伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • チルドレン

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    ネタバレ

    20年近く前に刊行された当時に購入し、幾度となくあった引っ越しや整理を乗り越えずっと本棚に残っている作品。
    (これは蛇足だがこの文庫、刊行当時は619円、2026年現在は814円だそうだ)
    数年に1度読み返すのだけど、時代を感じる描写もないので違和感なく読むことができる。
    今回は続編のサブマリンを読みたいがために復習として読み返した。

    この本は時系列が違うものの共通して登場する人物がいる連作の短編集で、適度に話が区切られているので細切れに読書をする人でも読みやすい。でも通して読んでも話がつながっているので面白い。
    誰を中心とした視点での話の展開になるかは話毎に異なる。全編通して登場する、陣内

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    2026年01月28日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    やっぱり伊坂さんのほっこり小説好き。描かれる人間たちみんなあったかいんだよなぁ、と読んでいて心穏やかになりました。
    伊坂さんならではの全ての章にいろいろな伏線が散りばめられてる感じも好き。読んでいてほっこり楽しいそんな小説でした。

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    2026年01月28日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    ある家で起こる立てこもり事件。
    ある場所では誘拐犯の妻が誘拐されている。
    ある家には空き巣が侵入している。

    様々な事件が1つに繋がる瞬間はとても気持ちよかったです!
    視点や時間軸が次々に変わっていくことや、作者の語りが多用されていることで飽きることなく、最後まで楽しく読めました

    今作のトリックと作中に何度も出てくるオリオン座やペテルギウスなどの星の話は「時間が進まないとわからない」という点で共通しているのが物語を深めているなと感じました!

    そして、相変わらず兎田、黒澤、中村などのキャラクターがステキ(オリオオリオも…?)
    ずっと読んでいたくなるような軽快な会話劇もステキ

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    2026年01月28日
  • 死神の精度

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    新装版をふと息子が手に取り、びっくり。(私にはこの新装版のカバーも帯もそんなに刺さらなかったので。)若者の「ピン」に刺さるリメイク、めちゃ大事や。
    息子のおかげで私も再読。一気読み。巻末の著者インタビューも読めてよかった。

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    2026年01月27日
  • グラスホッパー

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    死神の制度の新装版からの勢いでこちらも再読。数十年遡ると、こうしたエンタメ小説でも品を感じる。けっして薄くない。(とか言っちゃうのは私が歳を重ねたせいなのだろうなぁ。。

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    2026年01月27日
  • 777 トリプルセブン

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    殺し屋シリーズ大好きです!爽快!相変わらずテンポが良くて一気読み!
    今まで出て来た登場人物の名前がちらほら出て来て、懐かし〜と思いながら読み進めました。天道虫やっぱり不運。でも有能なところがまたいい。かっこいい!読み終わるのが寂しかった〜

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    2026年01月27日
  • 死神の精度

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    伊坂幸太郎の『死神の精度』を読んで、私は「死」に対する考え方は人の数だけ存在するのだと強く感じた。物語に登場する人々は、死を前にしてそれぞれ異なる選択や感情を抱いている。自分には特別な才能があると思い込むことで死から遠ざかろうとする人もいれば、思い込みや勘違いの末に死へと向かってしまう人もいる。その姿はとても人間らしく、考えさせられるものがあった。

    特に印象に残ったのは、死を静かに受け入れながら、孫とひそかに会う時間を楽しみに生きる老女の姿である。死を恐れるのではなく、残された時間を大切に過ごすその姿に、温かさと強さを感じた。この本を通して、私は自分自身の最期についても考えるようになった。も

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    2026年01月27日
  • オー!ファーザー

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    ネタバレ

    4人の父親がいる由紀夫の日常について、コミカルに描かれた作品。
    性格が全く異なる父親達と由紀夫の会話がテンポよく書かれており、読んでいて心地よかった。
    そして、見事な伏線回収。
    点と点が線になっていき、その中で父親4人の由紀夫への愛情がひしひしと伝わってきて、心が暖かくなる作品だった。
    父親が4人いることは、一般的とされる父親が1人の家庭から見ればあり得ないことだと感じられる。
    だが、由紀夫にとってどんな形の家族であっても、家族を愛する気持ちに変わりはない。
    表紙の題名の下にa familyと書かれているが、父親が4人いるから特別ということでもなく、世界中にある「1つの家族」という風に読み取れ

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    2026年01月27日
  • 残り全部バケーション

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    ネタバレ

    ほんまに面白かった!!
    1話目にタイトルである残り全部バケーションから始まり、突然知らない人に友達になりましょうとメールを送り、返信をもらえたら裏稼業から足を洗えるというとんでもない条件からスタートし無事に仕事を辞められることに…しかし溝口は自分のミスを岡田になすりつけ、岡田はそのまま亡き者(?)になってしまう。溝口はずっとそのことを後悔し、相棒が変わっても岡田のときは楽しかった…と語るほど。溝口の後悔の物語であるんだけど、どれも重たくならずコミカルに進んでいく。始めの方はこの話とこの話でどう繋がってるんだ?と思ったりもしたけど、細かい要素が散りばめられていて、最後の話で焼き肉のメールだったら

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    2026年02月01日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    視点が目まぐるしくかわってストーリーもよくわからず、最初は「?」の連続。三分の一を過ぎようとしたところの一文でバラバラだった点が一気に繋がりストーリーが加速する。

    ある目的を達成するために本筋から目を逸らさせる。まさに因幡の白兎。読者である自分も筆者に騙されまくった。まじで遺憾(褒め言葉)

