伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • SOSの猿

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    例えば「恥ずかしさ」という誰もが持っている感情について人物の会話で哲学させること、例えば「引きこもり」といった社会問題を御伽噺を交えてファンタジックにしてしまうこと、伊坂マジックが詰め込まれた良作だと感じる。伏線回収や緻密さに少し物足りなさは感じたが発想力は評価できる。そもそも「取り憑かれた」男性が『西遊記』を交えて語る未来が、現実は合ってるようで少し違っていること自体が、作者不明で様々な口頭伝承や書物を複合して作られた『西遊記』の成り立ちそのものを表しているようで、メタ的な見地でも楽しめる作品。

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    2025年05月25日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    5股をかけていた一彦が、出所不明の狂暴な女、繭美に付き添われ、相手の女性一人一人に別れの挨拶をしてまわる現実離れしたストーリー。
    はじめから終わりまで、繭美の凄まじい破壊力が風通しよく、一彦の憎めない幼稚さが心地よく、伊坂幸太郎ならではの世界観でした。
    軽快なテンポとユーモラスな言い回しはさすがです。謎が謎のままというのが、やっぱり物足りなさを感じてしまいますが、そういう作品の楽しみ方もあると思います。

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    2025年05月24日
  • SOSの猿

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    『良くも悪くも伊坂ワールド』

    現実ともファンタジーともどちらとも言えない世界観で2場面で展開されて行く様は個性的だし、何が起こるのだろうと言うワクワクで読み進めては行けた。
    2場面での出来事が繋がってゆく構成もワクワクさせられたが、その分期待値が上がってしまい越えられなかった感じはあり読後感にひたれはしなかった。

    良くも悪くも伊坂ワールドで、それを楽しみたい人には向いているが、シンプルにミステリーを楽しみたい人には読みづらいし物足りないかと思う。

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    2025年05月23日
  • SOSの猿

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    ネタバレ

    終盤までは結構読むのが辛かった
    猿の話の文体が苦手で…
    でもラストスパートで伏線を巻き取っていくのは気持ちよかった!段ボールの壁で悪者を捕まえました!でも良かったのに、そうしなかったのはなんでなんでしょう?株にフォーカスするため?

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    2025年05月19日
  • PK 新装版

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    面白いんだけど、理解力が及ばず、わかりそうでわからないことへのフラストレーションが溜まった。
    魔王やモダンタイムスに似てるなぁと思ってたら、解説でそのことに触れられていて嬉しかった。

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    2025年05月18日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    ボーナストラックを読みたいが為だけに購入し、本編を再読し、ボーナストラックを楽しむ。

    そうそう、「ガイノイド脂肪」で始まるだったよね!と思いながら読み進める。

    ハードカバーを読んだ時もガイノイド脂肪には気を付けないといけないなぁと思ったが、あれから何年経ってもやはりガイノイド脂肪から目が離せない。

    お話もそんな事あるのかよ!と思いながらも流石伊坂幸太郎と阿部和重だぜ、と思わせる。つまりは退屈しない。

    ボーナストラック目当てで再読したが、楽しめた。

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    2025年04月10日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    ハードカバー版も読み、文庫版も読む。

    どれだけ伊坂幸太郎がすきなのだという話なのだが、それだけ伊坂幸太郎が好きなのだ。

    特にハードカバー版ではない、追加の5年分が追加されていると知ってしまった以上、読まずにはいられない。

    伊坂幸太郎という人の人柄がでていて、非常に好印象である。

    エッセイでも小説でもなんでもいいので、どんどん本を出していただきたい。

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    2025年04月08日
  • エール!(3)

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    伊坂幸太郎目的で読む。

    でも、どれもそれなりに面白い。
    平均点は高い、と言える。

    やはり、伊坂幸太郎は別格。格別と言ってもいい。

    「大事なのは、冷静でいることと親切でいること」

    如何にも。

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    2025年04月08日
  • 魔王 新装版

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    自分がこの能力を手に入れたらどうするだろう?
    いろいろ考えたけどなかなか有効な使い方が見つからない…ほどよく社会を混乱させるぐらいでしょうか…

