伊坂幸太郎のレビュー一覧
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1年目は、任務の男「ハルト」、失恋の男「松島君」、逃げる少年「」は、名前が出てないが、物語に登場したのはハルトも出てくる。これは、複数の主人公が絡む、楽しいタイプだな。ってなる。キーワードは、グライダーのようだ。これをどうやって回収するのか。
2年目は、カゲロウがキーワードなのかな。それとも猪苗代湖かな。失恋の男は、失言の男として。逃げる少年は、任務の男として、物語が交互に進む。
3年目は、誇りなしの男(失恋→失言)は、課長と猪苗代湖へ。帰還の少年(逃げる→任務)は、1人での任務もこなすが常にファンタジーです。
4年目も、松島くんは入社3年目の男として登場する。先輩かわいいのかな。そして -
Posted by ブクログ
愉快な銀行強盗グループを描いた痛快エンターテインメントといった様相の軽いタッチのお話。
それぞれ個性的なキャラクターの4人+αからなる銀行強盗。スマートな強盗が身上の彼らが(犯罪に綺麗も汚いもないかもですが)、ひょんなことから手段を選ばない非道な強盗団と接点を持ってしまい・・・
登場人物の個性と役割がしっかりと立っていること、ストーリーの構成・展開がシンプルであること、細かなユーモアがこれでもかと散りばめられていることが特徴的で、作者の狙い通りにエンタメしています。
個人的にはあまり得意ではない類の作品なのですが、味変として新鮮で、単純に面白い一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「一緒に本屋を襲わないか」という奇妙なセリフ。
相場は大体、ギャングのように銀行ではないか?と思いつつも、既にモデルガンを手にしているところから物語は始まった。
現在と二年前の世界線が交互に描かれる。
交互に描かれるこそ、判明していく数々の謎。
二年前に登場していた人物の成長の様子。
個人的にはギャングシリーズで登場した、喫茶店の響野と祥子の名前が出てきたのがワクワクしたね。
そして何より河崎(ドルジ)の正体には騙された。このトリックは、凄い。見抜けない。
これぞまるで叙述トリック。
ただ、読み進めるにつれて、琴美が死んでしまったことは、悲しいし、辛かった。生きていて欲しかった。
どん