伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思っていた伊坂幸太郎のグラスホッパー
「シーソーモンスター」と世界観の明度は同じくらいかなと感じた。
鈴木・蝉・鯨の三人の視点から物語が書かれていて、後半に3人が交差していく。
これまで自分が読んだ作品と比べて、ちょっと暗くて、でも暗すぎないアングラ?系の作品だなと思った。
印象に残ったのは、何回も出てくる「人間というのは哺乳類じゃなくて、むしろ虫に近いかもしれない」という言葉。バッタという個体が、凶暴なな群れの中にいると、どんどん自分も周りもその凶暴さに慣らされてしまうかもしれない。というところが、なんていうか同調圧力とか、学歴とかそういうものに通ずるなと感じた。
他に -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての伊坂幸太郎作品。
全体的にメタ目線な本文と、細かく分かれた章ごとに切り替わる点において脳が置いていかれてしまい、この著書に慣れるのには時間がかかりそう。
ただ、この三つの短編をひとつの作品として出す上で著書としては 少し手を加えた 匙加減で成し得たというのが凄すぎる。
そんな天才的な筆と独特なセンスにファンが多いのも納得。
映画監督でいうクリストファーノーランっぽさを感じた。
現段階では好きとはまだ言えないけど、何作品か読んで慣れていきたいな〜
"私はあの時に学んだ。落ち着いていれば、どうにかなるものだ。"
こんなセリフでふと思い出したのは
小学生の頃、当時か -
Posted by ブクログ
これが生きるってことだったのか
よし、もう一度!
他人の少し先の未来を見ることができる国語教師の檀
自作小説を書いている生徒を救ったことをきっかけに、徐々にある事件に関与し奮闘していく
ある日突然理不尽な目に遭い遣る瀬無い日々が続くとしたら?
どこにもぶつけられない負の感情を抱えてまた同じ人生を歩んでいくのか?
これはきっと小説の中だけの話ではないと思う。
それすらも受け入れて、震えるほどの幸福を希望に、もう一度!と立ち上がる人達の強さ、優しさ、心のしなやかさを本当に尊敬する
改めて伊坂さんの小説には人間讃歌が根底にあるなと思った
ネコジゴハンターの2人があるタイミングで現 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「3部作」であって短編集ではないこととサッカーメインの話ではないことは事前情報として持っててもいいかと思います。一気読み推奨。
全体像としては複雑な設定に感じた……というか要所が(伊坂作品の中では比較的)一読じゃ気付きにくい気がする。
本来の違う場面同士が徐々に繋がっていく伊坂さんの手癖的?だったものを変えたのか、一場面ごとに一部二部三部と順序付けして〜って方式にしたのは多分何か作者のチャレンジも兼ねてたのかな。前後の整合性を取ろうとしたばかりに分かりづらい叙述が発生したのかなと想像します。想像です。
時間スリみたいなしょうもない能力の設定は好きでさすがだなと思いました。