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    2025年04月05日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    一見ただの雑談のような会話が後々効いてくるのが心地よかった。
    特に、私は、主人公達とほぼ同じタイミングで「はっ」とすることがいくつかあって世界観を楽しむことができた。

    敵はまぁ悪い奴らなんだけど、それ以外はなかなか愛すべき点のあるキャラクターだった。

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    2025年03月31日
  • 夜の国のクーパー

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    ネタバレ

    最後に明かされる秘密になぜか途中で気がついてしまったが、ガリバーに似てるからかと気がついた。自分が求めるほど、惹きつけられる面白さがなく少し残念

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    2025年03月24日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    いきなり終わってびっくり。彼が「ざんねんなスパイ」を絶賛したのがよく分かる作品。
    ただあちらよりルートを外れないで話は進んでゆく。
    主人公がどうして連れて行かれるのか、どこへ連れて行かれるのか分からずじまいだったけど最後に繭美ちゃんを危うく好きになりそうになった。

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    2025年03月10日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    コロナ前の作品なのに、感染症に対する政府の対応やワクチンのことがコロナの事を思い出させました。
    疑問が疑問をよんで、ジリジリ、モヤモヤしましたが、下巻に期待です!

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    2025年03月07日
  • PK 新装版

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    少しずつリンクしているようで、何かがずれている。
    そんな不思議な中編3篇を収録した本。

    3遍に共通したゆるやかなつながりがあるので、連作短編として書かれたのかと思っていた。だが、最初はそれぞれ別の単編として書かれたものだと、あとがきで知って、「伊坂さんすごい!!」と感嘆した。

    「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する」という心理学者アドラーの言葉が、全編を通して根底にある。
    一冊読み終わった後には、自分の中にも勇気がじんわり湧いてくるのを感じた。私にも、しっかり伝染していた。

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    2025年03月01日
  • あるキング

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    ネタバレ

    野球の王としてこの世に生まれ、ひたすら野球に捧げる主人公とその周りのお話。マクベス分からんから読んでみたいと思った。

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    2025年02月26日
  • ガソリン生活

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    珍しく車視点での話。
    ただのグッドマンの良夫、可愛げのない切れ者小学生の享、憎まれ役の記者の玉ちゃん、夜回り完全防御の細見さんとザッパ、そしてこの本の主人公の緑のデミオこと緑デミ。
    伊坂幸太郎さんの本は一作でもキャラへの愛着が湧く。
    エピローグの「やあ、ザッパ、ひさしぶり」は痺れた。

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    2025年02月13日
  • 魔王 新装版

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    なんか、伊坂幸太郎なのに村上春樹要素3割くらい入ってる気がする。
    一個前に村上春樹読んだせいかな…?
    キャラの魅力がなかったのだけ残念…!

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    2025年02月10日
  • 魔王 新装版

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    なかなか、伝えたいことはちょっと分からなかった...。けど、自分の考えをしっかり持ちたいなと思った。あと歴史を知っているのはカッコいいなと思う。

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    2025年02月07日
  • 魔王 新装版

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    前半あんなにワクワクしたのに、後半まで続かなくて残念ですわ。
    人に何かを言わせる超能力すごいおもろい。競馬で勝つよりも本質的には面白い。
    宮沢賢治の詩も知らんかったけどなんかいいなと思わせるのが多かった。
    "でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対立していけば、そうすりゃ、世界が変わる"も"考えろマクガイバー"もいいセリフ
    要するに前半が好きだった。笑
    投票は絶対行ったほうがいい

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    2025年02月05日
  • 魔王 新装版

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     疑問が多いまま、話が終わった。
     あれはどういうことで、どういう意図があったのか等を誰かに教えてもらいたくなったけれど、多分きっと、自分で考えて、自分で意思をもたないとなんだなとも思えた。

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    2025年01月31日