なんて言葉が思い浮かぶようでおもしろかった。
初めの「子猫のようにも見えるが体のつくりは成猫のそれ」という描写が後々猫がそもそも小さかったという、とても私好みの伏線回収がされててすごく良かった。

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Posted by ブクログ 2023年10月03日

人語を操り解する猫というファンタジー設定。
序盤は物語を咀嚼するのに時間がかかったが、中盤以降は尻上がりに面白くなった!
現代の寓話を読んでいる様で楽しかった。

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Posted by ブクログ 2023年09月09日

再読。
1度目に読んだのはおそらく大学生のときだから、10年ほど前。

当時は今より怖がりで話の筋が怖くて仕方なく、あまり細かい伏線や風刺に目もくれずさっさと読み切ったのだと思う。
その証拠に、この本の印象として覚えていたのは「なぁんだ、そういうことだったのか、怖がって損した」と安心したことくらいだ...続きを読むった。

ただ今回再読し始めても、何に安心したんだっけ?と肝心の中身を全く思い出せない。
相変わらず不穏な空気が怖い中、過去の自分の記憶を信じて、「大丈夫、最終的にはなぁんだとなるはずだから」と思うことで、
各所に伏線(猫が鼓動で揺れるか?岩山に隠れるのがそんなに大変か?など)があること、鉄国とトムの国の力の関係性を猫と鼠で表していることなど、以前よりも細かい描写に気を配って読めた。
(当時もそう思っていたのを忘れているだけかもしれないけれど…)

後書きにもあるミサイル問題、ロシアとウクライナの戦争など、世界情勢も10年前と異なることから、単純に作品を楽しむだけではなくて戦争や支配、武器に頼ることの恐ろしさも改めて実感しながら読んだ。

あとは、個人的に後書きは読み飛ばす(というか飽きてしまって読めない)派なのが、初めて興味深く読めて、おかげで話が整理されて理解が深まった。
再読で本の捉え方が変わることも含めて、学びの多い1冊だった。

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Posted by ブクログ 2023年07月30日

猫の目線と人間の目線で話が進められていくのが面白かった。
戦争の話だったが、猫と人間それぞれの観点から読み進められていくのでそれぞれ違った感想を抱き、退屈しなかった。
自分は普通だと思い込んでいる人間。猫。ずる賢く嫌味な人間。村の人間から支持されている王様。クーパーという存在。
真実を知る時には感想...続きを読むが一変にひっくり返った。

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Posted by ブクログ 2023年07月26日

何が正しくて、何が誤っているのか、自分で判断しろ

自分が目で見たものが真実ではないとはこのことだな〜と思いながら読んでました。思い込みや固定概念はなかなか覆らないけど、広い世界に出て初めて知ることもあるし、勇気を振り絞って、ぬくぬくしている現状から抜け出した先に新たに発見できることもあるし、これか...続きを読むらの人生に必要なエキスが詰まった物語でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月18日

戦争ものかと思ったらやっぱり伊坂さん!
占領しにきた人たちが、元クーパーの戦士だなんて。
クーパーも架空の敵で国王が統治しやすいように作り上げたもので、結局杉の森に現れる普通の人?のことだったのかな。そしてミニチュアみたいな世界だったとは。初めからまた読むと違った見方ができそう。
でも、戦争に負けた...続きを読む国のその後は何もかも奪われる、何をされても文句は言えない、というのが初見だとリアリティがあって怖くなった。伊坂さん自身北朝鮮のミサイル問題でこの本を書いているし、身近というか案外空想の世界と思っていたこともすぐそばにあるのかもしれないな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月15日

おっとそうきたか
からも
まだくるかー(≧▽≦)的な

詳細は伏せますが、ハッピーエンドの方向なので
安心してください。いい意味で裏切られます(*^^)v

トム君は歩かないで、私が連れていったっぽいので 
背負った?とかいろいろ考えたのですが
そういうことかーい\(^o^)/ガリバー(笑)

ぜひ...続きを読むご一読を!
伊坂ワールド楽しいですよ☆彡

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Posted by ブクログ 2022年06月12日

伊坂幸太郎なので手に取って読み始めたものの最初は、ファンタジーな感じに慣れなくてなかなか読み進められなかったが猫のトムが[私]に話をする設定や鼠がトムにお願いをするところ、猫同士の会話が面白くて良かった。猫が好きなので完読できた感じはある。

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Posted by ブクログ 2022年05月27日

思いっきりファンタジーだし、猫が語るとか奇想天外なんだけど、猫目線だからこそ、人間の身勝手さや貪欲さが「意味わかんない」風にさらっと描かれていたりして、それが返って身につまされた。
テンポも良くてイッキ読みしてしまった。

