【感想・ネタバレ】魔王 新装版のレビュー

あらすじ

魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。

会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

え、むりむり悲しいんだけど…
でもすごく好みで、読後のモヤモヤはありつつとにかく伊坂作品に出てくる男性はいいなぁって思ってしまう。恋してきます

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎の作品は初めて読んだけれど面白い。他の作品も世界観が同じらしいので読んでみたい。あんまり夜更かししないでね。消灯ですよ。

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2025年04月16日

Posted by ブクログ

伊坂さんの洞察力すごっ!ってなった作品。
アンソロジーとか描いてくれないかなあってくらい。
漫画版魔王とかモダンタイムスとかも今度買いたいな

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2024年06月10日

Posted by ブクログ

えー!伊坂幸太郎さんっ!面白すぎるっ!やられたー!!って個人的に衝撃でした。これまでに伊坂さんの作品、何作か読んでましたが、今ひとつハマりきれずだったので、今回もさほど期待せずに読み始めたのですが、どっぷりハマりました。ほんと幅広い作風をお持ちなのですね。
今回の作品はなんか哲学的で小難しい雰囲気がとても好みでした。村上春樹さんが好きな方はこの作品結構お好きなのでは?と思いました。
続編も読んでみたい。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎ワールドにまたもや引き込まれた。
伊坂さんの書く会話のやり取りは、頭のよいツッコミやそう返すかと思うような面白さがあり本当に大好き。
ムッソリーニ、ファシズム、についてあまり考えたこともなかったけどこの本を読んで、みんなが同じ考え方や行動を起こすことってある意味怖いし、いいことならしてもいいとも限らないなと思った。
みんなどこが他責で、「命令されたから」「仕事だから」で物事を成して自分で選択することをしてないだけなんだろうなと思った。
私もきっとそうで。流されて流されて生きてきたなと過去を振り返るきっかけになった。
ムッソリーニのように、何かを変えたり大きな力を発揮することは出来ないけれど、捲れたスカートを戻せるような勇気を持った人間ではいたいなと思ったし、流れに逆らわずとも流されることもない人間でいたい思った。
面白かったなぁ〜。
宮沢賢治の詩読んでみたくなったなぁ〜。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

「あれと似ている。あの、歌曲の子供は、まさに今の俺だ。俺だけが、魔王の存在に気づき、叫び、騒ぎ、おののいているにもかかわらず、周囲にいる誰もがそれに気づかない。」

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2024年01月08日

匿名

購入済み

まず、これが20年近くも前に書かれた話であることに驚きました。
物語の中にスマホが出てこなくて違和感を覚えたほど。
最後は「え、ここで終わり?!」という感じでしたが、続編といわれる作品も読みたくなりました。

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2023年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂さん、9冊目!

なんだか、今の世の中を見ているような、内容だった。
安定の千葉さん登場。今回の死に関係していたのか?

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎の作品を1作目から順番に読んできたけの、個人的にはこの作品が初めてしっかりと着地を成した感じで、たまらん好きだなと思う作品に出会えました。

作者がもともと持つ独特の言葉選び(と言葉あそび)であったり、日常と少しブレた感じの世界観や設定はもともと好きだったけど、ここに気持ち悪い温度で「政治」が巻き込まれたことで、唯一無二のコクがドロドロと出て、最高の仕上がりになりました,という感じです。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

15年ぶりくらいに再読。
犬養の言動がどこまでが自分の意志によるものなのか、読み終わったが分からず。潤也も然り。
ただ解説を読んで、この物語で伝えたかったことは、大衆が持つ恐怖とそれに流されない強さ果たして自分にあるのか、ということだったのかと気づいた。私もスカートを直してあげたいと思える人でいたい

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

15年以上前の作品なのに、今の社会の問題にもなっているようなことがたくさんある。ドキッとさせられる。視点が鋭い。
やはりディストピア、どうにもならない世の中で少しでも良い方向になるように勇気を出そうとする、もがこうとする登場人物たち。誰もが認める英雄が出てくるのではなく、普通の人間が主人公。共感できる部分も多い、でもこういう思い、持つことって間違いじゃないんだ、と背中を押してくれる作品なのではないか。

