伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • チルドレン

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    ライトノベルのような軽さがあり、疲れていてもさらっと読める良さがあった。個性豊かなキャラクターがイキイキしているのも良い。ちょいちょい飛び出す名言もいい感じ。

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    2025年09月17日
  • 夜の国のクーパー

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    ネタバレ

    ・海で遭難し、流れ着いた先で、喋る猫からある国同士の戦争の話を聞かされる。
    ・喋る猫、独特な名前の人々、某暴れ柳を彷彿とさせる化け物樹木・・・と変わった世界観ながら懐かしさを感じたのもそのはず、デビュー作が喋るカカシがいる奇妙な島の話だったことを思い出した。
    ・鼠が猫に同胞を差し出す交渉をするくだりみたいな、「これは示唆的だぞ」という描写がしっかり後に繋がってると気持ちいいね。良い意味で予想通りという。
    ・途中参加の傍観者的主人公が最後にしっかり活躍してくれたのも良かった。
    ・戦争に負けると要るものも要らないものも奪われるという様な台詞をはじめ、敗戦後の顛末が示されるとこは沈んだ。やーねー戦争

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    2025年09月16日
  • 砂漠

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    伊坂幸太郎さんの作品はどれもとても読みやすくて、入口の広い文学というか、誰でも気負わずに読めるその文体が魅力なのかなと思う。
    とりわけ砂漠は、学生の頃に読んでも共感できるだろうし、大人になってから読んでも味わい深い作品になっているのだろうなと感じた。

    ちょうど最近読んだサン・テグジュペリの人間の土地からの引用や、坂口安吾の名前も出てきたりと自分にとってはタイムリーな部分もあって楽しめた。読後感もとても爽やかでした。

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    2025年09月14日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    ネタバレ

    タイトルのまま、陽気なギャング(強盗)の物語。
    登場人物が個性豊かで、キャラクター性が強い。

    役に立たないカメラとクルマが、最後の最後には、ちゃんと役に立つ、そのフラグ回収に拍手。
    終わり方は何ともスッキリする。

    長過ぎることもなく、短過ぎることもない。
    気楽に読んで、楽しい作品。
    これこそエンターテイメントという感じ。

    実写化された映画も映画館で観てみたいなぁ。
    4人が初めて出会ったのも、映画館なのだから。

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    2025年09月12日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    前作ほどのインパクトやパンチ力はないけど、前作を読んでいるからこそ、各パート読みやすかったし、何よりも登場人物の性質を理解しているから、何の違和感もなく読めました。ページを読み進めるごとに過去の伏線をしっかり回収していくところも気持ちよかったです。

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    2025年09月12日
  • シーソーモンスター

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    読んでいる時は面白かったけど まあまあかな
    お姑さんとの絡みをもう一押し欲しかった
    強い女の人好き

    スピンモンスターはあんまり好きではなかった
    消化不良と言うか 説得力が無いし。
    読後の爽快感のために最後はハッピーエンドであって欲しいのだ

    もう少し面白く出来たんではないかと思ってしまった
    螺旋プロジェクト 読んでみようと思う

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    2025年09月11日
  • 重力ピエロ

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    ちょっと苦手意識のあった伊坂幸太郎。でもこれはよかった。
    何が違うかというと、もうちょっと優しさがあり、つっけんどんの暴力さはないからかも

    全文はブログで
    www.akapannotes.com

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    2025年09月11日
  • 重力ピエロ

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    面白いけど知識を要するミステリーは好みでないかも!?
    テーマも展開もハートフルでそこは良かったです。
    登場人物の感情表現がかなり少ないと感じた。
    だからこそ会話シーンも淡々と進み読みやすいのだが、そこも好みではないかも。。。

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    2025年09月08日
  • オー!ファーザー

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    初伊坂幸太郎作品
    4人の父親が素敵でそれぞれに愛着を感じる
    作中の会話が秀逸でスリリングだけど楽しんで最後まで読めた

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    2025年09月07日
  • 重力ピエロ

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    冒頭からいきなり引き込まれる文章表現、他作品、偉人の言葉からの引用、テンポよく展開していくストーリーがこの作品の魅力だと感じた。
    ただ、登場人物達のどこかスカした雰囲気のあるユーモアのセンスは自分の性には合わなかった。
    また後半からはほぼ展開が分かってしまう点もマイナス。

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    2025年09月06日
  • 首折り男のための協奏曲

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    まず、短編集だと思ってなかったからはじめのへんはん?ってことが多かった。後になって短編って気づいたけど他の短編ででできた人がこっちの短編でもでてくるみたいな感じ。だけどストーリー的には繋がらない。なんか焦ったい感じだったけど逆にそれに新鮮さを感じた。解説のところで繋がりすぎて平凡に陥ることへの対策らしい。それがわからないとなんだこれってなりそう。

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    2025年09月06日
  • 重力ピエロ

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    ミステリーとしてはまあまあだし、ありきたりな感じだったけど、終わり方は良かった。
    主人公の考え方は、理解できるものが多かった。

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    2025年09月06日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    外界から遮断されている荻島での物語。荻島には不思議な人物たちが住んでいて、そこに外の世界から来た伊藤(主人公)が奇妙な出来事に巻き込まれていく。荻島には何かが足りていないと言われていることを知り、日比野と探し始めるが、未来の見えるカカシである優午が亡くなったことで、物語は大きく動いていく。読み終えて、全て優午はわかっていたのかなぁと思った。終盤に城山が荻島に向かい、ドキドキしたが、伊藤に会う前に亡くなるとは城山は想像しなかっただろう。桜が荻島を守ったけど、やっぱり優午はそれも含めてわかっていたんだろうな。

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    2025年09月05日
  • SOSの猿

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    よくわからん…西遊記をよく知らないし…
    『私の話』と『猿の話』が交互に進んでいき、
    交わってるのがだんだんわかってくる感じ。

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    2025年09月05日
  • SOSの猿

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    リアルとファンタジーが混ざったような話で、うーん…と思いながら読んでましたが、あるところからグッとおもしろくなりました。

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    2025年09月03日
  • AX アックス

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    殺し屋シリーズの中でこれは家族の話。2が1番エンタメ要素があってワクワクしたけど、これはじわじわ胸にくる感じ。父が怖いのは母。それが、ユニークにあたたかく描かれてる。ラストがまたおしゃれ。

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    2025年09月01日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    冒頭のイラストで、どんな話なんだろと思ったら文章の舞台は現代日本っぽくて。ハテナを浮かべながら読んで後半は、そうだったのか!となりました。
    初めて読むタイプのストーリーでした。
    ただ、そうだったのか、が話の辻褄があっても現実ベースの驚きではなかったかなってのと、伏線回収が回収感強めだったので、後半は急ぎ気味に読み終わらせてしまいました。
    メッセージやテーマがあったと思いますが、構成に頭が持ってかれてました。

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    2025年09月01日
  • ラッシュライフ

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    それぞれ全く異なる人生を送る登場人物が、実はどこかで繋がっていた。
    この人はここで関わっていたのかとわかっていくのが面白かった。
    黒澤のキャラクターが素敵だった。
    最後は何をしてもだめだった人生に、少し明るい兆しが見える終わりで、完全に報われはしないが悪い事ばかりでもないと思えてよかった。

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    2025年08月31日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    フィッシュストーリー&ポテチは映画で先に鑑賞済み。フィッシュストーリーは短いせいか映画の方が良かった。

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    2025年08月30日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    THE伊坂タッチ、の描写。つかみどころのないキーマンが、淡々と、今回もやっぱりきっちり読者を裏切ってくれます。

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    2025年08月29日