伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夏をテーマにしたアンソロジー作品。
同じ「夏」でも作家さんごとに切り口も違えば漂う雰囲気も爽やかだったり怪しげだったり陰鬱だったりと様々で、その違いもまた面白い。
この作家陣の中で、既に読んだことがあるのは伊坂幸太郎さんと宮部みゆきさんだけだった。
伊坂幸太郎さんの『ウッドペッカー荘事件』はこの短さの中でも膨らませた謎をしっかり回収してくるのはすごいなと感じたし、宮部みゆきさんの『真実のトランク』はSCP財団のような不思議な世界観が気に入った。
初めて読む作家さんの話でいうと、町田そのこさんの『きっとあの日の光と同じ』は青春の夏のひとコマという感じが輝いて見えて良かったし、米澤穂信 -
Posted by ブクログ
楽しみに読み始めたけれど、なんだかなかなか読み進まずで、どうにか読んだ感じ。
話手は、2人。
1人は、暴力をふるってきた夫を自宅マンションで殺害してしまった量子。大学時代の知り合い桂凍郎と死体を隠そうとするが、気が付くと、破魔矢・絵馬 夫婦と行動することに・・・
もう1人は、歌手の北斎のマネージャーの斗真。
量子がメインの話なのだが、この量子が「信頼できない語り手」というやつで。なんだか記憶も行動もふにゃふにゃしてて、殺人した感ゼロで。そこが話の核心でもあるんだけど、読んでいる方は、まったく信頼できない描写がずっと続くわけで、読んでいてもストレスマックス。最後はキレイにまとまってくるけれど、 -
Posted by ブクログ
事件はおこるが、最初は結びつかない。
段々と家族の秘密が明らかになるに従って、謎が解けていきます。でも兄弟の絆はそのままで、読むに従い、家族の絆もそのままです。
なんだろう、とても安心しました。
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。