伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • シーソーモンスター

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    【2025年97冊目】
    昭和のバブルの時代、ご多分に漏れず一組の嫁姑がいがみあっていた。嫁である宮子はもともと諜報機関で働いており、人心掌握はお手の物だった、のだがなぜか姑とは馬が合わない。加えて姑の周りにはなぜか死人が多いようで――「シーソーモンスター」
    デジタル化が進んだ近未来で、水戸はアナログの郵便配達人として働いていた。依頼された手紙を札幌に届けるべく新幹線に乗った彼だったが、突如現れた男に仙台の旧友に手紙を届けて欲しいと依頼される。奇しくも新幹線が停車し、仙台に向かう羽目になった水戸は男との約束通り手紙を運ぶが、思わぬ事態に巻き込まれて――「スピンモンスター」
    昭和と近未来の二つの話

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    2025年08月11日
  • 首折り男のための協奏曲

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    よくある「別の話かと思っていたら、それぞれ少しずつ関係していて、最終章ですべてが繋がり伏線を回収して完結する」という話ではなくて、同じ登場人物の短編が少しずつ続いていく感じです。伊坂幸太郎の作風が好きな人は刺さると思います。
    個人的には、内容は可もなく不可もなく。
    伊坂幸太郎小説の特有の空気感だなという感想。

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    2025年08月10日
  • 魔王 新装版

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    それを狙って書いているのかもしれないけど、プチンと終わってしまった、、という感想です。読んでいる最中、物語の語り口は、おもしろかった。

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    2025年08月04日
  • 仙台ぐらし

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    エッセイでありながら、どこか極上の短編小説を読んでいるような感覚に陥りました。
    伊坂さんの周りに集まってくる人々や、そこで起きる出来事の数々。「伊坂さんだからこそ出会えた」と思わせる不思議な縁が、彼の軽妙な文章で綴られていて、ページを捲る手が止まりませんでした。

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    2026年03月24日
  • 仙台ぐらし

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    伊坂幸太郎さんの初エッセイ。

    作者の人となりがよくわかるよか面白かった。
    峩々温泉のところで、自分以外の上位の存在を思うからこそ、謙虚でいられる、みないな言葉が大好きになった。
    最近自分自身が傲慢になっていないか、すぐイライラしている気がするので心に留めたい。

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    2025年07月26日
  • ジャイロスコープ

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    浜田青年ホントスカ、彗星さんたち
    が好きだった。

    短編の作風自体もそれぞれ全く異なるけど、どれもいつもの伊坂さんとはひと味違う感じ。
    伊坂さんの本はいつも後書き(今回はインタビューだが)がしっかりあるところが好きだなぁ。

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    2025年07月26日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    がまくら市という架空の都市を舞台にしたミステリーアンソロジー。
    道尾秀介さんの作品は『いけない』収録作で既読だったので、なんとなく他の作品が追随しているように見えてしまう。
    好みの作品と、ちょっと読み進めづらい作品があった。
    自分的ベストは福田栄一さんの『大黒天』。初めての作家さんだったけど、かなり引き込まれる文章で面白かった。

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    2025年07月25日
  • PK 新装版

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    一気読みじゃなかったからか、最後まで読んでも完全にストーリーが繋がらなくて、ん?ってなってしまった。複数の登場人物からの目線×複数の時系列×複数の世界線、はちょっと難しかった。解説を読んだらなんとなく納得したけど、難しかった。伊坂幸太郎の、複数の登場人物の目線からの物語が最後に繋がっていく感じはとても好きだが、他の要素が多くてうまく繋げられなかった。それぞれの物語は短編として読んでも面白いぐらいわくわくがあったし、読んでいて決して退屈はしなかった。特に、タイムスリップのジレンマに対して、多くの人を救うために1人だけにその皺寄せを飲んでもらうという、その人にとってはショッキングな結論を淡々と説明

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    2025年07月24日
  • 首折り男のための協奏曲

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    ネタバレ

    連作短編集よりも、もっと緩い繋がりの短編集でした。
    首折り男か黒澤さんがだいたい出てくる。
    面白かったです。
    掲載誌がバラバラだったからなのか、お話のテイストもバラバラでいい。

    「似ている」と間違われまくってた男と、束の間のやり取りを遺して逝った首折り男の話「首折り男の周辺」、
    おそらく月〜日と始めから順番通りに読むんじゃない気がする「月曜日から逃げろ」、
    会社の状況などが山家清兵衛の逸話と似ている悪友の周辺で起こる不幸は怪異の仕業か…な「相談役の話」、
    駆け引きしまくる合コンで爽やかな結末「合コンの話」、
    この4作がが特に好きでした。

    合コンのラストシーンで弾かれてたピアノに目を見開いて

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    2025年07月23日
  • 仙台ぐらし

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    お風呂本。
    エッセイが苦手という伊坂さんが書く、エッセイのようなフィクションのようなエッセイ、らしい。
    結構過剰な心配症なエピソードがあったが、わかるなぁ〜と思いながら楽しく読みました。
    震災の時のお話や、それを題材にした短編小説もあり、伊坂さんらしさを感じることが出来た。

