伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫版の裏表紙に記載された、“この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います”との文言が気になる本書。
とある天才バッターの数奇な運命が描かれております。
“常敗球団”・「仙醍キングス」の熱烈なファンである両親の元に生まれた、山田王求(おうく)。
類い稀な才能を持つ王求に、両親は情熱を注ぎこみますが・・。
“出る杭は打たれる”と言いますが、王求の場合は突出しすぎて、周りがドン引きしているような状況です。
故に、孤立しがちではあるのですが、王求自身はすべてを野球に“全振り”しているので、常に淡々としてブレずに自分軸を貫いている様が、ある意味凄みを感じますね。
このように、とんでもない才能を -
購入済み
文庫本
新作と思って買ったのはいいけど、何か読んだ記憶有り
文庫本での新作、新書で買ってるのに同名を新作でお知らせする機能何とかならないんでしょうか?
文庫本版のあとがきだけ読みたい方もみえるんでしょうが
…それにしては自分に取っては高過ぎ。
合本版の特典見たさの購入も同じですか…。
今回は螺旋企画の他の作者の作品も読んでみたくなりました、新書で買った時には思わなかったのに不思議 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな伊坂さんの新作。
あとがきに、ご本人自ら「いつもの僕の小説とも雰囲気の異なるものになりました」と書かれているように、今までの伊坂さんの作品とはテイストが違いました。
真の天才。
神懸かった存在。
そんな人間が実在したら。
実在しないから、何となく漠然と切望しがちなその存在の、与える影響力の大きさを感じることができました。
主人公・王求がたまに見せる平凡な人間らしさに、安堵感を抱いた読者もいるのでは?
人間、というか大人のエゴ。
いかにして私達大人がバランスを取っているのか。
当たり前という価値観の個人差。
そんなことを考えました。
凡人な自分に感謝。
ただ殺人の証拠品とな -
Posted by ブクログ
「伊坂幸太郎」のファンタジー作品『あるキング』を読みました。
『フィッシュストーリー』、『ゴールデンスランバー』、『モダンタイムス』に続き「伊坂幸太郎」作品です。
-----story-------------
天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?
野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。
「山田王求」はプロ野球「仙醍キングス」の熱烈ファンの両親のもとで、生まれた時から野球選手になるべく育てられ、とてつもない才能と力が備わった凄い選手になった。
「王求」の生まれる瞬間から、幼児期、少年期、青年期のそれぞれのストーリーが、王求の周囲の者によって語られる。 -
購入済み
やるせなさが残る
双子の主人公の人生、活躍があるが、一方で登場人物の理不尽さや暴力がリアルで、印象に残る。読んでいる途中は、必ずしも楽しい気分だけではなかった。
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Posted by ブクログ
キーワードやモチーフがところどころ共通しているので最初から意図された連作短編だと思ったんだけど、バラバラに発表された短編に加筆修正してまとめたものだった。それはあとがきと解説を読まないとわからない。
それぞれの短編はそれなりにおもしろい。とくに最後の合コンを舞台にした短編は語り手と語り口が色々と変わっていくちょっと実験小説っぽい作りが興味深かった。でもそれまでの短編で語られたり語られなかったりした首折り男についてのあれこれがここでまとめて回収されるのかと思ったらそうではなく、とはいえラストはなんだかきれいで、うまいことまとめられちゃったなという気がしないでもない。
伊坂作品に慣れてない人に -
無料版購入済み
原作とは雰囲気が違うが
ストーリー展開は原作にまずまず沿っているが、主要登場人物のキャラクターイメージが原作とは随分雰囲気が違う。原作を先に読んだせいか、イメージの違いに随分戸惑ってしまった。鈴木くらいかなイメージが一致したのは。原作とはまた別の作品だと思えば、それなりに楽しめるかな。