【感想・ネタバレ】夜の国のクーパーのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月18日

非現実的な世界と現実的な世界が交わる、伊坂さんらしい世界で面白かったです。
複眼隊長が格好良かったです。

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Posted by ブクログ 2022年05月10日

海で遭難し、目を覚ましたらと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られていた「僕」と、灰色の猫の「トム」君の、戦争になった自国と隣の鉄国と、杉のおばけ?の「クーパー」と、鼠と猫の対話のお話。

猫と鼠の関係が、人間の関係にヒントになっている。
クーパーの真実の謎も、面白い。というか、そもそもの設定が不思議...続きを読むで、世界観がつかめないのが、またいい感じ。
トム君のキャラクターが好き。猫目線。
何度も驚きがあって面白い。特にサイズの仕掛けは、視線がガラリと変わる体験ができて面白かった 。

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Posted by ブクログ 2023年11月19日

猫が好きなので、猫がしゃべるという設定に惹かれて買った一冊。
大きな国と小さな国、猫とネズミ、人とクーパー。
巨大な力を前に持たざる者たちはどう振る舞うのか、寄り添って歩んでいける道はないのか、そんな事を考えさせられる内容だった。
支配下に置かれている民が集まって反逆したり、(元)臣下が国王を殺害し...続きを読むたり、ネズミが猫を罠にかけたり、「窮鼠猫を噛む」なんて言葉が思い浮かぶようでおもしろかった。
初めの「子猫のようにも見えるが体のつくりは成猫のそれ」という描写が後々猫がそもそも小さかったという、とても私好みの伏線回収がされててすごく良かった。

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Posted by ブクログ 2023年09月09日

再読。
1度目に読んだのはおそらく大学生のときだから、10年ほど前。

当時は今より怖がりで話の筋が怖くて仕方なく、あまり細かい伏線や風刺に目もくれずさっさと読み切ったのだと思う。
その証拠に、この本の印象として覚えていたのは「なぁんだ、そういうことだったのか、怖がって損した」と安心したことくらいだ...続きを読むった。

ただ今回再読し始めても、何に安心したんだっけ?と肝心の中身を全く思い出せない。
相変わらず不穏な空気が怖い中、過去の自分の記憶を信じて、「大丈夫、最終的にはなぁんだとなるはずだから」と思うことで、
各所に伏線(猫が鼓動で揺れるか?岩山に隠れるのがそんなに大変か?など)があること、鉄国とトムの国の力の関係性を猫と鼠で表していることなど、以前よりも細かい描写に気を配って読めた。
(当時もそう思っていたのを忘れているだけかもしれないけれど…)

後書きにもあるミサイル問題、ロシアとウクライナの戦争など、世界情勢も10年前と異なることから、単純に作品を楽しむだけではなくて戦争や支配、武器に頼ることの恐ろしさも改めて実感しながら読んだ。

あとは、個人的に後書きは読み飛ばす(というか飽きてしまって読めない)派なのが、初めて興味深く読めて、おかげで話が整理されて理解が深まった。
再読で本の捉え方が変わることも含めて、学びの多い1冊だった。

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Posted by ブクログ 2023年05月18日

戦争ものかと思ったらやっぱり伊坂さん!
占領しにきた人たちが、元クーパーの戦士だなんて。
クーパーも架空の敵で国王が統治しやすいように作り上げたもので、結局杉の森に現れる普通の人?のことだったのかな。そしてミニチュアみたいな世界だったとは。初めからまた読むと違った見方ができそう。
でも、戦争に負けた...続きを読む国のその後は何もかも奪われる、何をされても文句は言えない、というのが初見だとリアリティがあって怖くなった。伊坂さん自身北朝鮮のミサイル問題でこの本を書いているし、身近というか案外空想の世界と思っていたこともすぐそばにあるのかもしれないな。

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Posted by ブクログ 2022年09月15日

おっとそうきたか
からも
まだくるかー(≧▽≦)的な

詳細は伏せますが、ハッピーエンドの方向なので
安心してください。いい意味で裏切られます(*^^)v

トム君は歩かないで、私が連れていったっぽいので 
背負った?とかいろいろ考えたのですが
そういうことかーい\(^o^)/ガリバー(笑)

ぜひ...続きを読むご一読を!
伊坂ワールド楽しいですよ☆彡

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Posted by ブクログ 2023年05月10日

不思議な世界観だったけど、こうだと思い込んできたことは実は違っていたとか
何かを変えるには少しだけ自分の行動や考えを変えてみる、勇気を与えてくれそうな本だった
ガリバーとか進撃の巨人を回想した

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Posted by ブクログ 2022年10月03日

あらすじで猫が出てきたので、温かいお話かなと思い、手に取りました。
実際は戦争の話とシンクしているので、ただ温かいお話だけではありませんでした。

話は3シーンに分かれて展開されます。猫と妻に浮気された公務員の会話、猫が住む国で起きている話、猫が住む国の「クーパーの兵士」の話。

話が代わる代わる展...続きを読む開され、タイムラインがどうなってるのか分からないまま進みますが、最後に全て回収、読みやすかったです。

猫とネズミの交渉が、きっと人間界で起こっていることなんだろうなと想像ができました。進撃の巨人のように、自分たちが敵だったという話かなとも思いました。

しかし、すでに戦争は集結し、鉄国の支配下にあるということ、攻めてきた鉄国の兵士が、実は自国の兵士(クーパーの兵士)であることは想像できませんでした。

話していた公務員が彼らにとって巨人であることも想像できませんでした。

鉄国の兵士の暴漢、兵士殺害の濡れ衣を着せられるなど、どうなってしまうのかとハラハラする場面がありましたが、最後は期待通り心温まる話でよかったです。

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