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    2025年07月22日
  • PK 新装版

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    3つの中編に繋がりがありそうで、メモしながら読んだんだけど、わかりそうで結局ハッキリしなかった。
    そもそも作者も、これはもともと独立した話だったと言っていたので、ハッキリしないところがあるのはしょうがないのか。
    個人的には、Gが出て大臣の浮気がバレなかったことによる効果?や、大臣が病気を蔓延させる世界線?についてもっと詳しく知りたかった。

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    2025年07月21日
  • SOSの猿

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    読み進めれば面白くなるのかなと思いつつ、珍しく、読みどころが?な感じでした。
    物語の本筋とは大分ズレるけど、システムの不具合をなぜなぜ分析するあたりは面白い。

    私は元SEなので、なぜなぜ分析には泣かされましたが、事務職の現在では、これが品質を上げる良いやり方であることを知っています。

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    2025年07月16日
  • 魔王 新装版

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    モダンタイムスを先に読んでしまっていたので気になって読みました。
    先に読んでいたらモヤモヤだったろうな、、、と思う内容。
    宮沢賢治から引用する部分も良かった。

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    2025年07月12日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    面白く読み進められた。
    勇気はあるか?のキーワードに対する答えの変化も興味深かった。
    奥さんのキャラクターが大好きになった。

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    2025年07月06日
  • グラスホッパー 1巻

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    ネタバレ

    原作既読。
    同じ残酷な描写でも、文字から想像する恐ろしさと
    誰かが思い描いた絵の形でそこにある恐ろしさは
    受け取り方が違う。
    自分の場合は他人の目線になる分描写に嫌なエグさを感じた。

    人物の内面描写が薄く感じるので深みが感じられないし
    手に汗握る、怖いのについページを捲ってしまう
    原作の感じは自分は得られなかった。
    ストーリー自体は
    比較的忠実なので、小説未読で小説より漫画を読む方が
    好きという方にはおすすめできると思う。

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    2025年07月01日
  • あるキング

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    ミステリーかと思いきや寓話の様な不思議な物語だった。16年も前に書かれているのでそんな訳はないのだが、主人公の王求が大谷翔平のイメージに当てはまりすぎていて、途中から大谷翔平を想像しながら読んでしまった。面白い面白くないで括るには難しい話で好き嫌いは別れると思う。私は宮沢賢治の寓話的な話が好きなので割とすんなり読めたし、ああいう結末もありなのかなとは思った。

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    2025年06月24日
  • 魔王 新装版

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    ネタバレ

    なんとも言えないモヤモヤが残る作品でした。

    作品としては完成度も高く、面白い話でした。
    兄貴が危惧していたことが今のSNSで起きてしまっているのかなと感じました。そう言ったところを考えさせたかった一冊だったのかな。
    ただ、兄貴が急死したところに少しモヤモヤしました。

    今作の中で1番印象に残ったのは「お前たちがやっていることは検索であって、思索ではない」というセリフです。
    Xなどでこう言われているから、偉い人がこう言っているからで決めてしまっていることも身に覚えがあるのでギクリとしてしまいました。
    今後は自分で考えて結論を出さなきゃな。

    様々なことを考えさせられる一冊でした!

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    2025年06月19日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    最後にどんでん返しがあるのかと思いきやそうではなく…
    スッキリしない結末で個人的には好みではなかったかな
    ただストーリーを読み進めていくなかでの星野と繭美の関係性の変化を感じることができた
    完走したけどモヤモヤ

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    2025年06月15日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    伊坂幸太郎『魔王』から50年後の世界。
    『魔王』から続けて、と思っていたが…
    かなり時間が経ってしまい、『魔王』の記憶もあやふやに…

    システムエンジニアの渡辺拓海は、行方不明となった五反田の残したあるサイトの仕様変更の仕事を引き継ぐ。

    プログラムは暗号化されていて、一向に仕事は進まない。
    依頼元・株式会社ゴッシュともうまく連絡が取れず…
    『播磨崎中学校事件』、『安藤商会』で検索をした会社の上司、後輩に不幸が…

    一方で、渡辺は妻・佳代子から不倫を疑われ…
    不倫相手は行方不明に…

    渡辺の友人の作家・井坂好太郎も絡んできて…

    何がなんだか…が、ここまで…
    かなり設定が複雑で…
    『検索から監

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    2025年06月15日
  • ガソリン生活

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    車が喋り、車同士が会話をする。
    主人の車は緑のデミオ。
    初心者の良夫、小学5年生の少し生意気で大人びた弟の亨、芸能人の翠が事故にあい良夫の運転するデミオに乗り込んで来る場面から、車達の世界と良夫兄弟の慌ただしい展開を繰り広げるストーリーが始まる。
    この物語の主役は亨。
    生意気な小学生だ。

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    2025年06月01日