伊坂幸太郎のレビュー一覧
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購入済み
一気に読了。
前作の(と言っても続きものではない)『グラスホッパー』もとんでもない設定だったが、今回はさらに上をいっていたと思う。新幹線という限られた場所で物語が進むのでハラハラドキドキ。あの二人のかっこいいこと!
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「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重 伊坂幸太郎)を読んだ。
二回目。
前回読んだ時は何やら文句垂れましたが、今回は楽しく読みました。
考えてみたら、阿部和重さんの本はこれ以外は2冊しか読んでなくて、しかもちゃんと読んだ気がしていない。
ここにも私にとっての未知の領域があるのだな。
「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重 伊坂幸太郎)[電子書籍版]を読んだ。何がどうなってお二人がこれを書くことになったのかという事は存じあげないし、どういう形で創作して行ったのかも知らないのだけれど、なんだか相乗効果みたいなものが感じられなかったというのが正直な感想です。 -
Posted by ブクログ
ミステリーにそんなに興味はないのだけど、「日本語が美しい」と方々から噂に聞く連城三紀彦氏。飛行機移動のおともに、さくっと読めそうな短編をチョイス。
噂に違わぬ美しい日本語!美しすぎて、読んでいる間めっちゃ幸せだった。私もこういう日本語を使える人になりたい…
「ゴースト・トレイン」と「白蘭」がよかった。「他人たち」もよかったけど、いやそんな風にならんやろ!と心の片隅で思ってしまったので…短編でミステリーって、すごく難しいんだろうと思うけど、すべてがおさまりの良い仕上がり。趣の違うミステリー短編を多数生み出している作家さんなんだな、というのを改めて認識。
1作目と比較すると、恋愛小説的な要素の強い作品がなくて(とらえ方によるのかもしれないけど)恋愛がらみのミステリーが好きではない人はこういう作品のほうが好みなのかもしれないな。連城色が弱まってしまうけども。
こんなに幸せに日本語読めるのなら、長編小説も余裕でいけそう。ほかの作品も読まなければ。
★初出(底本一覧から)★
「ぼくを見つけて」―『顔のない肖像画』(2016)
「菊の塵」―『夕萩心中』(1988)
「ゴースト・トレイン」―『紫の傷』(2002)
「白蘭」―『たそがれ色の微笑』(1992)
「他人たち」―『美女』(2000)
「夜の自画像」―『Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選』(2012)
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どれも超高密度(綾辻)
普通は書けない。(伊坂)
驚きは屈指のもの。(小野)
その「技」は魔法的(米澤)
四人の超人気作家が厳選した究極の傑作集。
特別語りおろし巻末鼎談つき!
逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。“誘拐の連城”決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。 -
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単行本出版当時、話題になった共作の作品。
でも、僕は阿部和重氏の作品を読んだことがないからいまいちピンと来なかった。
それでも期待していた文庫化。
なのにどういう訳かなかなか読み進められない。
伊坂作品はそれこそ読むのを止められなくて数日で読み終わってしまうのに、まさか上下巻で丸二ヶ月かかるとは。
凄く面白いのに、何でだろう?
ワクワクするし読み進めるほど奥深くてはまっていくのに、なかなか進まない。
その解答は #佐々木敦 さんの解説にあった。
これまで何作か共作の小説を読んだけれど、今回は全然感覚が違う。
『いわばこれは「阿部和重」でも「伊坂幸太郎」でもない、第三の、名前を持たない新人作家のデビュー作でもあるのである』
この言葉がすべて。
居心地の良い違和感。
まったく初めて読む作家さんの作品なのだから。
阿部和重氏の作品を読んでみようと思う。
読んでみた後にもう一度この作品を読んだら、また違う印象になるかも。
きっとなる。
表紙のデザイン、並べるといいなぁ。
稲妻だ。
まさか上下巻とは思わず、平置きされていたから下巻だけ買って帰っちゃっけれど。
解説は、とにかく素晴らしいくらいにこの作品について語っている。
帯は…上巻は無いなぁ。
言いたいことはわかるけれど、安易と言うか薄っぺらいと言うか。
下巻の言葉選びは秀逸!
『俺とおまえで世界を救いに行こうぜ』
よくぞこの台詞を選んでくれた!
この言葉がこの冒険活劇のすべてを表現していると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレびっくりしたのが、劇場版が公開中止になった設定年が1990年代だっていうこと…! 「昔のこと」を掘り出しすと言えば、もっと「昔の」ことをイメージする。私には1996年はそんなに昔ではない、と思ったところで計算してみると既に20年も前…?
あぁそれは「昔」だわ。。
馴染みのメンバー。今は連絡もとっていない。地元だから風の噂は聞こえてくるけど。
ゴールデンスランバー。大学と高校じゃちょっと違うと思うけど。私は地元を離れてしまって久しいし、全くそんな噂は聞こえてこない。
この、流れているニュースがおかしなこと言ってる感、警察までもが信用できないかもしれない怖さ。大人になったから、皆で1人の人間を封じ込めようとすることの恐ろしさがわかるようになった。何かでも思ったけれど、部外者にはわからないだけで真実ではない報道も、本当にあったりしてとか思っちゃう。報道する人が黙っていたら、見てる方はなにも気づかないで終わる。
そうやって、操作ができる。。
でもその辺の話って嘘くさくなりがちなのでこの先が楽しみ!
イエローサブマリンの支配人はよかった!
あとインテリジェントピルが具体的に話に出て来たの初めてなのでなんか良くないイメージついちゃったww
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Posted by ブクログ
“阿部和重×伊坂幸太郎”“小説界最強タッグ”という文字が躍るが、私、阿部和重さんを読んだことがなく、それを聞かされていなければ、普通に伊坂幸太郎さんの作品として読んだ気がする。
東北地方を舞台にして「ゴールデンスランバー」を思わせる国家陰謀が絡んだ逃亡劇に「グラスホッパー」を思い出させる銀髪の怪人。人生に対するオプティミズム。おまけに、戦隊ものやマイケル・チミノの映画に対するオマージュまで。
巻末にわざわざ付けられた関連年表には、物語の出来事の他に、楽天のマー君や大洋のポンセのことが載っており、これがどう関連していくのか気になる仕掛け。
久し振りに出来た東京出張の行きの車中で一気読みだぁ。 -
Posted by ブクログ
ひょんな偶然から荒木翠という大女優を自分の車に乗せることになった
良夫と亨のどこにでもいそうな普通の兄弟。
だがその翌日、荒木翠が急死。
まさかの展開に次々と降りかかるアクシデントの数々。
この物語のミソ、一番のポイントは物語の出来映えではなく
車が意思を持ち、喋るということであろう。
この物語は全てが車目線で語られる。
緑のデミオ、彼が見て聞いて感じたことだけが彼の目線で語られる。
だから彼が体験していないことは読者である我々も知ることはできない。
この設定そのものが斬新である。
そしてこの一見、奇怪な設定も何故か我々の心をほっこりさせてくれる。
その辺りの構成力含めさすがは伊坂幸太郎と言いたくなる。
あと何度我々を驚かせてくれるのだろう。
紡がれる物語の純真さに、読み終わった後の寂しさは毎度のことである。