    筆者から読者に語りかけるようなメタ的な書き方が特徴的。それがまた話に没入させるいい仕掛けとなっていた。

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    2026年01月26日
  • さよならジャバウォック

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    ネタバレ

    相変わらず、なんとも面白い話を書く。韓国のキム・チョヨプ作家の派遣者たち、がとても面白かったが、その話のような「脳」「憑く」がキーワードの話で、かなり興味を引いた。最後には泣かせてまで来るまたも気持ちのいい伏線回収に、読み終えたあとの「ああ、、終わってしまった。もっと物語の中にいたい」という感覚が、心から面白かったということを確信させる。読書初心者から上級者、全ての人におすすめしたい作品。

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    2026年01月26日
  • さよならジャバウォック

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    本書「さよならジャバウォック」は、いつもの伊坂ワールド全開というよりは、人間の本質に触れる哲学よりな要素が少し強かったイメージがあったが、ジャバウォック、亀、音楽など従前の伊坂ワールド要素もしっかりとあって、またミステリー的にも読める盛り沢山の内容だった。

    特に、破魔矢・絵馬夫婦のコンビがいい!
    伊坂幸太郎さんの本は楽しみですぐ読んでしまう。早く次の作品を読みたい。

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    2026年01月26日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    嘘を見抜く名人 成瀬
    演説の達人 響野
    天才スリ 久遠
    精確な体内時計を持つ女 雪子

    4人仲間の銀行強盗のお話。ハイテンポで話が進むので一気読みでした!

    軽妙な会話は飽きることなく、本当に楽しかったです!!
    小さな伏線もきれいに回収され、読後はすっきり!爽やかな気持ちになりました
    銀行強盗をしたり、死体を発見したりと結構ハードなストーリーですが、伊坂さんの素敵な文体でコミカルに書かれていました。重くならない展開で気軽に読めるのがこの作品の良さだなと感じました

    登場するキャラクターはみんな魅力的!地道や田中、慎一、タダシなど、銀行強盗の4人以外もみんな良いキャラ!

    「ロマンはどこだ」の強

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    2026年01月25日
  • さよならジャバウォック

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    ネタバレ

    量子さんが「何が起きてるの?」と思う場面がいくつかあるが、私も全く同じ気持ちで読んでいました。何度か場面が切り替わり、「この人たちは一体全体何者なんだ?」と色々考えながら読み進めていたけど、クライマックスが近づくにつれて少しずつ回収されていく感じが最高でした。最後に気になることといえば、「凍朗君は、どうなったんだろうなぁ」

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    2026年01月25日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    再読。やはり最高におもしろい!
    わくわくがとまらない。
    伏線回収もきれいで、言葉遊びもセンスがよい。
    この人たちの仲間になりたい。

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    2026年01月25日
  • 重力ピエロ

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    読書録「重力ピエロ」5

    著者 伊坂幸太郎
    出版 新潮社

    p158より引用
    “ 世の中には、インターネットを使えば、世界
    の大半のことが把握できると信じている者が多いに
    違いない。実際、把握できる可能性も高い。ただ、
    過信は禁物だ。インターネットで検索して表示
    されない人物や物事は、世界中のどこにも存在
    していないのだと思いかねず、だとすると、これ
    からは、世界から身を隠したいのであればコソコソ
    とねぐらを移動させる必要もなくて、検索条件を
    すり抜けることだけに腐心すれば良いことになる。”

    目次より抜粋引用
    “ジョーダンバット
     地球の重力とピエロ
     二万八千年前
     仁リッチ
     侵入者”

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    2026年01月24日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    再読だったけど、久しぶりに”黒澤さん”に会えてうれしい。
    作者あとがきに『ダイ・ハード』のことが書かれていて、なるほどと腑に落ちた。既視感があると思ったら、セリフ回しがどこかジョン・マクレーンっぽい。
    ……気のせいかもしれないけど。

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    2026年01月24日
  • 死神の浮力

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    伊坂幸太郎さんの名前はよく知っていたけど作品には初めて触れました。

    千葉の飄々とした感じが時折クスッとなり、会ってみたいなと思わせるような人柄でした。(会ったら死んじゃうんだけど)

    半分ほど読んでから3〜4ヶ月くらい間があいたのですが、久しぶりに読み始めると再びスッとスムーズにストーリーに入り込むことができてとても読みやすかったです。

    サイコパスが登場する作品は道尾秀介さんの『スケルトン・キー』も読みましたが、本作のほうが犯人の頭のキレ方や夫妻を苦しめていく様子がサイコパスとしての理解がしやすいように感じました。

    最後の犯人への仕打ちは「おぉ、まじか笑」と思ってしまいました☺️

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    2026年01月23日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    5ってほどじゃないけど4.0って訳でもない。4.5ぐらいかなと。自分がそうだったように中学生でも楽しく読める伊坂幸太郎、自分がそうあるように30代でハマって抜けなくなる阿部和重というポップなミステリ作家と、不気味な純文学作家が共通項の中で分離しない合作を発表。気になってたが、ようやく読めた。どっちもの良さが出てて、楽しく読めました。書き分けのネタバレはないけどどっちも好きなのでだいたいわかった。

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    2026年01月23日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    伊坂幸太郎初めて読んだ作品がこの作品で良かった。
    登場人物の殆どが大した力を持ってないが出来うる限り幸せに進めるようもがき苦しんでる。
    人を疑い信じられなくなったが人に救われて前に前に進む主人公を前のめりに応援しました。

    ラストで評価が分かれるのもわかる。
    でも巨悪と戦って精一杯もがき、つかんだ幸せを噛み締める主人公を見れて良かったと思う。

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    2026年01月22日