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

千葉さん出てきてめちゃくちゃ嬉しかった〜!!
モダンタイムス読んだ後に魔王を読んだ。どっちも読まないとこの本の良さわかんないよ

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2024年11月11日

Posted by ブクログ

伏線回収!事件解決!という感じではなく読者に委ねる部分が多いなと感じる小説だが、20年前の本とは思えないほど現代に似た情勢を舞台にしている。逆にこの20年日本が何も変わっていないとも取れるが。
「きっと今、ここで、日本の憲法の事を気にしている人なんて、一人もいないんだろうな」
解説にもあるように、マクロな視点で見れば歴史は必ず動くし、大きな流れを持っているが、一個人の人生においては周りの事に精一杯であることも事実だ。そこを繋ぐのが唯一投票というシステムなのかもしれない。初めての投票を前に、たまたまピッタリなテーマの本を読めて良かった。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

「魔王」はよく分からなかったけど、「呼吸」は面白かった。

モダンタイムズにつながっているらしい。読んでみたい。

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2024年07月23日

Posted by ブクログ

「まわりの雰囲気とか、世間体を気にして、やりたいことができない自分はちょっと嫌だ。何のための人生なんだ、って思うよ」集団は危険だからこそ、1人きりで挑む安藤兄弟の姿が刺さった。あと、登場人物それぞれが政治に対して何かしら自分の意見を持ってるのいいなあ。

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2024年07月06日

Posted by ブクログ

 伊坂幸太郎さんの著書は哲学的な表現が多いような気がします。
 この本が出版されたのは2005年だと思いますが、日本の政治や政治家に対するアンチテーゼがテーマのように感じました。途中に次のような一文があります。
 『聞こえのいいことばかりを口にし、何も決定せず、何も断言せず、憲法をはじめとする法律を恣意的に解釈し、国民を騙すかのようにずるずると、任期を務めていく政治家の無責任さ...』
 今に始まったことではないですが、何か令和の政治家の有様を予言していたのではないかとさえ思いました。
 主人公には自分が念じた言葉を相手が口に出す超能力を持っていましたが、伊坂幸太郎さんも未来がわかる超能力を持っているのかもしれませんね。
 物語の随所に宮沢賢治さんの詩も出てきますが、それに触発されたのか「注文の多い料理店」を本棚に追加しました。夏までには読むぞ!

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

世の中の流れに立ち向かう兄弟を描いた作品。
二部構成で、魔王は兄、呼吸は弟の物語となっています。

大変興味深く読ませていただきました。
本の中での、兄 安藤の「馬鹿でかい規模の洪水が起きた時、俺はそれでも、水に流されないで、立ち尽くす一本の木になりたいんだよ」という台詞に深く感銘を受けました。
段このようなジャンルの本はあまり読まないのですが、とても面白かったです。

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

それを狙って書いているのかもしれないけど、プチンと終わってしまった、、という感想です。読んでいる最中、物語の語り口は、おもしろかった。

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2025年08月04日

Posted by ブクログ

モダンタイムスを先に読んでしまっていたので気になって読みました。
先に読んでいたらモヤモヤだったろうな、、、と思う内容。
宮沢賢治から引用する部分も良かった。

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとも言えないモヤモヤが残る作品でした。

作品としては完成度も高く、面白い話でした。
兄貴が危惧していたことが今のSNSで起きてしまっているのかなと感じました。そう言ったところを考えさせたかった一冊だったのかな。
ただ、兄貴が急死したところに少しモヤモヤしました。

今作の中で1番印象に残ったのは「お前たちがやっていることは検索であって、思索ではない」というセリフです。
Xなどでこう言われているから、偉い人がこう言っているからで決めてしまっていることも身に覚えがあるのでギクリとしてしまいました。
今後は自分で考えて結論を出さなきゃな。

様々なことを考えさせられる一冊でした!

