【感想・ネタバレ】魔王 新装版のレビュー

あらすじ

魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。

会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。

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伊坂さん、9冊目!

なんだか、今の世の中を見ているような、内容だった。
安定の千葉さん登場。今回の死に関係していたのか?

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2025年08月03日

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15年ぶりくらいに再読。
犬養の言動がどこまでが自分の意志によるものなのか、読み終わったが分からず。潤也も然り。
ただ解説を読んで、この物語で伝えたかったことは、大衆が持つ恐怖とそれに流されない強さ果たして自分にあるのか、ということだったのかと気づいた。私もスカートを直してあげたいと思える人でいたい

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとも言えないモヤモヤが残る作品でした。

作品としては完成度も高く、面白い話でした。
兄貴が危惧していたことが今のSNSで起きてしまっているのかなと感じました。そう言ったところを考えさせたかった一冊だったのかな。
ただ、兄貴が急死したところに少しモヤモヤしました。

今作の中で1番印象に残ったのは「お前たちがやっていることは検索であって、思索ではない」というセリフです。
Xなどでこう言われているから、偉い人がこう言っているからで決めてしまっていることも身に覚えがあるのでギクリとしてしまいました。
今後は自分で考えて結論を出さなきゃな。

様々なことを考えさせられる一冊でした!

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

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面白かった。まさか超能力バトルだとは。2005年の話なのに、憲法改正は割とタイムリーな話でもあり、「おっ」と思った。
なんていうか、映像的だし読みやすい反面、登場人物がなんかアニメキャラみたいだなーと思った。超能力バトルだからかもしれない。弟の彼女、ふわふわした子だなと思ってたのに実際には結構考えているタイプだったりとか。職場で「っち」付けで呼ばんだろう、しかも「っち」はフルの名前にはつけなくないか。さとっちとか、短縮形+っちをつけるイメージ。まあそんな議論はどうでもいいんだけど。
あとまさかの途中で終わると思わなかった。読むのを何度も中断しても話がわかりやすいから読みやすかったな。続編も読みたいですねえ。

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2024年10月23日

Posted by ブクログ

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能力についてとかバーのマスターについてとか、気になる謎は全て残したままだった。
選挙や政治の在り方や考え方など今を反映しているなと思った。
犬養という首相がいると良いと思う反面、みんながみんな犬養を支持することを少し怖いとも思う…。
今の現代を色々考えさせられる話だった。

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2024年07月31日

Posted by ブクログ

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昔に読んだことがあったから思い出しながら読んだけれど、今の時代にもぴったり響くものがあるなあと…。政治っていつまで経っても変わっていない気がする。少しは進んだのだろうか?
ストーリー自体はちょっと暗くて難しく、主人公への感情移入もそんなにできるものではない。笑
結局兄は頑張ったのに死んじゃうし…。ただ、漠然とした政治への不安や世間の大波に流されず、個を持って戦おうとしている強さ、それが弟に引き継がれていく様は、現代にも通じるメッセージ性は感じる。

伊坂幸太郎の超能力シリーズの原点!他の作品も読み返してみようかな。

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2024年01月16日

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