伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズでは一番好きな部類。
兜と呼ばれる歴戦の猛者が、実は恐妻家で家族思いな一面があり私生活に一苦労すると言うもの。家族愛と同時に「フェアでなければいけない」と言う信条のもと、最終的には殺し屋業を抜ける為に自らの命を懸けるというもの。
殺し屋と言われると、いつも血の通っていない冷血な人物像を描くことが多いがこの作中の登場人物はそうではなく、あくまで人情に溢れているのが良い。ただ、その人情はターゲットには向かず、あくまで同じ境遇にある人、共通項を感じる人にのみベクトルが向いているのがリアルな人というものを表している気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ首相暗殺の濡れ衣を着せられた主人公が、警察や世間の目から逃げるサスペンス小説。
終始映像が頭に浮かんで、ハラハラドキドキでとても面白かった。
大学生時代の回想が要所要所で盛り込まれていて、くだらない話ばっかりしていたけど素敵な学生時間を過ごしたんだなと思わされることが何回もあった。それが追われている場面で出てくるため、その対比が物凄く残酷に感じられた。
結局この事件は誰が企てたものなのかは分からなかったけれど、著者の伊坂幸太郎さんも、伏線を全て回収するのは好きではないといったことを言っていたみたいなので、そういうものなのかと納得している。
後半は特に樋口晴子かっこよかったなぁ。
ラスト -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書に限らず、伊坂幸太郎さんが描く会話が本当に大好き。やけに遠回しな伝え方や、皮肉めいた表現。会話を紡ぐ登場人物同士の関係性を読者に想像させ、小説の素晴らしさをしみじみと感じる。
それだけが伊坂幸太郎さんの魅力ではないのだけれどするすると文字を浴びせられ、どんどんページを捲らされるのが気持ちいい。
「現在」の時間軸で頑なに河崎の名前を出していないことや、容姿の端麗さに関する記述が乏しいことから、「二年前」の河崎とは別の人間なんだろうなとは思っていたけれど、本当にそうだとそれはそれでびっくりするし、納得する。
これは自分の解釈だけど、はじめに椎名と河崎が会話した場面で、
「実は、俺は死から、復