伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • シーソーモンスター

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    企画物でいくつかの作家と共通した軸がある作品。全体的に含みがあるからか、少し難解に感じた。他の作家のと合わせて読んだら、理解できるのかな?

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    2026年01月16日
  • あるキング

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    ネタバレ

    【2026年10冊目】
    弱小プロ野球チーム仙醍キングスのファンである両親の元に生まれた山田王求は、まさに野球選手になるために生を受けたといっても過言ではなかった。才能と努力。だが、その野球人生は決して順風満帆とはいえなくて――君の番が来た。

    読書好きの友人から完全版を勧められていたのをうっすら覚えていて、タイトルを見かけて手に取った一作でした。いやこれ、完全版ではないんですが。

    主人公である山田王求の人生を見つめる語り手によって、物語は王求が生まれる前からその最後まで紡がれます。終わりは、ハッピーエンド好きとしては大いに不服でした。努力でも才能でもなんともならないことは世の中にいっぱいある、とはわかりつつ、それでも小説の世界では夢を見させてくれても良かったじゃん!と。

    単行本から文庫本になるにあたって、加筆修正した結果かなり違った雰囲気になったらしく、友人はそこが面白いと絶賛していたので、機会があれば完全版も手に取ってみようかと思いますが、結末が不服なので、どうしようかなぁと思うところでもあります。

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    2026年01月16日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    陽気なギャングの2作目。

    4人それぞれを主役に据えた短編が元になっているらしいが、言われなければ気づかない。

    幻の女ノゾミが少し消化不良だったのと、最後のお金の出所がそっちなのという疑問はあったが、前作同様の洒落た会話は楽しめた。

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    2026年01月12日
  • 首折り男のための協奏曲

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    読み始めのおもしろさがすごくてだんだん失速していく感があったかな
    でも最後までまとまってて安定の伊坂作品って感じ

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    2026年01月10日
  • 首折り男のための協奏曲

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    緩やかに繋がる短編集でストーリーと会話のセンスがこの作者ならではで引き込まれる。ただ繋がりがわからないものもあり、?と思っていたが、最後の作者の後書き?や解説で理解できた。ギミックのお試しみたいなものもあり、他作品のキャラを思い出したり、いろいろ楽しめた。

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    2026年01月09日
  • ジャイロスコープ

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    『彗星さんたち』は短編お仕事小説でほっこり元気になれた。
    『if』もスッキリして好き。最終話でそこと繋がるのか、というのも味わえて良き。

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    2025年12月30日
  • 首折り男のための協奏曲

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    それぞれ短編として読めるんですけど、全体としてゆるやかにつながっている定番の伊坂幸太郎さん作品という印象でした。ただ、文庫本背表紙の内容紹介は期待値上げすぎかなとも思いました。

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    2026年01月05日
  • あるキング

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    ネタバレ

    王が求めるで王求って名前をつける時点でいかに両親が本気だったか。
    そして、王求のために殺人までしまうなんて、現実的なのかも分からなかった。
    よくも悪くもエンドレスループから抜け出せないという印象。

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    2025年12月25日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    最初の短編集からの、最後はきちんと繋げてくるところが、伊坂ワールド全開でした。
    ただ、前作ほどのインパクトがなかったので、厳しめの評価とさせてもらいました。
    もちろん4人のキャラクターの濃さは健在ですし、ストーリーはかなりおもしろかったです。
    作中に銀行強盗を行いますが、ビックリするほどサラッと終わらせていたので、ちょっと笑ってしまいました。

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    2025年12月25日
  • ジャイロスコープ

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    とても濃い短編集でした。
    伊坂幸太郎さんの作品はたくさんではないですが数冊読んだことがありとても好きです。
    不思議な感覚に落としてくれる作品が多く、登場人物も特徴的でとても読みやすいです。

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    2025年12月19日
  • エール!(3)

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    ベビーシッター、消防庁災害救急情報センターの話が良かった。存在は知ってるけど裏側は分からない仕事を垣間見れる楽しさ。

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    2025年12月18日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    〈あのバス〉が何処に向かうのか、分からないから想像が膨らむ。
    当事者である星野からすれば“恐怖”の一言に尽きるんだろうけど…終始ほのぼのしていて悲壮感が無い。
    五股するような男なのになんか憎めないし、繭美ちゃんは粗暴だけど素敵で、五人の恋人達も個性があって魅力的。
    つまり総じてキャラが良い。
    単純に別れ話をするだけで、ここまで話を膨らませられる事が凄いわ。
    んー、太宰治の『グッド・バイ』が気になっちゃうよねえ。

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    2025年12月14日
  • 火星に住むつもりかい?