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Posted by ブクログ 2022年05月26日

伊坂幸太郎が好きなので購入。
新しい本だと勘違いして買ったが2012年のものだった。
物語は、珍しく、デビュー作「オーデュポンの祈り」のような不思議な世界。
登場人物の名前が良い。特徴が名前になりましたっていう感じで、覚えやすいし、なんだか可愛いし、物語の世界観ととても合っている。
また、猫の描写が...続きを読むとても上手い。私も猫を飼っているので、文章を読むと頭の中で猫が伸び伸びと動き出すように感じた。伊坂さんも猫飼っているのかなぁ?
そして、肝心の物語については、実はいつもは鈍感な私だが、早い段階で結末に気付いてしまった。
ただし、だからといって退屈だった訳ではなく、ゆっくり読んだ割に中弛みせず、この物語の世界を堪能できた。
人によっては、好き嫌いが分かれる話だと思うけど、私は好き。

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

世界観を理解するのに時間かがかり、序盤は読むのに少し苦戦した。
終盤の展開は作者らしい、予想外の展開ばかりで面白かった。
現実の猫も実はこうだったら面白いのに。

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Posted by ブクログ 2023年09月02日

初めての伊坂幸太郎
温かみのない淡々とした文章だし、なんか世界観が独自だしオリジナルな単語も多く、読みにくいかもと思いましたが、状況が細かく描写されているので脳内で想像しやすいかった
後半でこれまでの話がうまくまとまっていくタイプの構成なので好みだった!

あまりの独特の世界観で、自分とは全然考える...続きを読むことが違うタイプの作家なんだと思ってたんですが、解説を読んでみてそんなことなかったと思いました。戦争が怖いっていう誰もが持っている憂いをぶつけた作品なんだとわかった後だと、また見る目も変わりそうだし、諸々の真実を知った上で2回目を読んでみたらガラッとかわりそう

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Posted by ブクログ 2023年05月10日

不思議な世界観だったけど、こうだと思い込んできたことは実は違っていたとか
何かを変えるには少しだけ自分の行動や考えを変えてみる、勇気を与えてくれそうな本だった
ガリバーとか進撃の巨人を回想した

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

冒頭で主人公然とした民の信任を受ける王が殺された。いきなりハラハラの展開・・・。 最後のどんでん返しに「ホッ」(๑′ᴗ‵๑) やっぱり、伊坂さんの本にハズレはないね。

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Posted by ブクログ 2023年02月18日

徐々に真実がわかっていく好みのミステリー小説だった。
少し間を空けて読んでしまったため、読み切った感は薄くなってしまった。
また、ファンタジー要素もあったため、その点でも爽快感が薄れてしまった。

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

まるでドラえもんの映画を見ているような感じだった。不思議な世界の体験ができるのは、小説でも同じですね。

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Posted by ブクログ 2022年10月24日

伊坂幸太郎の長編小説。最初は退屈だったが、中盤から物語が大きく動き、続きが気になり一気に読みきることができた。序盤は猫のトムが、異世界に迷い混んできた主人公に今までの状況を説明する、という形式で、場面転換が多く登場人物に肩入れしにくかったのが退屈に感じた原因だと思う。元ネタがある影響か、登場人物の名...続きを読む前がパッと読みづらいのもやや難点。よくも悪くも「伊坂幸太郎」らしくない一作。

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Posted by ブクログ 2022年10月03日

あらすじで猫が出てきたので、温かいお話かなと思い、手に取りました。
実際は戦争の話とシンクしているので、ただ温かいお話だけではありませんでした。

話は3シーンに分かれて展開されます。猫と妻に浮気された公務員の会話、猫が住む国で起きている話、猫が住む国の「クーパーの兵士」の話。

話が代わる代わる展...続きを読む開され、タイムラインがどうなってるのか分からないまま進みますが、最後に全て回収、読みやすかったです。

猫とネズミの交渉が、きっと人間界で起こっていることなんだろうなと想像ができました。進撃の巨人のように、自分たちが敵だったという話かなとも思いました。

しかし、すでに戦争は集結し、鉄国の支配下にあるということ、攻めてきた鉄国の兵士が、実は自国の兵士(クーパーの兵士)であることは想像できませんでした。

話していた公務員が彼らにとって巨人であることも想像できませんでした。

鉄国の兵士の暴漢、兵士殺害の濡れ衣を着せられるなど、どうなってしまうのかとハラハラする場面がありましたが、最後は期待通り心温まる話でよかったです。

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Posted by ブクログ 2022年09月11日

妻の不倫が発覚し、一人船で釣りに出た主人公。
そこで津波に巻き込まれ、目を覚ました先で話すことができる猫と出会う。そしてその猫にあるお願いをされることに…

伊坂幸太郎さんらしい、読みやすい、軽快なお話。
物事を片方から、表面だけを見てしまうのは楽をしたい人間の性なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2022年08月20日

独特な世界感。読み進めやすいけれど、ファンタジックかつ謎が解けたりことを成し遂げたりする内容ではないので、読後の満足感は物足りなかった。

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Posted by ブクログ 2022年08月09日

3分の2ぐらいは何の話か分からん、と憤慨しながら読んだけど、終盤の畳み掛けがすごかった

むかし読んだんだけどな
こんな話だったかな?

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Posted by ブクログ 2022年04月30日

長かった〜笑
やっと読み終えました。

後半の話が見えてくる感じやっぱりすごい面白い!
最後のところもおお、そうきたかって感じで良かったです。

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