伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議なタイトルに惹かれ、読んでみました。
伊坂さんの作品はこちらが初めてです。
点と点が繋がっていく展開がとても面白く、なにより兄弟や家族の絆に最後はとても感動しました。
放火事件の犯人については、ヒントが散りばめられていたのでなんとなく推測できました。夏子の話や睡眠薬など何気ない思い出や会話が、後に繋がって思い起こされていく感じが不思議でとても面白かったです。
睡眠薬でなぜか、泉水が自殺するんじゃないかと勘違いもしましたが、まさか飲まされる方になるとは…。最後のお父さんのセリフなんかは大号泣で、何でもない言葉だけどすごく愛が伝わりました。
伊坂さんの他の作品もぜひ読んでみたいです!
-
Posted by ブクログ
ネタバレ”殺し屋シリーズ”2作目と呼ばれる同著の舞台は東北新幹線車内、登場人物はほぼ全員が過去/現在において殺しを生業にしていたか、殺しを日常的に愉しんでいるという人物という一風変わった状況設定。章ごとに登場人物の視点が切り替わる構成ながら、キャラクターの倫理観や嗜好が細かに描写されているため新幹線の疾走感も相まってか、読者を飽きさせない作品だと感じた。
全体的に登場人物間で交わされる台詞はユニーク混じりで飄々としたものが多かったが、その一見緩やかな雰囲気と反して密度が高いのが不思議だった。相手の言葉の中に含まれる意図が表情や行動と掛け合わさり、その場の力関係や攻勢が逆転する場面などはハラハラした。 -
Posted by ブクログ
子どもが主人公の短編集であり、本屋大賞にも入っていて、ずっと読みたかった本。
東京へ向かう新幹線の車内でけっこう読み進められた。
「逆ソクラテス」
「ぼくはそう思わない」というフレーズが、子どもながらの心に響いていき、その効果が大きく現れて、教師期待効果=ピグマリオン効果もあり、プロ野球選手になる。話の最初で何気なく出ていたテレビ中継のシーンが実は最後につながっていて、いいラストだった。
「スロウではない」
この話の「ドン・コルレオーネ、足が遅いと馬鹿にされます」「馬鹿にするやつがいるのか」「では、消せ」と、リズムの良さと少し気難しそうに話す2人の語りがツボにハマって、新幹線内で声が出そ