伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレ伊坂幸太郎氏の小説はどれも前半〜中盤にかけてとにかく伏線や意味ありげなワードを散りばめまくるがしかし終盤にそれらを全て鮮やかに回収し、最終的に登場人物達なりの結末と答えを見出すのが爽快で終始とても面白い。
春が二階から落ちてきた、本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ、印象に残るワードも多く、人間の全ては生まれ持った遺伝子によって決まるのか?という問いこそ陰鬱だが、その背後に遺伝子以上の家族の繋がりを感じさせるシーンが多いので湿っぽい雰囲気にはならずむしろ爽やか。
ただどうしても受け入れ難いのがアヒルと鴨のコインロッカー、オーデュボンの祈り、重力ピエロと読み連ねてきたが、どの話も必ず女性 -
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ネタバレ・やるせない。
・なんで?とかもっと他に方法なかった?とかそれぞれの登場人物にモヤモヤとか焦ったさというか怒りみたいなものを感じてしまって、多分こういう風に感じながら読むのは違うよなって思っていてもそれが止められず、あまりいい物語に感じなかった。
・登場人物がみんな独特な人たちというか不思議ちゃんというか。人間としての危機管理能力の低さが気になり、やっぱりあんまり親しみを持てず。
・全て回収してくれるのは良かった。クロシバよかった。
・河崎についてはどの時点でかは忘れたけど「そうなんじゃないか?」と思い始めてて、意外性がなかった。
多分一個前に読んだ本のせいもある...(ネタバレに -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ジュウリョクピエロ」がオークス(G I)を勝利したことがきっかけで手に取った。だが、こんなにもダークで、倫理観を揺さぶられる物語だとは思いもしなかった。
これは単なる復讐劇ではない。性暴力という一時の加害が、被害者とその家族に何十年もの苦しみを残し、その憎悪と怒りの炎は消えることはなく、復讐へと繋がる。
春は表面上は穏やかで、哲学チックで、冗談を言って、美形で、芸術を愛する青年。しかし時折覗く狂気、また、その仮面の下では、長い年月をかけた静かな復讐心を抱えている。表裏一体で恐ろしさがあった。
なによりこの作品で考えさせられたのは倫理の問題。春の行為は決して許されるものではない。しかし、彼の背 -
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ネタバレ目の前の人に、念じた言葉を喋らせることができる不思議な力「腹話術」に目覚めたとある男性。
彼は、いま世間で注目を集め大きなうねりを生み出そうとしている一人の政治家を危険視し、「腹話術」の能力で近づこうとするが…………
全ての謎が分かりやすく明かされてスッキリするというタイプの話ではなく、読み終わっても「あれはどういうことだったんだろう?」というモヤモヤが残る。
突然の鳥の視点とこちらを見上げる潤也……という体験が一体何を意味するのか、バーのマスターの謎など、後半で明かされそうな気配もあったけど明確な種明かしはないまま。
想像や考察のし甲斐があると言えばそうだけど、2編ともどこか消化