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    著者の作品のなかには、常識外れだけども、筋が通っているキャラが多々登場しますが、今回は個人ではなく組織で攻めてきたかという印象でした。
    正義とは何か?
    色々目線からの正義と裏切りが描かれていて、楽しく読むことが出来ました。

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    2025年12月12日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    上下巻読み終えての感想を一言。壮大なるファンタジーだったかなと。

    5年前の惨事、播磨崎中学校銃乱射事件。
    その事件で奇跡の英雄と評された永嶋丈は、
    今や国会議員として権力を手中にしていた。
    もう一つの検索ワードを追う渡辺拓海は安藤商会の始祖とされる
    安藤潤也に辿り着くが、事件との繋がりを見出せないまま追い詰められていく。
    大きなシステムに覆われた社会で渡辺は自身の生き方を選び取れるのか。

    上巻から更に加速して血生臭い展開が続いていく。
    降りかかる悲劇に目を背けたくなる描写も多数。
    その辺の緊迫感を含め、恐怖は最大限に煽られていくが
    辿り着いた真相含め、壮大すぎたなという印象。

    とは言え、それが拍子抜けとかそんな陳腐なものではなく、
    それは突きつけられた絶望といったものに近いのかもしれない。

    だからなのか、そんな巨大で壮大な事象の中、
    散りばめられた何てことない描写が胸に刺さる。
    死んでしまったら『あぁ、眠いな。二度寝したいな』なんて気持ちは
    もう二度と味わえない。まさにそうだ。
    あの大したことないが何にも変え難い思いがもう味わえないなんて。
    そういった小さな幸せが一番大事なのかもしれない。
    読み終え、そんな思いが頭の中を駆け巡っていた。

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    2025年12月08日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
    プログラムの一部は暗号化されていて、前任者の先輩は失踪中。
    解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
    彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。

    時代設定は21世紀半ばという近未来。
    著者の別作品『魔王』の50年後の世界を描いているらしく、
    『魔王』が未読だったので、それがどこまで影響しているのかわからず。

    上巻はとりあえず謎を散りばめ、芽が出てきたとこで終わる。
    これがどう花開くのか、下巻に期待したい。
    伊坂作品特有のキャラクターの良さが今作も光っている。
    作者・伊坂幸太郎自身をもじった小説家・井坂好太郎なる人物。
    「人生は要約できない」
    この井坂好太郎の名言なのか迷言なのかわからぬ発言の数々。
    気付けば惹き込まれてしまっている自分が少し悔しい。

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    2025年12月07日
  • ガソリン生活

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    さすが伊坂幸太郎。伏線の貼り方や回収が素晴らしいですね。
    ただ個人的に、無機質なもの(この物語の場合は車)や、犬猫等の動物が、人間と同じレベルに感情を持っていたり、それ目線からのストーリーの進め方があまり好きではないので、その分評価が下がってしまいました。でも、楽しくあっという間に読んでしまいました。

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    2025年12月06日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    いやぁ、おもしろくて、通勤電車でふきだしました。途中の挿絵(あとがきによればコミックパート)が意味することがわからず、読み進めていく。その読書経験こそが、主人公が何だかわからない曖昧な記憶?を、自分のモノとして捉えていく過程と似ているのかな等と考察してみたり。あとから戻ってコミックパート見返しました。パスカが引き起こす、近未来感も好き。幸か不幸か、職場の隣の席の人がハシビロコウ好きで、たびたびハシビロコウの話をしてくるのだが、途中その人のことが浮かんでしまった。

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    2025年12月04日
  • SOSの猿

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    二つの話がつながってくるまで、正直つかみどころがわからなかったけど、後半は、一気に読みました。評論家の栗原裕一郎さんの解説まで読むと、わかってくるところもあり。ただ、私にとっては、他の作品に比べて、ちょっとわかりにくいところが多かったです。

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    2025年12月04日
  • 首折り男のための協奏曲

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    伊坂さんの作品が大好きで楽しみにしていたのですが、やや着地点が分かりにくくすっきりしない感じで終わりました。
    それぞれの短編は繋がりがないようであるようになってると伊坂さんがあとがきで書いてあったのですが、繋がりがあるならある、ないならないと切り離せなくて、なんだかもやもやした感じでした。

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    2025年12月03日
  • ジャイロスコープ

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    ネタバレ

    心に優しい話もヒヤッとする話もこもごも
    安定の伊坂さんのワールド
    とりあえず、国務長官パウエルさんの名言集が読みたくなった

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    2025年11月29日