伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ誘拐犯の妻が誘拐される話
伊坂幸太郎作品にしては読みにくいけど『レ・ミゼラブル』を知っていればわかりやすいかも
夏之目が不憫すぎる
「どのような人間関係においても大切なのは対等であることだ」
こうであるべきなのに対等な人間関係ってレアなものになってると思う
「やばい話は、あなたのために協力しますよ、というスタンスでやってくる」
聞き方によっては怪しまれずに相手の情報を引き出すことが可能、人間は恐ろしい
何より響いたのは「海よりも壮大な光景がある。それは空だ。空よりも壮大な光景がある。」
「それは人の魂の内部」
宇宙の時間からすれば我々が生きている時間はほんの一瞬でしかない
夏之目が言う -
Posted by ブクログ
■殺し屋シリーズ第2作(2010年9月)書き下ろし
不運な殺し屋、七尾が主人公。
快速列車内の密室で起きる殺人事件。
10年以上前に読んだので、最新作の『777』を読んでから再読。映像版も見てみました。
シリーズで一番登場人物が多いのと、一番話が長い。海外の映像版はそのキャラクター性にフォーカスした作風で、小説とは違う海外受けしそうなエンタメアレンジ作品だった。
木村の父親(茂)が伝説の殺し屋っぽいが、何をやっていた殺し屋なんだろう。
王子のクソっぷりも、映像では悪ガキくらいに収まっている。(女の子だしw)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■今回居なくなった業者たち
狼、スズメ -
Posted by ブクログ
短い物語だが、伝えたいことがぎっしり詰まっている。さすが伊坂先生。 先入観なしで読んでほしいので詳細は伏せるが、一見ディストピアのような閉塞感がありつつ、視点を変えれば不思議とユートピアのようにも感じられる。 その表裏一体の空気感がクセになる、伊坂マジック全開の一冊。知能を持っているのは人間だけではない。動植物も人間の知らないネットワークを通じて繋がっているのではないか。自然の知能、NI。NIが人に対してNOを突きつけたその時、人は排除される。排除されるのは人だけだからそのほかの動植物の世界は生き続ける。驕りに対する警告なのか。破滅へのカウントダウンを予期しているのか。作者は何を伝えたかった
-
Posted by ブクログ
ネタバレ家族愛や血のつながり、過去の罪など、扱っているテーマは決して軽くない。それでも、不思議と重苦しさはなく、比較的さらっと読み進めることができた。おそらく、どこかユーモラスで軽やかな語り口で描かれているからだろう。
作中にも登場する「重要なことは軽快に伝える」という言葉が、この物語の雰囲気をよく表しているように思う。大切で重い役割を担いながらも、それを感じさせないピエロのような存在。タイトルの「重力ピエロ」は、まさに物語全体の空気感そのものを象徴しているようだった。
お父さんが本当にいい人で、読んでいて温かい気持ちになった。
最後の「春が二階から落ちてきた」という一文には、ゾクッとさせられた。 -
Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思っていた伊坂幸太郎のグラスホッパー
「シーソーモンスター」と世界観の明度は同じくらいかなと感じた。
鈴木・蝉・鯨の三人の視点から物語が書かれていて、後半に3人が交差していく。
これまで自分が読んだ作品と比べて、ちょっと暗くて、でも暗すぎないアングラ?系の作品だなと思った。
印象に残ったのは、何回も出てくる「人間というのは哺乳類じゃなくて、むしろ虫に近いかもしれない」という言葉。バッタという個体が、凶暴なな群れの中にいると、どんどん自分も周りもその凶暴さに慣らされてしまうかもしれない。というところが、なんていうか同調圧力とか、学歴とかそういうものに通ずるなと感じた。
他に -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての伊坂幸太郎作品。
全体的にメタ目線な本文と、細かく分かれた章ごとに切り替わる点において脳が置いていかれてしまい、この著書に慣れるのには時間がかかりそう。
ただ、この三つの短編をひとつの作品として出す上で著書としては 少し手を加えた 匙加減で成し得たというのが凄すぎる。
そんな天才的な筆と独特なセンスにファンが多いのも納得。
映画監督でいうクリストファーノーランっぽさを感じた。
現段階では好きとはまだ言えないけど、何作品か読んで慣れていきたいな〜
"私はあの時に学んだ。落ち着いていれば、どうにかなるものだ。"
こんなセリフでふと思い出したのは
小学生の頃、当時か