伊坂幸太郎のレビュー一覧
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上下巻読み終えての感想を一言。壮大なるファンタジーだったかなと。
5年前の惨事、播磨崎中学校銃乱射事件。
その事件で奇跡の英雄と評された永嶋丈は、
今や国会議員として権力を手中にしていた。
もう一つの検索ワードを追う渡辺拓海は安藤商会の始祖とされる
安藤潤也に辿り着くが、事件との繋がりを見出せないまま追い詰められていく。
大きなシステムに覆われた社会で渡辺は自身の生き方を選び取れるのか。
上巻から更に加速して血生臭い展開が続いていく。
降りかかる悲劇に目を背けたくなる描写も多数。
その辺の緊迫感を含め、恐怖は最大限に煽られていくが
辿り着いた真相含め、壮大すぎたなという印象。
とは言え、 -
Posted by ブクログ
恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
プログラムの一部は暗号化されていて、前任者の先輩は失踪中。
解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。
時代設定は21世紀半ばという近未来。
著者の別作品『魔王』の50年後の世界を描いているらしく、
『魔王』が未読だったので、それがどこまで影響しているのかわからず。
上巻はとりあえず謎を散りばめ、芽が出てきたとこで終わる。
これがどう花開くのか、下巻に期待したい。
伊坂作品特有のキャラクターの良さが今作も光っている。
作者・伊坂幸太郎自身をもじった小説家 -
Posted by ブクログ
読書録「火星に住むつもりかい?」3
著者 伊坂幸太郎
出版 光文社
p491より引用
“「どうすることもできないよ。振り子の揺
れを真ん中で止めることはできないから。
大事なのは、行ったり来たりのバランスだ
よ。偏ってきたら、別方向に戻さなくてはい
けない。正しさなんてもとは、どこにもな
い。スピードが出過ぎたらブレーキをかけ
る、少し緩めてやる。その程度だ」”
警察組織が力を持ち、中世の魔女狩りのよ
うな行為が行われる世の中を描いた、長編サ
スペンスミステリ。同社刊行作文庫版。
会社におけるリストラ業務に携わっていた
男が、突然警察に身柄を勾留された。一度は
容疑を認めた男だったが