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

自分がこの能力を手に入れたらどうするだろう?
いろいろ考えたけどなかなか有効な使い方が見つからない…ほどよく社会を混乱させるぐらいでしょうか…

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

なんか、伊坂幸太郎なのに村上春樹要素3割くらい入ってる気がする。
一個前に村上春樹読んだせいかな…?
キャラの魅力がなかったのだけ残念…!

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

なかなか、伝えたいことはちょっと分からなかった...。けど、自分の考えをしっかり持ちたいなと思った。あと歴史を知っているのはカッコいいなと思う。

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2025年02月07日

Posted by ブクログ

前半あんなにワクワクしたのに、後半まで続かなくて残念ですわ。
人に何かを言わせる超能力すごいおもろい。競馬で勝つよりも本質的には面白い。
宮沢賢治の詩も知らんかったけどなんかいいなと思わせるのが多かった。
"でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対立していけば、そうすりゃ、世界が変わる"も"考えろマクガイバー"もいいセリフ
要するに前半が好きだった。笑
投票は絶対行ったほうがいい

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

 疑問が多いまま、話が終わった。
 あれはどういうことで、どういう意図があったのか等を誰かに教えてもらいたくなったけれど、多分きっと、自分で考えて、自分で意思をもたないとなんだなとも思えた。

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2025年01月31日

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これは…けっこう理解が難しかった。
何か大きな物を変えたい!と、言うムーブメントか??
村上春樹が言ってた「大きな壁に投げる卵だとしても…」の様な?
理解、共感が出来てないのに読み終えられた。
これが伊坂幸太郎のチカラ⁈

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

※魔王と呼吸の2本の中編の作品で、魔王は星4、呼吸は星3で、3.5です。
あらすじは知っていましたが、どうなるんだろうって思いながら読みました。
魔王に関しては、結末も良かったんですが、呼吸は面白くなって来たところで、次のページを開くと、「あとがき」って書いてあって、思わず「えー、これで終わり」って、声に出しちゃいました。
不満とかではなく、もう少し最後まで読みたかったって、思いました。

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2024年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。まさか超能力バトルだとは。2005年の話なのに、憲法改正は割とタイムリーな話でもあり、「おっ」と思った。
なんていうか、映像的だし読みやすい反面、登場人物がなんかアニメキャラみたいだなーと思った。超能力バトルだからかもしれない。弟の彼女、ふわふわした子だなと思ってたのに実際には結構考えているタイプだったりとか。職場で「っち」付けで呼ばんだろう、しかも「っち」はフルの名前にはつけなくないか。さとっちとか、短縮形+っちをつけるイメージ。まあそんな議論はどうでもいいんだけど。
あとまさかの途中で終わると思わなかった。読むのを何度も中断しても話がわかりやすいから読みやすかったな。続編も読みたいですねえ。

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2024年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

能力についてとかバーのマスターについてとか、気になる謎は全て残したままだった。
選挙や政治の在り方や考え方など今を反映しているなと思った。
犬養という首相がいると良いと思う反面、みんながみんな犬養を支持することを少し怖いとも思う…。
今の現代を色々考えさせられる話だった。

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2024年07月31日

Posted by ブクログ

モダンタイムスに続く話
読む順序が逆になったことで気づきもあった(徴兵制、導入されるよ〜とか)
勇気すらお金で買える、かあ
マスターがなんでいなくなったのかとか、お兄ちゃんの鷹の視点とか不思議なところもあるな〜
潤也の超能力は羨ましい。笑

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2024年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔に読んだことがあったから思い出しながら読んだけれど、今の時代にもぴったり響くものがあるなあと…。政治っていつまで経っても変わっていない気がする。少しは進んだのだろうか?
ストーリー自体はちょっと暗くて難しく、主人公への感情移入もそんなにできるものではない。笑
結局兄は頑張ったのに死んじゃうし…。ただ、漠然とした政治への不安や世間の大波に流されず、個を持って戦おうとしている強さ、それが弟に引き継がれていく様は、現代にも通じるメッセージ性は感じる。

伊坂幸太郎の超能力シリーズの原点!他の作品も読み返してみようかな。

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2024年01月16日

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